はちみつ梅干しの作り方は?初めての方にも分かりやすく解説!

通常の梅干しよりも、ふっくらと柔らかくて甘酸っぱいはちみつ梅干しは、まるでスイーツのようでありながら、大変健康的な食べ物です。梅干しが身体に良いことは知っていても、酸っぱかったりしょっぱかったりと、梅干しが苦手な人も少なくないことでしょう。しかし、はちみつ梅干しなら、食べやすく更にはちみつの効果効能まで得ることが出来、一石二鳥の食べ物です。そんなはちみつ梅干しが、初めての人でも簡単に作れますのでそのレシピを紹介し、丁寧に説明をします。自分で作ると好みの甘さに仕上げられますので大変おすすめします。

はちみつ梅干しの作り方は?初めての方にも分かりやすく解説!のイメージ

目次

  1. 1はちみつ梅干しの初めてでも失敗しない作り方を知りたい!
  2. 2はちみつ梅干しを作る下準備をしよう!
  3. 3はちみつ梅干しの失敗しない作り方を丁寧に解説
  4. 4はちみつ梅干しの市販品などを利用した作り方を紹介
  5. 5はちみつ梅干しをつかったおすすめ料理レシピ紹介
  6. 6はちみつ梅干しの効果効能を解説
  7. 7はちみつ梅干しの作り方を参考にして自宅で作ってみよう!

はちみつ梅干しの初めてでも失敗しない作り方を知りたい!

酸っぱい梅干しが苦手な人でも食べやすくて、沢山の効果効能のあるはちみつ梅干しですが、思っているよりも簡単に作れるようです。初めてはちみつ梅干しを作る人でも、失敗の少ない作り方ということを意外と知らない人が多いようです。そこで、生の梅から梅干しを作りはちみつ梅干しに漬けるレシピや、市販品の梅干しを使ったレシピまで詳しく説明をしたいと思います。

はちみつ梅干しを作る下準備をしよう!

はちみつ梅の基本となる白干し梅を作ろう

梅干しは自分で作るのは難しいと思っていませんか?また、梅干しが完成するまでには、大変な時間と手間がかかるというイメージがあるのではないでしょうか?実は梅干しづくりは、一度やってみると意外と簡単に作れることに驚くことでしょう。梅干しと一言で表現しますが、白干し梅干しやはちみつ梅干しに、紫蘇と一緒に付ける梅干しなど、いくつかの種類があります。

初めて梅干しを漬ける人は、まずは梅干しの基本となる、一番シンプルな白干梅干(しらぼしうめぼし)の作り方からチャレンジしてみましょう。完熟の梅をスーパーでみつけたら、試してみるチャンスです。完熟の梅干しが出回るのは、6月の中旬から下旬にかけてです。もし青い梅であれば、数日室温に置いて熟すのを待ちましょう。

白干し梅の材料と道具を揃えよう

まずは、梅干し作りが初めての方の為に分かりやすく説明します。完熟梅を使った白干し梅に必要な材料と道具を揃えましょう。材料は完熟梅2kg(青い梅が混ざっている時には追熟させます)、粗塩360g、密閉できる蓋の付いたビン(5リットル用)、竹串数本(自然に落ちた完熟梅でなければ、ヘタが付いていますので、竹串を使って取り除く必要があります)。

それからビニール袋2枚(水を入れて重しの代わりにします)、平らで大きめのザラ(天日干しの際に使います)。梅干しを作る時に使う塩は、よく家庭で使われている精製塩では不向きですので、必ず粗塩を用意して下さい。何故、粗塩なのかというと、粒子の荒くしっとりとしている粗塩は、梅に絡みやすく溶けやすいので、早く梅酢が完成しますので、カビも生えにくいからです。

梅の下処理の仕方

では初めての梅干しの漬け方のレシピの最初に、梅の下処理の仕方を説明します。まず完熟梅をたっぷりと水を張ったボウルに入れて、水道から水を流し入れながら、手で優しく洗います。完熟梅は収穫したまま店頭で売られますので、一粒ずつ丁寧に洗うようにしましょう。完熟梅が綺麗に洗えたら、ザルに揚げて水を切っておくか、布巾などで軽く水分を拭きとるかしましょう。

