紅茶ダイエットの効果とは?正しい方法とおすすめの種類も紹介!

イングリッシュブレックファーストや、ダージリンに、キームンなど紅茶は種類も多く、世界中で愛飲されています。そんな紅茶に様々な効果があることが、徐々に解明されてきています。その一つにダイエット効果に大きく役立つ成分が多く含まれているということです。午後のティータイムにリラックスするだけでなく、紅茶がダイエットにどう影響するのか?それはどんな成分なのか?また、ダイエットに適した紅茶の飲み方とはどのような方法なのかなど、紅茶の種類とともに紹介していきます。

紅茶ダイエットの効果とは?正しい方法とおすすめの種類も紹介!のイメージ

目次

  1. 1紅茶ダイエットできれいにやせよう!
  2. 2紅茶ダイエットの効果とは?
  3. 3紅茶ダイエットの正しい方法
  4. 4紅茶ダイエットにおすすめの種類を紹介!
  5. 5紅茶で手軽にダイエットにチャレンジしてみよう

紅茶ダイエットできれいにやせよう!

紅茶ダイエットとは、飲み物によるダイエットの中では本格的なダイエットの一つです。ただし、紅茶を飲めば痩せるというものではありませんので、最初にそこだけはしっかりと頭に入れておいて下さい。どんな痩せる効果があるものでも、痩せ薬とでも言えるような魔法のようなものはありません。正しい知識を持って、正しい方法で行うことが重要なのです。

紅茶を飲むと何故ダイエット効果が得られるのかというと、紅茶のあらゆる成分の効果によって体質の改善が出来て、痩せやすい体質を手に入れられるからなのです。体質が変わるまでには、ある程度の日数が必要なのです。紅茶を飲み続けることで体質が改善され、徐々に代謝量が増えてきますので、まずは正しい方法で飲み続けてみてください。

世界のお茶には様々な種類のお茶がありますが、日本の緑茶、中国のウーロン茶、そして世界中で愛飲されている紅茶と、どれも同じお茶の木から作られているのを知っていますか?どうして同じ木から作られているのに、全く違う味や香りがするでしょうか?それは、摘んだ茶葉をどう加工するのかというところが違うのです。

紅茶は茶葉に含まれている酵素を利用して酸化発酵させて作られます。ウーロン茶も発酵させますが、紅茶よりも発酵の度合いが浅いものです。そして緑茶は全く発酵させていないという違いがあるのです。発酵させる紅茶のポリフェノールは、緑茶のカテキンと比べると分子量が多いそうです。

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紅茶ダイエットの効果とは?

血糖値上昇を抑制する効果

近年の研究で分かってきたのは、紅茶のポリフェノールには多くの健康効果があることです。その中の優れた効果の一つが、血糖値の上昇を抑える働きがあります。血糖値の上昇を抑制する作用はダイエットに繋がります。もちろん、成人病予防にも役立ちますが、ダイエットをしている時は、血糖値の急上昇を抑えることも重要なポイントとなります。

パンを食べる時に紅茶と一緒に食べた時と、水と一緒に食べた時の食後の血糖値を測定したところ、紅茶と一緒に食べた時の方が、血糖値の上昇が抑えられていたという結果も出ています。紅茶のポリフェノールがどのような働きをして血糖値を抑えられたのかというと、糖の分解を促進する酵素の働きを、紅茶のポリフェノールが抑制することで、腸管から吸収される糖が減り血糖値の上昇が抑えられたと考えられています。

この糖を分解する酵素をアミラーゼと言いますが、近年このアミラーゼの働きを抑制する作用のある食材に注目が集まっています。アミラーゼは唾液に含まれている酵素です。その他に糖を分解する消化酵素には、スクラーゼ・サッカラーゼ・マルターゼなどがあります。この様に、紅茶のポリフェノールはダイエットに有効ですので、飲むことをおすすめします。

