玉ねぎの冷凍保存方法・期間をチェック！美味しいおすすめレシピも！

玉ねぎは料理に旨みと甘みをプラスして、さらに美味しくしてくれる人気の食材です。玉ねぎは生のままでも加熱した後でも、冷凍保存をすることができます。本記事では玉ねぎの冷凍保存をする時の、ポイントや賞味期限などを解説しましょう。冷凍玉ねぎを使ったおすすめの人気レシピも厳選して紹介するので、ぜひ参考にしてください。

玉ねぎの皮を剥いて切るという作業は、結構手間がかかるものです。特にみじん切りなどは時間もかかります。切る量によっては下準備の段階で、すでに疲れてしまったということあるでしょう。そんな時に冷凍玉ねぎがあると、そのまま使うことができるので、調理時間が短縮できてとても便利です。

玉ねぎは冷凍した方が、火の通りが早く味も染み込みやすくなります。冷凍玉ねぎを活用することには、多くのメリットがあるのでおすすめです。

玉ねぎは冷凍した方が、火が通りやすいという特徴を活かして、アメ色玉ねぎを作ってみましょう。生からアメ色玉ねぎを作る場合は、徐々に細胞壁を壊しながらじっくり煮詰めるので、約30分～1時間ほどかかります。しかし、冷凍玉ねぎを使うと、わずか5～10分で簡単にできるのです。

その理由は冷凍保存によって、細胞内の水分が凍り細胞壁が破壊されます。破壊されたことで加熱すると水分が飛びやすくなり、短時間でアメ色になるそうです。アメ色玉ねぎは料理に自然な甘みを加えて、ワンランクアップの味に仕上げてくれるでしょう。ぜひストックしておくことをおすすめします。

玉ねぎを冷凍すると辛味成分が壊れて、甘みの方を強く感じるようになります。また、玉ねぎは水分が多く含まれているため、一度冷凍するとシャキシャキした食感がなくなるのも特徴です。そのためシャキシャキさせて使いたいサラダや炒め物には不向きで、煮込み料理やスープなどによく合います。

冷凍保存をすると栄養価が落ちるのではないか？と気になるところです。しかし、正しい冷凍保存をすれば、玉ねぎの栄養価が落ちることはありません。ポイントはなるべく空気に触れないように、袋に入れる時は真空状態にしてから冷凍することです。玉ねぎをラップで包んで、さらに密封袋に入れると良いでしょう。

みじん切りは料理に使う回数が多いので、多めに作って小分けにしておくと便利です。みじん切りにする時は、フードプロセッサーなどを活用するのも良いでしょう。カレーやハンバーグ、肉や魚にかけるソースなどを作る時におすすめです。もちろん、スライスやくし切りにして冷凍することもできるので、使い勝手の良い切り方で保存してください。

玉ねぎを適当な大きさに切って、フードプロセッサーにかけます。フライパンに適量の油をひいて、ペースト状になった玉ねぎを強火で炒めてください。水分が減るにつれて、中火から弱火にして煮詰めていきましょう。焦げないように時々混ぜながら、じっくり1時間程煮詰めると、玉ねぎが茶色になって完成です。

ペーストの粗熱が取れたら、小分けにして密封袋に入れて冷凍保存をします。日持ちする期間は約1ヶ月です。オニオンスープやカレー、ミートソースの隠し味に使うと、旨みとコクが加わって料理が一段と美味しくなります。

玉ねぎの皮を剥いて上下部分を薄く切り落として、ラップで丸ごと包み保存用の袋に入れましょう。スープや煮込み料理に丸ごと使いたい時や、すりおろして使いたい時に便利です。包丁で上下部分に十の字に切り込みを入れておくと、調理の時に味が染み込みやすくなります。この方法での日持ち期間は約1ヶ月です。

作り方は玉ねぎを適当な大きさに切って、電子レンジで加熱して柔らかくします。粗熱が取れたらミキサーにかけて、ペースト状にします。それを製氷皿に入れて冷凍して完成です。玉ねぎ氷は1日2個食べると、健康にも良くダイエット効果にも期待できるといわれています。