少し水分が残っている程度の方が、梅酢がよくあがります。もし梅の中にヘタが残っているものがある時は、竹串を使って丁寧にヘタを取り除きましょう。

白干し梅の作り方

梅の下処理が済んだらいよいよ、初めてでも出来る梅干しの漬け方レシピの次の段階、梅を塩漬けにします。用意したビンは綺麗に洗って乾かし、カビが生えないように、ビンの底へ霧吹きなどを使って焼酎を吹きかけておきましょう。下処理した完熟梅を底に並べて入れます。粗塩を均等に振ります。次にまた完熟梅を並べ粗塩を振るという具合に交互に入れていきましょう。

梅と梅はできるだけ隙間ができないよう、密着させてビンに入れます。最後に残った粗塩を梅を覆い隠すように乗せます。準備しておいたビニール袋を二重に重ねて、口を上にしてビンの中へ入れます。ビニール袋の中へ水を注ぎ、ビンのふちの辺りまで入れますが、満遍なく重みが梅にかかるようにしましょう。ビニール袋の口を輪ゴムで止めたら、その上から更に焼酎を霧吹きなどで吹きかけておきます。

焼酎を吹きかけるのはカビが生えるのを防ぐためです。週に一度は重しの上に吹きかけてください。2~3日すると、梅酢が上がってきますので梅が梅酢に使った状態から一か月ほど冷暗所で保管しましょう。もし、なかなか梅酢が上がってこない時には、20%の塩水を作ってビンの中に足してみるか、重し代わりのビニール袋の水を増やしてみてください。

梅が梅酢に沈まない場合は、20%の濃度の塩水を足すほうがいいでしょう。また、重しで梅がつぶれそうであれば、重しの水を減らし、重しが浮いてくるようであれば、ビニール袋に水を足してみてください。一か月ほど梅酢に漬けた梅を水洗いします。

ボウルに水を流し入れながら、ビンの中の梅を穴あきお玉で優しく潰さないように少しずつ取り出して、水の中に入れていき、軽く水洗いしましょう。ビンの中に残った梅酢は、様々な使い方がありますので、他の容器に移して保存しておきましょう。

初めてでもできる梅干しレシピの、次の工程は塩漬けした梅を天日干しします。底の平らな網状のもので、セイロもしくはザラという道具に、梅同士がくっつかないよう隙間を空けて綺麗に並べましょう。日当たりの良い場所に二日間ほど天日干しをしますが、毎日夕方には屋根の下もしくは室内に取り込んでください。

天気予報を見て晴れが続く日を選ぶと、上手くカビを発生させることなく乾燥させることが出来ます。晴れた日にホスト、大きなLサイズや2Lサイズでも1.5日間、更に大きな3Lサイズや4Lサイズと立派な大きさのものでも2日間の天日干しで大丈夫です。6月の中旬から下旬に塩漬けした梅を天日干しするころには、7月の中旬以降ですから天気の日が多く、天日干しするには適している季節です。

しかし、にわか雨や夕立などがある季節ですので、雨に当たるとカビの原因となりますので、気を付けましょう。2日間の天日干しが終了したら、次は梅をひっくり返す作業を行います。梅をひっくり返すタイミングは、夜露の水分が残っている朝に行います。朝、外に出す前に一粒ずつ梅をひっくり返し、下になっていた部分が上になるようにして、天日干しを行います。

日中はザラに梅の皮がくっついて破けてしまいますので、出来るだけ朝にひっくり返すようにしましょう。そして2日間ほど天日干しをします。トータルで4日間ほどの天日干しを終えた梅は、ザラに乗せたまま室内へと取り込んで翌朝まで置いておきましょう。すぐに触ると梅の皮がザラくっついて破れてしまうので、翌日の朝になって梅の熱もとれて、ザラから梅が取れやすくなっています。

一粒ずつ密封できる蓋の付いたビンに詰めていきます。虫や埃の入らないビンを選びましょう。この段階では梅はまだ塩が馴染んでいません。ここから焼く3か月ほど冷暗所において、梅を熟成させることで塩の角がとれて梅に馴染んできますし、熟成も進んで日ごとに旨味も増えてきます。約三か月経過すると、熟成された白干し梅干しが完成します。

