燻製器の自作アイデア集!100均やダンボールで簡単に楽しもう!

燻製器を自分で作ることができるって知っていましたか?特別な器具や高価な材料は必要ありません。100均で売っている小物や、ダンボール、板などを使って作ることができるのです。自作の燻製器で自分好みの香りをつけた燻製を作って味わう…こんな贅沢はありません。あなたも自分だけのオリジナル燻製器を作って、おいしい自家製燻製にチャレンジしてみませんか?ここでは、簡単な自作燻製器の作り方を紹介します。

燻製器の自作アイデア集!100均やダンボールで簡単に楽しもう!のイメージ

目次

  1. 1燻製器は自作することができる?
  2. 2燻製器について知ろう
  3. 3燻製器を自作してみよう!
  4. 4燻製器を自作して美味しい一品を作ろう

燻製器は自作することができる?

「自作燻製器」について聞いたことがあるでしょうか。最近の手作りブームで、100均で買える材料や、ダンボールで作る簡単な燻製器の自作の仕方に注目が集まっています。さらに木製の燻製器なら、何度も繰り返して使える丈夫なものを自作することができます。市販のスモークサーモンやスモークチーズは美味しいけれど、意外と値段が高いものです。そんな燻製も、自分で作れば低コストで、しかもたくさん作ることができます。

また、キャンプなどのアウトドアで自作の燻製器を使って燻製を作れば、お子さんたちにも喜ばれるでしょう。ここではそんな自作の燻製器の作り方について解説します。燻製器といえば、皆さん思い浮かべるのは大きなステンレスでできた機械ではないでしょうか。扉を開けると、その中にずらりとつるされたソーセージやベーコンが並んでいる、そんなイメージがあります。

そんな燻製器を自作するというと、とても難しそうな気がします。しかし、燻製器の仕組みはそんなに複雑なものではありません。単純な燻製器なら、簡単に自作することができます。今回は、100均の材料で作る燻製器、ダンボールで作る燻製器、木製の燻製器の自作の仕方を紹介します。

燻製器について知ろう

燻製とは?

燻製とは、そもそも食品を長持ちさせるために昔から使われてきた方法です。冷蔵庫のない時代、塩漬けにした食品を煙でいぶすことによって、長期保存を可能にしてきたのです。しかし保存法の発達した現在では、保存のためというよりも、独特の香りや風味をつけるために行われています。

自作の燻製機なら、燻製に使うチップの種類を変えることで食品につける香りを変えて楽しむこともできます。いろいろなチップを試して、自分の好みにあう燻製を自作しましょう。

燻製器とは?

燻製を作るための調理器具のことを燻製器といいます。業務用では、ステンレス製や木製のものがあります。燻製器の仕組みは、底に煙を出すための燻煙材(木材のかけら)を入れて、その上に食材を吊るして食材に煙をかけるというものです。

原理はそれだけなので、決して難しいものではありません。要は、食材の下で燻煙材が燃えるようにすること、その煙が食材にかかるようにすること、なるべく煙が外部に漏れないようにすること、この3点さえ満たせばよいのです。

燻製するのにおすすめの食材

燻製にはいろいろな食材が使われます。自作燻製器で燻製を作る場合は、水分が少ないもの、または表面が乾いているものが失敗が少ないでしょう。特にオススメなのは、チーズ、ゆで卵、ベーコン、ソーセージ、かまぼこ、ちくわなどです。逆に水分が多いもの、例えば豆腐などは、少々難易度が高くなります。肉や魚のような生ものは、いったんゆでて、できれば一晩かけて下味をつけるなどの処理をしてから燻製した方がよいでしょう。

燻製器に使うスモークチップとは?

スモークチップは、木材を細かく砕いてかけらにしたものです。これを燻製器の底に入れて下から加熱すると、チップから煙が出てきて食材にかかります。こうしていぶされることによって食材に煙の香りがついて、独特の風味が生まれるのです。スモークチップは、桜の木から作られたものが1番最もポピュラーですが、他にもナラやリンゴなどいろいろな種類があります。自分の好みの香りがするチップを見つけて使ってください。

燻製器に使うスモークウッドとは?