味噌汁やスープを作る時など、どんな料理にも活用することができます。必要な時に必要な分だけ取り出すことができて、凍ったまま使えるのでとても便利です。

玉ねぎを冷凍保存をする場合の日持ち期間は約1ヶ月です。水分量が多いほど劣化するのが早くなります。水分はペーパータオルなど軽く拭き取ってから冷凍するのが、大切なポイントです。また、切ったらあまり時間を置かずに、すぐに冷凍保存をしましょう。切ったあとに長期冷蔵保存したものを凍らすのは、おすすめできません。

【材料】2人分

• コンビーフ缶：1缶
• アメ色玉葱：2個分
• バター：20g
• 塩こしょう：少々

1. アメ色玉葱を自然解凍しておきます。（半解凍でもOKです。)
2. フライパンにバターを入れて溶かし、1を加え軽く炒めます。
3. コンビーフを加えてほぐしながら炒め合わせます。
4. 塩こしょうをふって味を調えたら、全体を混ぜ合わせて完成です。

コクと甘みが凝縮したアメ色玉ねぎと、旨味たっぷりのコンビーフで作ったおかずジャムのレシピです。アメ色玉ねぎを作る工程を省けるので、かなり時短で仕上げることができます。コンビーフに塩分が含まれている場合は、味を見ながら塩の量を加減しましょう。お好みでパセリをちらして、パンにつけて楽しんでください。

【材料】

• アメ色玉葱：1個分
• 1cmほどに切ったバケット：4枚
• にんにく：1/2かけ
• 固形チキンブイヨン：2個
• 塩こしょう：少々
• チーズ：50g
• 水：2カップ
• オリーブオイル：適量

1. アメ色玉葱は解凍しておきます。
2. にんにくをみじん切りにします。
3. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけます。
4. にんにくの香りが立ってきたら、1を加えて軽く炒めます。
5. 鍋に水・固形ブイヨン・4を入れて、中火で煮ます。
6. 煮立ったら塩こしょうで味を調えます。
7. 耐熱スープ皿に6を入れて、バケットとチーズを乗せます。
8. トースターでチーズに焼き色が付くまで加熱したら完成です。

時間と手間がかかるオニオングラタンスープも、アメ色玉ねぎを使えばあっという間にできます。玉葱の旨みがスープに染み出て、とろーりチーズがかかったバケットと一緒に食べると最高です。オニオングラタンスープはお店で食べるイメージがありますが、家でも簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

【材料】4～5皿分

• 冷凍玉葱：中1個分
• 豚こま切れ肉：300g
• にんにく：1片
• カレールウ：半箱
• 油：大さじ1
• 塩：ふたつまみ
• 水：600cc
• ウスターソース：小さじ2
• 砂糖：小さじ1
• バター：10g

1. 豚こま切れ肉は食べやすい大きさに切ります。
2. 大きめのフライパンに油をひいて熱し、冷凍玉葱と塩を入れます。
3. 玉葱が茶色っぽくなるまで、強火または中火で炒めます。
4. 3に豚肉を加えてさらに炒めます。
5. 水を入れて沸騰したら、カレールウを加えます。
6. にんにくをすりおろしながら5に入れます。
7. ウスターソース・砂糖・バターを加えたら完成です。

煮込まなくても美味しくできるカレーの人気レシピです。冷凍玉ねぎはみじん切りやスライス、アメ色など、どれを使っても美味しく仕上がります。玉ねぎは少し焦げ目が付くくらいに、しっかり炒めることがポイントです。

コクや食感、ソースと全てが絶妙な最強ハンバーグのレシピです。ハンバーグのタネとハンバーグにかけるソースに、みじん切りの冷凍玉ねぎを使います。コクと旨みがたっぷり詰まったハンバーグが引き立つように、玉葱ソースはさっぱりと仕上げました。

玉ねぎの冷凍保存方法と冷凍玉ねぎを使った、おすすめのレシピを紹介しました。冷凍する時は使う料理に合わせて、カットしておくのがおすすめです。玉ねぎは生活習慣病予防の食材としても注目されているため、日常的に摂れるように、冷凍保存しておくことをおすすめします。