ダルバートはネパールの薬膳定食!食べ方と人気店も紹介!

ダルバートは、スパイシーに味付けした種類豊富なおかずとご飯を混ぜて食べる、ネパールのワンプレート料理です。大きなお皿には、ダルという豆のスープと、サーグ、チキンタルカリ、アルタルカリ、アチャールといった、ネパールの基本のおかずがたっぷり並んでいます。カレーとはまた違った絶品の味わいは、一度食べたらクセになること間違いなしです!ダルバートの食べ方や作り方、ダルバートが食べられるおすすめのお店などを紹介します!

ダルバートはネパールの薬膳定食!食べ方と人気店も紹介!のイメージ

目次

  1. 1ダルバートはワンプレートで色んな味が楽しめる!
  2. 2ダルバートの食べ方
  3. 3ダルバートが食べられる東京・大阪の人気店を紹介!
  4. 4ダルバートとは豪華定食のような絶品ネパール料理!

ダルバートはワンプレートで色んな味が楽しめる!

ダルバートとは、ワンプレートでお米とたくさんの種類の野菜が食べられてお腹いっぱいになる、ヘルシーで美味しいネパールの代表的な料理です。今回は、健康食として女性に人気を集めているダルバートについて、その魅力や食べ方などをたっぷり紹介します。

ダルバートとはネパールの国民食

ダルバートとは、ネパールで食べられる国民食です。ダルバートの「ダル」は豆のスープ、「バート」はご飯という意味です。この豆のスープとご飯を主役にして、様々な種類の野菜を使ったおかずがプレートに並んでいます。まるで日本の定食のようなスタイルの料理です。

お米が中心で日本人にも馴染みやすい

ネパールではご飯が主食です。ダルバートもたっぷりのご飯を豆のスープと合わせて食べます。まるでご飯と味噌汁のようで、日本の食事スタイルと似ています。ダルバートは種類も多く、ネパールにあるレストランやドライブインなどいろんなお店でメニューに載っている、まさにネパールにはなくてはならない定番料理です。

ご飯やスープ以外に副菜の数が多い

ダルバートの特徴として一番魅力的なのは、副菜の種類の多さです。しかも、どの副菜も味付けがいろいろと用意されており、最後まで飽きずに食べることができます。こうした副菜の味付けも店や家庭ごとに違っており、1つとして同じダルバートはないといっても良いかもしれません。

野菜たっぷり薬膳で炒めたおかず満載

ダルバートにはたっぷりの野菜が使われています。様々な野菜をスパイスたっぷりの薬膳で炒めているので、体にとても良く、健康的な料理です。

ダルバートの食べ方

ダルバートがどんな料理なのかわかったところで、今度は食べ方について見ていきましょう。本場の食べ方や日本で食べる場合はどうなのかなど、詳しくチェックしましょう!

ダルバートにはどんな種類の料理が乗ってる?

まずは、ダルバートの料理の種類から見てみましょう。まず、先に紹介した豆のスープとご飯です。他に代表的なものでは、サーグという青菜のスパイス炒めがあります。そしてタルカリというカレー味の野菜を使ったおかずがあります。アルタルカリはじゃがいも、チキンタルカリは鶏肉を使用しています。さらに、アチャールというピリ辛の漬物もあります。これらが基本の種類です。

また、特別な日のダルバートには、マトンやチキンのカレーがつくこともあります。基本は、野菜のおかずが数種類並ぶのが一般的といえます。さらに、パパルやパパドと呼ばれる米や豆のせんべいや、甘味のないヨーグルトがついていることもあります。

ダルバートは混ぜて食べて美味しい!

ダルバートのおすすめの食べ方は、混ぜながら食べることです。まずはご飯に豆のスープをかけて、次はアルタルカリやチキンタルカリとがっつり、最後はアチャールと混ぜて、というように、一つのお皿の中で色々な味を楽しむことができます。本場の正統派の食べ方では、テーブルなどはなく、床に座り、料理も床に置かれます。そして手づかみで食べるのが一般的です。

しかし、もちろん私たち日本人や外国の方々はスプーンを使って大丈夫です。ネパールのお店では、外国人旅行客にはきちんとスプーンをつけてくれるお店がほとんどなので、ご安心ください。ダルバートを食べる機会があったら、サーグやチキンタルカリ、アルタルカリ、アチャールをご飯と少しずつ混ぜながら、いろんな味を楽しみましょう。この食べ方を知っていれば、より美味しくダルバートが食べられます!

ダルバートを作ってみよう!

それでは、ダルバートに乗っているサーグやアチャール、チキンタルカリ、アルタルカリを実際に作ってみましょう。この4つがあれば、本場ネパールのダルバートを簡単に再現できるのでぜひお試しください!

彩り美しい簡単サーグの作り方

まずはサーグの作り方です。サーグとは青菜のスパイス炒めです。日本人にお馴染みの青菜を使った、簡単美味しいサーグの作り方を見てみましょう。このサーグ、彩りも美しいので、普段の料理の副菜にもぜひ添えてみてください。

  • 小松菜1袋
  • ほうれん草1袋
  • 油小さじ2
  • クミンシード小さじ1
  • フェヌグリーク小さじ1
  • 塩少々

  1. フライパンに油を温め、クミンシードを加えて黒くなるまで炒めます。
  2. 一口大に切った小松菜とほうれん草、ターメリック1つまみを加えて中火から強火で炒めます。
  3. 油が行き渡ったら蓋をして、2分ほど蒸し焼きにします。
  4. 塩で味を調えて完成です。

