渡し箸はマナー違反!食後・箸置きが無い時もNG?海外での渡し箸も解説

渡し箸とは、食事中に食器の上に箸を渡して置く行動のことです。マナー違反である嫌い箸の一つとされていますが、家庭では箸置きを使わないことから渡し箸がタブーなのを知らない人が大勢います。渡し箸はなぜマナー違反なのでしょうか?詳しく解説します。

渡し箸はマナー違反!食後・箸置きが無い時もNG?海外での渡し箸も解説のイメージ

目次

  1. 1渡し箸とは?
  2. 2渡し箸は食後や箸置きが無い時もNG?
  3. 3海外の渡し箸のマナー
  4. 4渡し箸などを知って正しいマナーを身につけよう!

渡し箸とは?

昔から食事中に一緒に食べている人に不快な気持ちや不潔感を与えるような箸の使い方を嫌い箸と呼び、マナー違反な行為とされています。嫌い箸とは簡単に言うとやってはいけない箸の使い方のことです。渡し箸はその嫌い箸の一つになります。

近年では渡し箸がマナー違反と知らず、渡し箸をしてしまっている人も多くいます。楽しくて気持ちが良い食事をするためにも、嫌い箸の一つ、渡し箸について調べてみましょう。

渡し箸は嫌い箸の一つ

東アジアを中心に古くから使われている箸ですが箸の使い方には数多くのマナーが存在し、マナー違反の箸の使い方は嫌い箸や忌み箸などと言われています。特に法事や会合など、年配者の集まる場所では嫌がられる場合が多いので注意が必要です。嫌い箸の一つ渡し箸とは食事中に食器の上に箸を渡して置くという行動を言い表しています。

箸置きがない場合、この渡し箸をやってしまう人が多くいます。このマナーは日ごろから箸置きを使うという習慣が無いとなかなか身に付きません。家庭で箸置きを使う人はほとんどいないため、渡し箸は子供から大人まで多くの人がやってしまうマナー違反です。

マナー違反になる理由

うさぎの箸置きと箸

渡し箸はなぜマナー違反になるのでしょう?実は渡し箸は「お腹いっぱいです。ごちそうさまでした。」という意味が込められた行動なのです。ですので食事の途中で渡し箸をすると食事が終わったと勘違いされ、お店の人に片付けられてしまうこともあります。

また食事中に料理の上の空間を妨げてはいけないという和食のマナーがあり、渡し箸はこれに該当するため良くないとも言われています。さらに、地方によっては渡し箸は三途の川を連想するので縁起が悪いとも言われています。食事中手を休めたい時思わず渡し箸をしてしまったということはよくあるかもしれませんが、箸置きに箸を置くようにしましょう。

ラーメンを食べる時なども注意が必要

チャーシューたっぷりのラーメン

渡し箸をついついやってしまいがちなシチュエーションはラーメン屋です。熱いラーメンを食べてちょっと休憩、そんな時思わず丼の上に箸を渡して置いてしまいます。居酒屋というシチュエーションでも思わず渡し箸をやってしまうことが多くあります。居酒屋ではお酒を飲む際におつまみを必要する機会が多いですが、そのおつまみを箸で食している時に渡し箸をやってしまう人が多くいます。

ラーメン屋や居酒屋でマナーを気にする必要はないのではないか?と思う人もいるかもしれませんが、渡し箸は癖になってしまいがちな行動です。大事な食事会の場でこういった渡し箸をやってしまうと自分にとっても不利益に繋がる場合があります。日ごろから気を付けて自然とマナー良く食事ができることが一番です。

渡し箸は食後や箸置きが無い時もNG?

いざ気を付けて見ようと思い実践してみると、判断に迷うシチュエーションに当たることがあります。箸についたものを口で舐めるねぶり箸や食器の端をつまんで近くに寄せる寄せ箸など、他の嫌い箸のNG行為も知っていても、かしこまった外食の場では咄嗟の判断に戸惑うことが多いです。

食後でもマナー違反

ごちそうさまでしたと手を合わせる女性

渡し箸をするとごちそうさまの合図になるということは、食後に渡し箸をするのはマナー違反にはならないのでしょうか?実は、食後であれば渡し箸をしても良いということではありません。食後でも渡し箸はマナー違反です。

箸置きがある場合

箸置きと箸とご飯

箸置きがある場合は基本的に箸は箸置きに戻しましょう。食後も同じように箸置きに箸を戻します。箸袋もある場合は食後に箸袋に戻してもかまいません。箸袋に箸を戻す際には未使用の箸と区別がつくように、半分だけ箸を箸袋に戻してから残り半分の箸袋を折り返し、使用済みであることがわかるようにしておきましょう

箸置きがない場合

料亭ならまだしも、箸置きが用意されていない飲食店は多くあります。そのような場合、箸袋があるならば先ほど説明したように食後は箸を箸袋に戻すのが正解です。では、食事中ちょっと手を休めたいときにどこに箸を置けばよいのでしょうか?

