炊き込みご飯を美味しく冷凍保存する方法は?保存期間と解凍方法も解説

余った炊き込みご飯は冷凍保存することが出来ます。本記事では日持ちしにくい炊き込みご飯を正しく冷凍保存する方法を紹介します。冷凍に向かない具材や解凍方法なども載っているので、炊き込みご飯を冷凍したい方は参考にして下さい。

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目次

  1. 1炊き込みご飯を日持ちさせるなら冷凍保存がおすすめ
  2. 2炊き込みご飯を美味しく冷凍保存する方法
  3. 3炊き込みご飯を冷凍保存する時のコツと注意点
  4. 4冷凍炊き込みご飯の保存期間と解凍方法
  5. 5炊き込みご飯を冷凍保存して美味しく食べよう

炊き込みご飯を日持ちさせるなら冷凍保存がおすすめ

具沢山で美味しい炊き込みご飯は、子供からお年寄りまで人気があるメニューです。炊き込みご飯は頻繁に作る物では無いので多めに作るという方も多いかと思いますが、実は炊き込みご飯はあまり日持ちしない料理の一つ。余った時はしっかりと冷凍保存しておきましょう。

今回の記事では作った炊き込みご飯を美味しく冷凍保存する方法や注意点、解凍方法などを紹介します。冷凍した炊き込みご飯があれば食べたい時にすぐ解凍して食べる事が出来るので、いつも多めに作るという方は今回の記事を参考にしてみて下さい。

炊き込みご飯を美味しく冷凍保存する方法

炊き込みご飯を美味しく冷凍保存する方法ですが特別難しい点はありません。なので、実際に炊き込みご飯を炊く前にやり方を確認しておきましょう。炊き込みご飯は傷みやすいので、なるべく出来たての内に冷凍保存しておくのがおすすめです。やり方は簡単でも注意してほしいポイントはいくつかあるので、以下の項目で確認して下さい。

タッパーやラップで小分けにする

多めに作った炊き込みご飯を保存しておきたい時には、まずご飯を小分けにしましょう。使用するアイテムはタッパーとラップのどちらを使用しても良いですが、タッパーを使用する場合には薄型の物を選びましょう。

タッパーを使用する場合には、中に入れたご飯にナイフなどで切込みを入れておきます。こうしておく事で食べる時に必要な分を取り出しやすくなるからです。

ラップの場合には切込みなどは入れず、一度に使用する分のご飯をラップに包みましょう。一人前サイズの他にも半量サイズの物も作っておくと、少し小腹が空いた時やあともうちょっと食べたいという時に便利です。

小分けにするのは面倒なので、大きい塊のまま保存してはいけないのか?と思われた方も居るかもしれませんが、大きい塊のまま炊き込みご飯を冷凍するのはおすすめしません。

塊で冷凍してしまうと食べる時に結局必要な分を小分けにする必要がありますが、この時にどうしても保存したご飯の劣化を招いてしまうからです。少し面倒に感じるかもしれませんが、タッパーやラップなどを使用して小分けにしましょう。

空気を抜いて平らにする

炊き込みご飯をラップやタッパーに入れたら、空気をしっかり抜いて平らにしておきましょう。平らにしておくというのは必ず覚えていておいてほしいポイントで、厚みがあったり空気が入っていると冷凍するのに時間がかかってしまうからです。素早く冷凍した方がより美味しい状態で保存出来るので、空気は丁寧に抜いておきましょう。

ラップで炊き込みご飯を包んだ場合は、空気を抜きながら板状に包みましょう。平べったい板状になったご飯はフリーザーバッグなどに入れて保存します。

タッパーの場合は先ほど紹介した通り薄型の物を使用しましょう。この理由もラップの時と同じで、厚みが無い方が冷凍にかかる時間が短いからです。タッパーに詰める時も空気が入らないように気を付けてから詰め込みすぎないようにしましょう。

冷ましてから冷凍する

冷凍庫のドアを開ける画像

炊き込みご飯はそのままの状態だとあまり日持ちしないので、出来るだけ早く冷凍をと紹介しましたが、かと言って温かい食材を冷凍庫や冷蔵庫に入れるのはご法度です。温かい物を入れると庫内の温度が上がって他の食材の質にまで影響してしまうので、小分けにした後はしっかりと冷ましてから冷凍庫に入れましょう。

粗熱が取れた後もあまり長時間は放置せず、素早く冷凍しましょう。元々日持ちしない料理なので、ご飯を常温で放置しておくと傷みやすいです。

あとは冷凍庫に入れておけば保存は完了ですが、より早く炊き込みご飯を冷凍させたいという方はアルミホイルや金属製のバットの上に乗せておくのがおすすめです。金属は熱伝導率が良く、冷たい温度をより早くご飯に伝えて冷やしてくれます。

