パスタの太さによる種類とは?名前やゆで方のポイントもあわせて紹介

普段食べているパスタには様々な太さや名前が存在することをご存じでしょうか。本記事では、パスタの太さ別の名前、ソースとの相性、ゆで方のポイントなどをご紹介します。より美味しいパスタ料理を楽しみたい方は、是非チェックしてみてください。

パスタの太さによる種類とは?名前やゆで方のポイントもあわせて紹介のイメージ

目次

  1. 1パスタは麺の太さによる名前の違いがある
  2. 2パスタの太さによる種類と相性の良いソースは?
  3. 3パスタをゆでる時のポイント
  4. 4パスタの太さに迷ったらコレ
  5. 5パスタの太さによってソースを選ぼう

「パスタ料理はいつも同じ味付けばかり」
「パスタにはいろんな太さがあるけど何が違うの?」
「美味しいパスタ料理のおすすめレシピはある?」
このように、麺の太さも様々で、日本と海外とではパスタの形状も違うなど、パスタに関して疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。


この記事では、パスタの太さによる種類について説明し、その名前やゆで方のポイントもあわせて紹介します。


パスタの種類や特徴、調理の仕方を知ることができれば、より美味しいパスタ料理が楽しめるようになるでしょう。


私たちの生活に身近なパスタについて知識を深めて、様々なパスタ料理をぜひ試してみてください。

パスタは麺の太さによる名前の違いがある

パスタはイタリアを起源とする食品であり、日本では麺類の1種として親しまれています。


パスタが日本に持ち込まれたのは幕末とされ、日本人により国産のパスタが作られたのは大正時代、そして、日本においてパスタが本格的に広まったのはパスタ元年といわれる昭和30年以降とされています。


ミートソースやナポリタン、カルボナーラ・ペペロンチーニの他にも、日本ならではのたらこなどの和風テイストな食べ方も登場し、現在では家庭料理としてパスタメニューは日本に定着しています。


普段何気なく口にしているパスタ料理ですが、パスタと言ってもその名前や形状は様々です。いったいどんな違いがあるのか知っておくと、パスタの楽しみ方が広がるでしょう。

一般的に使われるパスタの太さは?

日本では直径1.6mm前後のロングパスタが多く流通しています。


日本人は蕎麦やうどん、ラーメンなど麺類好きである国民性や、フォークよりも箸を多用する文化背景などから、マカロニなどのショートパスタよりもスパゲッティなどのロングパスタが好まれる傾向にあると考えられます。


日本でパスタと言えばスパゲッティを思い浮かべる方が多いでしょうが、日本農林規格(JAS 規格)では、1.2mm以上の太さの棒状又は2.5mm未満の太さの管状に成形したものをスパゲッティと定義しています。


出典・参照: 食品表示基準|内閣府

パスタの太さによる種類と相性の良いソースは?

パスタは形状の違いで大きく分けると、ロングパスタとショートパスタに分けることが出来ますが、その種類は500種類以上あると言われています。


ソースもトマト系やクリーム系、日本ならではの和風ソースまで様々な種類のソースが存在します。


一般的に、細麺のパスタには薄味であっさりしたパスタソースが、太麺のパスタには味の濃いこってりしたパスタソースが合うとされています。


例えば、細麺のパスタにはバジルソースやオイルソース、太麺のパスタにはクリームソースやチーズ系のソースといったように、太さによって相性の良いソースが異なります。


ここからはパスタの太さ別の名前と、どのようなソースと相性が良いのかご紹介します。

【カペッリ・ダンジェロ】パスタの太さ0.7mm-0.9mm

カペッリ・ダンジェロは麺の断面が丸く、太さ約0.7mm-0.9mmの極細なロングパスタです。


日本ではカッペリーニという名称がポピュラーであるため、聞き馴染みがない方が多いかもしれません。


パスタの中でこれ以上細いものはなく、その細さから「天使の髪の毛」という意味を持ち、英語名ではエンジェルヘアー・パスタ(Angel hair pasta)とも呼ばれています。