脂肪吸収を抑制し燃焼を促進させる効果

血糖値の上昇が抑える効果のある紅茶のポリフェノールは、脂肪を分解する酵素の働きを阻害する効果も持っています。分解された脂肪は吸収されやすいですが、分解されていない脂肪はそのままの形で腸に運ばれますので、吸収しずらい状態と言えます。ですから、紅茶はポリフェノールにより脂肪の吸収を抑えて、ダイエット効果が得られるわけです。

さらに、紅茶ポリフェノールは、脂肪を溜めにくくする効果もありダイエットに有効です。。その仕組みは次のような仕組みです。脂肪を溜めるのに必要なインスリンというホルモンの分泌を促す、コチゾールという物質がありますが、ストレスなどでも、このコチゾールが多く分泌される為に、ストレス太りが起こるのです。ではコチゾールを分泌させないようにするには?

ストレスを溜めないことなのですが、それはなかなか難しいことでしょう。ですが、紅茶のポリフェノールはここでも力を発揮してくれるのです。紅茶ポリフェノールによって、コチゾールを抑制することで、脂肪を溜めにくくできるのです。脂肪を吸収しずらくし、溜めにくくしてくれる優秀なダイエット効果を持つ紅茶ポリフェノールです。

紅茶にはまだ優秀なダイエット効果をもつ成分があります。それがカフェインです。カフェインを摂取するとリパーゼが分泌されます。このリパーゼは脂肪の分解をする作用も持っています。カフェインにより活性化されたリパーゼは、体内に蓄積された脂肪に働きかけ、脂肪酸とグリセリンに分解します。

この分解をする働きが促進され、分解された脂肪酸がエネルギーとなって消費される仕組みにより、ダイエット効果が得られます。分解された脂肪は燃焼しやすい状態となりますので、その状態で身体のエネルギーが必要な有酸素を取り入れると、紅茶を飲んでいない状態よりも早く燃焼させることができるのです。

この様に、紅茶ポリフェノールで摂取した脂肪分を分解せずに腸まで運び吸収を阻害します。そして次に体内に脂肪を溜めようとするインスリンに働きかけ、溜めにくい状態を作ります。そして、既に身体に蓄積された脂肪は、カフェインによって分解され燃焼されるという3つの脂肪へのアプローチが紅茶にはあるのです。

紅茶を飲むだけで、これらの3つの脂肪の分解を抑制する・脂肪を溜めにくする・脂肪を分解するというい完璧なダイエット効果と言えるでしょう。

新陳代謝を促進させる効果

ダイエットに不可欠な新陳代謝の促進とは、具体的にどういうことでしょう?なんとなく使っている新陳代謝を良くするという言葉の意味を詳しく説明します。簡単に言えば、古くなって閉まった細胞が、新しい細胞と入れ替わることを新陳代謝と言います。髪の毛も抜けても次々と生えてきますし、爪もどんどんと伸びます。皮膚も垢となり剥がれ落ち新しくなります。

人間の身体のあらゆる組織で、この新陳代謝は行われており、組織ごとに周期が違うのです。例に挙げるならば、皮膚はおよそ28日で、筋肉や肝臓は約60日で細胞が入れ替わるそうです。この新陳代謝がきちんと行われている人は、疲れにくく肌も綺麗な状態を保つことができますし、ダイエット効果も得ることが出来ます。

新陳代謝は、季節や気候の変化に影響を受けたり、加齢により代謝機能が徐々に低下していきますし、ホルモンのバランスの乱れによっても影響を受けます。新陳代謝がうまく行われないと、体内に老廃物が残ってしまい体調不良を起こしたり、肌が荒れたりと悪影響が出てきます。身体の健康にも影響する新陳代謝を上げてダイエット効果を出す方法とは何でしょう?