この白干し梅干しはこの段階で、おおよそ20%程の塩分濃度がありますので、塩の殺菌効果により長期保存が可能となっています。白干し梅干しの作り方で、ザラに梅を並べて干す工程ですが、マンションなどの場合にはザラを並べるスペースが少ないですし、バルコニーでは下の方は風が上手く通らなかったり、日光が当たりにくかったりします。

ザラを紐でつるして洗濯竿などにぶら下げると、風通りも良く日光も当たりやすくなります。ザラがなければ代用できる籠などを利用してもいいでしょう。詳しくわかりやすい様に説明しましたので、複雑に感じた方もおられるかもしれませんが、要約すると、ビンに塩と梅を交互に入れて重しをし、一か月漬けたら水で洗ってから、ザラの上で天日干しをするだけのレシピで、初めての方でも簡単にできます。

雨の日が多く天日干し出来ない場合

週間天気予報をチェックして、天気の続きそうな日を選んだとしても、こればかりは自然のことですので、急に天気が悪くなったりすることもあるでしょう。梅は雨に当ててしまうと、カビが生えやすくなってしまいますので、雨が降りそうな日には干すのをやめましょう。

その場合、梅を梅酢に一旦戻すか、埃除けに布巾などをかけて翌日まで置き、天気を待ちましょう。こういったところが自然相手の作業となりますので、梅干しの作り方が難しいといイメージが強いのかもしれません。

はちみつ梅干しを作るために白干し梅を塩抜きしよう

白干し梅はそのままでも食べることが出来ますが、塩辛い梅干しが苦手な人は塩抜きをすることで、減塩が可能となります。また、この塩抜きの工程を行ってから、味付け梅干し(はちみつ梅干し)などを作ります。では、初めての方でも作れるはちみつ梅干しのレシピの、白干し梅干しの塩抜きの手順を紹介します。

白干し梅干し800~1キロを塩抜きするには、約40度のお湯と、容量5リットル以上のタッパーなどの容器を用意します。容器はタッパーなどの様な、蓋が出来るものの方がお湯の温度が冷めにくいので、減塩効果を低下させずに塩抜きが行えます。3リットルのお湯(約40度)をタッパーに入れて、白干し梅干し800~1キロをいれて塩抜きをして下さい。

お湯が冷めてきますので、一旦お湯を捨てて新しく約40度のお湯を3リットル入れます。2Lサイズの白干し梅干しであれば、約7~8時間ほどで10%前後の塩分濃度まで下げることが出来ます。気温の違いや、梅の果肉の柔らかさなど条件によって多少の変動はあります。3Lサイズの白干し梅干しを塩抜きする場合であれば、9から10時間は必要でしょう。

そのまま減塩梅干しとして食べるのであれば、好みの塩加減まで塩抜きしましょう。塩抜きをした梅干しを保存する場合には、塩分濃度が下がっていますので、保存期間が短くなりますので早めに食べるようにしてください。また、そのまま保存せず、必ず天日干しにより表面を乾燥させてから、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

はちみつ梅干しのレシピの、白干し梅干しの塩抜きの工程も、お湯に白干し梅干しを漬けるだけです。初めての方でも、こちらの作業も難しくないかと思います。ポイントはお湯の温度と、塩の抜け加減をチェックするこです。また、塩抜きをすると保存期間が短くなってしまいますので、1か月ほどで食べきれる量にして、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

白干し梅干しの塩分濃度は、約20%ほどです。12時間の塩抜きで約12~15%、24時間の塩抜きで7~10%ほどになりますが、あくまでも目安であり、環境や気温などにより多少異なってきますので、必ず味見をして確認しましょう。

もしもカビが生えてしまったら

梅干しは塩分を濃いめにして塩漬けにした作り方をしますので、塩の殺菌効果によりカビが生えにくいのですが、万が一梅や梅酢の表面などにカビの様なものが生えてしまったら、カビの部分を多めに取り除きましょう。梅酢の場合はカビの部分をすくって捨てればいいですし、梅自体にカビが生えてしまった場合は、カビの生えた梅を捨てましょう。

