なすは英語でなんて言うの?英語名が「eggplant」の理由も調査!

突然ですが、なすは英語で何というでしょうか。正解はeggplantです。では、どうして卵とは似ても似つかないなすをeggplantと呼ぶのでしょうか?ここではそんな素朴な疑問に答えるべく、なすの起源や歴史から説明します。また、とっさに聞かれるとわからない野菜の英語名もたっぷり紹介します。これを読めば、英語で野菜を説明することができるようになります。ぜひ読んでみてください。

なすは英語でなんて言うの?英語名が「eggplant」の理由も調査!のイメージ

目次

  1. 1なぜなすは英語で「eggplant」というの?
  2. 2なすの起源に英語名の秘密あり!
  3. 3日本におけるなすの歴史
  4. 4バラエティ豊か!なすの品種
  5. 5なすの日本語の語源
  6. 6イギリス英語ではなすをeggplantと言わない
  7. 7なす以外の野菜の英語名も覚えよう!
  8. 8難易度レベル1:なす以外の野菜の英語名
  9. 9難易度レベル2:なす以外の野菜の英語名
  10. 10難易度レベル3:なす以外の野菜の英語名
  11. 11なすの調理を英語で言ってみよう
  12. 12聞いて納得!なすの英語名

なぜなすは英語で「eggplant」というの?

突然ですが皆さんは、なすを英語で言うとなんというかご存知ですか?正解は「eggplant」。eggは卵、plantは植物や工場という意味です。卵の植物だなんて、なんだか可愛らしくて覚えやすい名前ですが、でもなすはとても卵からは程遠い形をしていると思いませんか?なぜなすはeggplantというのでしょうか?

ここではなぜなすを英語でeggplantというのか、その秘密をなすに関する雑学とともに紹介します。また、イギリスではeggplantと言わないのをご存知でしょうか?イギリスではなすをなんと呼ぶのでしょうか?さらに、なす以外の野菜の英語名も難易度別に紹介します。意外と知らない野菜の英語名を覚えて、みんなに教えてあげましょう。

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なすの起源に英語名の秘密あり!

なぜなすを英語で「eggplant」というのか、その理由を知るために、まずなすの起源について説明しましょう。なすの起源は東インド地方と言われています。そしてこの原種のなすは、色が白くてヘタが緑色、さらに大きさは卵ぐらいの白なすと言われています。日本ではなすは濃い紫色のイメージですが、元々は白色だったのです。白なすの画像を見ると、eggplantという英語名も納得できると思います。

アメリカでなすといえば、こちらの白なすか、日本の3倍ぐらいの大きさの紫色のなすだそうです。どちらも日本ではあまり見かけない品種ですが、それもそのはずで、なすは世界で1000種類もあると言われています。なすは形や大きさも様々、色も紫色から白色、緑色まであります。味や食感も品種によって違いがあります。ちなみにこの白なすは皮は固いものの実が柔らかく、種が少なくて口当たりが柔らかいという特徴があります。

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日本におけるなすの歴史

日本におけるなすの歴史は古く、1000年前の奈良時代から栽培されていたようで、正倉院文書に多数の茄子の文字が見られます。昔は高位の方へ、なすの粕漬が贈り物として使われていました。これからもわかるように、なすははじめ高価な野菜でしたが、江戸時代に栽培が広まり、庶民の野菜へとなっていきました。

バラエティ豊か!なすの品種

歴史がある分なすは品種が多く、スーパーなどでは一般的な千両なす、細長い長なすや、太くて大きい米なす、丸くて小さい丸なすなど、複数の種類のなすを見ることができます。また地域によって特徴のあるなすが生産されており、大阪の水なすや京都の加茂なすなどは有名です。日本では約180種類のなすが生産されています。

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なすの日本語の語源

ところで、日本語のなすの語源は何でしょうか?これには諸説あるようですが、代表的な2つの説を紹介します。一つ目は、実の中が酸っぱかったことから、中酸実(なかすみ)と呼ばれ、これがなすとなった説。もう一つは、夏野菜なので夏に実るで、夏実(なつみ)と呼び、それが変化して、なすびとなった説です。どちらも室町時代に宮廷につかえる女房がなすと呼ぶようになり、それが定着したようです。