まず、身体を冷やさないことと、身体を温めることです。血行が良くなり、全身に巡っている血液から新鮮な酸素や栄養を全ての細胞に行き渡らせることで、新陳代謝が良くなる効果があります。また、適度な運動で筋肉や組織が刺激され、血行が良くなり腸の運動も活発になり、新陳代謝を上げる効果に繋がり、ダイエット効果が得られます。

さらに筋肉量が増えることで、エネルギーの消費量が増え体温の上昇とリンパの流れも良くなるという相乗効果も得られます。そして、新陳代謝を上げてくれる食べ物を積極的に摂取することで、より新陳代謝が上がる効果を得ることが出来るのです。新陳代謝を上げる食品には様々なものがありますが、今回は紅茶が新陳代謝を上げる効果に役立つことを紹介します。

紅茶による基礎代謝の上昇効果は、ビタミンB群によるものです。ビタミンB群は、糖質や資質を分解する作用があり、エネルギーに換えやすくしてくれるのです。さらに紅茶に含まれるカフェインも褐色脂肪細胞を活発にする作用があり、脂肪を燃焼しやすく体内で熱が作られやすくなり、エネルギー消費量の増加や脂肪がつきにくい体質になる効果を発揮してくれます。

新陳代謝が良くなり、脂肪がつきにくい体質に改善されれば、余分な脂肪が身体に付かないので、自然と引き締まりダイエットの効果も出やすくなるでしょう。

利尿作用によるデトックス効果

紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用や便秘解消の効果があります。沢山水分を摂っても尿として排出しなければ、身体に老廃物が再吸収されてしまう恐れがあります。利尿作用が働くことにより、尿と一緒に老廃物をどんどんと排泄してくれるので、デトックス効果に繋がります。また、紅茶のデトックス効果は発酵食品であることによる整腸作用も関係します。

整腸作用により、便秘の解消効果がありますので腸で老廃物を溜めずに素早く体外へ排出してくれます。また、間接的ではありますが、紅茶のビタミンB群の作用により基礎代謝を上げる効果がる説明をしましたが、発汗作用も期待できますので、汗からも老廃物を排出してくれます。これらの相乗効果により、紅茶には優れたデトックス効果があると言えます。

デトックス効果は、身体に老廃物が留まる時間を最小限にしてくれますから、腸などから老廃物を再吸収するリスクが減ります。これによって余分な脂肪を増やすことがないのでダイエットに繋がるわけです。また、むくみを生じるほど水分が身体の細胞内に溜まるのも、デトックス効果により排泄してくれるので、むくみ解消とともに、その分体重も減少しダイエットできます。

リラックス効果

紅茶にはリラックス効果もあります。人はイライラしてストレスを感じると、ドーパミンが多く分泌されます。ドーパミンは摂食中枢を刺激してしまいますので、食欲が沸き食べ過ぎてしまいます。さらにストレスは食欲を増幅させるグレリンというホルモンも分泌させてしまいます。その上に、ダイエットに必要なホルモンであるレプチンは減ってしまうのです。

まだまだストレスはダイエットの邪魔をするホルモンを分泌します。それはコルチゾールというホルモンで、インスリンの作用を抑制したり、脂肪の合成を促したり、食欲を抑制するセロトニンを減少させたりと、本当にダイエットや健康の大敵であるストレスは、そのままにしておくわけにいきません。好きなことをしたり運動したり様々なストレスの解消方法があります。

ダイエットに大敵であるストレスを解消する方法の一つに、脳をリラックスさせる方法があります。それを紅茶が可能にしてくれます。紅茶を飲むだけでリラックス効果が得られるなら、簡単なことですがら、是非おすすめします。では、紅茶のどんな成分が、どの様な働きをしてストレス解消に役立つのか説明します。

紅茶のカフェインとテアニンにストレスを解消する効果があるのです。カフェインによるストレス解消効果は実験でも立証されており、ストレスを受けることにより脳内で放出された神経伝達物質が、カフェインを摂取することで66%減少させました。しかし、カフェインには興奮作用や覚醒作用もあるのに、何故リラックスできるのか?不思議ではありませんか?これはテアニンとカフェインの効果が上手く重なり合っていることによります。