全体にカビが広がってしまうと全てがダメになり台無しとなってしまいますので、毎日チェックして早めに気づくことが大切ですので、見つけたらすぐい対処しましょう。また、容器の開け閉めが多いほど、カビが生えるリスクが上がりますので、最低限お開け閉めに留めておくようにしましょう。

はちみつ梅干しの失敗しない作り方を丁寧に解説

はちみつ梅干しのつけ汁を作ろう

いよいよはちみつ梅干しにするための、漬け汁の作り方です。はちみつ梅干しのレシピのこの工程も、非常にシンプルで、初めてでも簡単ですし、材料を鍋で煮るだけです。鍋にはちみつ1kgと水500ccを入れて火を付けます。ひと煮立ちしたら火を止めてからそのまま冷めるまで置きます。

これで、はちみつ梅干しの漬け汁は完成です。はちみつと水を2:1の割合と覚えておけば、初めての方でも、いつでも簡単に作れるレシピです。

塩抜きした白干し梅の水けを取って漬け込もう

では、初めての方でも簡単に作れるレシピで作った漬け汁に梅を漬ける工程です。まず塩抜きした白干し梅干しを、はちみつ梅干しの漬け汁に漬ける準備をしましょう。まずは、タッパーなどのような2リットル以上のサイズのビニール袋を敷きます。そこへ塩抜きして天日干しした白干し梅干し800g~1kgを入れます。

そこへ、さきほどの冷めたほちみつ梅干しの漬け汁を流し入れます。すべての漬け汁を注いだら、ビニール袋の口を輪ゴムで縛りましょう。ビニール袋を使って漬ける作り方では、必要最低限のはちみつ梅干しの漬け汁で、全ての梅をしっかりと漬け込むことができますし、ごみや虫が入りにくく衛生的な作り方と言えますので、初めての方でも失敗が少ないレシピと言えます。

また、梅が満遍なくはちみつ梅干しの漬け汁に浸かるところも、この作り方をおすすめしたいポイントです。この状態で冷暗所で保管して、夏場ならば2週間、冬場ならば3週間であまくてまろやかな、はちみつ梅干しが完成します。つけあがったはちみつ梅干しは、ザルなどに一旦あげてはちみつ梅干しの漬け汁をきりましょう。

保存は冷蔵庫でしよう

ザルに揚げたはちみつ梅干しの表面が乾燥してきたら、綺麗に洗って乾かしておいた保存容器に、丁寧に並べて、蓋をし冷蔵庫で保存しましょう。はちみつ梅干しの作り方は以上ですが、そう難しい工程はなかったのではないでしょうか?梅干し作りが初めてという方でも、料理を作らない人であっても、作れるレシピですので、男性も梅干しを漬ける人が少なくないようです。

はちみつ梅干しの市販品などを利用した作り方を紹介

初めてでも簡単なはちみつ梅干しの作り方

白干し梅干しを作ってからの、はちみつ梅干しの作り方を紹介しましましたが、レシピそのものはそれほど難しいものではなかっと思います。更に初めてでも失敗しない、梅を干さないレシピがあるそうですので、そちらのレシピも紹介しておきます。

初めての方でも試してみようかと思えるほど、気軽で簡単な作り方ですので、一度こちらのレシピにチャレンジしてから、先に紹介した白干し梅干しの作り方から作るはちみつ梅干しを作ってみるのも、いいかもしれません。準備するものは広い口の密閉できる蓋のついたビンと、竹串、ザル、キッチンペーパー、重し、新聞紙です。

初めての方でも失敗しない、はちみつ梅干しのレシピで必要な材料は、熟した梅を3kgと、粗塩300g(梅の重さの10%)、氷砂糖300g(梅の重さの10%)、はちみつ300g(梅の重さの10%)、焼酎0.5カップです。粗塩と氷砂糖、はちみつのそれぞれが梅の重さの10%と覚えておくと、梅の量がどれだけであっても、対応できますし、初めての方でも簡単に覚えられるレシピですので、失敗も少ないでしょう。