細長いパスタであるため、後述のカッペリーニと同様に薄味であっさりしたパスタソースやスープパスタによく合います。


非常に細いパスタなのでゆで時間が2分前後とかなり短いです。料理する際にはゆで時間に注意が必要です。

【カッペリーニ】パスタの太さ0.9mm

カッペリーニは麺の断面が丸く、太さ約0.9mmの極細なロングパスタです。


イタリア語では「髪の毛」という意味を持ち、スープの具として楽しむことができます。トマトなどを使った冷製パスタも好まれて作られています。

【フェデリーニ】パスタの太さ1.4mm

フェデリーニは麺の断面が丸く、太さ約1.4mm前後のロングパスタです。


「糸」や「薄い」という意味を持ち、細めのパスタであるためオイルソースやスープパスタと相性が良いです。

【スパゲッティーニ】パスタの太さ1.6mm

スパゲッティーニは麺の断面が丸く、太さ約1.6mm前後のロングパスタです。


「より細いスパゲッティ」という意味があり、スパゲッティよりも麺の直径が細いものになります。


日本では直径1.6mm前後のロングパスタが多く流通しているため、一般家庭でも馴染み深いものになります。


スパゲッティーニにはオイルソースからクリームソースまで、幅広く使用できます。

【スパゲッティ】パスタの太さ1.9mm

スパゲッティは麺の断面が丸く、太さ約1.9mm前後のロングパスタです。


「紐」や「糸」という意味を持つロングパスタで割と太めなので、こってりとした濃いめのソースがよく合います。

【ヴェルミチェッリ】パスタの太さ2.1mm

ヴェルミチェッリは麺の断面が丸く、太さ約2.1mm前後のロングパスタです。


初めて聞いたという方も多いかもしれませんが、このパスタは「長い虫」という意味を持ち、スパゲッティとほぼ同様の細長いパスタです。


スパゲッティとの違いはわずかな太さの違いであり、見た目はほぼ同じです。


太めの麺であるため、クリームソースやチーズ系のソース、ミートソースやバジルソースなど、味の濃いソースとの相性が良くおすすめです。

パスタをゆでる時のポイント

皆さんはパスタを美味しくゆでることができますか。


パスタを購入すると必ずと言っていいほどパッケージにはゆで時間が表示してあります。適切なゆで時間を考慮しながら、美味しくパスタをゆでる時の他のポイントもご紹介します。


美味しくパスタをゆでる時のポイントとして、パスタをゆでる時はできるだけ大きく深い鍋を使用します。


パスタ100gあたり1Lの水を使用し、沸騰したところで水1Lにつき5~10gの塩を入れます。


沸騰したお湯に放射線状にパスタを入れ、くっつかないようにかき混ぜます。お湯が吹きこぼれそうになっても、差し水はせず火加減で調節してください。


表示されているゆで時間を目安にして、ゆで加減をチェックします。


中心に少しだけ芯が残っているくらいがアルデンテと呼ばれ、歯ごたえのある良い状態です。ゆですぎるとパスタの表面が溶け出しベタついてしまいます。


先ほど紹介したカペッリ・ダンジェロやカッペリーニは特に細いため、ゆで時間には十分注意しましょう。

パスタの太さに迷ったらコレ

ご紹介したように、パスタは太さや形状別に名前が異なり、多くの種類が存在します。正直どれを選べば良いかわからないという方もいるでしょう。


どの太さのパスタを選ぶか迷った時には、どんなソースにも相性が良いとされる1.6mm~1.9mm前後のスパゲッティーニやスパゲッティを選びましょう。

パスタの太さによってソースを選ぼう

一般的に、細麺のパスタには薄味であっさりしたパスタソースが、太麺のパスタには味の濃いこってりしたパスタソースが合うとされています。


上記でご紹介したパスタの他にも、平麺で幅が5~10mm前後のフェットチーネにはこってり濃厚なソースがピッタリで、特にクリームソースがおすすめです。


このように、パスタの太さによってソースを選ぶことでレシピの幅がぐんと広がります。


いつも同じ太さのパスタを購入しているという方は、様々な太さのパスタを購入していろいろなソースとの組み合わせを楽しんでみるのも良いでしょう。

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