箸袋がある場合は箸袋で箸置きを作るとマナーを守りつつ、所作に詳しい人というイメージを持ってもらえます。簡単に折りたたむだけでも大丈夫ですが、せっかくですので折り方を覚えてしまいましょう。

箸袋を縦に3つ折りにし、真ん中あたりに結び目がくるように結びます。結んだ両端をそれぞれ結び目に差し込めば完成です。画像の様に箸袋を半分に折り、真ん中を斜めに折り、端を組み合わせて折りこむことで女性らしい箸置きを作ることもできます。

箸袋も無い場合、手を休めたい時は小皿などの端に立てかけるように箸を置きましょう。タブーの様に見えますがちゃんとした作法の一つですので安心してください。

海外の渡し箸のマナー

海外ではスプーンやフォークを主に使う国や手づかみで食事を食べる国などがあり、箸のマナーなど気にしなくても良いように思いますが、箸を使う文化の国はもちろん存在します。

中国と韓国は箸を使う文化圏でも特に日本と交流が深く、ビジネスでも関わる機会が多いです。同じ箸食文化の国でも、マナーは決して同じではありません。知らずマナー違反をしてしまうと嫌な目で見られてしまう可能性もあります。中国・韓国の箸のマナーについて紹介します。

中国

日本の箸食文化は中国から伝わったものと言われており、中国は日本と同じく今でも箸食文化がある国です。ですが、日本と中国では箸のマナーが全く違います。中国では大勢で楽しく食事することが礼儀とされており、日本ほど食事のマナーに対して厳しくありません。

中国人が日本の箸のマナーについて知ると、そんなに細かく決まっているのかと驚く人が多くいます。例えば大皿料理を自分の箸で直接取って食べたり、自分の箸を使って取り分けたりする直箸は日本では無作法と捉えられますが、中国では美味しい料理を相手のために取り分けるおもてなしの行為になります。渡し箸も中国ではマナー違反ではありません。

そのため、日本人から見ると中国人は食事のマナーがなっていないように感じます。同じ箸の文化があるからといって自国の価値観を押し付けるのではなく、お互いの国の文化を理解することが重要です。中国の食事は基本的に茶碗以外のお皿を持ち上げなければ咎められることはほぼありません。中国人との食事はとにかく楽しみましょう。

韓国

韓国は儒教の精神が広く根付いており、目上の人を重んじる意識がとても強い国です。そのため食事のマナーも日本と同じく細かく決められています。渡し箸も気心知れた友人同士なら問題ありませんが、特に目上の人と食事をする時にはタブーです

この他に、目上の人が食べ始めてから手を付けるのが礼儀とされています。また、韓国も同じく箸食文化の国ですが、箸を使わずスプーンを使って食べることがほとんどです。基本的にスプーンは汁物やご飯を食べるときに使い、箸はおかずを食べるときに使います。スプーンを使う時は箸を置き、箸を使う時はスプーンを置くようにしましょう。同時に使うことは礼儀に反します。机の上に直に置いてしまって大丈夫です。

また、中国と同じく食べるときは基本的にテーブルに器を置いたままにします。箸も器も金属でできているため、器も持ち上げると重たいですし熱くて持つことすら難しいのです。そのため器はテーブルに置いたままと決められています。日本人が韓国に訪れたり、韓国人の食事の招待を受けた際にはマナーに十分気を付けたほうが良いでしょう。

渡し箸などを知って正しいマナーを身につけよう!

箸のマナーは知っているようで知らない多くのマナーがあります。和食が無形文化遺産に登録されたこともあり、海外の箸食文化が無い国からも箸はとても注目されています。海外で箸のマナーを英語表記で記載している店もあり、海外の人は日本人以上に箸の使い方について気を付けている可能性があります。

食事の作法は一朝一夕で身につくものではありません。特に渡し箸は無意識で行ってしまいがちな行動です。1人で食事をする時も家族で食事をする時も、箸の使い方を意識してマナーを身に着けて行きましょう。

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