ラム肉の栄養と効果は?臭みを消す方法とおすすめレシピも紹介

ジンギスカンやラムチョップなどに使われるラム肉ですが、知っているけど食べたことはないという方もいるでしょう。本記事では、ラム肉の栄養効果から臭みを消す方法、おすすめのレシピまで詳しくご紹介しています。ラム肉の活用法を知りたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。

ラム肉の栄養と効果は?臭みを消す方法とおすすめレシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1ラム肉とは?
  2. 1ラム肉の栄養成分と効果
  3. 1ラム肉の栄養成分と効果
  4. 1ラム肉の臭みを消す方法
  5. 1ラム肉を使ったおすすめレシピ
  6. 1ラム肉の保存方法
  7. 1栄養豊富でヘルシーなラム肉を食べよう

最近スーパーなどでもよく見かけるラム肉ですが、栄養豊富でヘルシーと言うけれど、実際にどのような栄養効果があるのか詳しくは知らないという方もいるでしょう。また、ラム肉は独特の臭みがあるので使いづらいのではと考えている方もいるのではないでしょうか。


本記事では、ラム肉の持つ栄養成分や体への効果、臭みを消す方法からおいしさを損なわない保存方法まで詳しくご紹介しています。さらに、自宅で簡単にできるラム肉を使った料理レシピも載せています。


本記事を読みラム肉について知ることで、ラム肉を食べたことがない方も、食べたことはあるけれど栄養効果まで詳しく知らないという方も、ラム肉をおいしくさらにラム肉の栄養を有効的に活用することができるようになるでしょう。


本記事を読んでラム肉の魅力を知り、ぜひ毎日の料理に活用してください。

ラム肉とは?

ラム肉とは羊肉のことで、ジンギスカンやラムチョップなどの料理が人気です。牛肉や豚肉ほどメジャーではないものの、ヘルシーで栄養価が高いと最近注目を集めています。


羊肉には、ラムの他にマトンと呼ばれるものもありますが、ラムとマトンの違いは何なのでしょう。次に、ラムとマトンの違い、またラム肉の部位ごとの特徴を見ていきましょう。

ラムとマトンの違いとは?

羊肉は、生まれてからの年数の違いでラム、マトンと呼び名が変わります。ラムは、生後1歳未満、もしくは永久門歯が生えていない子羊の肉のことを言います。羊肉はクセが強いと言われますが、ラムは羊特有のクセやにおいがほとんどなく、食べやすいのが特徴です。中でも、生後数か月の子羊は、ミルクラムと言われ高級商材とされています。


一方、マトンとは生後2~7年ほどの羊肉のことで、ラムに比べて肉質が硬く、羊特有のクセやにおいが強くなると同時にコクと旨味が出てくるのが特徴です。

部位ごとの特徴

ラムと一言で行ってもさまざまな部位があり、特徴や適した料理が異なります。ロースは肉質が柔らかくジューシーで、ラム肉の中では高級部位と言われています。ロースを肋骨ごと切り分けた物がラムチョップです。


肩ロースは赤みと脂肪のバランスが良く柔らかくて食べやすい部位で、羊肉独特の香りと旨味を楽しめます。


モモは脂肪が少なくあっさりした赤み肉で、柔らかいお尻の部分はステーキに、硬い脚の部分は煮込み料理が向いているでしょう。お腹の部分にあたるバラ肉は脂肪が多めでラムのクセが強いため、煮込み料理や香辛料を使った料理が適しています。

ラム肉の栄養成分と効果

牛肉や豚肉、鶏肉に比べ、まだまだ特別感のあるラム肉ですが、実は、栄養価がとても高く、健康に効果的な栄養成分を多く含んでいます。


ここからは、ラム肉の主な栄養成分と体にもたらす効果を詳しくご紹介していきましょう。

栄養成分ラムロース(100ℊあたり)
たんぱく質18ℊ
脂質16ℊ
炭水化物0.1ℊ
鉄分1.5mg
ナイアシン4.3mg
ビタミンB121.1μg
ビタミンE0.5mg
亜鉛2.6mg

ラム肉の栄養成分と効果

牛肉や豚肉、鶏肉に比べ、まだまだ特別感のあるラム肉ですが、実は、栄養価がとても高く、健康に効果的な栄養成分を多く含んでいます。


ここからは、ラム肉の主な栄養成分と体にもたらす効果を詳しくご紹介していきましょう。

栄養成分ラムロース(100ℊあたり)
たんぱく質18ℊ
脂質16ℊ
炭水化物0.1ℊ
鉄分1.5mg
ナイアシン4.3mg
ビタミンB121.1μg
ビタミンE0.5mg
亜鉛2.6mg

