アルマニャックとは?コニャックとカルヴァドスとの違いは?おすすめ12選

アルマニャックとは?ブランデーの一種類です。フランスにおけるブランデーの三大生産地の一つで、日本においてはコニャックの方が知名度は高いようですが、フランスのブランデー生産の、いわば老舗とも言えるが、このアルマニャックになります。残る一つはカルヴァドスです。この記事では、これら三つのブランデーの特徴や違いを詳しく解説していきます。また、アルマニャックのおすすめ銘柄を12選して紹介します。

アルマニャックとは?コニャックとカルヴァドスとの違いは?おすすめ12選のイメージ

目次

  1. 1アルマニャックはフランスの銘酒
  2. 2アルマニャックとコニャックやカルヴァドスとの違い
  3. 3アルマニャックのおすすめ12選
  4. 4アルマニャックの好みの味を見つけよう!

アルマニャックはフランスの銘酒

フランスの南西部、ワインで有名なボルドーの南に位置しているアルマニャック地方で造られるブランデーを、アルマニャックと呼称しています。スコットランドで生産されるウイスキーがスコッチと呼ばれ、シャンパーニュ地方で生産されるスパークリングワインがシャンパンと呼ばれることと、同じ意味合いをもっています。

アルマニャックはフレンチブランデーですが、フランスにはブランデーの三大生産地があります。この記事では、三つの生産地のこととか、アルマニャックの製造方法や等級種類、あるいは歴史や味などの特徴を詳しく解説していきます。

アルマニャックはフレンチブランデー

フランスにはブランデーを生産する代表的な生産地が三つあります。「コニャック」と「アルマニャック」「カルヴァドス」です。アルマニャックはそのフレンチブランデーの一つになります。コニャックの知名度が高いけれども、アルマニャックはそのコニャックと肩を並べる、フランスのブランデーにおける二大銘柄です。

カルヴァドスは、原材料や位置的にもコニャックやアルマニャックとは、少し毛色の異なるブランデーになります。アルマニャックのブランド性は、フランスのAOC制度によって保護、管理されています。

三つの生産地

フランスの南西部に位置する、ワインで有名なボルドー地方があります。そのボルドーを挟んで北に位置しているのがコニャック地方で、南に位置しているのがアルマニャック地方です。コニャックとアルマニャックでは、温暖な気候によって栽培される、ブドウを原材料としたブランデーになります。

カルヴァドス地方は緯度的にも、コニャックやアルマニャックとは違いがあって、フランス北西部に位置しています。気候的にも違いがあって、カルヴァドスで製造されるブランデーの原材料は、ブドウではなくリンゴという特徴もあります。

これら「コニャック」「アルマニャック」「カルヴァドス」の3地方が、フランスにおけるブランデーの三大生産地と言われています。

白ブドウの蒸留酒

アルマニャックは、フランスのアルマニャック地方で醸造されるブランデーの名称です。アルマニャック白ブドウを使って造られる醸造酒になります。原材料の白ブドウの品種には、主なものがユニ・ブラン、フォル・ブランシュ、コロンバールなどがあります。これらのブドウは、ワインの製造にはあまり使用されない品種でです。

ブランデーの製造で使われる白ブドウは、酸度の高い品種が求められるのが特徴になります。これに対して、ワインの製造には糖度の高い品種が適しています。同じブドウを原材料にしていても、ワインとブランデーでは、適するブドウに大きな違いがあることも特徴です。

等級の種類

アルマニャック地方は、土質によって3つの地域に区分されています。その区分は、等級の種類の区分にもつながっています。特に、高品質とされているのは「バ・アルマニャック地区」です。アルマニャック地方の西方に位置し、酸性で鉄分の多い粘土砂質の土壌から造られる、フルーティで繊細な味が特徴になります。

次いで高い品質の、「アルマニャック・テナレーズ地区」です。アルマニャック地方の中央部に位置し、重い粘土石灰岩質の土壌から造られる、コクの強いブランデーが特徴になります。3番目が、「オー・アルマニャック地区」です。アルマニャック地方の東南部に広がって位置し、石灰質の土壌が特徴になっています。

アルマニャックでは砂質土壌が高品質のブランデーを生むとされていて、石灰質土壌が好まれるコニャックとは、この点でも違いがあります。

歴史

コニャック地方でブランデーが企業製造されたのは、1613年と言われていますが、アルマニャック地方では、コニャックよりも古い1411年に製造されています。歴史的には、アルマニャックのブランデーの方が、老舗ということができます。

