ペールエールは今話題のクラフトビール!特徴・種類やペールエールのおすすめ3選

ペールエールといえば、ビールバーでビールを楽しむ人の多くが耳にしたことがある言葉なのではないでしょうか?ですがビールは家や居酒屋で味わうもの、という人にとってペールエールは馴染みのない言葉でしょう。ペールエールは近頃人気のクラフトビールのベースともいえる種類のビールなのです。ペールエールと普通のビールとの違いや特徴だけでなく、よなよなビールなどのおすすめのペールエールや、ペールエール以外のピルスナーなどのクラフトビールも紹介します。

ペールエールは今話題のクラフトビール!特徴・種類やペールエールのおすすめ3選のイメージ

目次

  1. 1ペールエールというクラフトビールが今話題!
  2. 2ペールエールの特徴
  3. 3ペールエールの種類
  4. 4ペールエールのおすすめ3選
  5. 5ペールエール以外のクラフトビール
  6. 6ペールエールなど話題のクラフトビールを知っておこう

ペールエールというクラフトビールが今話題!

ペールエールというと、近頃ビールバーで人気のクラフトビールのベースとなった種類のビールであり、ペールエール自体も缶ビールとして出回るなど、人気が高まっています。ですがこのペールエールという種類のビールは一体どんなビールのことをいうのでしょうか?

ペールエールの由来や風味といった特徴から、その種類、おすすめの銘柄のほか、ペールエール以外の種類のおすすめのクラフトビールまで紹介していきます。

ペールエールの特徴

ペールエールはビールバーでの人気だけでなく、缶ビールにも多くの種類が並ぶまでになっています。そんなペールエールとはどんな種類のビールなのでしょうか?ペールエールについてその名前の意味から、風味などの特徴を始めとした基礎知識をまとめてみました。

「ペール」と「エール」の意味

ペールエールとはそもそもどういう意味なのでしょうか?単にビールではなくわざわざペールエールと呼ぶのには何か理由があるのでしょうか?

ペールエールの「ペール(Pale)」には、「淡い」という意味があり、「エール(ale)」には「上面発酵ビール」という意味があります。ペールエールは18世紀のイギリスの代表的ビールで、それまで一般的だった黒ビールと比較して色が淡色である、ということでペールエールと呼ばれますが、現在では濃い色のペールエールも増えています。

ちなみにエールの上面発酵とは、発酵が進むにつれて麦汁の上に浮いてくる種類の酵母を使ったビールのことを指します。大麦麦芽を使い、発酵温度は15度~20度くらいで発酵させます。3日~4日という短い期間で発酵させた後、2週間ほど熟成させて完成となります。

このことからわかるようにペールエールもビールのひとつであり、製法や色からビールの中の1種類としてペールエールと呼ばれているのです。

味わい

ペールエールの味の特徴として、芳醇で濃厚な味わいと飲み応えの良さがあげられます。苦味の強さはさまざまで一概には言えませんが、しっかりとしたビールの味わいがありながらグイッと飲めて喉越しも軽快という特徴もあります。

ペールエールの発酵温度が20度前後ということもあり、ペールエールをもっとも美味しく飲める温度10度~13度前後と言われています。そのため海外のビールはぬるいといわれる原因にもなっていますが、ペールエールの口当たりは非常にまろやかでありながらフルーティでコクがある、とても美味しいビールなのです。

香り

ペールエールの香りはフルーティで、ワインやウイスキーを思わせる複雑な香り立ちをするビールです。ペールエールにそんな複雑な香りをもたらしているのは、上面発酵によるアルコール発酵のときに、発酵の副産物として酵母が多くの香り成分を生み出すためです。

酵母が発酵のときに生み出す香り成分はエステルと呼ばれ、カプロン酸エチルやカプリン酸エチルにイソアミル酸エチルといったエステルの働きで、時にはりんごのような、物によっては洋ナシのよう、そしてバナナのような香りまで、さまざまなフルーティな香りを楽しむことができます。

