とん蝶は大阪名物の人気おこわ!翌日まで日持ちする?店舗情報も紹介

とん蝶は知る人ぞ知る大阪名物です。賞味期限は当日限りで翌日までは持たないため、お土産にはあまり向きません。それでもとん蝶の味を求め大阪府民はもちろん、全国の観光客も買い求める人気の名物です。老舗和菓子店が作るモチモチのおこわ、とん蝶の美味しさの秘密はなんなのか?その人気の秘密を探ってみましょう。大阪旅行の際はぜひこの記事を参考にとん蝶を味わってみてください。

とん蝶は大阪名物の人気おこわ!翌日まで日持ちする?店舗情報も紹介のイメージ

目次

  1. 1とん蝶は知る人ぞ知る大阪名物
  2. 2とん蝶が人気の理由
  3. 3とん蝶の種類
  4. 4とん蝶の賞味期限
  5. 5とん蝶が買える場所
  6. 6とん蝶は大阪に行ったら買うべき

とん蝶は知る人ぞ知る大阪名物

食い倒れの街・天下の台所とも言われる大阪は、数々の名物がある食の街です。たこ焼き、お好み焼きに代表されるように大阪発祥の料理で全国的に人気がある名物は多く、全国から大阪の味を食べに多くの観光客が足を運びます。

その中でも大阪府民には人気があるのに全国的にあまり知られていない名物とん蝶です。とん蝶は老舗和菓子店が作るどこか懐かしい素朴さが魅力のおこわです。今回はモチモチのおこわ、とん蝶とは何か?その魅力とは何か?探っていきます。

とん蝶は老舗和菓子店の絶品おこわ

とん蝶とは老舗和菓子店が作るおこわのことです。専門店やお弁当などでおこわが販売されていることはありますが、和菓子屋でおこわが販売されるのは少し珍しいかもしれません。

とん蝶を手がけるのは御菓子司絹笠というの大変歴史のある名店です。初代オーナーが天王寺にあった美味しい豆ご飯を参考に作り上げたのが、絹笠を代表する名物とん蝶です。

とん蝶の名前の由来

そのネーミングの由来はとんぼと蝶々を組み合わせてつけられましたふる里の味とパッケージに書かれているように昔懐かしい故郷を思い出して欲しい、そんな想いから付けられた名前です。

とんぼと蝶々といえば子供にとっては慣れ親しんだ身近にいる昆虫です。蝶々を見かけると春を感じ、とんぼを追いかけた子供の頃を思い出すような素朴でほっとする味わいのおこわです。決して派手さはないのですがどこか懐かしい、故郷の母親を思い出すような素朴な味が人気です。

とん蝶の味と食感

とん蝶は国産のもち米を職人が早朝から蒸しあげます。味は4種類あり、それぞれの味わいは違いますがどれももち米のモチモチ食感を感じることができます。「箸が折れそうなくらいモチモチ」と例えられるほど、ギュッと詰まったモチモチのおこわがパッケージに包まれています。

もち米をシンプルに蒸したものを白蒸しと言います。職人の手によって丁寧に蒸し上げられたおこわに、塩昆布やカリカリ梅などを混ぜ合わせた素朴な味わいです。噛むと甘みが出るもち米の美味しさをシンプルに味わうことができ、混ぜ合わせた食材はどれももち米の美味しさを引き出してくれるものばかりです。

とん蝶は50年以上の歴史がありますが、昔からその製法は変わっていません。そのため翌日まで日持ちせず、賞味期限は当日限りです。

とん蝶の評価口コミ

とん蝶は大阪では昔からよく知られた名物ですが、他県の人にはあまり知られていません。そのため「次回食べてみたいです」「とん蝶のおこわって大阪では有名なの?」といった声があり、大阪府民からは「ぜひ食べて欲しい」「買ってみて」といったおすすめの声がありました。

味についての口コミは「もち米に昆布の旨味が染みている」「モチモチで最高でした」という声がありました。初めて食べた方の口コミではまた食べたいという声もあり、美味しいといった評価が高い口コミ多数でした。

大阪に行ったら必ず買う、といった声も多くありました。翌日以降に日持ちしないので手土産に出来ないと残念がる声もありました。賞味期限の関係で通販もしていないので、大阪に行って買うしかないレアな大阪グルメです。

とん蝶が人気の理由

口コミを見るととにかくとん蝶は美味しいという絶賛の声ばかりが目につきます。マイナスな意見といえば翌日以降に日持ちしない賞味期限の短さですが、大阪でしか買えない不便さすらレアな名物としての付加価値になっていますなぜこれほどとん蝶が愛されるのか?その人気の秘密を探ってみましょう。