そのテアニンは、コーヒーやお茶にも含まれている旨味成分であるアミノ酸の一種なのですが、お茶やコーヒーを飲んだときに、ほっとする効果があります。これはテアニンの効果によるものなのです。テアニンは自律神経をリラックスさせる働きがあり、ストレス解消に役立ちます。さらにカフェインによる興奮作用を抑制する効果もあるので、上手くバランスがとれている、自然が持つ不思議なバランスなのでしょう。この

テアニンを摂取した時の脳の変化ですが、200㎎のテアニンを摂取後30分以降に、α派の出現が活発になったことが検証されています。この様にして、紅茶のカフェインとテアニンはリラックスへと導き、ダイエットの大敵である物質の分泌を抑制してくれるのです。ダイエットに紅茶がおすすめな理由が、次から次へと出てきます。

腸内細菌を整える効果

発酵させて作られる紅茶は、発酵食品なのです。ですから腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして腸内環境を整える効果があります。腸内環境が整うと便秘も解消されるので、ダイエット効果が得られます。では、便秘になると何故太るのかというと、腸内に老廃物が溜まり、余分な糖や脂肪を吸収してしまい、ダイエットには程遠い状態となります。

更に、便秘は腸内環境を悪化させてしまうので、本来体外に排出されるべき老廃物を再び血液に取り込んでしまうため、老廃物が体内を巡ってしまうことになるのです。血液の質が悪いと肥満だけでなく、身体にあらゆる悪影響を及ぼすことになります。血を綺麗にしたいなら、まず腸内環境を整えることは、大変重要なことなのです。

紅茶を飲んで、腸内環境を整えることにより、便秘の解消へと繋がり、サラサラで綺麗な血液が体中を巡っている状態を想像してみてください。必要な酸素と栄養素が供給され、肌や髪が綺麗になり、余分な糖や脂肪は排泄されるのでダイエット効果も得られ、健康で若々しい身体でいることができるのです。

紅茶には他にも健康効果が多くある

紅茶には、他にも多くの健康効果があり、抗酸化作用による動脈硬化の予防・抗菌、抗ウイルス効果・虫歯の予防効果・アレルギーの抑制効果・アンチエイジング効果・日焼け予防効果・デオドラント効果と驚くほど多くの健康効果があります。

紅茶ダイエットの正しい方法

食事中または食事後30分以内に飲む

紅茶を食事の前に飲むダイエット方法と理由を説明します。紅茶を食前に飲むことで、紅茶のポリフェノールの血糖値を上げにくくする効果と、脂肪を付きにくくする効果を得ることができ、ダイエットに繋がります。目安は、食事の30分前に飲むことをおすすめします。

血糖値の上昇を防いでダイエット効果を得るためには、食後では意味がありません。ですので、食前に飲むのがよいという説明をしましたが、紅茶のカフェインは胃を刺激して胃酸の分泌を促すことにより、吐き気などをもよおす場合があります。胃腸が丈夫でない人は、食事中に飲むことをおすすめします。

食後に紅茶を飲んで痩せる方法

食前と食事中は、血糖値の上昇を抑える効果を発揮し、ダイエット効果をもたらしてくれる紅茶ですが、食後に飲むこともダイエットに有効です。それは前述した体内の各部位において脂肪に有効なアプローチをしてくれダイエットに繋げたり、整腸作用やデトックス効果などで老廃物を排泄してくれる効果でダイエット効果を発揮してくれたりもします。

また、紅茶にはカフェインの興奮作用を鎮める働きもあるので、夕食後に飲むこともコーヒーほど神経質になる必要がなく、リラックスし安眠やダイエット効果に繋がりますので、大変優秀でおすすめの飲み物といえるでしょう。また、食べ過ぎてしまった時は、紅茶にカルダモンとみかんの皮をプラスして飲むと効果があるそうです。

紅茶は暖かいものを飲むようにしよう

紅茶をダイエット目的で飲むのなら、アイスティーで飲むよりもホットティーで飲むことをおすすめします。何故ならば基礎代謝を上昇させることで、エネルギーの消費量を増やすことができますので、体温を上げる作用のある発酵茶である紅茶のダイエット効果は、温かい紅茶を飲む方が発揮されやすからです。

