揚げ物用鍋は何で代用できる?おすすめの代用品とNGの鍋を紹介

揚げ物用鍋におすすめの代用品を徹底解説!フライパンや片手鍋、電気グリル鍋など揚げ物用鍋に使える代用品を調査しました。揚げ物に不向きな鍋もあわせて紹介しているので、自宅で揚げ物を作る方は参考にしてください。

揚げ物用鍋は何で代用できる?おすすめの代用品とNGの鍋を紹介のイメージ

目次

  1. 1揚げ物用鍋は何で代用する?
  2. 2揚げ物用鍋の特徴と種類
  3. 3揚げ物用鍋のおすすめ代用品
  4. 4揚げ物用鍋に適していない種類
  5. 5揚げ物用鍋はいろいろな鍋で代用できるが注意が必要

揚げ物用鍋は何で代用する?

天ぷらや唐揚げ、フライなどを作る時、どのような揚げ物用鍋を使っていますか?専用の揚げ物用鍋以外に、フライパンや片手鍋などを使っている方も多いでしょう。

本記事では、揚げ物用鍋に使えるおすすめの代用品を徹底調査しました。収納スペースがなくて、揚げ物用鍋の購入を諦めていた方は必見です。ぜひ代用品で美味しい揚げ物を手作りしてみてください。

揚げ物用鍋の特徴と種類

まずは揚げ物用鍋の特徴について解説します。揚げ物用鍋とひとことでいっても、その種類は多岐に渡ります。購入する際に、どれにしようか迷ったことのある方も多いのではないでしょうか?ここでは、揚げ物用鍋に使用される材質の特徴もあわせてまとめました。揚げ物用鍋を使うメリットを見た上で、代用品についてチェックしてみてください。

揚げ物用鍋の特徴

揚げ物用鍋は、高温調理を前提に作られた揚げ物専用の鍋です。保温性に優れており、油に均等に熱が入るため、揚げ物をカラッと揚げることができます。高温に耐えられる素材を使用しているので、劣化や変形がしにくいのもメリットでしょう。

揚げ物用鍋によっては、温度管理ができたり揚げ網がついていたりするものもあります。料理初心者の方が購入する際は、温度計がついているものがおすすめです。

揚げ物用鍋の種類

揚げ物用鍋には、さまざまな材質を使ったものがあります。種類によって特徴や価格も異なり、自分に合った鍋を選べるかどうかで使い勝手も変わってきます。ここでは、一般的な材質を4種類ピックアップしました。それぞれの特徴をチェックし、使いやすい揚げ物用鍋を選びましょう。

銅製

銅製の揚げ物用鍋は、保温性が高いのが特徴です。熱伝導も良いため、油の温度を素早く適温まで上げることができます。プロがよく使うのも銅製の揚げ物用鍋で、大量の揚げ物をカラッと揚げられるのもメリットです。ただし、銅製の鍋は高価です。その点を考慮できる方は、ぜひこちらの揚げ物用鍋を使ってみてください。

鉄製

鉄製の揚げ物用鍋は、銅製の次に人気があります。最大の魅力が銅よりも価格が安いということです。保温性に優れているため、油の温度を一定に保てるのも魅力です。大量に揚げ物を作る時、火の通りにくい食材を揚げる時などに活躍するでしょう。

ステンレス製

家庭の揚げ物に使用されることの多いのが、ステンレス製の揚げ物用鍋です。錆びにくく、手入れがしやすいので頻繁に揚げ物をする方にはもってこいでしょう。頑丈で変形しにくく、傷がつきにくいのもメリットです。銅や鉄より熱伝導率は低いものの、保温力が高いため使いにくさは感じません。

アルミ製

アルミ製の揚げ物用鍋は、軽くて使い勝手が良いのがメリットです。しかし、熱伝導率が非常に高いため、油の温度調整に気をつける必要があります。油を扱っている間は傍から離れず、定期的に温度計で温度をチェックするとよいでしょう。

揚げ物用鍋のおすすめ代用品

ここからは、揚げ物用鍋の代用品となるフライパンや鍋を紹介します。おすすめのサイズや選び方も解説しているので、自宅の鍋やフライパンで代用できるかどうかも確認してみてください。

フライパン

口径が広いフライパンは、揚げ物用鍋に最適な代用品です。かき揚げなどが入れやすく、ひと目で揚げ上がりが確認できるのもメリットです。少ない油で揚げ物が作れるため、後片付けの手間も少なくて済みます。

フライパンを代用に使う場合、ある程度の深さがあるものを選びましょう。ティファールやニトリなどのフライパンは厚みがあり、温度が安定しやすいので人気です。

片手鍋

一人暮らしの方におすすめの代用品が片手鍋です。片手鍋は、直径が10~20cmほどと大きさに幅があります。サイズを迷ったら、15cmほどのものをチョイスするとよいでしょう。

内側がテフロン加工されたものだと、焦げ付く心配がありません。小ぶりで深さのあるものを代用にすれば、油も少量で済みます。お弁当のおかずに揚げ物を作る際も、活躍してくれるでしょう。片づけやすく取り出しやすいのもポイントです。

