タバスコは生牡蠣のための調味料?デマ・嘘の噂の真相を検証!

タバスコは生牡蠣を食べるために作られた調味料だといわれているのを知っていますか?タバスコで生牡蠣を食べるというのは日本ではあまり馴染みのない食べ方かもしれませんが海外では珍しいことではありません。しかし、タバスコが生牡蠣を食べるために生まれたソースだったというのは嘘、デマだという話もあります!そもそもタバスコはどこで誕生して、なぜあんなに辛いのでしょうか?タバスコが日本に来て普及したのはいつ頃なのか、タバスコに関しての嘘やデマはほかにもあるのか?ほかにタバスコを使ったレシピも紹介しましょう!

タバスコは生牡蠣のための調味料?デマ・嘘の噂の真相を検証!のイメージ

目次

  1. 1タバスコに牡蠣?タバスコソースの嘘とデマについて知りたい!
  2. 2タバスコが生牡蠣のソースのために生まれた話は嘘?デマ?
  3. 3タバスコが生牡蠣のために生まれた話は嘘?デマ?なぜ生まれた?
  4. 4タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?そもそもタバスコとは
  5. 5タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコの製造法とは?
  6. 6タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコソースは昔からあった?
  7. 7タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコソースは猪木が広めた?
  8. 8タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?牡蠣とはどんな貝?
  9. 9世界の牡蠣の食べ方は違う?タバスコは?
  10. 10タバスコソースの種類
  11. 11タバスコソースのおすすめレシピとは?
  12. 12タバスコは生牡蠣やほかのレシピでも美味しい生活を

タバスコに牡蠣?タバスコソースの嘘とデマについて知りたい!

タバスコは、パスタやピザに定番のソースです。あの独特の辛さは好き嫌いがはっきり分かれるほどです。タバスコソースが元々は牡蠣のために生まれた調味料だといわれていますがそれは事実なのでしょうか?タバスコについての嘘やデマについて、さらにタバスコを使ったレシピについていくつか紹介しましょう!

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タバスコが生牡蠣のソースのために生まれた話は嘘?デマ?

タバスコといえば日本ではピザやパスタなどのイタリアン料理の定番調味料です。辛いので好き嫌いがわかれるソースなので使わない人にとってはほかに何に使えばいいのか想像できないかもしれません。

海外、特に欧米では生牡蠣を食べるときにタバスコをかけて食べることが知られています。実はタバスコは生牡蠣を食べるために作られたソースだといわれていることを知っているでしょうか?タバスコがどういった理由で生まれたのでしょうか?

タバスコソースを開発したのは銀行家?

タバスコを開発して製造したのは、ニューオリンズ州の銀行家だったエドムンド・マキルヘニーという人物でした。南北戦争が起こりニューオリンズは北軍の攻撃により陥落をしてまったために、マキルヘニーは家族を連れて南ルイジアナ州へ移住をすることにしました。そこは岩塩の産地として有名な地域で、元々畑仕事が好きだったマキルヘニーはそこで唐辛子を植えることにしたといわれています。

マキルヘニーは、その唐辛子と岩塩を使って自分の好物である生牡蠣用のソースを作ることを思いつきました。その時に使った試作品の香水の瓶が現在でも見かけるタバスコソースの瓶の原型になったといわれています。最初に作ったタバスコは食料品店で350本を売ることができました。マキルヘニーは自ら考えだしたタバスコソースの製造法で1870年に特許を取得、現在でもタバスコはマキルヘニー社が商標権を持っています。

タバスコが生牡蠣のために生まれた話は嘘?デマ?なぜ生まれた?

タバスコが生牡蠣のソースとして誕生したということが日本では嘘やデマだといわれたのはなぜでしょうか?大きな理由のひとつとして考えられるのは日本では生牡蠣にタバスコソースをかけて食べる習慣がいまだになく、そういう食べ方が知られていないことが考えられます。日本ではポン酢など和食の雰囲気で食べることの方が人気であるためにタバスコをかけて食べることが想像できなかったからなのではないでしょうか?

タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?そもそもタバスコとは

そもそもタバスコとはどんな材料から作られているのでしょうか?あの赤い色は見るからに辛さを感じますが何の色かというと唐辛子の色からできています。タバスコソースは岩塩、穀物酢、そしてすり潰した唐辛子のタバスコペッパーが含まれています。タバスコは誕生以来、作り方が変わっていないことでも知られています。

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タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコの製造法とは?

驚くことにタバスコは、1868年以来製造方法が変わっていません。アメリカの南部のルイジアナ州の農地の唐辛子畑でグリーン・ハラペーニョは栽培されています。緑色だった実が赤色になったら収穫の時期になります。ハラペーニョはメキシコでよく使われている唐辛子のことでとても辛いのが特徴です。収穫をしてそれから長い期間をかけてタバスコソースは作られます。

変わらないタバスコの製造法とは?

唐辛子は空気に晒され続けると香りが風化してしまいます。収穫したらすぐに加工を行う必要があります。岩塩を混ぜてすり潰してオーク樽にいれます。それを3年間という長い間、温度と室温の管理をしながら熟成させます。樽のフタの上に塩をかぶせると発酵した液体がかぶせた塩に染みこむことで塩が固まり樽が密閉されます。

発酵をうながされると樽の上にある岩塩の固まりの間から炭酸ガスがでてきます。熟成した後に酢を加えて約4週間攪拌をして辛さをある程度まで薄めます。最長でも1ヶ月程度寝かせた結果タバスコは完成します。熱処理は一切しないので風味が飛ぶこともありません。

タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコソースは昔からあった?

タバスコソースは、生牡蠣のために生まれたということでしたが今でもそれは嘘でないか?デマなのではという意見もあります。日本はタバスコにまだまだ馴染みがないからという理由は先に説明をしましたが、そのほかにも理由があるようです。それはタバスコソース以前にも似たような調味料があることと商標問題があると考えられます。

嘘?デマ?タバスコソースの商標争いとは?

タバスコは、生牡蠣の調味料として生まれたソースだといわれています。それが嘘やデマでないかという話はネットや噂話として取り上げられることがありました。その理由の一つとしてマキルヘニー社のタバスコソースと類似したものが10年以上以前から存在した事実があるからです。

タバスコは元々メキシコの地名でそこから唐辛子が輸出されていました。その地名が取られて「タバスコペッパー」と呼ばれていました。タバスコには多数の類似品があったといわれています。

1909年に異議申し立てがあり連邦特許局が商標を取り消しました。しかしマキルヘニー社は闘いつづけて1920年代初頭に裁判所は商標権を認めることとしました。タバスコは、生牡蠣用のソースとして誕生しましたが類似品は以前からあったために、混乱が生じて嘘やデマだといわれるようになったということです。

タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?タバスコソースは猪木が広めた?

タバスコで有名なエピソードにプロレスラーのアントニオ猪木さんが日本にタバスコを持ち込んで広めたという話があります。それは、はたして本当ことなのでしょうか?それとも嘘、デマだったのでしょうか?実はタバスコは昭和20年代に紹介されたといわれています。主に喫茶店や洋食のレストランに置かれていました。

プロレスラーのアントニオ猪木さんが1970年代に運営していた貿易会社が一時期ですがマキルヘニー社と代理店契約を結んでいました。当時テレビCMも放送されたこともありタバスコとアントニオ猪木さんとの印象が強く結びついた結果、嘘やデマというより勘違いをしてしまったということではないでしょうか?それでもアントニオ猪木さんがタバスコの認知度を高めたことは間違いないようです。

タバスコに生牡蠣は嘘?デマ?牡蠣とはどんな貝?