また、冷凍庫に入れた後は凍ったかどうか気になってドアを何度も開けたくなりますが、庫内の温度が上がり余計に時間がかかってしまいます。必要のない時にドアを開けるのは控えましょう。

おにぎりにしておくと便利

炊き込みご飯を冷凍する時はおにぎりにしておくと便利です。解凍した後にワンハンドで食事を済ませることが出来るので、時間が無くて忙しい朝にもピッタリ。おかずが無くてもそのままで十分美味しいので、軽い食事で済ませないという時にもおすすめします。

おにぎりの形にして保存しておく場合にもげんこつおにぎりのような厚みのある形ではなく、少し薄めにしておくのが上手に冷凍するポイント。もちろんおにぎりの形で冷凍しておいて、食べる時は崩してから食べても良いです。おにぎりとしてもお茶碗で頂くご飯としても食べられますので、全ておにぎりの形にしておくのも手です。

炊き込みご飯を冷凍保存する時のコツと注意点

ここからは、炊き込みご飯を冷凍保存する時のコツと注意点を見ていきましょう。ちょっとしたことに注意すれば、より良い状態で保存しておく事ができます。炊き込みご飯によく使用される具材の中に実は冷凍には向かない物もあるので、知らずに冷凍してしまう前にしっかり確認してみて下さい。

一食分ずつ冷凍する

炊き込みご飯を保存する場合には一食分ずつ冷凍しましょう。大人数の場合は人数分まとめて冷凍してしまった方が便利だと感じるかもしれませんが、多くの量を一度に冷凍するとなかなか冷気が伝わらず時間がかかります。

冷凍に時間がかかれば当然質が落ちやすいですし、ご飯から水分が抜けて味も悪くなります。また、解凍する時にも大容量の物は解凍ムラができやすいのでおすすめ出来ません。熱々のご飯を食べようとしたら中の方が凍ったままだったという事にならないためにも、ご飯は大量に冷凍せずに1食分ずつに小分けするのがベターです。

炊きたてを冷凍する

先程も少し紹介しましたが、炊き込みご飯はあまり日持ちしない料理です。なので出来るだけ炊きたてを冷凍しましょう。せっかく作ったご飯なので美味しいままの状態で冷凍して、長期間美味しく頂きたいところです。早く冷凍すればそれだけ美味しいままご飯の状態をキープできるので、炊き込みご飯を作った場合は長時間の放置は止めましょう。

ご飯が炊けたら最初の食事で食べる分だけの量を別に分けて、直ぐ小分けにしてしまうのが良いでしょう。出来立てをすぐラップやタッパーに入れ、粗熱が取れたら冷凍庫に入れるという手順さえ守れば水分もキープしたまま美味しい炊き込みご飯を愉しむことができます。

お弁当に入れたい場合

炊き込みご飯はお子さんにも人気がありますし、お弁当に入れたいと考える方も居るかもしれません。しかし、炊き込みご飯をお弁当に入れるには注意が必要です。冷凍したおかずを自然解凍でお弁当に入れる事も多々有りますし、炊き込みご飯は日持ちしない傷みやすい料理なのでこの技は使用できません。

炊き込みご飯をお弁当に入れたいという時は、冷凍した物ではなく出来れば炊きたての物を使用しましょう。朝炊いたばかりの物なら比較的傷みにくいからです。もし冷凍した物しか準備できないという場合には、電子レンジで解凍したご飯の粗熱を取ってから入れるようにします。

しかし、いくら炊きたてでも夏場のお弁当には入れない方が良さそうです。イメージが沸かないかもしれませんが、炊き込みご飯は白ご飯に比べて水分が多いので、温度や湿度が高くなると危険です。夏程の高温でなくとも気温が高めの日には品質保持のために保冷剤を入れるのがおすすめ。

炊き込みご飯は様々な野菜を美味しく頂ける料理ですし、栄養バランスの面でも優れています。冬場などは朝炊いたばかりの美味しいご飯をお弁当に入れてあげると傷んでしまう危険性も減りますし、お子さんも喜んでくれるはずです。

具にこんにゃくが入っている場合

炊き込みご飯の具材と言えばこんにゃくは定番ですが、具にこんにゃくが使用されているご飯を冷凍するという時には注意しましょう。実はこんにゃくは冷凍に向かない食材の一つで、水分が抜けてしまってゴムのような硬い食感になるからです。