両手鍋

代用品を選ぶ時は、鍋の安定感も重要なポイントです。その点、両手鍋は取手の向きを気にしなくてよいので、安心して使うことができます。少量の油で揚げ物を作りたいなら、小さめで深さのあるものを選んでください。片手鍋と同様、テフロン加工されたものがおすすめです。

中華鍋

テレビなどで、野菜や肉の素揚げに中華鍋を使用する光景を見たことはないでしょうか?日本では炒め物に使うことの多い中華鍋ですが、本場中国では揚げ物にも日常的に使用しています。

底が丸く深さがあるので、軽くかき混ぜるだけで食材に均等に熱が入れられるのもメリットです。鉄製の中華鍋は保温性にも優れているため、大量の揚げ物を一度に揚げたい時にも重宝します。

ミルクパン

一人分の揚げ物を作る時、油を多く使う揚げ物用鍋は非効率です。少量の揚げ物を揚げたいなら、小ぶりのサイズのミルクパンを代用に使ってみてください。ミルクパンは直径が12~15cm、深さが8cm前後の片手鍋を言います。

軽くて手頃な価格のものが良ければ、ステンレス製のミルクパンがよいでしょう。フッ素加工がされているミルクパンだと、衣やパン粉がこびりつかず後片付けも簡単です。

電気グリル鍋

「揚げ立ての揚げ物が食べたい」「みんなで囲んで料理を楽しみたい」という希望を叶えてくれるのが、電気グリル鍋です。電気グリル鍋は、焼く、煮る、蒸すなどの調理ができる万能鍋です。電気があればどこでも使えるため、テーブルやこたつで揚げ物を作ることもできます。

深さがあるので油があふれる心配もなく、安全に揚げ物が楽しめるでしょう。大きさが変わると油の量も大きく変わるため、人数や作る量に合わせたサイズ選びが大切です。

ホットプレート

電気グリル鍋と同じく、ホットプレートも食卓で揚げ物が楽しめます。ただし鉄板の深さが薄いため、油をたっぷりと使うことはできません。ホットプレートを揚げ物用鍋に代用する際は、底から1~2cmほどの油で揚げ焼きにすることをおすすめします。

フライの場合は底面から3mmほどの油でも、カラッと美味しい揚げ物が作れます。中まで火が通ったところで油を拭き取り、保温モードにすれば熱々の状態が楽しめるでしょう。メーカーによっては揚げ物に不向きなものもあるため、使用前に必ず説明書を確認してください。

たこ焼き器

揚げ物用鍋の意外な代用品として、たこ焼き器もおすすめです。向いているのが唐揚げやミートボール、シュウマイなどひと口サイズの食べ物です。油を縁まで入れるとあふれ出してしまうので、油の入れ過ぎには注意しましょう。

食材を小さくカットして串にさせば、串揚げを作ることもできます。シメにドーナツの生地を入れて揚げドーナツを作れば、盛り上がること間違いなしです。

揚げ物用鍋に適していない種類

さまざまな鍋が揚げ物用鍋の代用品にできますが、中には不向きなものもあります。ここからは、揚げ物用鍋にNGの鍋を3つ紹介します。

土鍋

土から作られる土鍋には、目に見えない無数の小さな穴が開いています。土鍋に油を注ぐと穴から油が染み込み、最悪の場合、その油に引火する可能性があります。基本的に、土鍋は油を使う調理には向いていません。揚げ物用鍋として代用するのはもちろん、炒め物に使用するのも避けた方がよいでしょう。

圧力鍋

「深さのある圧力鍋なら揚げ物用鍋に使えるのでは?」と思っている方もいるでしょう。しかし、家庭用に販売されている圧力鍋は、多量の油の使用を禁止しています。取扱説明書にもその旨の記載が義務付けられているため、くれぐれも揚げ物に使用するのは避けてください。

雪平鍋

雪平鍋は、注ぎ口がついた小ぶりの片手鍋のことです。アルミ製のものが一般的で、最近では銅製やステンレス製の雪平鍋も見かけます。一般的なアルミ製の雪平鍋は、油の温度が安定しにくく、揚げ物を上手く揚げるにコツが入ります。フッ素加工されていないため、鍋底に食材がくっついてしまうのもデメリットです。

揚げ物用鍋はいろいろな鍋で代用できるが注意が必要

揚げ物用鍋の代用品について紹介しました。揚げ物用鍋の代わりには、片手鍋やフライパンなどさまざまなものが利用できます。使うシーンや人数、揚げ物の量などに合わせて、代用品を選ぶとよいでしょう。電気グリル鍋やたこ焼き器は、パーティーシーンにも活躍します。ぜひいろいろな鍋を利用して、自宅で美味しい揚げ物を手作りしましょう。

Thumb十得鍋を徹底解説!特徴・メリット・使い方!蒸し器・揚げ物もOK! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbステンレス鍋のおすすめ12選!アルミ鍋との違いや焦げ付きの落とし方も! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb鉄鍋は手入れが欠かせない!使い始めは油ならし!おすすめのIH対応など紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