ペールエールのこれらの香りは、火入れのような発酵を止める作業も少ないため、香りが飛ぶこともなくそのままの状態で楽しめるのも特徴のひとつなのです。

水の役割り

ペールエールはイギリスのバートン・オン・トレントが発祥のビールです。この場所の水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル類を豊富に含む、いわゆる硬水と呼ばれる種類の水です。この硬水がペールエールの透明感や味わいや香りに、大きな影響を与えているのです。

硬水の中のカルシウムなどのミネラル分は、ビールの濃さを調節することで、その透明度を高める効果があります。さらに硫黄分にはホップの苦味を引き出す効果があり、ペールエールの味の決め手として欠かせない成分なのです。

ではミネラル分の低い地域でペールエールを作る時には、水の成分をどうしているのでしょうか?その場合にはカルシウムや硫黄といったミネラル分を足して硬水にしてから、ペールエールを作っているといいます。そのくらい水とそこに含まれるミネラル分は、ペールエール作りに重要なのです。

ペールエールの種類

ペールエールにはいくつかの定番の種類があります。ペールエール自体はイギリス発祥のビールですが、アメリカでも独自の進化を続けているビールでもあります。それぞれのペールエールには種類ごとの特徴があり、それぞれに風味にも違いがあり、おすすめポイントがあります。ペールエールの種類とそれぞれの特長の違いを紹介します。

イングリッシュ・ペールエール

イングリッシュ・ペールエールは、ホップはイギリス産のものを使い、ハーブのような香りとともに軽い口当たりを特徴とするビールで、今から400年位前に考案されたと思われるペールエールです。ペールエール特有のエステル香が強調された比較的苦味が強めな種類が多いのも特徴です。

イングリッシュ・ペールエールの中には「イングリッシュオールドエール」と呼ばれる種類もあり、短期熟成のエールの中では珍しい、長期熟成型のビールとしても有名です。通常のペールエールのアルコール度数が3%~4%以上のところ、8%を超えるダークエールでもあります。

香り高いだけでなくホップの苦味もしっかりと感じられ、重厚感のある味わいが特徴のペールエールです。瓶詰めされてから長期熟成するためオールドと呼ばれ、ビールバーで通好みの味を楽しみたいのであればおすすめの種類のペールエールです。

アメリカン・ペールエール

アメリカン・ペールエールは、コンビニを始めさまざまなところで売り出されている「よなよなエール」によって、ペールエールの中で日本人の認知度が比較的高いペールエールです。アメリカの西海岸発祥のペールエールで、イングリッシュ・ペールエールには無い独自の個性を持ったペールエールです。

アメリカン・ペールエールの特徴は、北米産ホップを苦味を付ける段階から使用することです。これにより繊細な苦味と香りになり、口当たりもはじけるような感覚が魅力のビールになっています。風味は柑橘系を思わせ、色は銘柄によって差が大きいのも特徴です。

アメリカン・ペールエールは癖が控えめなこともあり、疲れているときやごくごくと飲んで楽しみたいときでも飲みやすいという人も多く、ビールバーで楽しく飲みたいときにはおすすめのペールエールといえます。

インディア・ペールエール

インディア・ペールエール(IPA)は、当初イギリスからアジアの植民地にペールエールを運ぶため、輸送期間中に腐敗しないように、ホップを強めて濃い比重で醸造されたものが始まりと言われています。そのため個性の強さも特徴のペールエールで、ビールが苦手な人にはまず苦すぎて飲めません。

インディア・ペールエールの人気の秘密はまさにこの個性の強さで、強烈な味わいが多くのビールファンを虜にしているのです。そのためアメリカのクラフトビールメーカーでは定番のビールのため、作っていない醸造所はまず無いといえるほどなのです。

