リブロースのカロリー・糖質はどのくらい？ダイエットには向いていない？

サーロインと並んで2大高級部位と言われるリブロ―スですが、ダイエットに適しているのでしょうか？本記事ではサーロインのカロリーや栄養成分を調査し、ダイエットに向いているかどうかを徹底検証しました。ダイエット中やカロリーが気になる人は参考にしてください。

牛の肩ロースとサーロインの間にあるリブロ―スは、1頭の牛から20g程度しか取れない希少な部位です。肉質のきめが非常に細かく、やわらかくて上品な甘みがあり、しゃぶしゃぶやすき焼き、ステーキなどさまざまな料理に活用されています。

リブロースは国産牛なのか、海外から輸入された肉なのかによって栄養価が異なります。日本で流通している牛肉は、国産牛、和牛、輸入牛の3つに分けられます。国産牛は日本での飼育期間が最も長い牛を指します。海外で生まれても日本での飼育期間が長ければ、国産牛と表示されます。

和牛は日本で生まれ、国内で飼育された牛に限定されます。品種も黒毛和種、褐毛和種、日本単角酒、無角和種の4種類しか和牛と表示できません。輸入牛はその名の通り、アメリカやオーストラリアから輸入された品種になります。

リブロースと一口に言っても品種や育てられた環境によって脂身と赤身のバランスが異なるため、カロリーや脂質、糖質量が異なるというわけです。

カロリーが最も高いのは和牛で、輸入牛と比べて2倍近くあります。和牛は肉の中にサシが入って脂身と赤身のバランスが良いとされていますが、脂身が多い分他の種類と比べてカロリーが高くなっています。

糖質を種類別に比較したところ、大きな違いはありませんでした。リブロースを100g食べても0.1～0.3gしか糖質が含まれていないため、糖質制限ダイエットをしている方でも安心して食べることができます。

タンパク質の量が最も多いのは輸入牛であることが見て取れます。一般的に肉はタンパク質が多いほど硬いとされています。輸入牛が硬いと言われるのはタンパク質が多いためです。

リブロースの脂質が最も多いのは和牛です。100gあたり56.5gも脂質が含まれているため、重量の約半分以上が脂質になります。和牛は脂身が多いためやわからくて美味しいですが、食べ過ぎには注意しましょう。

人気外食チェーンのリブロ―スステーキのカロリーを比較しました。一番低いステーキガストでも699kcalもあります。ダイエット中の方は、付け合わせのご飯の量を減らしてサラダを多めに取るなど工夫すると良いでしょう。

リブロ―スは鶏肉や豚肉と比べてもカロリーが高いため、ダイエット向きとは言えません。ただ和牛、輸入牛など種類によってがカロリーや栄養価が大きく異なることがわかりました。ダイエット中の方は本記事を参考にカロリーが低い種類を上手に選び、美味しく食べましょう。