この初めての方でも、簡単に失敗しないはちみつ梅干しのレシピでは、梅を干しませんので、梅などの下処理が出来たら梅と調味料を入れていき、漬け込んでおくだけですので、干すスペースや手間が要らないので、気軽にとりかかれます。では下処理ですが、ボウルにたっぷりの水を貯めて梅を丁寧に洗います。それから、多めの水に梅を付けて灰汁抜きのため、2時間ほどつけておきます。

梅をザルにあげて、ヘソの部分に枝が残っている梅は、竹串を使って取り除きましょう。そして、一粒一粒丁寧にキッチンペーパーで丁寧に水分を拭きとりましょう。5~6個ずつくらいの梅をボウルに入れ、手で優しく転がしながら焼酎をまぶして、湿らせましょう。この手順を何度も繰り返して全ての梅を湿らせます。

粗塩300gと砕いた氷砂糖の3分の1の量を混ぜ合わせます。保存用の瓶を焼酎を霧吹きなどで吹きかけて消毒し、ビンの底に先ほどの塩と氷砂糖を混ぜたものを、少し振りましょう。残りの3分の2の氷砂糖は、後で使用しますので容器に入れておきましょう。そして、ビンの底に梅を隙間なく敷き詰めたら、粗塩と氷砂糖を混ぜたものを梅の上に撒きます。

そしてまた梅を敷き詰めてという具合に、くり返しながら交互に重ねていきます。最後に残った粗塩全てで、梅を覆うようにして乗せます。粗塩が溶けてくると、下へと流れていきますので、ビンの下よりも上の方に厚めに乗せてあげると、全体的に塩が浸透して無駄がないでしょう。そして、梅の重さの1.5倍から2倍ほどの重さの重しを乗せます。

前述したビニール袋に水を入れて重しにする方法でもいいですし、ペットボトルに水を入れて重しの代わりにしてもいいでしょう。その際、重しも焼酎を霧吹きで吹きかけて消毒をしてから使用しましょう。次に新聞紙でビンの口の部分を覆って、紐でぐるりと周囲を縛りましょう。2~3日したら梅酢が上がってきますので、残しておいた氷砂糖とはちみつを加えてください。

梅が漬け汁から出ないように、軽く重しをしてから蓋をして冷暗所で寝かせます。梅雨が上げたころには美味しく漬かっていることでしょう。好みで明紫蘇を途中で加えてもいいでしょう。

市販品や漬かり過ぎた梅干しを利用して作ることもできる!

では初めて梅干しを漬けてみて、出来上がった梅干しが塩からくて食べられなかったらどうしますか?無理をして食べられるものでもありませんが、塩抜きをして減塩をしたり、はちみつ梅干しにしたりすると美味しく食べることが出来ます。また市販されている梅干しを利用すれば、はちみつ梅干しのレシピも、塩抜きからすればいいので、初心者でも更に簡単に作ることができます。

梅干しを塩抜きしよう

市販品の梅干しや、漬かりすぎた梅干しの塩抜きをしましょう。水1Lに対して1gの塩を入れた塩水に、梅干しを漬けます。時々かき混ぜてください。塩抜きをする際の容器は、タライのような広くて浅いものの方が、梅同士が接触しないのでおすすめします。また、40度程度のお湯に梅干しを漬けて塩抜きする方法の方が、早く塩抜きができます。

塩抜きの加減は、ご自身の好みの塩分濃度でかまいませんので、30分~数時間の塩抜きをして、ザルで水気をきり1~2時間ほど置きます。塩抜きの時間の目安は、3時間漬けると約15.5%に下がり、8時間漬けると14%程度にまで下げられます。丸一日漬けると5~10%ほどになります。はちみつ梅干しの作り方では、12時間ほど白干し梅干しを塩抜きしたら、再度塩水を作り12時間漬けて10%まで下げます。

はちみつ梅干しのつけ汁を用意して漬け込もう

はちみつ梅干しの漬け汁は、はちみつ2に対して水が1の比率で鍋に入れてひと煮立ちさせ、冷ましてからビニール袋に入れて、塩抜きをした梅干しを一緒に漬け込みます。

はちみつ梅干しにするとふっくら色の良く仕上がる!

