パンにカビが生えたら食べない方が良い!理由は?食べたときの対処法も

パンにカビが生えてしまう原因について解説していきます。さらに、食パンにカビが生えている状態で気づかずに食べた時の対処法、カビを生やさないようにする保存方法も載せているので、パンの保存時に参考にしてください。

パンにカビが生えたら食べない方が良い!理由は?食べたときの対処法ものイメージ

目次

  1. 1パンのカビを徹底解説
  2. 2パンのカビの原因や種類
  3. 3パンがカビても大丈夫?
  4. 4カビが生えたパンを食べた時の対処法
  5. 5パンにカビを生やさない保存方法
  6. 6パンにカビが生えたら食べるのは控えよう

パンのカビを徹底解説

食パンを長期間保存していると、菌が増殖してカビが生えてきてしまうことはありませんか?この記事では、パンにカビが生えてきてしまう原因や理由について解説しているほか、カビの生えたパンを食べた時の対処法について紹介していきます。

パンのカビの原因や種類

まずは、パンにカビが生えてしまう原因について見てみましょう。また、パンに生えてくるカビの種類についても紹介していきます。

パンにカビが生える理由

食パンの製造は、通常200~250℃で30~40分間の焼成工程があり、その際の中心部の温度は95℃を超えカビは焼成により死滅するため〔但し小麦由来の耐熱性菌(枯草菌)の芽胞は死滅せず残存しますので、焼成後の温度管理を適切にする必要があります〕、焼成後カビ胞子が付着することによりカビの生育が始まります。

パンのカビ発生メカニズムの詳細は研究で解明されており、食パンなどにはおよそ38%前後の水分を含有しており、水分活性値は0.96とカビが生えやすい数値が出ています。

そして、食パンの製造過程の焼成工程でカビは死滅しますが、焼成後に空気中のカビ胞子などが食パンに付着することで生育が始まります。また、製造過程中に胞子が付着しなくても、購入後に手で触れることでカビ胞子が付着することもあるので注意しましょう。

パンに生える緑色の青カビ

食パンには、お餅や長時間放置したみかんに見られる緑色の青カビが生えることがあります。過去には青カビは食べても大丈夫と言われていましたが、青カビにも多くの種類があり、腎臓の病気に繋がる強い毒性を持つ青カビも存在するため、注意が必要です。

青カビは春や秋などの緩やかで比較的温度が低い季節に生えることが多いです。食パンだけに限らず、夏場の暑い季節ではない時も、カビの発生には充分注意しましょう。

パンに生える白色の麹カビ

パンのカビには、とうもろこしなどに生えるような白カビも存在します。こちらのカビは別名コウジカビとも呼ばれており、味噌や醤油、日本酒などの食品を加工する際にも使われています。ただし、家庭内で生える白カビには、強力な発がん性物質を出すものもあり、非常に危険なので注意しましょう。

パンがカビても大丈夫?

カビが生えてしまった場合は食べても大丈夫なのでしょうか?続いては、カビが生えてしまったパンの処理方法について見てみましょう。

カビを削れば食べられる?

カビが生えてしまっている部分を削れば食べられると考えている人も多いですが、結論からいうとカビを削っても食べるのはNGです。食べてはいけない理由としては、数万種類もあるとされているカビの中には、人や動物に有害な成分である、カビ毒を出す物質が存在しているからです。

また、食品の表面にカビが確認できる場合、すでに内部まで菌糸が成長してしまっている可能性もあるため、できることなら食べないようにしましょう。

加熱したら食べられる?

削って食べるのがダメなら、加熱してカビを死滅させれば食べられると思う人もいますが、こちらの対処法もNGです。カビ毒は熱に対して非常に耐性が高く、家庭でできる範囲の高温調理や長時間加熱調理では、カビ毒を完全に分解することはできません。

また、毒がある食品を茹でた場合でも毒素が50%~80%ほど残り、茹で汁からは10%~15%ほどの毒素が検出されています。同様にフライパンを使って、油などで炒めた場合でも毒素がほとんど減らないことがわかっています。

同じ袋のパンも食べないほうがいい

カビが生えたパンと同じ袋のものも、食べるのはNGです。実は、空気中の1平方メートルあたりには何百ものカビの胞子が浮遊しているといわれています。1つのパンに付着した胞子はそこで発芽し、パンの栄養を吸収しながら菌糸を伸ばしていきます。

さらに、菌糸の先端に胞子のうを形成し、胞子のうで作られた胞子を周りにまき散らしながら増殖を繰り返していきます。無数にある胞子のうはそれぞれ何万もの胞子を放出するので、袋の内部はすでにカビで溢れている可能性が高いです。