これを回避するには最初から具材にこんにゃくを使用しないのが一番です。ご飯が出来てからこんにゃくを取り除くのも面倒ですし、冷凍する予定の場合はほかの具材を入れて愉しみましょう。

どうしてもこんにゃくをいれた物が食べたいという場合には、一日か二日で食べ切れる分だけのご飯を炊くようにしましょう。冷蔵ならこんにゃくは劣化しませんし、翌日まで美味しく頂けます。

また、こんにゃく以外にもジャガイモや豆腐などの具材を入れるという方も注意した方が良いでしょう。これらもこんにゃくと同様に冷凍には向かない食材で、解凍した際にパサパサしてまずくなってしまうので、多めに炊き込みご飯を作る時は入れない方がベターです。

ぎゅうぎゅうに詰め込まない

駄目をイメージする画像

 タッパーにご飯を入れる時は、あまりぎゅうぎゅうに詰め込まないという点も重要です。たくさん量があると冷凍庫の中でスペースを取ってしまいますし、少しでもタッパーの数を減らしてスペースを確保したいと思うものです。しかし、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうとご飯の質を落としてしまう事になります。

タッパーに押し込んで冷凍したご飯は解凍にかなり時間がかかってしまいます。電子レンジには解凍機能もありますが、これだけでは温めきれずに何度も温めなおすことになります。

せっかく美味しく食べるために冷凍したのに、加熱のし過ぎでパサパサのご飯になってしまっては台無し。タッパーに入れる時は無理に詰め込まず、適度な量を平たく板状にしましょう。

冷凍炊き込みご飯の保存期間と解凍方法

冷凍保存すれば常温よりかなり長い期間保存しておく事が出来ますが、それでも期間は無限ではありません。保存した後はどの程度食べる事が出来るのか、そして解凍方法について見ていきましょう。

保存期間の目安

カレンダーの画像

炊き込みご飯を冷凍した時の保存期間の目安は、およそ2週間ほどと言われています。具材によって日持ちする期間は変わって来るので一概には言えませんが、大体の目安にして下さい。魚介類はあまり日持ちしない具材なので、炊き込みご飯に使用している場合の保存期間は短めであると考えた方が良いです。

魚介類とは逆に、日持ちする具材を使用している場合には1か月ほど持つ場合もあります。とは言っても、食べられるかどうかは作った状況によります。目安の日数で判断するのではなく、実際に臭いや見た目で判断する事も重要。解凍した時におかしな臭いがする様なら食べるのは控えましょう。

解凍方法

上手に冷凍した炊き込みご飯は、正しい方法で解凍して美味しく頂きましょう。解凍方法は難しい物では無く、タッパーやラップで保存しておいたご飯を電子レンジで加熱するだけです。時間はレンジの機種によって異なりますので一概には言えませんが、ご飯1膳分なら600Wで2分から3分位で良いでしょう。

また、最近のレンジの中には自動あたため機能が付いている機種もあります。このボタンを押せば必要な時間を自動的に計算してくれるので、この機能に任せるのも手です。

レンジで加熱した後はお茶碗に盛りましょう。空気を含めるようにしてふっくらと整えて盛るのがコツです。外側は熱々でも中側が解凍出来ていない場合もあるので、茶碗に盛った後はしっかり解凍されているかを確認しておくのも重要です。まだ加熱が足りない様であれば、お茶碗のまま数十秒ずつ加熱して様子を見ましょう。

自然解凍はNG

悩む女性

お弁当とは違い解凍してからすぐ食べるなら、自然解凍でも良いのではないかと思う方も居るかもしれません。しかし、美味しい炊き込みご飯に仕上げたいなら自然解凍はおすすめしません。

一度冷凍したご飯を自然解凍すると、水滴が付きやすくべちゃっとした食感になってしまうからです。電子レンジを活用してふっくらと美味しいご飯を頂きましょう。

炊き込みご飯を冷凍保存して美味しく食べよう

本記事では炊き込みご飯を冷凍保存し、美味しく食べるにはどうすれば良いか?を紹介しました。炊き込みご飯は白ご飯に比べて日持ちしないので、炊き上がったら出来るだけ早く冷凍して保存しておく必要があります。

しかし、せっかく正しい方法で冷凍しても解凍方法を間違えてしまっては台無しです。自然解凍のご飯はべちゃべちゃして美味しく無いので、しっかり電子レンジを使用して解凍しましょう。

冷凍しておけば2週間近くは日持ちしますし、美味しく食べる事も可能です。余った炊き込みご飯は正しい方法で冷凍してお弁当や夕食に活かしましょう。

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