ボトルキープはお得?値段の相場や保管期間は?意味から解説!

ボトルキープをしたことがありますか?この記事では、ボトルキープがお得かどうか、ボトルキープの意味などを詳しく紹介していきます。ボトルキープの値段に関してショット飲みより相場はどうなのか、ボトルキープの保管期間はどれくらいか、ボトルキープが切れたボトルはどうなるのかなども詳しく解説していきます。また、バーなどでボトルキープの際に付けられる、オシャレなタグの役割についても併せて紹介します。

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目次

  1. 1ボトルキープとは?
  2. 2ボトルキープができるお酒の種類
  3. 3ボトルキープの値段
  4. 4ボトルキープの保管期間
  5. 5ボトルキープのおしゃれなタグ
  6. 6ボトルキープで大人の世界に仲間入り

ボトルキープとは?

ボトルキープいう言葉に、あなたは何を思い浮かべますか?人によってそれは想い出の対象だったり、憧れの対象だったりするのかもしれません。そんなボトルキープという言葉や行為にまつわる、人それぞれの想い入れがボトルには秘されています。

入れる人にとっても、入れていただく店にとってもボトルキープは単なる商品の売買にとどまらない、何かがそこにあります。この記事では、ボトルキープがもつお酒の前払いのようなものとか、お店への行為の意思表示とか、それによってお店から受けるかもしれないサービスの恩恵などの意味を探ってみます。

お酒の前払いのようなもの

あなたはバーやスナックあるいはさまざまな飲食店で飲食の前払いをしたことがありますか?仲間内の会費制で飲むようなケースは別にして、まずありえないと思います。ボトルキープというのは代金の授受について言えばその前払いに当たる行為にほかなりません。

支払う客の側から言えば身を切る思いのお金です。受け取る店の側から言えばこれほどにありがいたいお金もありません。そうであれば、ボトルキープという行為がその後のいろいろな展開に微妙な影響を与えうるのも至極当然のこととも言えます。

お店への好意の意思表示にもなる

ボトルキープという行為が意味する最大のものは、客にとっても店にとっても「再来」つまりリピーターになる契約の意思表示です。大げさではなく、これは双方にとって重大事にちがいありません。したがって、ボトルキープのタイミングとか方法もおろそかにはできません。

泥酔したあげく、これ見よがしに高そうなボトルを大声で注文するとか、いかにもイヤそうにボトルキープするなどはNGです。これは貴重なお金を使う意味を半減以下にする行為です。逆に、効果的な例は初見の店でその日のうちに、さりげなくボトルキープを果たすスマートさです。

「初めてお邪魔しましたが、居心地が良いのでまた来させていただきます」と、口で言う以上のコミュニケーション効果を発揮します。お店の側もよほど鈍感な責任者でないかぎり、経済的な意味合いだけでなく、このお客は粗末にできないと思わされるはずです。

お店から様々なサービスの恩恵も?

前述したボトルキープのように、周囲をイヤな思いにするやり方は論外で、これはお店の側から言ってもお金をいただければ何でも許されるというわけにいきません。早めにボトルを飲み干してもらって、出入り禁止にしたいのがお店の本音です。

けれども、この逆にスマートなお客さんにはつい余分なサービスもしたくなるのが人情というものです。客観的にみればお店のこういったサービスは「エコヒイキ」以外の何ものでもありません。しかし、飲食店通いをしていてこういうサービスを受けることは、お客に取ってけっして不快ではないはずです。

たとえば混んでいるような場合に席の融通をしてもらう、などは掛け値なしに嬉しいものです。お店からこのようなサービスの恩恵を受けられるかどうかはあなた次第になります。少なくともボトルキープによって、あなたの名前は確実に覚えてもらえます。これはバーやスナックなどへ出する入り許可証をもらったようなものです。

ボトルキープができるお酒の種類

ボトルキープに当たって、さまざまな方式があります。つまり、ボトルキープするお店の業種はどれになるのかということです。居酒屋や寿司屋なのかスナックやバー・クラブなのか、あるいはそのいずれもにボトルキープという豪傑派でしょうか。

ボトルキープができるお酒の種類は、居酒屋なら焼酎でバーやスナックならウイスキーというふうに、規則ではないけれども何故か傾向があります。

居酒屋なら焼酎が一般的

ボトルキープの一般的傾向としては、理由は定かではありませんが寿司屋や焼鳥屋など特に和風の居酒屋では、焼酎がボトルキープの定番となっています。法律や条例で定まっているはずもなく、これは自然な流れでそうなったのだと思います。