たんぱく質

筋肉や臓器、皮膚といった、あらゆる組織を作るために欠かせない栄養素の一つがたんぱく質です。たんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成されていて、そのうちの9種類を必須アミノ酸と言い、体内では合成できない栄養素のため食品から摂る必要があります。


ラム肉には、この必須アミノ酸が豊富に含まれているため、健康的な体作りのためにぜひ摂りたいおすすめ食材と言えるでしょう。


出典:タンパク質(たんぱくしつ)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html


出典:アミノ酸(あみのさん)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-001.html

鉄分

鉄分は赤血球の中に多く存在し、体中に酸素を運ぶ役割をしているため、不足すると頭痛や貧血を起こす恐れがあります。また、筋肉中の鉄分が不足すると、筋力低下や疲労感を引き起こす可能性もあるでしょう。


鉄分には、動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄があり、動物性のヘム鉄の方が体への吸収率が高いことが分かっています。さらに、ラム肉は牛や豚、鶏よりも多くの鉄が含まれているため、貧血対策におすすめの食材です。


出典:鉄(てつ)|厚生労働省
参照:https://〇〇〇/https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html

ビタミンB群

ラム肉には、補酵素として糖質や脂質、タンパク質のエネルギー代謝に欠かせないビタミンB群が多く含まれています。


ビタミンB群は、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類があり、単体よりも併せて摂ることでより栄養効果を発揮します。ラム肉はこれらのビタミン群が全てがバランス良く含まれている、栄養価の高い食材と言えるでしょう。


出典:ビタミン(びたみん) | e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html

ビタミンE

ラム肉には、強い抗酸化作用を持つビタミンEも多く含まれています。ビタミンEは、若返りのビタミンとも言われ、活性酸素や過酸化脂質を除去して、体をサビから守ります。この働きによって、さまざまな生活習慣病の予防やアンチエイジング効果が期待できるでしょう。


また、ビタミンEには、血行促進作用もあることから、血行不良による冷えや肩こりにお悩みの方にも、ラム肉はおすすめです。


出典:抗酸化ビタミン(こうさんかびたみん)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html


出典:ビタミンEの働きと1日の摂取量 | 公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-e.html

亜鉛

亜鉛は、人の体の皮膚、歯、骨、筋肉、臓器などに存在し、酵素反応の活性化やタンパク質・DNAの合成、免疫反応の調整など、体の成長に関わる重要な働きをしている栄養素です。


また、亜鉛は味覚に関わる味蕾細胞を作る働きや赤血球を増やす働きもあるため、亜鉛が不足すると味覚障害や貧血を生じることもあるでしょう。


亜鉛は鉄と並んで、現代人に不足しがちな栄養素と言われています。ラム肉は特に亜鉛を多く含んでいるため、日々の食卓に活用したい食材です。


出典:亜鉛の働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-zn-cu.html

Lーカルニチン

L-カルニチンはアミノ酸の一種で、基礎代謝を上げて脂肪燃焼を助ける働きがあることから、L-カルニチンを摂ることで、脂肪がつきにくい体作りやダイエット効果が期待できます。


もともとL-カルニチンは人の体内に存在する栄養成分ですが、20歳をピークに加齢とともに減少していきます。


ラム肉には、L-カルニチンが豚肉や牛肉より多く含まれているため、ダイエット中でも肉だからと敬遠せず取り入れるのがおすすめです。


出典:脂肪燃焼の重要成分-L-カルニチン- |分子生理化学研究所
参照:https://www.mpc-lab.com/blog/20200717

ラム肉の臭みを消す方法

ここまでラム肉に含まれる栄養成分と効果についてお話ししてきましたが、栄養価が高いとは言えラム肉の独特の臭みが苦手という方もいるでしょう。


そこでここからは、ラム肉の臭みを消す3つの方法をご紹介していきます。

1:ニンニクと組み合わせる

肉の臭い消しをする際、ニンニクやネギ、にら、玉ねぎなどを使ったタレにつけたり、一緒に調理したりしませんか?