ボリューム満点チキンタルカリの作り方

続いて、チキンタルカリの作り方です。チキンタルカリとは、鶏肉と野菜をスパイシーに炒めたおかずです。シンプルな材料で簡単に作れるのでおすすめです。チキンタルカリはボリュームいっぱいなので、これだけで食べても十分満足です。

  • 鶏もも肉400g
  • にんにくとしょうが1かけずつ
  • 玉ねぎ1/2個
  • トマト1個
  • ウコン・クミンをティースプーン1杯程度
  • ローリエ1~2枚
  • 唐辛子の粉お好み
  • 塩大さじ1
  • 油大さじ4

  1. 油を熱してウコンと鶏肉を加えて、油が透き通るまで炒めます。
  2. 油を捨てて、薄切りにした玉ねぎ・ローリエ・クミン・塩・唐辛子の粉を加えて混ぜます。
  3. 玉ねぎがしんなりしたら、さいの目に切ったトマトを加えます。
  4. すりおろしたにんにくとしょうがを加えて炒めたら完成です。

ほっこりじゃがいもが美味しいアルタルカリの作り方

続いてアルタルカリのレシピです。アルタルカリとはじゃがいものカレーですが、その他の野菜もたっぷり加えたレシピを紹介します。具沢山アルタルカリは贅沢気分が味わえておすすめです。

  • じゃがいも100g
  • カリフラワー200g
  • 大根100g
  • 玉ねぎ100g
  • にんにくとしょうがのみじん切り1かけ分
  • トマト缶100cc
  • クミンシード小さじ1
  • 赤唐辛子1本
  • ヒングほんの少し
  • ターメリックパウダー小さじ1/3
  • クミンパウダー小さじ1/2
  • コリアンパウダー小さじ1.5

  1. 野菜は食べやすい大きさにカットします。
  2. 鍋に油大さじ1~2を加え、中火で加熱します。油が温まったらクミンシード、唐辛子、ヒングーを加えます。
  3. クミンシードがしゅわしゅわして10秒ほどたったら、玉ねぎ・にんにく・しょうがを加えて、中火で炒めます。
  4. 15分程炒めると玉ねぎが飴色になるので、パウダー系のスパイスとトマト缶を加えて弱火から中火で煮込みます。
  5. トマトソースから油がにじみ出てきたら、野菜を加え、蓋をして、時々かき混ぜながら馴染ませていきます。
  6. 好みの濃さに煮詰め、味付けが足りないようなら塩を足して完成です。

ダルバート最強の名脇役アチャールの作り方

最後に、アチャールの作り方を紹介します。アチャールとは漬物のことで、色々な野菜で作ることができます。今回はカブと紫玉ねぎを使った彩り良いアチャールのレシピを紹介します。

  • カブ大1個
  • 紫玉ねぎ中1/4個
  • マスタードシードオイル大さじ1
  • レモン汁小さじ2~3
  • 塩小さじ1/2〜1
  • レッドチリホール1~2本
  • フェヌグリークごく少量

  1. カブは皮を剥いて薄切りにし、小さじ1/4の塩を揉み込んで15分置いておきます。水気が出たら絞ります。
  2. 玉ねぎも薄切りにし、辛味が苦手な場合は15分水にさらして、水気を切っておきます。
  3. フライパンにマスタードシードオイルを熱し、フェヌグリークをこげ茶色まで炒めたら、唐辛子を加えて炒めます。フェヌグリークは強い苦味があるので、隠し味程度に少量を加えるようにしましょう。
  4. ボールに入れたカブと玉ねぎに3を加え、レモンと塩で味を調えます。手でよく混ぜて、最後に彩りでパクチーを添えて完成です。

ダルバートが食べられる東京・大阪の人気店を紹介!

現地の人が作る本格料理の数々「ネパール民族料理 アーガン」

新大久保にある、本場ネパールの人たちが認める絶品ネパール料理のお店です。ランチやコースも充実しており、ダルバートのセットも豊富に用意されています。「アーガンスペシャルタカリセット」では、チキンやマトン、野菜のカレーに、お馴染みのサーグやタルカリがたっぷりついて1,350円とコスパも良いです。こんなに食べられないという人には、「ネワリカザセット」が量も少なめで980円とお安いのでおすすめです。

アーガンの営業時間は11:00〜24:00までで、ラストオーダーは23:30です。年中無休で営業していますので、豪華にダルバートが食べたくなったらぜひ足を運んでみてください。新大久保駅から徒歩4分、大久保通り沿いのビルの4階にあります。

たくさんの野菜でヘルシーご飯「ダルバート食堂」

大阪でダルバートを食べるなら、ぜひ「ダルバート食堂」へ行ってみましょう!こちらでは、タルカリやアチャールなど本格おかずがたっぷりのダルバートが味わえます。「週替わりカレーのダルバート」は1000円という嬉しい価格です。プラス100円で玄米ライスをスパイスライスに変更できたり、ご飯や豆カレーのお代わりもできます。本格スパイシーなカレーと食べるご飯やおかずは絶品です。

ダルバート食堂の営業時間は、ランチタイムが11:30~16:00までで、ラストオーダーは15:30です。売り切れ次第閉店なのでお気をつけ下さい。ディナータイムは18:00~21:30で、ラストオーダーは21:00となっています。大阪市営地下鉄谷町4丁目駅、または谷町六丁目駅から徒歩5分程のところにあります。日曜日も営業しているので、家族や友達と訪れてみるのも良いでしょう。

ダルバートとは豪華定食のような絶品ネパール料理!

まるで小鉢がたくさん並ぶ日本の定食のような、ネパールの代表料理、ダルバートについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?ぜひ、ネパールに旅行に行くことがあったら、本場のダルバートの味を楽しんでみてください。そして、家でも手作りダルバートでヘルシーな食卓を満喫しましょう!

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