そのためインディア・ペールエールは各醸造所ごとの特色が強いだけでなく、今でも斬新な味わいのインディア・ペールが生まれ続けています。インディア・ペールエールの定義としては、ドライで高めのアルコール度数のビールであることとされ、ビールバーでは通用のペールエールとして強い人気のあるペールエールです。

ペールエールのおすすめ3選

ペールエールはクラフトビールの中でも、よなよなエールに代表されるように缶ビールとしても売りに出されるほど人気が高まっているため、ビールバーに行かなくても購入して自宅で楽しめる銘柄も増えています。それぞれに特徴があり、飲み比べて違いを楽しんでみるのもおすすめの銘柄を先のよなよなエールも含め3つ紹介します。

ヤッホーブルーイング・よなよなエール

ヤッホーブルーイングのよなよなエールは、コンビニを始めさまざまなところで見かけるペールエールの代表的銘柄です。ヤッホーブルーイングはエールビール専門のビールメーカーで、軽井沢で創業しました。長野県佐久市に本店としてよなよなの里本店を構え、通信販売でも購入できます

看板商品ともいえるよなよなエールは、クラフトビールの王道の味わいを追及したというアメリカン・ペールエールです。よなよなエールはアロマホップである「カスケード」を使い、カスケード特有の柑橘系の香りが楽しめます

よなよなエールはWorld Beer Cupなど、国内外のさまざまな賞を受賞してきた世界品質のクラフトビールのひとつとして、ビールバーだけでなく家庭でも楽しめるペールエールとしておすすめの銘柄です。よなよなの里通信販売はもちろん、コンビニなどでも手軽に買えるのが魅力の本格ペールエールです。

銀河高原ビール・ペールエール

銀河高原ビールのペールエールは、イングリッシュ・ペールエールの国産銘柄です。かつてイングリッシュ・ペールエールというとアサヒビールが輸入していたバス・ペールエールが有名ですが、アサヒビールの輸入停止に伴い、イングリッシュ・ペールエールの代表的銘柄としての地位が上がっている銘柄です。

先ほど紹介したよなよなエールと違い、イギリス原産ノーザンブルワー種(苦味)のホップとドイツ原産スパルトセレクト(香り)のホップの2種類を中心に、ブリティッシュエール酵母を使って作ったこだわりのイングリッシュ・ペールエールです。

フルーティなホップの香りと、モルトのコクと甘味、軽い苦味が特徴のペールエールです。ビールバーで見かけたときに、他のペールエールと飲み比べて違いを楽しむのもおすすめです。

銀河高原ビールオフィシャルサイト THE PREMIUM BEER(プレミアムビール)

サンクトガーレン・YOKOHAMA XPA

サンクトガーレンのYOKOHAMA XPAは、世界的な国産地ビールメーカーサンクトガーレンの代表銘柄のひとつです。数々の受賞暦を持つインディア・ペールエールで、イギリスのビール専門誌「BEERS of the World」主催のビールの世界ランキングで、2011年にインディア・ペールエール部門で優勝した銘柄でもあります。

かつて港町だった横浜において、「赤道を越えても腐らないゴールデンウォーター」と絶賛された、横浜市のオフィシャルウォーターである、濁度0.0000という脅威の透明度の「はまっ子どうし」の源水を仕込み水として作ったYOKOHAMA XPAは、ペリーが開国を迫ったときに、幕府に献上したとされるビールの復刻版がコンセプトです。

そのため通常のビールと違い、冷蔵庫のない船での長期輸送にも耐えられるよう、防腐効果のあるホップを通常の4倍も使っています。そのため単なる防腐効果だけでなく、華やかな香りと爽やかな苦味が特徴で、柑橘を思わせる香りと最後の余韻にまで残るほどのビターさが癖になる、ビールバーでもぜひ飲みたいおすすめのペールエールです。

