【秋田】オランダ焼きは湯沢市の名物グルメ!地元民絶賛の味とは?

オランダ焼きは秋田県の湯沢市を代表するローカルグルメで、普通の大判焼きとはちょっと違う中身にハマる人が続出しています。今回は人気テレビ番組でも紹介され全国的に有名になったオランダ焼きについて特集します。これから秋田に行く方は必見です!

【秋田】オランダ焼きは湯沢市の名物グルメ!地元民絶賛の味とは?のイメージ

目次

  1. 1オランダ焼きとは?
  2. 2オランダ焼きの元祖「高市青果店」とは?
  3. 3オランダ焼きが買えるおすすめの店
  4. 4湯沢市にオランダ焼きを食べに行こう!

オランダ焼きとは?

秋田の名物グルメといえばきりたんぽや稲庭うどん、横手やきそばなどがありますが、オランダ焼きも見逃せません。オランダ焼きは秋田県湯沢市発祥のご当地グルメで、地元民にも愛されているソウルフードです。今回はオランダ焼きをテーマに、名前の由来や特徴、人気店を紹介していきます。

秋田県湯沢市の名物

オランダ焼きは秋田県の南部にある湯沢市が生んだ名物グルメです。湯沢市は雄大な自然林を有し、豊富な温泉郡にも恵まれた豊かな土地です。有名な秋田県のブランド米あきたこまちやりんご、いちご、ぶどうの栽培が盛んに行われているほか、日本屈指の酒処があり全国の酒好きからも愛されています。

そんな湯沢市のもうひとつの名物グルメがオランダ焼きです。小さい頃から食べて育ってきた湯沢市民は、帰省すると必ず食べるという方も多く湯沢市のソウルフードとして根付いています。

人気テレビ番組でもご当地グルメとして紹介されたこともあり、それまでローカルな存在だったオランダ焼きが一気に全国区に知名度を上げました。今ではガイドブックにも必ず載っている名物グルメで、湯沢を訪れたら食べて帰りたい食べ物のひとつです。

オランダ焼きの名前の由来

オランダ焼きという不思議な名前の由来ですが、具材にハムを使うことに由来しています。作り方の一工程でハムを風車のように重ねることからオランダの名物である風車をイメージしてオランダ焼きと名付けられたそうです。

名前にオランダとつくことでヨーロッパのハイカラなイメージを印象づけたかった意味もあったとのことです。湯沢市と同じ秋田県の大潟市はオランダのドロンテン市と姉妹都市だそうで、どこか縁を感じます。

ちなみに山形で有名なお菓子にオランダせんべいというものがありますが、こちらは山形県庄内地方で作られているサラダ味でパリパリとした食感の素朴なせんべいです。オランダせんべいは山形の方言で自分たちのことを「おらだ」ということに由来して名付けられたそうです。

オランダせんべいは山形土産として人気ですが、湯沢名物のオランダ焼きとは一切関係がありませんので、購入するときは注意してください。

オランダ焼きの特徴

オランダ焼きは丸い形をした大判焼きのような形をしています。本来の大判焼きの中身はあんこが入っていますが、湯沢名物のオランダ焼きの中身はハムやチーズ、マヨネーズなどが入っているのが特徴です。そのため甘いおやつという位置づけよりも軽食として食べる方がふさわしいです。

見た目は大判焼きのような形で中身は外から分からないため、初めて食べた方はびっくりする方も多いです。でも一度食べると甘い皮からしょっぱい具が出てくるというギャップにトリコになります。

オランダ焼きは自分が食べる軽食やおやつとして購入する以外にも、お土産としても人気です。気のおけない友達や親戚へのちょっとした手土産にオランダ焼きを大量に買っていく方も多いそうです。

味の特徴

オランダ焼きははちみつ入りのほんのり甘いパンケーキのような生地にたっぷりのマヨネーズやハムを挟んだ素朴なおやつです。外側の生地は甘く、中身は塩気のある具材を使っているのであまじょっぱい味わいがクセになります。

ハムは昔ながらの淵がちょっと赤いものを使用しているので、味がしっかりとついています。マヨネーズが温められることによってとろっとした食感に変わり、出来立ての熱々をいただくと想像以上に美味しいと評判です。昭和レトロな雰囲気を感じる素朴なおやつです。

オランダ焼きは屋台でも人気

オランダ焼きは初詣の縁日で屋台でも目にすることが多い食べ物です。ほかほかの温かい湯気が出ているオランダ焼きを立ちながらハフハフとかじれば、寒さもあっという間に吹き飛んでしまいそうです。買いやすい価格帯と小腹を満たしてくれるちょうど良い大きさなので夏祭りの屋台でも常連です。

