離乳食向けのパスタレシピまとめ！おすすめの種類や時短のコツも！

離乳食パスタは赤ちゃんが好んで食べるメニューのひとつです。パスタが食べられるようになると、メニューの幅が広がり、離乳食作りも楽しくなります。

本記事では、離乳食パスタで特に人気のあるレシピを紹介します。赤ちゃんの離乳食の進み具合によって、パスタの調理の仕方や与える量も異なります。その点も詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

パスタは離乳食中期の終わりごろから食べさせるのが最適です。赤ちゃんの咀嚼の発達には個人差があるので、しっかりモグモグできているか、様子を見てから食べさせてください。

パスタは麺類の中では弾力のある方ですので、無理に早く食べさせる必要はありません。パスタを食べ始める前に、うどんやそうめんを与えて慣れさせておくのも良いでしょう。

パスタを食べさせ始める時に配慮しておくことは、アレルギーについてです。パスタの主原料は小麦粉で、中には卵を使用しているものもあります。よって、小麦粉と卵のアレルギーがある赤ちゃんには、注意してください。市販パスタのパッケージに、原材料が明記されているので確認しましょう。

また、パンやうどんに使用されている小麦粉とパスタの小麦粉は、種類が違うそうです。そのため、今まで小麦粉アレルギーが出なかった赤ちゃんでも、最初は少しだけ与えて様子を見る必要があります。万が一アレルギー症状が出たら、速やかに病院へ連れて行けるように、初めて食べさせる時は午前中がおすすめです。

ちなみに、原料が米粉で作られている市販品も販売されているので、小麦粉アレルギーの赤ちゃんでも、パスタを楽しめる方法があります。

パスタは弾力のある麺類のため、大人が食べる時よりもかなり柔らかく茹でるようにします。指定の茹で時間より2～3分ほど多く茹でてください。離乳食1回分のパスタの量(茹でた状態)は、離乳食中期で50g、離乳食後期で60～80gを目安にすると良いでしょう。

また、パスタの大きさも離乳食の時期と咀嚼の発達具合によって、変えてあげる必要があります。離乳食中期の場合は、簡単にモグモグできるように粗く刻んであげます。離乳食後期では1cmほどの長さに、離乳食完了期では2～3cmの長さに切ってあげてください。茹でたパスタを包丁やキッチンバサミを使って切ると良いでしょう。

離乳食にはサラダマカロニやサラダスパゲッティなど、細めのものを使用すると、調理も簡単で赤ちゃんも食べやすいのでおすすめです。また、麵同士がくっつくのが気になる場合は、牛乳を少しだけ絡めると予防できます。

パスタを作る度に茹でるのは、結構手間がかかります。まとめてパスタを茹で1回分ずつ小分けにして、冷凍保存をするのもおすすめです。使いたい時に取り出して、電子レンジで解凍するだけで、簡単に調理することができます。また、茹でる前のパスタをポリ袋に入れて、袋の外からバキバキ細かく折ると簡単です。

【材料】

• マカロニ：10本程度
• ブロッコリー：1房
• 人参：5g
• 玉ねぎ：10g
• 粉ミルク：100ml
• 水溶き片栗粉：小さじ1

1. 粉ミルクはお湯で溶いておきます。
2. マカロニを表示時間よりも少し長めに茹でます。
3. 2を食べやすいように、細かく刻みます。
4. ブロッコリーは穂先を刻み、その他の野菜は細かいみじん切りにします。
5. 鍋に4と粉ミルクを入れ、弱火で煮ます。
6. 5に3を入れてしばらく煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成です。

余った粉ミルクの消費にもなる、マカロニスープの簡単人気レシピです。水溶き片栗粉で少しとろみをつけて、喉越しが良くなるように仕上げました。粉ミルクは牛乳や豆乳で代用することもできます。野菜はお好みの種類でアレンジしてください。ブラックペッパーやコンソメなどで味付けすれば、大人も一緒に美味しく食べられます。

鉄分とカルシウムを豊富に含んだ、小松菜としらすの和風パスタです。油を使わずに、茹でた全ての材料をパスタと和えてレンジで加熱しました。味付けは粉チーズとスライスチーズのみでしています。