その製造方法も、アルマニャックでは伝統的に、半連続式蒸留機によってゆっくり1回だけの蒸留が行わてきました。熟成させる木樽も、木目の少ない大き目なサイズの木樽が用いられています。これは、ブランデーに強い香りを付けないための意図的な方法です。

また、アルマニャックには木樽熟成が義務付けられていないため、若い透明なアルマニャックも少しながら存在しています。

味など特徴

アルマニャックの味などの特徴は、その蒸留方法から野性的で強いコクが特徴のブランデーとなっています。そのあたりから、コニャックは女性的で、アルマニャックは男性的なブランデーと例えられることもあります。また、アルマニャックは熟成年数によって、表示できる表記が分かれています。

2年以上熟成の「トロワ・ゼトワール」、5年以上熟成の「V.S.O.P」、6年以上熟成の「X.O」、10年以上熟成された物には「Horsd'Age」と、表記することが許されます。あるいは、アルマニャックにはコニャックにはない、同一の生産年から生まれたブドウだけで造られる、「ヴィンテージ・アルマニャック」なるものの存在も特徴です。

Armagnac (B.N.I.A.) Bureau National Interprofessionnel de l'Armagnac

アルマニャックとコニャックやカルヴァドスとの違い

フレンチブランデーである、アルマニャックについてここまで詳しく紹介してきました。同じフランスの三大ブランデー銘柄である、コニャックやカルヴァドスなども、アルマニャックとの違いを通して解説していきます。

コニャックとは?

フランスのブランデー銘柄として、知名度も人気も高いコニャックとは?について、アルマニャックやカルヴァドスとの違いに触れながら、解説していきます。アルマニャックが3つの地区に区分されて、等級も分かれていると言いましたが、コニャックでは6つの地区に区分されています。

「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリ」「ファン・ボア」「ボン・ボア」「ボア・ゾルディネール」です。製造方法も、単式蒸留により2回行った後に、フランス産オーク樽による2年以上の熟成が義務付けられています。これによって、コニャックは女性的とも言われる、あの香りの高さが生まれるのです。

ブランデーの中で、認知度も人気も価格も高いことがコニャックの特徴と言えるかもしれません。

カルヴァドスとは?

ブランデーとは?フルーツを原料として造られる蒸留酒の総称です。そうは言っても、コニャックやアルマニャックのように、原料としてはブドウが主流の中で、カルヴァドスはリンゴを原料としていることで有名なブランデーです。

カルヴァドスとは?フランスの北東部にある、ノルマンディー地方やブルターニュ地方で造られた、リンゴを原料としたブランデーで、基準を満たしたものをカルヴァドスと呼んでいます。フランスにおいては寒冷地にあたる、この地方で栽培できるのはブドウではなくリンゴです。

カルヴァドスは、知名度においてコニャックやアルマニャックに劣るものの、リンゴ由来の芳醇な香りはブランデーとしてのカルヴァドスの評価をけっして下げてはいません。

違いは産地だけ?

アルマニャックとコニャックはボルドを挟んで南と北の違いになりますが、カルヴァドスは緯度的にも気候的にも前者とは大きく異なります。それらの違いは産地だけ?というと、その決定的な違いが原料に表れています。ブドウとリンゴです。

あるいは、アルマニャックとコニャックの違いについて言えば、コニャックは単式蒸留器機で2回行う製造方法です。アルマニャックは半連続式蒸留機で、ゆっくり1回だけ行う製造方法です。コニャックと比較すると、野性的で押しの強い味わいが特徴になります。

また、コニャックはオーク樽による熟成に重きを置いています。コニャックの女性的で華やかな香りも、そこに由来しています。

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アルマニャックのおすすめ12選

アルマニャックというブランデーについて、詳しく紹介してきました。コニャックやカルヴァドスなどとの違いについても解説しました。ここからは、そんなアルマニャックのおすすめブランデーを12選して紹介します。

ジェラス 10年

アルマニャックの最高級になるバ・アルマニャック地区で栽培された、ユニ・ブランとバコの2種類のブドウで造られた、大人気の逸品「ジェラス10年バ・アルマニャック700ml」5,487円です。緑がかった濃い琥珀色のブランデーで、バニラとドライプラムの香りが特徴の、一押しのおすすめアルマニャックになります。