一年を通してホットティーを飲むのが理想的ですが、夏の暑い時にどうしてもホットティーが飲みにくい人は、常温の紅茶を飲むようにしましょう。冷たい紅茶は身体を冷やしてしまいます。できれば他の飲み物も、冷たいものより温かい飲み物か常温ののみものにすることを、おすすめします。中国の人が冷たい飲み物を飲まれないのは、ちゃんと理由があるのです。

中国は古くから漢方を用いた医療を大切にしています。漢方の基本的な考え方には、身体を冷やすものと温めるものとを区別する概念があり、冷やす必要のある理由がない限りは、身体を冷やすことは身体に悪いと教えられて育ちます。近年、日本に多くの中国人の方が旅行に来られますが、ほとんどの人がマイポットで温かいお茶を持参しておられます。

甘いものも身体を冷やすからあまり食べ過ぎないようにしたり、食材によってどの食材にどういう効果があるかということを、普通に知識として持って生活をしているのです。世界の三大伝統医学にギリシア医学を起源とするユナニ医学、北インドを中心に発達したアーユルヴェーダ、そして中国地域に伝わる中国医学という重要な位置づけをされています。

この3つの伝統医学は、自然由来のもので人間本来の機能を高めて健康へと導く医学ですから、当然取り入れておくべき健康方法と言えます。運送や保存の技術が発達した現在、長きに渡って食してきた食材意外のものを食べる機会が増えています。そんな現代だからこそ、伝統医学を再認識するべきなのではないでしょうか?

紅茶はストレートで飲む

紅茶はカップ一杯分で約1kcalしかカロリーがないので、ストレートで飲むのがダイエットには一番適しています。ミルクと砂糖を入れると断然カロリーが高くなってしまうからです。因みにポーションミルク1個のカロリーは12kcal、牛乳100㏄のカロリーは70kcal、砂糖5gが19kcalです。

どうしてもストレートの紅茶が苦手な人や、甘味が欲しい時には、ビタミンやミネラルを含んだ蜂蜜やメープルシロップ、黒砂糖などを使うようにしましょう。これらの糖分は白砂糖に比べると、腸での吸収が緩やかですので血糖値の急上昇を避けることができます。しかし、安心して摂り過ぎるとカロリーが大きくなってしまうので、気を付けましょう。

ちなみに、黒砂糖5gのカロリーは18kcalで、はちみつ7gが21kcal、メープルシロップ5gが13kcalとそれぞれカロリーがそこそこありますが、白砂糖よりも甘味を強く感じる為、白砂糖より使用料を減らすことができます。甘味を調整しながら出来るだけ控えめにして使うようにしましょう。

運動する前に紅茶を飲んで痩せる方法

紅茶を運動の前に飲むダイエットの方法と理由を説明します。紅茶を有酸素運動をする30分前に飲むと、紅茶に含まれるカフェインの血行を促進する効果により、有酸素運動で取り込んだ酸素を効率良く全身に運ぶことができ、脂肪の燃焼効果がより高まります。

運動を取り入れると効果的

紅茶の脂肪を分解してエネルギーに換えやすくする働きを説明しましたが、折角エネルギーに換えやすい状態にしたのならば、少しだけ有酸素運動を取り入れて、その脂肪を燃やしてしまいましょう。そうすることでダイエット効果を得やすくなるのです。日常生活でもエネルギーは消費しますが、よりダイエット効果を得たければ、運動も必要なのです。

近年、トクホとして売り出されている健康飲料も飲むだけでなく、適度な運動を取り入れることを推奨しています。軽い有酸素運動は脂肪燃焼に必要な酸素を取り入れてくれるのと、健康に重要な筋肉を増強することもできます。ウォーキングやエアロビクスやゆっくりとした水泳も心臓に負担がかかりにくく、おすすめの有酸素運動と言えます。