国産もち米を使用

とん蝶は厳選した国産のもち米を使っています。そのもち米をシンプルに白蒸しし、塩昆布やカリカリ梅を合わせています。

熟練の職人が早朝からもち米を蒸し上げ、シンプルにもち米の甘さとモチモチ感を楽しめるよう仕上げています。昔ながらの手法で仕上げる白蒸しのおこわは、蒸す時間を温度や季節によって調整し丁寧に作られています。

飽きない素朴な味

とん蝶の魅力は何と言ってもその素朴な美味しさです。今は甘くて美味しいスイーツや、こってりした食べ物はたくさんあります。しかし、なぜかとん蝶はまた食べたくなる不思議な魅力があるおこわです。

具材は塩昆布やカリカリ梅、とうもろこし、大豆など素朴なものばかりです。50年以上も昔から変わらずに愛される秘密は、余計な味付けをしない素材を生かした味にあるのかもしれません。

添加物などを使わず職人によって蒸し上げられるおこわは、翌日以降まで日持ちがしないデリケートなものです。噛めば噛むほど感じられる甘みはもち米のそれで、人間の本能が感じる美味しさと言ってもいいかもしれません。

おにぎり型で食べやすい

おにぎりを食べる女の子

とん蝶はおにぎり型のおこわが竹の皮様のアルミのパッケージにひとつひとつ包まれています。そのため旅先でも食べやすく、観光客にもとても人気があります。食べやすいことから新大阪駅でも販売されていて、小腹が空いた時の旅のお供にぴったりです。

大きさはご飯碗2膳弱の量があります。1個でお腹を満たすには少し物足りない量ですが、おやつや小腹が空いた時には十分な量です。とんがった三角のおこわを頬張れば、遠い昔の旅人になった様な気分になれます。

個包装でお土産にもぴったり

とん蝶は丁寧にひとつずつパッケージに包まれています。通常和菓子屋のおこわは箱に入ったものが多く、手土産にはあまり適していません。箱に入ったとん蝶も販売はされていますが、基本的には個包装で売られています。

そのため人数分購入することができ、ちょっとしたお持たせにぴったりです。翌日に日持ちがしないため観光で訪れた際のお土産にはあまり適しませんが、近場へのお土産には喜ばれるでしょう。甘いもの以外で大阪名物を探している方にはぴったりです。

とん蝶の種類

モチモチのとん蝶の味が気になるという方に、4種類あるそれぞれの美味しさを詳しく紹介していきます。季節限定の味もあるので要チェックです。

プレーン

とん蝶をまず味わうなら定番のプレーンがおすすめです。とん蝶の基本の味で、具材はシンプルに塩昆布と大豆とカリカリ梅だけです。

モチモチしたもち米に塩昆布の程よい塩気と旨味が染みて、カリカリ梅の酸味と食感がアクセントになっています。塩昆布は昆布が大好きな昆布文化が根付いた大阪ならではの具材です。定番の味なのでまだ食べたことがない人は、シンプルなとん蝶から試すのがおすすめです。

口コミ

「大豆と昆布のおこわで素朴で美味しいの」「飽きのこない懐かしい味わい」と言った口コミがありました。シンプルな材料だからこそ長く愛され続けているのかもしれません。

七味入り

辛いものが好きな人に味わって欲しいのが七味入りとん蝶です。おこわに七味というと意外な組み合わせに思えますが、七味のピリッとした刺激が甘いおこわと相性抜群です。実は大阪は七味唐辛子を扱う問屋が多く、昔から馴染みがある薬味です。

とん蝶に入っている七味は黒七味で通常の七味より香りが抜群です。黒ごまや山椒など7つのスパイスがおこわに程よい辛さと奥深さを加えてくれます。プレーンより七味が好きというファンも多く、お酒と一緒に食べるのもありです。

口コミ

とん蝶の七味は早めに売り切れるということで、観光客にはなかなかお目にかかれないかもしれません。「七味味最高」「七味がきいていて、絶品です」「七味というより山椒の味。美味しかったー」という絶賛の声が多くありました。七味を推す熱烈な声も多く、売り切れが多いことからも見かけたらぜひ買って欲しい味です。

黒豆入り

黒豆が旬の時期を迎える秋から5月頃までの期間限定で販売されるのがとん蝶黒豆です。たっぷりの黒豆がおこわに混ざり赤飯の様な色合いです。

艶々の黒豆がたっぷり入っておこわとの相性は抜群です。黒豆ともち米の組み合わせは、豆類の扱いに慣れた老舗和菓子店だからこそ作り上げることができる最高の組み合わせです。期間限定ということでこちらも見かけたら買っておきたいレアな味です。