けれども、居酒屋によってはウイスキーなどのボトルキープができる店もないわけではありません。また、前述のお店から受けるさまざまなサービスの一つとして、特別なボトルキープが許される場合もあります。

バーやスナックならウィスキーも

居酒屋でのボトルキープが焼酎であるのにたいして、バーやスナックではウイスキーが定番となっているようです。けれども、バーはともかくスナックではもう少し融通がきいて、最近ではウイスキーばかりでなく焼酎も一般的になりつつあります。

ウイスキーにしても、若い人を中心にスコッチにかぎらずバーボンなど多彩なウイスキーが流行しています。また、飲み方もウイスキーの定番であるストレートやロックは減って、水割りやソーダ割りにしたり、ハイボールにする飲み方が増えてきています。

醸造酒はボトルキープがほぼ不可

お酒には蒸留酒と醸造酒との製造法による種類の区別があります。蒸留酒の代表的なお酒がウイスキーや焼酎・ブランデーなどになります。醸造酒の代表的なお酒がワインや日本酒ということになります。蒸留酒と醸造酒の大きな違いは、アルコール度数とそれに伴う品質劣化の程度の違いにあります。

これが醸造酒をボトルキープができない大きな理由・意味になっています。開栓した場合に、醸造酒では時間経過とともに品質の劣化に激しいものが見られます。蒸留酒も劣化はしますが飲むにあたって異常を感じるほどの劣化はありません。これらの事情が背景にあって、日本酒やワインなどの醸造酒は一般的にボトルキープができないのです。

お店の側から言えば、お客さんの要望にそってボトルキープしてもかまわないのですが、やはり良心的な店ならお断りするのが常識になります。例外的に言えば、日本酒にしろワインにしろその日のうちに飲み干すのなら、ボトルキープを応じてくれる店もあるかもしれません。

ボトルキープの値段

ボトルキープの値段は?について、一概に応えるのが一番むつかしい質問です。場所柄とか個々の店の方針などで千差万別になるからです。東京の都心のバーやスナックでボトルキープする値段と、地方の都市のスナックでボトルキープする値段は、言うまでもないことですが雲泥の差があります。

少し良からぬ心構えの店もないとは言えません。ここでは、きわめて一般的な相場を紹介していきます。

値段の相場

前述したような理由で、ボトルキープの値段の相場について確定的あるいは具体的な値段を紹介することは適いませんが、ここであればこのくらいの相場になるでしょう、という程度のことは述べれます。

どこの場所のどいう店かも特定せずに相場を述べるなら、相場の一番の目安はウイスキーや焼酎のストレートシングルが、その店でメニューに表示されている値段を見ることです。たとえば、ウイスキーシングルが1杯500円ならばボトルキープは5,000円前後という相場が推測できます。つまり、10杯分であり10倍になるわけです。

この値段相場はごく一般的な普通の店という前提です。これが場所柄であったり店の方針によっては、上は20倍から下は3倍くらいの上下変動は十分に考えられます。

一杯ずつより割安

ボトルキープは1杯ずつ飲むよりも割安か?については、確かなことを言うことができます。先ほどシングル1杯の値段を相場の目安にすると言いました。割安かどうかの判定もこれで下すことが可能です。たとえばウイスキーの小分けして飲む単位には「シングル」「ダブル」「ジガ―」があります。

シングルは1オンス30mlでダブルは2オンス60ml、ジガ―は1.5オンス45mlです。ウイスキーシングル1杯は30mlということですから、仮にボトルキープの値段が10杯分であるならば、30ml×10=300mlです。一般的にボトル容量は700mlが主流のようですから、単純計算しても20杯以上飲めることになります。

割安かどうかは一目瞭然です。残る問題はその店のシングル1杯の値段が妥当かどうかだけになります。

氷代や割りもの代

ボトルキープにともなう氷代や割りもの代については、ボトルキープの値段相場と同じで店ごとに異なると思います。業種業態にもよりますし、個々の店の方針次第とも言えます。一般論で言えば、氷代や割りもの代はその都度取られることが多いようです。

