とろけるチーズはそのまま食べてもOK?生で食べると食中毒になる?

とろけるチーズはそのまま生で食べると体に悪いのか?食中毒になるのか?等について詳しく解説していきます。とろけるチーズにはスライスチーズやピザ用チーズ等のタイプがありますが、そのまま食べれる種類と加熱が必要な種類を一緒に確認していきましょう。

とろけるチーズはそのまま食べてもOK?生で食べると食中毒になる?のイメージ

目次

  1. 1とろけるチーズはそのまま生で食べても大丈夫?
  2. 2とろけるチーズでそのまま食べられるチーズ・加熱が必要なチーズ
  3. 3とろけるチーズとスライスチーズ・ピザ用チーズの違い
  4. 4とろけるチーズをそのまま食べる時は注意しよう

とろけるチーズはそのまま生で食べても大丈夫?

とろけるチーズは加熱すると芳醇な香りを放ち、とろける食感が魅力の人気食品です。とろけるチーズはパンやピザ、グラタン等と一緒に焼いて食べる食べ方が一般的ですが、そのまま生で食べることもできるのでしょうか?また、生で食べると食中毒等を起こして体に悪い影響を及ぼすのではないか?とその点も気になる所です。

そこで今回はとろけるチーズについて徹底的に調査し、生で食べられる種類と加熱が必要な種類に分けて詳しく解説していきます。また、食中毒にならないために生で食べられるとろけるチーズの見分け方も紹介しましょう。

とろけるチーズについての知識を深めることで、より幅広い料理に活用することができます。この機会にしっかりと学んでおきましょう!

とろけるチーズでそのまま食べられるチーズ・加熱が必要なチーズ

とろけるチーズには沢山の種類があり、そのまま生で食べること出来るチーズと加熱が必要なチーズがあります。誤って加熱が必要なチーズをそのまま生で食べてしまうと体に悪い影響を及ぼすこともあります。ここではどうやってその区別を見分ければ良いのか解説していきます。

とろけるチーズの種類

写真は市販のとろけるスライスチーズですが、ここにあるだけでもざっと14種類も揃っています。スライスチーズタイプの他にも、ピザを作る時によく使用する細かい短冊切りタイプのとろけるチーズもお馴染みです。

さて、種類豊富なチーズの中から、どれが生で食べることができるチーズなのかを見分けることができるのでしょうか?実はポイントをおさえた簡単な見分け方があります。まず知って頂きたいことは、とろけるチーズには大きく分けて2種類あるということです。ますはその点から詳しく解説していきましょう。

プロセスチーズ

プロセスチーズとは1種類以上のナチュラルチーズを原料として作られており、乳化剤等を加えて一度加熱して溶かし型に入れて再形成されたものです。加熱されたことによって乳酸菌はすでに死滅しており、発酵が進むということがないチーズです。またナチュラルチーズより保存が効くので使い勝手が良いことで人気です。

ナチュラルチーズ

牛乳やヤギ乳等の生乳を乳酸菌や凝乳酵素で凝固させて、ホエイ(乳清)の一部を除去したものやさらに熟成させたチーズのことを言います。

原料となる乳の種類や加工方法によって熟成タイプと非熟成タイプがあります。ナチュラルチーズの例を挙げると、フレッシュ・白カビ・青カビ・ウォッシュ・シェーブル・セミハード・ハード等1000種類以上に分類されるそうです。

日が経つごとに味や風味の変化を楽しめるのがナチュラルチーズ熟成タイプの特徴です。ちなみに非熟成タイプのフレッシュナチュラルチーズは、おつまみやサラダに入れるなどして新鮮なうちに早めに食べる方が断然美味しいです。

生で食べられるとろけるチーズ

とろけるチーズがプロセスチーズの場合は、体に悪い影響を及ぼさずにそのまま食べることが出来ます。とろけるチーズの殆どがプロセスチーズなのですが、果たしてそのまま食べても美味しいのかどうかが気になります。口コミでは美味しいと好んでそのまま食べる方もいれば、口に合わず二度と食べることはないだろうと不評な声もありました。

調査したところ、加熱してもそのまま食べても超美味しいというクラフトの贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズが大人気でした。ほとんどのとろけるチーズが生で食べるとまずいという口コミが多いです。そのまま食べたい方は、とろけるチーズを生でも美味しく食べることが出来るように作られている種類を選択するのがポイントです。