スモークウッドは、スモークチップを棒状に固めたものです。スモークチップは、鍋などに入れてその鍋を加熱することで煙を出しますが、スモークウッドは直接火をつけて燃やします。大きなものは1本で4~5時間燃え続けます。

スモークチップは高温で短時間の燻製に、スモークウッドは中温で長時間の燻製に向いています。また、スモークウッドも、スモークチップと同様、材料となる木によって香りが違います。また、スモークウッドは火が付きにくいため、柄の長いライターなどがあると便利です。

燻製の方法には熱燻や温燻や冷燻がある

燻製には熱燻、温燻、冷燻の3種類があります。熱燻は、80℃以上の高温で数十分~1時間くらいで行う方法です。温燻は50~80℃位の温度で1日~数日かけて行います。冷燻は25℃以下の低温で数日~数か月かかります。

生肉からハムやソーセージを作るのは冷燻という方法ですが、これは長い時間がかかること、温度管理が難しいことなどから、ご家庭で作るのは困難です。自作燻製器で燻製を作る場合は、短時間でできる熱燻、もしくは温燻が適しています。

燻製器を自作してみよう!

100均のボールを使った燻製器の作り方

100均でボールを2個と、ボールの直径よりも小さなサイズの丸い網1枚を買ってきます。それとスモークウッドを用意します。スモークウッド以外は100均でそろいます。スモークウッドは、ホームセンターやアウトドアの店で購入することができます。一方のボールにスモークウッドを入れて火をつけ、その上に網と食材を載せます。さらにその上に、もう一つのボールをひっくり返してかぶせます。

この時、ほんの少し上下のボールをずらさないと、酸素が不足して火が消えてしまうので注意しましょう。煙が出てきたら、そのまましばらくいぶします。金属のボールが大変熱くなりますので、コンロや石の上などに置くようにします。また、直接ボールを触ると火傷してしまいますので、十分注意してください。

木製の燻製器の作り方

木製の燻製器を自作すれば、何度も繰り返し使うことができます。用意するものは、板、板をつなぐための金具(釘など)、四角い網、燻煙材です。まず、木の板で箱を作ります。燻煙材を直接置けるような場所なら、底の部分はなくても構いません。

1つの面を扉とし、開閉ができるようにしておきます。この箱の内部に、板や金具を打ち付けて網を乗せられるようにします。木製のものは作るのが少々大変ですが、丈夫で長持ちするので、ひんぱんに燻製をされる方にはお勧めです。

ダンボールの燻製器はスペースが大きくておすすめ

ダンボールで燻製器を自作することもできます。用意するものは、ダンボール、カッターナイフ、ガムテープ、網、スモークウッド、アルミホイルです。まず、ダンボールの箱の上下が開いた状態でダンボールを立て、側面にカッターナイフで切り込みを入れて網を差し込みます。地面の上にアルミホイルを置き、その上でスモークウッドを燃やし、ダンボールをかぶせます。

網の上に食材を置いて、上の蓋を折り曲げてガムテープで止めます。スモークウッドを燃やす場所には、缶やアルミ皿を置くなどしましょう。ダンボールの燻製器は簡単に作れる手軽さと、内部のスペースの広さが魅力です。ただし、湿気や熱でダンボールが劣化するので、自作のダンボール燻製器は何度も繰り返して使用することはできません。

燻製器を作る際の注意事項

自作の燻製器を使うときには、いくつか注意しなければならない点があります。まず、ダンボールや木製の燻製器は燃えやすいので、とにかく火事を起こさないように注意しなくてはなりません。風が強い日に外で行うのはやめましょう。

また、燻製中は目を離さないようにしましょう。自宅で行う場合は、換気扇の下で行います。煙が近所に流れて迷惑メールかける可能性があるので、マンションやアパートで行うときは注意してください。また、食材の中には、下ごしらえが必要なものもあります。例えば、生肉や生魚はゆでるなどの下処理をしてから燻製するようにしましょう。

燻製器を自作して美味しい一品を作ろう

燻製器が完成したら、さっそく燻製を自作してみましょう。燻製にかかる時間は、燻製器や燻煙材によって違ってきますが、すでに火が通っている食材や、そのまま食べることができる食材なら15分~1時間いぶせばよいでしょう。チーズは最も失敗が少なく、燻製がしやすい食材です。

スモークチーズを作るなら、水分が少ないプロセスチーズがオススメです。燻製すると溶けてしまうこともあるので、チーズの下にアルミホイルを敷いておきましょう。他に、ゆで卵、ソーセージなどもおすすめです。100均の材料やダンボールで作る燻製器、木製の燻製器はどれも材料費が安く、気軽に自作できるものばかりです。

日曜日に子どもさんと一緒にDIY感覚で作ってみるのもいいかもしれません。自分で一から自作するのは面倒だという方は、燻製器を購入して燻製だけを楽しむ方法もあります。自分で作った燻製をつまみにビールをいただくと、最高の贅沢をしている気分になれます。休日の楽しみに、またアウトドアの盛り上げ役に、自家製燻製を作ってみてはいかがでしょうか。

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