特に、居酒屋形態の店ではほぼその可能性が高いです。バーやスナックになると個々の店に直接聞く以外に確認のしようがありません。

ボトルキープの保管期間

ボトルキープにあたってもう一つ気になるのがボトルの保管期間です。保管期間とはキープしたボトルをお店が預かって置いてくれている期間のことになります。

保管期間は3ヶ月程度

ボトルキープの期間は、一般的には3ケ月~6ケ月程度になります。経験や口コミなどでは3ケ月が一つの基準になっているように思えます。地方の地元密着型のスナックなどでは、数年間保管されていたような話も耳にします。短いお店では1ケ月という保管期間も少なくはないようです。

いずれにしても、ボトルキープする際に確認しておく必要があります。これは意外と大切なポイントで、行き違いがあって不愉快な思いをしないためにはおすすめします。

あるいは、大手居酒屋チェーンなどではボトルキープのルールが変わっていて、特定具体的なボトルをキープしておくのではなくて、ボトルの残量をコンピューター管理していて、同じ銘柄のお酒を残量分提供するというやり方を取っているところもあります。

これは確かに合理的と言えますが、なんだかボトルキープ本来の趣旨からはズレているようにも思えます。わびしい気分にもさせられます。ボトルキープというのは、ボトルをキープしたときの達成感や大人になった感も無関係ではありません。キープしてから飲み終えるまでの、他人には分からないドラマも存在します。

期限が切れたお酒は?

ボトルキープしたお酒にはかならず期限切れというものが待っています。お客さんの側から言えば、その期限までに飲み干すか否かという切実な現実です。では、さまざまな事情でキープしていたボトルを飲み干せなかった場合に、ボトルの運命はどうなるのでしょうか。

期限切れのボトルキープに関しては、オーナーが店内に常駐しているかどうかも関係します。オーナーが常駐している場合は結論は簡単です。期限切れボトルは廃棄されるかお店でショット売りの際に流用されます。オーナーの考え方次第になります。

ここでも重要なのは、ボトルキープの際のお客に対するお店の側の好感度になります。お店に好感を与えているお客さんの場合には、規則どおりではなくさまざまな配慮がなされます。バーであれスナックであれ居酒屋であれ、人情とはそういうものです。

従業員だけの場合には従業員のプライベート飲みに供用されるケースがほとんどになります。いずれにしても権利放棄されたボトルはお店もしくは従業員の不労所得となります。期限切れのボトルはかくも多様にお店やお客さんを悩ませているのです。これだって、ボトルキープの面白さの一つです。

ボトルキープのおしゃれなタグ

ここまでボトルキープについて詳しく解説してきました。シビアな話もいくつかありました。そんなボトルキープにはどこの店であっても、その管理にはタグが必要です。使用されるタグにもいろいろなも意味があります。ボトルキープに使われるタグの意味ついて紹介していきます。

タグの役割

ボトルキープにおけるタグの意味役割とは、言うまでもなくそのボトルが誰のものであるかを示すことにあります。ただ、この場合に住所氏名をそのまま書き込む人はまずいないでしょう。犯罪を犯しているわけでもないのに、酒場とはそういうものです。

素朴な意味合いでは、酒飲み人はいつでも匿名でいたいのが正直な心理です。したがって、タグには自分および親しい人にしか分からないニックネームを書くのが常です。

ところが、ここに悲喜劇が起きます。酔ったあげくにボトルキープしたタグに、暗号めいた名前を書き込んだまでは良いのですが、次に来店した時にご本人がそれを打ち忘れてしまったケースなどです。この場合には、その店の相当の常連さんでないかぎり、大混乱は必至です。

お店の個性が表れる様々なデザイン

ボトルキープの際にぶら下げるタグの意味について紹介していきます。重々しい重厚感あふれるものや、可愛らしいもの、フッと微笑みたくなるようなユーモアあふれるデザインのものなど、タグにも多種多様なものがあります。

タグにはそのお店のセンスが現れますし、書き込まれたネームにはお客さんのセンスが現れます。たかがタグと侮るなかれ、されどタグなのです。

ボトルキープで大人の世界に仲間入り

ボトルキープについて、ここまで詳しく解説してきました。ボトルキープが可能なお酒の種類やボトルキープの相場値段、保管期間などが分かりました。ボトルに掛けるオシャレなタグも併せて紹介しました。この記事を参考にして、ボトルキープで大人の世界に仲間入りを果たしましょう。

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