生牡蠣は日本だけではなく世界中で愛されている食材です。海のミルクともいわていますがそほど栄養価が高いということです。滋養強壮や健康向上のために昔から食べられていました。見た目はふっくらとしてクリーミーな味わいですが味に独特のクセがあるために好き嫌いが多い食材でもあります。牡蠣は一度岩にくっつくとずっと動かないままでいるので筋肉は発達せず内臓が大きくなり発達したものが身になります。

真牡蠣と岩牡蠣の違いは?旬も違う?

牡蠣の中で最も多く出荷されているのが真牡蠣と岩牡蠣です。どちらも産卵時期や育つまでの時間、旬となる時期や味覚も全く違うものになります。産地も大まかにわけると真牡蠣は太平洋側になり多くは養殖されています。岩牡蠣は日本海側で多く収穫されています。真牡蠣は殻が細長かったり丸みを帯びているのが特徴です。岩牡蠣は殻が厚く大きいのが特徴になります。
 

真牡蠣と岩牡蠣の味に違いある?

真牡蠣は、岩牡蠣よりも小さいですが味は旨味がたっぷりで濃厚な海の味です。真牡蠣はほとんどが養殖で天然のものはほとんど見かけないようです。岩牡蠣は大きくボリュームたっぷりで味はきめ細かくてジューシーな味になります。牡蠣は冷凍することによって1年中、生で食べられようになりましたが、真牡蠣は11月から2月に生食用として、岩牡蠣は主に6月から9月に生食用として食べることができます。

真牡蠣と岩牡蠣の旬はいつ頃?

真牡蠣の旬は、冬になり水揚げの時期は10月から4月くらいになります。ほとんどが養殖物で1年から3年をかけて成長します。岩牡蠣の旬は、夏になり水揚げの時期は6月から9月になります。岩牡蠣はゆっくりと成長するので殻が厚くなり身も大きく成長します。真牡蠣とは見た目が大きく違うほどボリュームがあります。

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世界の牡蠣の食べ方は違う?タバスコは?

牡蠣は日本では縄文時代から食べられているという記録があります。それほど歴史が古い食材です。日本での食べ方は生牡蠣はもちろん、揚げ物や煮物、鍋、つくだ煮などさまざまです。生牡蠣の場合はレモンやポン酢などが好まれます。ただ日本では生よりも調理する方が多いかもしれません。カキフライも定番で人気のレシピになります。では海外では牡蠣はどうやって食べられているのでしょうか?

中国では牡蠣はどう食べる?

中国では生で食べるよりも炒めたり煮たりする火を通す加熱料理が主流でレシピも豊富です。大きく育てた牡蠣を乾燥させた干し牡蠣は御馳走として旧正月に香港や上海などで食されています。中国料理ではオイスターソースが有名でよく使われています。

アメリカやフランスでは牡蠣はどう食べる?

アメリカやフランスでは、生牡蠣を食べることが多く殻付きで流通されていることが多いようです。そのせいか殻の見た目がきれいなものが好まれます。

ニューヨークには、1913年から運営されているオイスターバーがあります。メニューが豊富でワインも品揃えがしっかりしています。生牡蠣を食べる時のレシピはタバスコソースはもちろんですがレモンスライスやカクテルソース、西洋ワサビなどを乗せて食べたりします。クラッカーの上に牡蠣を乗せることもあり牡蠣の食べ方は日本とはかなり違うようです。

タバスコソースの種類

タバスコは、アメリカのマキルヘニー社が商標権を持っている商品です。おなじみのタバスコペパーソースだけではなく他にもソースがあります。日本ではタバスコを使用するレシピにあまりなじみがないためにピザやパスタぐらいになってしまいますが、タバスコはタバスコソース以外にもソースがあるのでそれを紹介しましょう!