スパゲッティ、しらす、小松菜それぞれを茹でるのは時間がかかるため、小松菜を茹でたお湯でしらすを茹でたり、スパゲッティを茹でたりすると時短できます。

【材料】

• パスタ：25g
• しめじ(傘の部分)：4本
• 鮭:10g
• 無塩バター：3g
• 牛乳：50ml
• 小麦粉：小さじ1
• だし汁：大さじ1

1. パスタを1～2cm程度の長さに折ります。
2. 標準時間の2～3分長く、柔らかくなるまでパスタを茹でます。
3. 2の残り茹で時間が1分くらいの時に、しめじの傘の部分も加えて一緒に茹でます。
4. 茹で上がったら、ザルで水気を切ります。
5. 鮭を熱湯にかけて、脂を抜きます。
6. 鮭としめじを粗みじん切りにします。
7. フライパンに無塩バターを入れて溶かし、牛乳を加えます。
8. 7に6を加えて、中火で1分炒めます。
9. 小麦粉とだし汁を加えて、よく混ぜ合わせたら完成です。

鮭ときのこを具材にしたクリーミーなパスタの人気レシピです。鮭は良質なたんぱく質やDHAを多く含み、しめじはカルシウムの吸収をサポートするビタミンDが含まれています。鮭は新鮮な刺身を使用すると、皮や骨を取り除く手間が省けます。しめじの軸部分は繊維が多いので、傘の部分だけを使用してください。

トマトとケチャップで味付けしたミートソースパスタの人気レシピです。赤ちゃんが食べやすいように、トマトは湯むきして種を取り除いてあげましょう。豚のうま味と野菜の甘みを味わえて、大人が食べても美味しいミートソースに仕上がります。市販のベビーフードの味に飽きてきたら、ぜひ作ってあげてください。

【材料】

• マカロニ：30g
• ほうれん草：30g
• 玉ねぎ：20g
• ツナ水煮缶：20g
• クリームコーン缶：30g
• 水：200cc

1. ほうれん草を茹でて水にさらし、水気をしぼります。
2. 1を7～8mm幅にカットします。
3. 玉ねぎはみじん切りにします。
4. 鍋に水と3を入れて火にかけ、沸騰したらマカロニを加えて柔らかく茹でます。
5. 1、ツナ、クリームコーン缶を加え、加熱して完成です。

上手にパスタが食べれるようになった完了期におすすめの人気レシピです。フライパンまたはお鍋一つで簡単に作れます。ほうれん草はアクの強い野菜のため、必ず下茹でしてアク抜きをしておきましょう。アクが強いと、赤ちゃんが嫌がって食べないかもしれません。

離乳食の進み具合は個人差があるので、うまく食べれない赤ちゃんには、マカロニを細かく刻んであげてください。

【材料】1食分

• 豚もも薄切り肉：20g
• 白菜：10g
• 人参：20g
• トマト：20g
• オリーブオイル：小さじ1/4
• 醤油：小さじ1/4
• 野菜スープ：150ml
• スパゲッティ：20g
• 水溶き片栗粉：片栗粉小さじ1/4、水小さじ1/2

1. 豚もも薄切り肉は長さ7～8mmの細切りにします。
2. 人参は皮を剥き、長さ1cmの千切りにします。
3. トマトは皮と種を除き、7～8mm角に切ります。
4. 白菜は中火で2～3分下茹でし、長さ7～8mmの細切りにします。
5. 鍋にオリーブオイルを熱し、1を入れて焼き色をつけます。
6. 2と野菜スープを加えて、中火で4～5分ほど柔らかく煮ます。
7. 3と4を加えてサッと煮ます。
8. 醤油を入れて味を調え、水溶き片栗粉を加えとろみをつけます。
9. スパゲッティは柔らかめに茹でます。
10. 器にパスタを盛り付けて、8の野菜あんをかけたら完成です。

とろりとした中華あんがパスタに絡んで美味しい、離乳食パスタの簡単レシピです。豚肉は鶏肉や白身魚に代えてもOKです。あんを多めに作って冷凍しておくと、パスタはもちろんのこと、ご飯の上にかけてもよく合うので幅広く活用できます。野菜とタンパク質が一緒にとれるおすすめのパスタです。

離乳食におすすめの人気パスタレシピを紹介しました。パスタの種類や具材、味付けで、幅広いバリエーションを楽しめます。

離乳食パスタを調理する時は、塩は使わずに茹でてください。赤ちゃんに食べさせる料理は、薄味を心がけて素材の味やうまみを活かせるように、配慮してあげることが大切です。麺類が好きな赤ちゃんには、パスタの具材を工夫して、不足しがちな栄養を補うと良いでしょう。