カリカリ梅のカロリーはどれくらい？食べ過ぎは体に悪い？栄養の効果も紹介

カリカリ梅はコンビニや駄菓子屋などでよく売られている商品で、子供の頃におやつとして食べていたという人も多いのではないでしょうか？そのポリポリとした食感からついつい食べ過ぎてしまいがちになりますが、食べ過ぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。

本記事ではカリカリ梅のカロリーや、食べ過ぎによる体への影響をまとめました。カリカリ梅を使ったレシピも紹介しているので、日々の献立に利用してみてください。

カリカリ梅と梅干しでは、そもそも使われる梅からして違います。梅干しには完熟した柔らかい梅を使いますが、カリカリ梅は固い食感をわざと残すためにまだ熟していない青梅を使います。

梅干しは塩に漬け込んだ後に天日干しをするのですが、カリカリ梅はカルシウムなどを含んだ調味液になどに漬け込むだけで干す作業はありません。また、カリカリ梅には梅をカリカリにさせる食品添加物が含まれていることも大きな違いです。

カリカリ梅のカロリーは1個6kcal程度とかなり低カロリーです。1～2個食べたところでほとんどカロリーはないので、ダイエット中のおやつには最適だといえるでしょう。特にあのカリカリした食感が満腹中枢を刺激してくれるため、少量でも満足できるというメリットもあります。

梅干しのカロリーは1粒3kcal程度で、カリカリ梅よりもさらに低カロリーであることがわかります。ただし、これは塩漬けして天日干しした場合の梅干しの話で、はちみつや砂糖などの調味料に漬けた梅干しはカロリーが3倍ほど跳ね上がります。

甘い梅干しは食べやすいため一度に多く食べがちですが、カロリー制限をしている人やダイエット中の人は食べ過ぎに注意しましょう。

カリカリ梅は梅干しとは製造方法が異なりますが、その栄養価は梅干しとほとんど同じです。特に豊富な栄養素はクエン酸やリンゴ酸、コハク酸などといった有機酸です。また、ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化作用を持つ栄養素の他、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラルやタンパク質も含まれています。

特にミネラルは他の果実に比べても豊富で、リンゴに比べてもカルシウムは4倍、鉄はなんと8倍も含まれています。

カリカリ梅に含まれているクエン酸には疲労回復の効果だけでなく、腰痛や肩こりの緩和、老化防止などの働きもあります。また、唾液の分泌を促して食欲を増進させてくれるため、夏バテの時期など食欲のない時に食べるのがおすすめです。

他にもカリカリ梅にはカルシウムや鉄の吸収を促したり肝機能を強化したりと、体に嬉しいさまざまな効果が見られます。体の代謝機能を高めると同時にビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化作用もあるため、シミやシワを減らしたり美肌効果にも期待が持てます。

ミネラルやビタミンが免疫力を向上させてくれるので、丈夫な体作りにも役立つ食品です。休んでも疲れが取れない時や風邪をひきやすくなった時などは、カリカリ梅を食事などに取り入れると良いでしょう。

カリカリ梅は大きいものから小さいものまで、さまざまなサイズの商品がありますが、平均的な大きさのものでだいたい１日に1個から2個くらいが適量となります。ポリポリとした食感と酸味でついつい手が伸びてしまうカリカリ梅ですが、1日の限度を守って食べるのが大事です。

また、子供にとっては刺激が強すぎることもあるので、1日1個までにとどめておいたほうが良いでしょう。

カリカリ梅の塩分はその商品にもよりますが、だいたいが1個当たり1g未満となっています。こうして聞くと大したことなさそうですが、塩分摂取量の適量は1日に5～7g程度です。ほとんどの人が普段の食事でこの塩分量をすでにオーバーしているので、その上でカリカリ梅を何個も食べてしまえば完全に塩分の過剰摂取となってしまいます。

塩分を摂りすぎると体がむくみやすくなったり、高血圧などの生活習慣病にかかりやすくなります。どうしてもカリカリ梅を多く食べたい時は、減塩や無塩の商品を選ぶと良いでしょう。

特に妊娠中の人は妊娠していない人以上に塩分を控えなくてはならず、普段よりも注意が必要です。つわり中は酸っぱいものやさっぱりしたものを食べたくなることが多くなりますが、カリカリ梅は1日1個程度におさえて食べ過ぎないようにしましょう。