はちみつ液に漬け初めは梅が浮いた状態になっていますが、そのうち沈んでいきます。また、はちみつ梅干しにすることで、梅干しがふっくらとして柔らかくなり、色も綺麗な赤色になります。また、紫蘇を使った梅干しの場合、はちみつ漬けにすることで一旦紫蘇の色素が漬け汁に出てから、均一に色づくために、綺麗な色になるのでしょう。

梅干しが酸っぱい時の漬け方

酸っぱすぎる梅干しを、まろやかに甘いはちみつ梅干しにしたい時には、はちみつ以外にも甜菜糖やみりんの甘さも利用して漬けてみましょう。更にリンゴ酢を入れことでまろやかで香りも豊かに仕上がります。

はちみつ梅干しの漬け汁のレシピを紹介します。鍋に甜菜糖100gとみりん100cc、はちみつ100cc、リンゴ酢100ccを入れて弱火にかけて、溶かします。漬け汁が冷めたらビニール袋に入れて、塩抜きをした梅干しを漬けて20日以上漬けます。更に長く漬けるほどしっかりと味がつきます。塩分が少なくなった分、傷みやすくなっていますので冷蔵庫で保存しましょう。

はちみつ梅干しをつかったおすすめ料理レシピ紹介

夏バテ防止「はちみつ梅とごま油で食欲増進の冷奴」

意外とはちみつ梅干しとゴマ油の相性が良く、梅干しのクエン酸で夏バテ防止にもピッタリなレシピが、はちみつ梅干しとワカメを使ったトッピングの冷ややっこです。豆腐半丁はキッチンペーパーでくるみ水切りをしておきます。ワカメを食べやすい大きさにカットして、はちみつ梅干しの果肉2粒分とみりん小さじ1.5、醤油小さじ1、ゴマ油小さじ1と和えて味を染み込ませておきます。

適当な大きさに切った豆腐を器に盛り付け、豆腐の上に調味料と合わせたワカメをトッピングし、鰹節や胡麻などを振って完成です。その他のアレンジとして、きゅうりや紫蘇、ミョウガなどをトッピングにプラスしても美味しくておすすめのレシピです。

チーズとはちみつ梅のあまじょっぱ旨い豚ロール焼き

はちみつ梅干し3粒分の種を取って、果肉を包丁で叩いてペースト状にしておきます。えのきだけ2分の1パックは、石づきを切り落としてほぐしておきましょう。大葉は軸を切り取り洗って水けを拭いておきます。豚ロース肉の薄切り500gはまな板にラップを広げて、その上に一枚ずつ広げ大葉を敷いてはちみつ梅干しのペーストを適量塗ります。その上にえのきとチーズを乗せたら、具材をしっかりと豚肉で巻いていきます。巻き終わりが下になるようにしてフライパンに並べます。

豚肉全体に塩胡椒をしたら中火で焼いていきます。こんがりと焼き色が付いてきたら、豚肉をひっくり返して反対側にも焼き色を付けます。他の面も回しながら焼いていき、チーズが溶けてはみ出して来たら完成です。フライパンにはみ出したチーズをカリっとするまで焼いても、食感がよく香ばしくて美味しく出来上がります。

はちみつ梅干しと塩昆布で簡単美味しいポテトサラダ

材料は、ジャガイモ・はちみつ梅干し・塩昆布・マヨネーズだけと、どれも長期保存のきく材料ばかりですので、常備しておけば急な来客のおつまみとしても、簡単で美味しく作ることができますので、是非試してみてください。

ジャガイモ1個は水洗いしたらラップで包み、レンジで2分ほど加熱し、上下を逆にして更に2分レンジ加熱します。そして皮を剥いたらボウルに入れて潰します。はちみつ梅干し半分の果肉と塩昆布ひとつまみと、マヨネーズ大さじ1を混ぜて、潰したジャガイモと混ぜ合わせるだけで完成です。

はちみつ梅干し入り納豆と枝豆の天ぷら

栄養たっぷりの納豆と枝豆を食べやすく天ぷらにしました。はちみつ梅干しが加わることで、味の奥行やアクセントが付き、更に甘さがプラスされるので子供にも食べやすくなります。もちろんおつまみとしても、おすすめのレシピです。枝豆を適量茹でて実を出しておきます。納豆2パックはタレと混ぜます。大葉4枚は千切りにします。てんぷら粉に水を入れて衣を作ります。