タバスコハラペーニョソース

タバスコハラペーニョソースは、タバスコの赤と違いは緑色をしています。原料はハラペーニョという名の青唐辛子です。製造方法はハラペーニョ、食塩、酢などを混ぜ合わせてつくります。味はタバスコよりも辛さは抑えてありますが青唐辛子特有の青臭ささがあります。ピーマンに近い香りで、サラダやシーフードサラダなどにピッタリです。

タバスコハバネロソース

原材料であるハバネーロは、世界で最も辛い唐辛子といわれています。実際のハバネロソースは辛さは抑えてありますがタバスコペパーソースよりは辛くなっています。マンゴーやパパイヤといったフルーツがブレンドされているので辛さとともにフルーティーな味も楽しめます。

タバスコチポートレイペッパーソース

チポートレイペッパーソースは、原材料である唐辛子をスモークします。辛さはタバスコソースと同じくらいになります。メキシコの香辛料であるチポトレをまよらかな辛さとスモークの味わいがステーキなどの肉料理やタマゴ料理、グリル料理にも向いているソースになっています。

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タバスコソースのおすすめレシピとは?

日本ではタバスコソースは、ピザやパスタと使い方がほとんど限定されているといってもいいかもしれません。牡蠣もポン酢などが日本ではメジャーなのでタバスコを使おうとなかなか思わないのが現状です。しかしタバスコにもさまざまなレシピがあります。タバスコを使ったおすすめレシピをいくつか紹介しましょう!

タバスコのおすすめレシピは?生牡蠣のタバスコとレモン和え

生牡蠣を二人分を塩洗いします。ボウルなどの容器に生牡蠣を入れてレモン汁を和えます。万能ねぎを牡蠣の上に置いてからタバスコをかけます。簡単にできるレシピですが、タバスコのピリッとした辛さとレモンの酸味が食欲をかきたててくれます。タバスコソースにケッチャプを加えると辛さを抑えられて食べやすくなります。

タバスコのおすすめレシピは?豚肉と野菜のチリソース煮込み

豚肉と野菜のチリソース煮込みを紹介しましょう。玉ねぎを半分に切って横1cmずつ切ります。ピーマンも細く切ります。豚肉を一口大に切りそれらに塩コショウをかけましょう。フライパンに大さじ2杯分の油をいれます。中火にして豚肉を炒めます。肉の赤色が消えたら玉ねぎなどの野菜を加えます。玉ねぎに火が通ったらきぬやさを入れてさらに炒めます。

次にソースを加えます。ソースの作り方は、砂糖、しょう油、酒を大さじ2杯、トマトケチャップを大さじ4杯、タバスコソースをお好みの量を入れます。ソースを入れてサッと混ぜて完成になります。

タバスコのおすすめレシピは?タコライス

タコライスのレシピは、トマトをダイス状に四角く切り刻みます。そのトマトをキッチンペーパーで水切りをしておきましょう。レタスを1cm幅に細かく切りますがこれはお好みの太さでかまいません。フライパンに大さじ1杯をいれて中火で熱します。そこに細かく刻むか、つぶすかをしたニンニクを入れます。ニンニクの香りがしたら1/2分の玉ねぎをみじん切りをしてフライパンに入れて炒めましょう。

玉ねぎがきつね色になったら挽肉を加えて炒めましょう。肉の赤味が消えたらトマトペース少量と酒100ccをいれて少し煮込みます。水分が減ってきてらタバスコを入れましょう。タバスコはお好みの辛さで大丈夫です。チリパウダーと塩コショウで味の調整をします。ごはんを器に入れてトマト、レタスと一緒に盛り付けをして完成です。

タバスコは生牡蠣やほかのレシピでも美味しい生活を

タバスコは日本ではそれほどうまく活用されていないのが現状ではないでしょうか?家庭の調味料として置いておいても使いきれないまま残ってしまう調味料のひとつかもしれません。そのことによりタバスコソースが生牡蠣のために作られたという話はにわかに信じられず嘘やデマではないか?という話が広まったことは想像に難しくはありません。

アントニオ猪木さんがタバスコを日本に紹介したという誤解もタバスコが日本ではメジャーではなかったことが考えられます。それでも猪木さんが出演したタバスコのCMによってタバスコの存在が日本で広まったともいわれています。タバスコを使ったレシピも案外多く、ピリッとした辛さのあるものが食べたいと思ったらタバスコを使ったレシピに挑戦してみるのもいいのではありませんか?

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