カビが生えたパンを食べた時の対処法

続いてはカビの生えたパンを食べた時の対処法について紹介していきます。ついつい気づかずに食べてしまうこともありますが、その際は慌てずに正しい対処法を実践しましょう。

対処法①少量なら1,2時間様子を見て

カビを食べた場合でも少量の場合は、慌てて病院に行く必要はありません。実は、カビは身体の中の胃酸で死滅させることが可能です。そのため、少量のカビを食べた時には特に対処する必要はなく、1、2時間ほど腹痛や吐き気の症状がないか確認しましょう。

対処法②下痢や吐き気の症状の時は体から毒素を出す

ただし、菌が繁殖してしまう食品は衛生面的には、非常に危険なため、食中毒には充分に注意する必要があります。食中毒になってしまうと腸内で細菌やウイルスが増殖したことで、胃腸機能が低下し、下痢や吐き気の症状などに襲われますが、下痢や嘔吐を繰り返すことで体外に菌が排出され、徐々に症状が緩和されていきます。

しかし、下痢や嘔吐が長時間続くことで水分や電解質が体外へ排出され、脱水症状が引き起こされ、重症化すると死亡することもあるため、症状が酷い場合は必ず医療機関を受診しましょう。

対処法③心配な場合は病院を受診

少量でも食べた際に身体に違和感を感じたり、気分がすぐれない場合は我慢せずに医療機関を受診しましょう。また、下痢等の症状が出た際に薬を服用したことにより、体内で増殖した細菌やウイルスが排出されなくなる場合もあるので、自己判断で薬を容易に服用しないようにしましょう。

パンにカビを生やさない保存方法

最後にパンにカビを生やさない保存方法について見ていきましょう。しっかりと正しい保存方法の場合は長期間保存してもカビの発生を防ぐことが可能です。

冷蔵庫の保存は控えよう

食べきれない食パンを冷蔵庫で保存する家庭も多いのですが、実は食パンを冷蔵保存すると、パンの老化を進める原因になるのです。食パンに含まれているデンプンは、温度が0℃に近いほど劣化しやすい性質があります。

そして、デンプンが劣化してしまうと水分がなくなり、パサついて食パンが固くなってしまったり、味が悪くなってしまいます。そのため、夏場の暑い季節だからといって冷蔵庫で保存するはやめましょう。

長期保存は冷凍庫がおすすめ

食パンをまとめ買いした時や、賞味期限が近いけど食べきれないという場合は、冷凍庫で保存するのがベストです。常温で保存することもできますが、きちんと密閉して高温多湿を避けて保存することで2~3日、乾燥した冬の場合はもう少し長く、3日~5日ほど持ちます。

しかし、冷凍庫の場合は、2週間~1か月ほど保存することが可能です。食パンを冷凍保存する際は、袋から取り出し1枚ずつラップかアルミホイルで包み、ジッパー付きの冷凍保存用の袋に入れて保存しましょう。冷凍することでパンの水分も凍り、乾燥も防げ、カビ防止にも繋がります。

ただし、保存期間が長くなればその分、味や風味も落ちやすくなるので、保存期間が長くてもできるだけ早めに食べきるようにしましょう。

冷凍保存のパンを美味しく食べる方法

冷凍されていたパンを焼く際にパサついてしまう原因は、水分が失われているためです。なので、トーストをする時などには、霧吹きで水を吹きかけてからトーストすることで、ふわふわ食感に仕上げることができます。水を吹きかける際は、少し離れたところから全体にかかるように吹きかけましょう。

また、トーストをする前に電子レンジ600Wで30秒~50秒くらい加熱しておくことで、ふわふわ食感のパンに戻すことも可能です。そのほかにも、アルミホイルで冷凍した場合は、包んだ状態で焼くことにより、水分がアルミホイルの中で対流し、水分を逃さずに焼くことができます。

【裏ワザ】ウイスキーと一緒で60日間保存可能?

小さな器に15ccほど入れて保管すると、蒸発したウイスキーのアルコールがカビ菌を殺菌、パンをカビから守ってくれるのです。

実は、さまざまなカビ防止策の中でもウイスキーと一緒に保存するだけで、長期間保存できる裏ワザもあります。保存方法は小さな器に15ccほどのウイスキーを入れて保管するだけです。一緒に保存することで蒸発したウイスキーのアルコールがカビ菌を殺菌してくれます。

ただし、こちらの方法はあくまでカビないための予防なので、おいしく食べることができる期間内に食べきるようにしましょう。

パンにカビが生えたら食べるのは控えよう

菌が生えてしまったパンは、菌の部分を削っても菌糸が食品の内部まで侵食している可能性が高いので、食べないようにしましょう。また、同じ袋に入っていた食品には空気中からカビが増殖している可能性があるので、まとめ買いをした際には、食べきれない分は早めに分けて冷凍保存しておきましょう。

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