においの強い野菜とラム肉を組み合わせることでラムの臭みをわからなくさせます。ラム肉の臭い自体を消すというよりは、臭いをわからなくさせるという方が近いですが、ニンニクと組み合わせることで、臭みを消す効果が期待できるでしょう。

2:香辛料で香りをつける

ラム肉の臭み消しには、西洋ハーブなど少し香りの強い香辛料を使うのもおすすめです。特にローズマリーは、臭みの強い肉の臭い消しに使われることの多い、肉料理と相性の良いハーブです。


他にも、オレガノやタイム、クミンなども、臭い消しとしておすすめです。

3:脂身を取り除く

ラム肉の臭みは、脂肪部分に多くに含まれるフィトールという物質が発する香りが原因です。また、ラム肉は酸化しやすい不飽和脂肪酸を多く含んでいるため、酸化臭を臭く感じることもあるでしょう。


そこで、臭いの元となっている脂肪部分を取り除くことで、臭みを和らげることが可能になります。また、調理前に脂身に切り込みを入れて脂を溶けやすくしたり、魚焼きグリルなど、脂が下に落ちる調理法で脂を減らすことでも、臭みを抑えることができるでしょう。

ラム肉を使ったおすすめレシピ

ここからは、ラム肉の定番料理ジンギスカンとラムチョップを、家庭でもお手軽に楽しめるレシピを2つご紹介します。


どちらもフライパン1つで簡単に作れますので、ぜひお試しください。

ジンギスカン風炒め

ジンギスカン風炒め(ラム肉でも豚こまでも牛こまでも)
たっぷり野菜をもりもり食べれるジンギスカン風です。ラムが苦手な方は、豚こまや牛こまでも美味しいです^^炒めた野菜をザルにあげておくことで水っぽくならずに頂けます♪
薬膳効果
☆ラム、マトン…お腹や足腰の冷えに、慢性の疲れに ☆たまねぎ…滋養強壮に、血の滞りに、疲労回復に、生活習慣病予防に ☆人参...目の乾燥、視力低下、肝機能改善、食欲不振に、老化防止に ☆キャベツ...食欲増進、胃もたれに、胸のつかえに、胃痛に、虚弱体質に、疲れやすい人に、消化器系の潰瘍予防に ☆もやし...浮腫みに、二日酔いに、口の渇きに、解毒作用

北海道の郷土料理ジンギスカンをアレンジしたレシピです。味噌やニンニク、生姜などをラム肉に揉み込むことで、ラム肉特有の臭みを抑えながら、肉にしっかり下味が付きます。


大皿に豪快にもって、野菜もたっぷり食べられる大人も子供も大好きメニューです。

フライパンで作る!簡単ラムチョップバルサミコソースの作り方

フライパンで作る!簡単ラムチョップバルサミコソースの作り方
簡単だけど華やかで豪華に見える! おもてなし料理におすすめなラムチョップを使ったレシピ☆ ハーブやガーリックと合わせることで、ラム肉の独特な臭みが軽減されて、さわやかな香りがプラスされまます! 赤ワインにピッタリ! お肉のおつまみとして、おすすめです。 ぜひ参考にしてみてくださいね(*'▽')

レストラン出てくるようなラムチョップが、フライパンで簡単にできるレシピです。ニンニクやハーブと合わせることで、ラム肉の臭みが苦手な方でも食べやすく仕上がります。


バルサミコ酢とワインを使ったソースも本格的な味わいで、ちょっと贅沢したい日やおもてなし料理にもぴったりです。

ラム肉の保存方法

ラム肉を購入した際、その日のうちに食べない場合や多すぎて1回では使いきれないということもあるでしょう。そこで、次はラム肉の鮮度をできるだけ落とさず保存する方法を解説していきます。

冷蔵保存する場合

生のラム肉を購入した場合、冷蔵で2~3日程度なら保存が可能です。冷蔵保存をする場合は、キッチンぺーなどで水分をしっかり拭き取ってからラップで密封し、保存袋に入れて保存するといいでしょう。

冷凍保存する場合

冷凍保存では、1ヵ月程度の保存が可能です。冷凍保存する場合は、保存袋に入れて空気を抜いた状態で保存するかラップに包んで保存します。その際、空気を抜きすぎるとドリップの原因になることがあるため、空気は適度に抜くようにしましょう。


生の状態で冷凍保存する場合は、水気を良く拭き取った後に、氷水や塩水にくぐらせることで肉の周りに膜ができて酸化防止になります。解凍の際、ドリップを起こすと旨味や栄養成分が抜け出てしまうため、解凍は冷蔵解凍か氷水解凍、もしくは凍ったままの調理がおすすめです。

栄養豊富でヘルシーなラム肉を食べよう

栄養豊富でヘルシーなラム肉は、ダイエット中の方にも、お子さんにも健康維持したい方にもおすすめの食材です。最近では、ラム肉もスーパーやネット通販などでも手軽に手に入るため、いろいろな料理に活用して、ラム肉の豊富な栄養を取り入れながらラム肉独特の味わいを楽しみましょう。

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