アルマニャック・ド・モンタル 2006年 700ml

アルマニャックの中でも最高級地区になる、バ・アルマニャック地区のロックロール村で造られたブランデー「アルマニャック・ド・モンタル2006年700ml」12,960円です。バナナやチェリー、グアバ、洋ナシなどのフルーツの風味が特徴のアルマニャックになります。

年代によってさまざまに異なる個性をもつアルマニャックとしておすすめです。価格も年代によって大きく変動しています。ヴィンテージによっては数十万の価格になります。

シャボー VSOP 40度 700ml

アルマニャックとしては、フランス最大の輸出量を誇る、知名度が高いブランデーになる「シャボーVSOP700ml」3,326円です。価格的にはリーズナブルなアルマニャックとなっています。フルーティな香りとクリアな風味が特徴の、初心者向きにおすすめのアルマニャックと言えます。

ラフォンタン・ヴィンテージ アルマニャック

バ・アルマニャックのノガロ地区にある、アルマニャックの名門ラフォンタンの「ラフォンタン・ヴィンテージアルマニャック」7,560円です。ヴィンテージ・アルマニャックが有名で、ひとつずつ手作業で瓶詰めをおこなっていることが特徴になっています。

柔らかい口当たりとオレンジのような香りが特徴で、ヴィンテージものとして、誕生日など記念日の贈り物としても人気の高い、おすすめのアルマニャックです。

マルキ・ド・コサード ナポレオン

ナポレオンクラスをリーズナブルに味わえる「マルキ・ド・コサードナポレオン」7,862円です。名門貴族の家名が由来となっている銘柄で、洗練された味わいとなめらかな口当たりが特徴の、おすすめな飲みやすいアルマニャックとなっています。

シャボー X.O.ハートボトル500ml

アルマニャックの定番銘柄であるシャボーの「シャボーX.Oハートボトル500ml」7,980円です。23~35年熟成させた原酒をブレンドした、エレガントな雰囲気のブランデーとなります。500mlと少なめの容量ですが、X.Oをこの価格で飲めるのは魅力です。これぞアルマニャックとして、おすすめできる逸品になります。

シャトー・ロバード VSOP

各種の品評会での受賞歴も豊富なシャトーロバートの「シャトー・ロバートVSOP」5,346円です。ブドウから原酒までを自家製造しているのが、シャトーロバートの特徴になります。しっかりとしたアルマニャックの味わいを保ちながら、フルーティなブドウの香りも楽しめる、おすすめのブランデーです。

カステルフォート フォル ブランシュ 42.3度 700ml

「堅牢な要塞」という意味の銘柄名の「カステルフォート・フォルブランシュ42.3度700ml」8,130円です。フォールブランシュ種のみのブドウで造られている、奥深い香りが特徴のアルマニャックになります。やや高めの価格ですが、コスパは決して低くはなく、おすすめのブランデーです。

ダローズ 30年 レ・グラン・アッサンブラージュ 43度 700ml

アルマニャックの定番銘柄ですが、人気も価格もややお高めな「ダローズ30年レ・グラン・アッサンブラージュ43度700ml」12,980円です。ハチミツやキャメル、カカオなどのなめらかな口当たりが魅力のアルマニャックになります。美味しいアルマニャックが飲みたい!という方におすすめです。

ジェラス 18年 シングルカスク バロスポート フィニッシュ 700ml

アルマニャックの人気定番銘柄である、ジェラスの「ジェラス18年シングルカスクバロスポート・フィニッシュ」9,580円です。オーク樽で17年熟成された後、さらにバロスポート樽で1年間熟成された、念入りのアルマニャックになります。複雑な味がからみ合う、味わい深いおすすめの逸品です。

サンヴィヴァンX.O 700ml

個性的な瓶が特徴の「サンヴィヴァンX.O700ml」4,600円です。7年以上熟成した原酒をブレンドした、野性味あふれるコクのなかに、マイルドな味わいのアルマニャックになります。

ドメーヌ ボワニエル バ・アルマニャック 

全工程を自家で手掛ける、ドメーヌボワニエルの「ドメーヌボワニエルバ・アルマニャック」9,257円です。アルマニャックの官能的な香りと上質なショコラの甘み、苦みが複雑に絡み合う、おすすめのアルマニャックになります。

アルマニャックの好みの味を見つけよう!

コニャックにも劣らないフレンチブランデーのアルマニャックについて、ここまで詳しく解説してきました。コニャックやカルヴァドスとの比較や、アルマニャックのおすすめ銘柄を12選して紹介もしました。この記事を参考にして、アルマニャックの好み味を見つけよう!ではありませんか。

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