小さな頃からオランダ焼きを食べて育ってきた湯沢市民は屋台の前を素通りできないという方も多いそうです。

オランダ焼きは手作りもできる

  • ホットケーキミックス 200g
  • 水 180cc
  • 卵 1個
  • はちみつ 大さじ2
  • ハム 適量
  • マヨネーズ 適量
  • サラダ油 少々
 
  1. 丸い形の鉄板に油を薄く敷いておきます。卵と水、ホットケーキミックスとはちみつをよく混ぜて鉄板に流します。
  2. 生地に三角に切ったハムを交互に2枚乗せ、マヨネーズを絞ります。
  3. 具の乗っていな記事をかぶせ、大判焼きの形に整えたら出来上がりです。
     

湯沢名物のオランダ焼きはシンプルな作り方なので、家で簡単に手作りすることができます。ハムは昔から売っている赤い淵のものを用意してください。

マヨネーズは酸味が強めのものを使っているそうですが、なければ普通のマヨネーズでも大丈夫です。ホットケーキミックスを使ええば誰でも失敗知らずで手作りすることができるので、気軽にチャレンジしてみてください。

オランダ焼きの元祖「高市青果店」とは?

オランダ焼きを湯沢で初めて作った元祖が、高市青果店です。湯沢でオランダ焼きを食べるなら外せないお店と言われています。どんなお店なのか詳しく紹介します。

どんなお店?

高市青果店は湯沢駅から5分ほどの場所にある商店街の一角に店を構えるこじんまりとしたお店です。30年前にはじめてオランダ焼きを考案し、以来オランダ焼きの販売を続けてきました。

高市青果店はオランダ焼き以外にもたい焼きや天ぷらなどの軽食やおやつを扱っており、店内は小さな子供からお年寄りまでいつも多くの人で賑わっています。

青果店という名前は戦前に野菜や果物を販売していた名残で、現在は野菜や果物は販売されていません。店先ではオランダ焼きを常時焼き上げ、できたものから次々と並べられるので、香ばしい香りが漂っています。手際よく作られるオランダ焼きの製造工程を眺めるのも楽しいです。

青市青果店のオランダ焼きははちみつ入りの甘めの生地にハムとマヨネーズがサンドされたものです。一口かじるとふわふわの生地からマヨネーズが溢れ出し、甘さと塩気のコンビネーションが絶妙です。値段は1個100円と買い求めやすいので、お腹を空かせた学生も気軽に購入しています。

多い日には1日300個以上のオランダ焼きが売れることもあるほど大人気で、地元の方はもちろん観光客も多く訪れています。おやつ時などは店先に長い行列ができることもありますが、回転が早いので待ち時間は長くありません。湯沢を訪れたら1度は食べたい名物グルメです。

インド焼きもある

青市青果店にはインド焼きというユニークなメニューもあります。インド焼きにはドライカレーとハム、マヨネーズが入っていて、ピリ辛な味わいがたまりません。マヨネーズが入っているためまろやかな味わいで小さな子供でも食べられます。

ほかにイタリア焼きもあり、こちらはトマト、マヨネーズ、ピーマン、チーズ、ハムが入っています。どちらも値段は100円なので、オランダ焼きと食べ比べを楽しむのもの良さそうです。

またオランダ焼きやインド焼きと並んで青市青果店の人気メニューがさつまてんです。さつまいもをアメリカンドッグのようなぽってりとした衣で包んでからっと揚げたもので、天ぷらとフライの間のようなおやつです。中にはさつまいもが2枚も入っているのでお腹いっぱいになります。

ほかにもバナナが入ったばばなてんや、お饅頭が丸ごと入ったまんじゅうてんなども販売されているので、ぜひ食べてみてください。

店舗情報

所在地 秋田県湯沢市表町1-1-28
営業時間 9:00~17:00
定休日 元旦
電話番号 0183-73-2623

オランダ焼きが買えるおすすめの店

秋田県には元祖青市青果店以外にも湯沢名物になったオランダ焼きを買えるお店はたくさんあります。ここではその中でも美味しいと評判のお店を厳選して紹介します。これから秋田県を訪れる方はぜひチェックしてください。