カリカリ梅はカロリーが低いためダイエットに適している商品ですが、食べ過ぎるとダイエットの妨げとなって逆に太ることもあります。カリカリ梅を食べ過ぎると塩分の摂りすぎになり、体は塩分濃度を調節するために水分をためようとします。

そうすると余分な水分が排出されずに体にとどまることになり、体がむくんだり体重が増加してしまうことになるのです。

カリカリ梅に含まれているクエン酸は健康な状態であれば食べても問題はありませんが、体が弱っているところに食べると刺激が強すぎて腹痛を起こすことがあります。また、食べ過ぎた時も同様で、胃腸に過度な負担がかかって腹痛や下痢を起こしたりします。くれぐれも食べ過ぎには注意するようにしましょう。

【材料】

• ご飯 2杯分
• 卵 1個
• シラス お好みで
• カリカリ梅 5個
• 青じそ 2枚
• 油 適量
• 塩コショウ 適量
• 醤油 適量

1. カリカリ梅はみじん切りに、青じそは千切りにします。
2. フライパンに油を熱し、溶いた卵を入れてかき混ぜます。
3. 卵にある程度火が通ったら、ご飯を入れて炒め合わせます。
4. 4に梅とシラスを入れて、全体的に混ぜるようにして炒めます。
5. 塩コショウと醤油を入れて混ぜ合わせます。
6. 2を加えて軽く炒めたら完成です。

適度な酸味と塩気が美味しい、カリカリ梅とシラスのチャーハンのレシピです。カリカリ梅とシラスの塩気があるため、調味料はそれほど入れなくても大丈夫です。梅だけでもさっぱりとした味になりますが、青じそを加えることでさらにさっぱりと爽やかな風味に仕上がります。

【材料】（2人分）

• 豚肉（3枚肉） 200g
• 水菜 適量
• 日本酒 適量
• 玉ねぎ 1/2個
• カリカリ梅 5個
• A すし酢 80cc
• A サラダ油 20cc
• A レモン汁 適量

1. カリカリ梅はみじん切りに、玉ねぎは薄切りにします。
2. ボウルにAとカリカリ梅を入れて混ぜます。
3. フライパンにお湯を沸かして、玉ねぎをさっと湯通ししたら水にさらします。
4. 3のお湯に日本酒を加え、豚肉をしゃぶしゃぶします。
5. 2に3と4を加えて漬けます。
6. 皿に水菜を敷き、その上から5を乗せたら完成です。

カリカリ梅の歯ごたえが美味しい豚肉マリネのレシピです。具材をマリネ液にしっかり漬けると味がなじんで美味しくなりますが、さっと短時間漬けるだけでもサラダのように食べることができます。玉ねぎは一度湯通しすると辛みがなくなって食べやすくなりますが、シャキシャキした食感や辛みが好きな人は生のまま使っても良いでしょう。

【材料】

• 芽ひじき 1/2パック
• 水 200cc
• カリカリ梅 5個
• A 白だし 大さじ1
• A みりん 大さじ1
• 白ごま 適量

1. 耐熱ボウルにひじきと水を入れて、レンジで1分加熱します。
2. カリカリ梅をみじん切りにします。
3. ひじきの水を切ったらフライパンで乾煎りします。
4. 3にAを加えて、水気がなくなるまで煮込みます。
5. 4に2を加えて完全に汁気がなくなったら火をとめ、余熱で少し炒めます。
6. 粗熱が取れたら白ごまを加えて完成です。

カリカリ梅の生ひじきふりかけは、簡単に作れる上に鉄分がしっかりと摂れる健康的な一品です。このままご飯にかけても美味しいですし、豆腐などにかけて食べるのもおすすめです。かつおぶしやちりめんじゃこなどいろいろな素材と合わせることができるので、お好みの具材と合わせて楽しみましょう。

ご飯と材料を混ぜてにぎるだけで作れる、カリカリ梅と塩昆布のおにぎりのレシピです。さっぱりとしていて食べやすく、夏の塩分補給にもぴったりです。他にも青じそや白ごま、みょうがなどを入れても美味しく食べられます。

カリカリ梅はとてもカロリーの低い食べ物で、食べ過ぎなければ体にも影響はありません。しかし、1日に何個も食べてしまうと、塩分の過剰摂取や腹痛を引き起こすことがあります。しかし、もともと栄養が豊富なカリカリ梅は体に良い効能も数多くあるので、食べ過ぎに注意して少量ずつ楽しむようにしましょう。