元祖地ビール「サンクトガーレン」公式ホームページ

ペールエール以外のクラフトビール

クラフトビールにはペールエール以外にも、上面発酵のエール系はもちろん、発酵に従って酵母が下に溜まっていく、下面発酵という方法で作られるラガー系のクラフトビールもあります。ペールエール以外のエール系ビールや、下面発酵で作られるラガー系ビールからピルスナーなどの代表銘柄を紹介します。

ピルスナー

ピルスナーはチェコのプルゼニ地方を発祥とする淡色の下面発酵ビールで、ホップの苦味を特徴としています。現在世界中で最も作られているのがこのピルスナースタイルのビールで、日本で作られているビールも大半がこのピルスナースタイルです。上面発酵のペールエールとは、作り方に違いがあるビールなのです。

ピルスナーの原料は淡色麦芽・ノーブルホップ・軟水を使います。世界初の金色のビールとして、1842年にジョセフ・グロールによって作られた「ピルスナーウルケル」がピルスナーの元祖と言われています。一般的なラガービールと違いアルコール濃度は低く、ホップの苦味が強い特徴があります。

ピルスナーウルケルは濃厚でクリーミー且つしっとりとした泡でザーツ産ホップによるスパイシーな香りと苦味、そしてバランスの取れたまろやかで甘いフレーバーが特徴です。その美味しさを最大限に引き出すため、ハラディンカという他とは違う独特な注ぎ方で提供されるのも大きな特徴です。

ホワイトビール

ホワイトビールはエールのひとつですが、ペールエールとははっきりとした違いがあります。ペールエールが大麦麦芽で作られるのに対して、ホワイトビールは小麦麦芽もしくは小麦を多く使っているビールのことを指していうのです。

小麦にはグルテンというタンパク質が多く含まれているため、小麦を使うと泡持ちが良く独特な酸味と爽やかな口当たりのビールができます。色は単に白っぽいだけのものや、黄金色で白っぽくないものもありますが、みんなホワイトビールと呼ばれます。

白くなくてもホワイトと呼ばれるのには、ピルスナーが生まれる以前のエール酒は色の濃いものが多かったためです。それに対して色が薄いだけでなく、タンパク質や酵母によって白く濁っていたことから、白とは違いがあっても「白(ホワイト)ビール」と呼ばれていたといわれているのです。

ラオホ

ラオホはドイツのバンベルグ発祥のピルスナーと同じラガービールで、ブナの木などで燻製した麦芽を使って作るため、スモーキーな香りとモルトの甘味が個性的なビールです。始めのうちは好き嫌いが分かれやすいところもありますが、飲んでいるうちに癖になる味といわれています。

ラオホとはドイツ語で煙を意味する言葉ですが、名前の由来となったのは燻製することもありますが、昔とある醸造所で火事になったとき、モルトが焦げてしまったものの捨てるのももったいないとそのままビールにしてみたところ、美味しく仕上がったという謂れもある変り種のビールです。

ヴァイツェン

ヴァイツェンは南ドイツ発祥のエールで、ホワイトビールのひとつにあたります。他のホワイトビールとの違いは小麦麦芽を50%以上使用したエールビールを指していいます。泡が盛り上がりやすくバナナやクローブを思わせる甘い香りがあり、苦味をほとんど感じない特徴があります。

一般的にヴァイツェンというと、酵母をろ過しないまま濁りの残った「へーフェヴァイツェン」を指しますが、この他にも酵母をろ過した「クリスタルヴァイツェン」や、焙煎した大麦麦芽を使った濃い液色の「ドゥンケルヴァイツェン」、アルコール度数が高く冬に好まれる「ヴァイツェン・ボック」などの種類があります。

ペールエールなど話題のクラフトビールを知っておこう

ペールエールの特徴を知れば、ビールバーで楽しむ際にもさまざまな味を楽しむことができます。ピルスナーを始めとした軽い味のラガービールだけでなく、時には重厚でありながら芳醇なペールエールで大人の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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