本間菓子店

秋田県の南に位置する美郷町にあるおやつのお店が本間菓子店です。店先には赤と黄色の縞模様のファザードが掛かり、レトロな雰囲気を感じさせます。この地にお店を開いて50年という老舗店ですが、30年前にオランダ焼きの存在を知り自己流に研究を重ね今の味に辿り着いたということです。

本間菓子店のオランダ焼きに使用しているマヨネーズはお菓子用に酸味を極力抑え、ハムは塩分量を指定したものを使用するというこだわりぶりです。女性なら1つ食べれば満腹になるほどのボリュームなので、軽めのランチや朝ごはんがわりに食べる方も多いそうです。

本間菓子店のオランダ焼きは1個90円と買いやすい価格も特徴です。ただし1年中販売しているわけではなく、10月~5月下旬の期間限定で10個から電話予約で取り置きが可能です。手渡ししたいということで全国配送は行っていないため、お店へ足を運んで受け取りましょう。

本間菓子店では中身にあんこやクリームがたっぷり詰まったコアラの形をしたコアラちゃん焼きも販売されています。親子のコアラが抱き合った可愛らしいビジュアルで子供にも女性にも大人気だそうです。程よい甘さにハマること請け合いなので、一緒にオーダーするのがおすすめです。

店舗情報

所在地 秋田県仙北郡美郷町六郷米町9
営業時間 10:00~18:00
定休日 元旦
電話番号 0187-84-0784

おやつの店さぬき

おやつの店さぬきは秋田県の大曲にある地元に愛されているおやつのお店です。目の前に秋田県立大曲農業高校があるため、学校や部活帰りの高校生が多く訪れています。お店の赤と白のストライプ模様の看板がインパクト抜群で、遠くから訪れた方でもすぐにわかります。

おやつの店さぬきのオランダ焼きはふわふわ感の際立つ甘い生地に、とろとろのマヨネーズ、程よく塩気の効いたハムが抜群のハーモニーを作り出しています。甘いものが苦手な方でもパクパク食べられるので、小腹を満たしたい時にも最適です。

値段は1個90円とリーズナブルですが、元祖である青市製菓店のものよりは若干小さめサイズになっています。ほかにもたっぷりのカスタードクリームやチョコレートクリームが入ったコアラちゃん焼きもあり、どちらも人気です。

店内にはイートインスペースがあり、ゆっくりとおやつを食べることもできます。学校が終わる時間帯などは学生で混み合っていますが、早い時間帯であれば落ち着いていただくことができます。

店舗情報

所在地 秋田県大仙市大曲金谷町
営業時間 10:00~17:30
定休日 不定休
電話番号 0187-62-4590

山田商店

山田商店は秋田県の鹿角市に2店舗を構える昔ながらのおやつやさんです。鹿角市民の間では知らない人のいないくらいの人気店で、オランダ焼きをはじめとした大判焼きが看板メニューです。

鹿角駅前にある本店はパステルイエローのファザードに、ミントグリーンのドアが印象的な可愛らしい店構えでローカルな雰囲気が漂っています。店先には大きなソフトクリームの置物が飾られているので、それを目印に訪れるとわかりやすいです。

山田商店のオランダ焼きは、甘めの生地にからしマヨネーズとハムをサンドしたちょっとピリ辛な味わいが特徴です。しょっぱさの加減が絶妙で、1個食べるとまたもう1個と思わず手が伸びてしまう美味しさです。1個100円と買いやすい価格なので、何個も買っていく常連さんも多いそうです。

同じ生地に手摘みのよもぎを細かく刻んで練りこんだよもぎ焼きやふわふわごま焼きなどもラインナップされているので、好みのものをいくつかオーダーして食べ比べるのも楽しそうです。

山田商店では大判焼きの他にも焼きそばやたこ焼きなどの軽食メニューから、鹿角地方で昔から冠婚葬祭の時に食べられている伝統のおやつ、くるみ餅などのスイーツも揃っています。お腹を満たしたい時にもぴったりなので、地元の方に混じっておいしいおやつでほっこり一息ついてみてはいかがでしょうか?

店舗情報

所在地 秋田県鹿角市花輪字上中島
営業時間 9:30~17:00
定休日 木曜日
電話番号 0186-23-2953

湯沢市にオランダ焼きを食べに行こう!

今回は湯沢名物のオランダ焼きについて紹介してきました。シンプルながら甘じょっぱくて奥深い味わいで、一度食べればハマる人が続出している名物グルメです。お店によって使っている材料や甘さが異なるので、食べ比べて自分好みのものを探すのも楽しそうです。秋田を訪れたらぜひチェックしてください!

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