作った衣の中に、納豆・枝豆・大葉とはちみつ梅干し2個分の果肉をちぎって入れます。さっくりと混ぜ合わせたら、180度の油で揚げ、カリカリっとしてきたら完成です。

イワシのはちみつ梅揚げ

イワシと梅肉の組み合わせはゴールデンコンビですが、はちみつ梅干しと合わせても、更に旨味がプラスされて美味しくいただけます。イワシ3匹分の頭と内臓を取り除き三枚におろします。血合いや鱗を洗い流して水気を切り、塩を振っておきましょう。大葉は縦半分に切り、てんぷら粉と水で衣を作ります。はちみつ梅干し2個分は種を取り除いて実を叩きペースト状にしておきます。

イワシに大葉を乗せて更にペースト状にしたはちみつ梅を塗り、頭の方から尻尾に向かって巻いていきます。爪楊枝で止めて、軽く小麦粉をはたいたら180度の油で3分ほど揚げたら完成です。

お弁当のおかずにもぴったりのはちみつ梅鶏マヨ

鶏むね肉にはちみつ梅干しを塗ることで、身が柔らかくしっとりとなり、ヘルシーながらもしっとりとした鶏むね肉のメイン料理が作れます。はちみつ梅干しの甘酸っぱさとマヨネーズの相性もよく、冷めても美味しいので、お弁当のおかずにも最適です。鶏むね肉600gは一口大にそぎ切りにして、はちみつ梅干し2個分の果肉をペースト状にしたものを塗り、酒大さじ3と塩胡椒を振り揉みます。

ボウルにはちみつ梅干し4個分のペーストと、マヨネーズ大さじ7、ケチャップ大さじ3、豆板醤大さじ1、豆乳大さじ2、砂糖大さじ1、酢小さじ1を全て混ぜ合わせてタレを作っておきます。鶏むね肉に片栗粉をまぶして、180度の油で揚げ熱いうちに作っておいたタレを和えたら完成です。

はちみつ梅干しの効果効能を解説

はちみつも梅干しも体にとって非常に健康的な効果効能のある食品です。この二つが一緒になったはちみつ梅干しは、酸っぱいのが苦手な人でも梅干しが食べやすくなるだけでなく、様々な効能がありますので、少し紹介をしてみたいと思います。いったいどのような効果があるのでしょう?

はちみつ梅干しは普通の梅干しよりも3割老化防止効果が高い

梅干しの梅リグナンという成分により、抗酸化作用がり老化防止の効果が期待できるのですが、はちみつ梅干しは、梅干しを塩抜きする工程があります。その工程の際に、種の中にある梅リグナンが塩が抜けた隙間へと出てくるために、梅リグナンの量が増えます。ですので、はちみつ梅干しの方が老化防止の効果がアップするそうです。

はちみつ梅干しの疲労回復効果

はちみつ梅干しには、梅干しのクエン酸と、はちみつのぶどう糖が胃腸に負担をかけずに即座に栄養分となることとで、ダブルの疲労回復効果を得ることが出来ます。また、その他にも、美肌効果や整腸作用、高血圧の予防に咳止め、殺菌作用、脳の活性化など多くの効果効能を得ることが出来ます。更にはちみつ梅干しにはダイエット効果もあり、脂肪燃焼効果があります。

はちみつ梅干しの作り方を参考にして自宅で作ってみよう!

白干し梅干しを作る工程から、はちみつ梅干しに漬けるまで少し日数は必要ですが、レシピ自体は簡単なことを知ってもらえたのではないでしょうか?また、梅を干す時間や場所が無いという人には、市販の梅干しをはちみつ梅干しに漬けるレシピを利用して、作れることも紹介しました。はちみつと梅干しの健康や美容効果をダブルで得ることが出来るはちみつ梅干しです。

はちみつ梅干しなら、スイーツとして食べることもできますので、毎日1個はちみつ梅干しを食べることも、続けられそうです。是非、自宅で手作りのはちみつ梅干しを作って、健康的で綺麗な肌を手に入れてみましょう!

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