口コミ

「梅干しや豆の配置が絶妙で美味しい」「昔母が作ってくれた混ぜご飯を思い出します」と言った声がありました。「この黒豆入りは高級なお味です」という声もあり、ゴロゴロ黒豆が入ったとん蝶は他の味とはまた違う美味しさがあるようです。

とうもろこし入り

阪神梅田本店のみで販売されているのがとうもろこし入りのとん蝶です。大豆の代わりに入ったとうもろこしの甘さと食感、ゴマのプチプチ感が他にはない独特のおこわに仕上がっています。阪神梅田本店でしか買えない特別感からとても人気があり、海外の観光客にも好まれているそうです。

口コミ

「とうもろこしのとん蝶はじめて」という口コミがあるように、販売店が限られているので食べたことがない人も多いようです。「とん蝶にとうもろこしなんて、美味しいに決まってるよね」「え!?うま!?うまっ!!」という口コミもありました。

とん蝶の賞味期限

とん蝶の唯一の欠点といえば当日限りという短すぎる賞味期限です。翌日以降も食べたいとまとめ買いしたくなりますが、残念ながら日持ちしないのでお土産や買い溜めには適していません。

賞味期限は翌日まで?

大阪限定というレアすぎる名物とん蝶をお土産に持ち帰りたい、買い溜めしたいという人も多いと思います。しかし残念ながら、とん蝶の賞味期限は当日限りです。

余計な添加物を使用せず、昔ながらの製法で作られるとん蝶はとてもデリケートなおこわのため日持ちしません。翌日も食べたいからとまとめ買いしたくなりますが、美味しく食べられるのは当日限りとなっているので注意してください。

冬期は当日の22時まで、夏期はさらに短く当日の19時までとなっています。この短すぎる賞味期限は安全に美味しく食べられるためのものです。そのため翌日以降に食べたり、お土産に配ったりできないとてもレアな名物といえます。

賞味期限が短いので通販はない

NGマークを指で作る女性

とん蝶は日持ちしないため通信販売が難しい商品です。そのため通信販売はされていません。今は冷凍技術や交通網の発達で通販できないものはないのでは?というくらいなんでも通販できる時代です。

そんな中でもとん蝶は頑なに昔ながらの製法を守り、当日限りという短い賞味期限の中で販売されています。冷凍や冷蔵してしまうと本来の美味しさは損なわれてしまうでしょう。

本来の美味しさを楽しむにはやはり大阪まで足を運ぶ必要があるのです。日持ちしないのは余計なものを加えず、シンプルにおこわを作っているからに他なりません

とん蝶が買える場所

大阪でしか買うことができないとなるとどんな味なのか余計食べてみたくなると思います。大阪の様々な場所で買うことができるので近くまで足を運んだらぜひ購入してください。

絹笠鶴見店

絹笠鶴見店は近くに工場があり本社も鶴見区にあります。とん蝶以外にも様々な和菓子を販売し、近所の人達に親しまれているようです。

近所の方は近くを通るとついつい立ち寄ってしまうようで、和菓子は食べたことはなくとん蝶しか買ったことがない、という人もいるくらいです。駐車場がなく立ち寄りにくいそうなので、車で行く際は注意が必要です。

その他店舗

絹笠の店舗は大阪府内に数店ありますがとん蝶の扱いがない店舗、逆にとん蝶しか扱っていない店舗があります。なんばウォークミナミ店、阿倍野店、森小路店、大和田店、梅田阪神百貨店は絹笠の和菓子・とん蝶共に扱いがある店舗です。

高島屋店、阪急百貨店はとん蝶のみの取り扱いなので絹笠の和菓子が食べたいという方は注意してください。逆にイオン内の絹笠はとん蝶の扱いが無いので注意してください。

新大阪でも買える?

旅のお供にとん蝶を食べたいという方は新大阪駅で購入するのがおすすめです。新大阪駅の中央改札口手前にあるO・MiYAGE-YA(オミヤゲヤ)という駅弁やお土産を扱う店舗で購入できます。こちらの店舗は早朝5時30分から夜は22時までです。時間帯によっては置いていないこともあるので注意してください。

その他には2階にあるメディオ新大阪の売店と、新幹線中央口のキオスクでも購入できます。こちらの店舗も時間帯によっては販売がない場合があります。

とん蝶は大阪に行ったら買うべき

天下の台所・大阪で昔から多くの地元民に愛されているとん蝶は、素材の味とモチモチ感が楽しめる素朴なおこわです。翌日以降は日持ちしないため、大阪府内以外では流通していないことからあまり知られていない知る人ぞ知る名物です。

食べた人の多くが美味しいと絶賛し、大阪へ行ったらぜひ食べて欲しいと強く勧める味でもあります。新大阪駅でも購入可能なので旅のお供にぜひ購入してみてください。

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