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加熱が必要なとろけるチーズ

そのまま生で食べてはいけないチーズは、ナチュラルチーズを使用したとろけるチーズです。そのまま食べてはいけない理由ですが、実はこれらを生で食べると食中毒になる恐れがあり体に悪いからです。ナチュラルチーズには食中毒の原因となるリステリア菌が含まれていることがあります。食中毒になると腹痛、痙攣や筋肉痛等の体に悪い症状を引き起こします。

このリステリア菌は加熱すると死滅する特徴があるので、加熱さえすれば食中毒の心配はいりません。また、本来とろけるチーズは加熱することを前提に作られているので、そのまま食べてもあまり美味しくないという口コミも多いです。

市販のチーズにはパッケージの裏などに品質表示が明記されているので、そのまま食べたい方はチーズの種類を確認してみましょう。ピザのトッピングに使用するチーズはナチュラルチーズであることが多いのでご注意ください。

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とろけるチーズとスライスチーズ・ピザ用チーズの違い

とろけるチーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類あることが分かりましたが、それではスライスチーズやピザ用チーズとはどう違うのでしょうか?チーズによってそれぞれ特徴があることを、ここでは詳しく解説していきましょう。

とろけるチーズがとろける理由

熟成が進んでいないチーズは伸びが良く糸を引きやすい特徴があります。熟成が進んでいないと脂肪やたんぱく質の成分の粒が粗く、加熱することで簡単に溶けてしまい伸び易くなります。とろけるチーズを加熱すると油っぽくテカって見えるのも、チーズの成分の脂肪が溶け出しているからです。

そのような特徴を活かすために、とろけるチーズにはモッツアレラチーズのような熟成が進んでいないナチュラルチーズを使用していることが多いようです。ちなみに、とろけるタイプのスライスチーズにはとろけやすいナチュラルチーズを配合していたり、乳化剤を加えたりして調整しています。

市販されているメーカーによってとろけ具合も違うので、調理するメニューや好みによって選択すると良いでしょう。

とろけるチーズとスライスチーズの違い

とろけるチーズととろけないスライスチーズとは何が違うのか?その違いが分からないという方も多いと思います。この2つの大きな違いはチーズの原料となる成分の違いで、スライスチーズには熱に強く分解されにくい成分が含まれています。

味の違いですが、とろけないスライスチーズにはゴーダチーズやチェダーチーズなどが配合されていることが多いので、ハッキリとしたハードな味わいの商品が多いです。逆にとろけるチーズにはモッツアレラやゴーダチーズ等、優しい味わいのものが多いことが特徴です。

因みに普通のスライスチーズも加熱すると多少は柔らかくなりとろっとします。とろけるチーズの油っぽい感じが苦手な方は、普通のスライスチーズでも美味しく食べる事が出来ておすすめです。

とろけるチーズとピザ用チーズの違い

ピザ用のチーズはとろけるチーズを細かくカットしてセルロースという繊維素でコーティングしたもので、シュレッドチーズとも呼ばれています。

主にナチュラルチーズが使用されており、チーズの種類を幾つか配合してピザ用チーズとして販売されていることが多いです。中には海外から輸入されているチーズが含まれていることもあるので、体に悪いリステリア菌に感染する可能性もあります。そして、そのまま食べると食中毒を引き起こすかもしれません。

また、セルロースはそのまま食べると食感がボソボソしていて美味しくありません。とろけるチーズはそのまま食べても体に悪い影響はありませんが、ピザ用チーズは必ず加熱して食べるようにしましょう。しかし、中には加熱処理済みのそのまま食べられるピザ用チーズも市販されているのでパッケージの表記を確認してみて下さい。

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とろけるチーズをそのまま食べる時は注意しよう

とろけるチーズについて生で食べれるのかどうかを詳しく解説してきましたが、食べられる種類と食べれない種類があることが分かりました。判断するポイントはナチュラルチーズかプロセスチーズかをパッケージを見て確認することです。ピザ用チーズの場合は、特にそのまま食べれるかの確認を忘れないようにして下さい。

とろけるチーズはその名の通りとろけてこそ美味しく感じるように作られているので、なるべく加熱することをおすすめします。判断を誤ると食中毒など体に悪い影響を及ぼすこともあるので、この記事を参考に安全に美味しくとろけるチーズを堪能して下さい。

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