生姜を紅茶に足すと効果的

紅茶だけでも十分なダイエット効果が得られますが、紅茶に生姜を足すことで、生姜の冷え性の改善・胃腸の働きを活発にする作用・代謝の促進・発汗作用・血管を拡張する作用・脂肪燃焼の効果・自律神経を整える・身体を温めるなどの効果も一緒に得られますのえ、ダイエットにより効果的でおすすめの飲み方です。

ただし、生姜には生で得られる効果と、加熱や乾燥した生姜で得られる効果が違ってきますので、ダイエットに効き目のある効果を得たいならば、生姜のショウガオールを引き出す乾燥した生姜や、加熱した生姜を利用することをおすすめします。

蜂蜜を紅茶に足すと効果的

生姜の他にも紅茶と相性のいいのが蜂蜜です。甘い紅茶が飲みたい時には、蜂蜜を足して蜂蜜の効果も一緒に得ることを、おすすめします。蜂蜜の効果には腸内細菌を整える効果・便秘の改善効果・血糖値の上昇を抑える効果・脂肪の吸収を抑制する効果・脂肪を燃焼させる効果・脂肪の蓄積を阻害する効果とダイエットに必要な効果が沢山あります。

蜂蜜の糖分は、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)で単糖類ですので、これ以上分解する必要のない、すぐにエネルギーとして使われるものです。フルクトースは血糖値の上昇をコントロールするため、脂肪蓄積の心配があまりありません。紅茶と蜂蜜の相性は味だけでなく、効果も相性抜群でおすすめの方法と言えるでしょう。

シナモンを紅茶に足すと効果的

シナモンはパンやお菓子作りにも良く使われるハーブですが、紅茶に足して飲む方法もあります。シナモンはインドでも古くから使われているハーブの一つで、中国でも桂皮として古くから漢方として使われています。シナモンの効果の一つに毛細血管の老化などを抑える効果があることが研究から分かりました。

毛細血管の血管内皮細胞と壁細胞の接着が老化により、はがれやすくなり血液が漏れ出すこととなり、いずれ血流が途絶えてしまいます。この老化現象をシナモンは予防してくれるのです。毛細血管内細胞と壁細胞の接着を強くする働きのあるTie2という成分を活性化する作用を持っており、毛細血管を修復してくれるのです。

また、血管の拡張する効果もシナモンは持っていますので、毎日の紅茶にシナモンパウダーを入れるだけで、全身の毛細血管を修復し、全身に綺麗な血液が行き渡ります。結果的にダイエットの効果が得られることになり、おすすめのダイエット方法と言えるでしょう。

紅茶ダイエットの注意点

紅茶をダイエットに取り入れるのに気を付けなければならないのが、カフェインです。カフェインは身体に良い働きをしてくれますが、過剰摂取になると胃を荒らしてしまったり、興奮作用が働きすぎて落ち着きがなくなったり、カフェイン中毒に陥る恐れもあります。紅茶は一日3杯くらいを目安に飲みましょう。

また、紅茶のポリフェノールは歯に沈着すると色が着いてしまいます。できれば飲んだ後の歯磨きをおすすめします。また、ストレートティを飲めない人が砂糖を入れて飲むと、糖分を摂り過ぎてしまったり、白糖により身体を冷やしてしまいますので、どうしても甘味が欲しいのであれば、蜂蜜やメープルシロップなどにしましょう。

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紅茶ダイエットにおすすめの種類を紹介!

紅茶のいい所を集めた「イングリッシュ・ブレックファースト・ティー」

イングリッシュ・ブレックファースト・ティーは、伝統的なブレンド紅茶です。誕生したときにはセイロン、アッサム、ケニア茶をブレンドしたもので、香りや風味が強く砂糖やミルクとの相性が良い紅茶にブレンドされているのが特徴です。朝食にブレンドティーを飲む習慣が古くから英国にありますが、この呼び名は実はアメリカで始まったそうです。

3種類の紅茶をブレンドしているので、それぞれの紅茶の効果をいいとこどりできて、ダイエットにもおすすめの紅茶です。

優れた美容効果とダイエット効果「ジャスミンティー」

ジャスミンティーは中国では昔から、不老長寿の妙薬として愛飲されているお茶です。中国料理店に行くと必ず、このジャンスミンティーが出てきます。爽やかな香りは日本人の好みにも合い、一般家庭でも愛飲されている人が多いのではないでしょうか?そんなジャスミンティーの効果には、リンゴ1個分含まれているビタミンCにより美肌効果があります。

また、ジャスミンのベンデルアセテートという香り成分が、右脳を刺激し、自律神経の働きを改善することで、リラックス効果をもたらせるようです。前述した通り、リラックスすることでストレスを軽減し、肥満ホルモンと呼ばれる物質を減らすことができ、ダイエットに向いているお茶と言えるので、大変おすすめです。

更に、ジャスミンティーはカフェインも少ない含有量となっていますので、摂取量を気にせずに、水の代わりに飲みながら脂肪の燃焼に役立ってくれます。ジャスミンティーのベースが緑茶でできているので、タンニンの便秘解消効果や、カフェインの利尿作用または、ジャスミンの香りの効果で更なるリラックス効果が期待できるおすすめのお茶です。

ゴージャスな香りと疲労回復効果がある「キームン」

世界三大銘茶の一つであるキームンは、キーマンやキーモンなどと呼ばれることもあります。最高峰が1800メートル以上の黄山山脈で、年間200日以上も雨が降る、濃厚な霧が立ち込める環境は、紅茶の栽培に適しています。上質なキームンは、茶葉がよく締まっており、なかなか開かず蒸らしに5分以上必要な物もあります。

キームンにはテアニンが多く含まれているのが特徴であり、このテアニンのリラックス効果や、睡眠の入眠と睡眠維持、睡眠時間の改善が認められる研究結果もあり、質の高い睡眠により、疲労回復の効果が得られるので、おすすめできる紅茶です。

紅茶のシャンパンと呼ばれるマスカットの香りがする「ダージリン」

紅茶の中でも最もポピュラーなのがダージリンではないでしょうか?北インドで生産されており、世界三大紅茶の一つです。紅茶のシャンパンと呼ばれているのは、マスカットの様な甘い香りと、深い味わいにより、世界中から愛されている紅茶だからです。

ダージリンにも一般的な紅茶と同じ、ポリフェノールによる老廃物の排泄や脂肪を溜めにくくする効果や、カフェインの脂肪を燃焼させる効果などがあります。それと合わせて、ダージリン特有の香り成分によりアロマテラピー効果が期待でき、ストレスの解消へと繋がり、ダイエット効果が得られておすすめの紅茶です。

紅茶のプチトリビア

コーヒーやお米などにも言えることなのですが、紅茶は使う水によって味わいが変わってきます。ミネラルの含有量の多い硬水と軟水とがありますが、日本の天然水は軟水です。軟水で紅茶を淹れるとカルシウムとタンニンが結合するので、渋味と香りがまろやかになります。汲み置きした水でなく、酸素を多く含む新鮮な水を使うことをおすすめします。

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紅茶で手軽にダイエットにチャレンジしてみよう

紅茶に含まれる成分がいかにダイエットに適しているかや、正しい紅茶のダイエット方法も紹介してきました。なにげなく飲んでいた紅茶が、これほどダイエットに効果がある飲み物であることを、まだ知らなかった人も、既に知っていた人も、更に紅茶とダイエットの関わりについて、深く知識が得られたのではないでしょうか?

正しい紅茶のダイエット方法を守るだけで、手軽で低コストのダイエットをすることができますし、紅茶にはダイエットの他に、健康効果も沢山あります。紅茶を毎日の習慣にして、体質改善をする方法でダイエット効果に繋がるのだと認識し、紅茶ダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか?

普段の飲み物の一部を置き換えるだけのダイエット方法ですから、同じものを食べ続ける必要もありませんし、今まで通りの食事で体質改善が可能となります。ただし、どのダイエット方法にも共通して言えるのは、これをしているから、いつもより多く食べても大丈夫と甘いものを多く食べ過ぎないように気を付けましょう。

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