イギリス英語ではなすをeggplantと言わない

なすの英語名のeggplantですが、実はこれはアメリカ英語でイギリスでは違う単語で呼ばれています。イギリス英語ではなすは「aubergine」。発音は「オウバージーン」です。eggplantとは全く違う単語ですので、イギリス英語圏に行くときは、注意が必要です。

なす以外の野菜の英語名も覚えよう!

せっかくなので、なす以外の野菜の英語名も紹介しましょう。英語の長文は読めても、意外と身近な野菜を英語で言えないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、日本語にもなっているおなじみの英語名から、初めて聞いたかも、という英語名まで紹介します。アメリカとイギリスで違う名前の野菜も説明します。最後まで読めば、レンコンやニラも英語で言えるようになります。

難易度レベル1:なす以外の野菜の英語名

こちらは難易度レベル1の、もはや日本語になっているおなじみの英語名を紹介します。でも中には発音が日本語で言うときとは違うものもたくさんありますので、知っているという方も今一度チェックしてみましょう。

トマトの英語名

まずは、食卓でおなじみのトマトです。英語では「tomato」ですが、ローマ字読みで「トマト」と発音しては通じません。発音は「トメイトゥ」で、「メ」の部分にアクセントがきます。ミニトマトは「cherry tomato」です。

ニンジンの英語名

ニンジンの英語名は「carrot」。発音は「キャロッ」が近いでしょうか。最後の「ト」はあまりはっきりとは発音しません。アクセントは「キャ」にきます。

玉ねぎの英語名

玉ねぎの英語名は「onion」です。オニオンスープなど、すでに日本語としても定着していますので、ご存知の方が多いのではないでしょうか。発音は「オニオン」ですが、最初の「オ」は口を「ア」の形にして発音するので、どちらかというと「アニオン」と聞こえます。アクセントは最初の「オ」にあります。

かぼちゃの英語名

かぼちゃの英語名は「pumpkin」で、「パンプキン」と発音します。「パ」の部分にアクセントがあります。ハロウィンの定着とともに、パンプキンという言葉ももはや日本語として通じます。

とうもろこしの英語名

とうもろこしの英語名は「corn」で「コーン」と発音します。こちらもコーンスープなどで、日本語として通じます。ちなみに工事現場やグラウンドなどで見かける赤いコーンは「cone」と書き、綴りが違います。こちらのコーンは円錐(えんすい)という意味です。

じゃがいもの英語名

じゃがいもの英語名はご存知「potato」ですが、これも「ポテト」と読んでは通じません。発音は「ポテイトゥ」で「トメイトゥ」と似ています。

さつまいもの英語名

一瞬、さつまいも?と思うかもしれませんが、じゃがいもの英語名を知っていれば、さつまいももすぐわかります。さつまいもの英語名は「sweet poteto」です。確かにサツマイモは甘い芋なので、納得です。

ニンニクの英語名

ニンニクは英語で「garlic」。読み方は「ガーリック」です。こちらもガーリックトーストやガーリックバターなど、料理名ですでにご存知の方が多いと思います。

ショウガの英語名

ショウガの英語名もよく目にするのでご存知の方が多いのではないでしょうか。ショウガは「ginger」で「ジンジャー」と発音します。ジンジャーエールなどは有名です。

唐辛子の英語名

こちらも正解率の高い「唐辛子」です。正解は「red pepper」で「レッド ペッパー」と読みます。ちなみに「pepper」だけだとコショウの意味です。唐辛子は赤いコショウのイメージです。

ブロッコリーの英語名

ここからの野菜は、英語でなんて言うのかわからないという方も出てくるかもしれませんが、でも大丈夫です。英語名がそのまま日本語のカタカナになっているからです。この機会にぜひ覚えてみてください。ブロッコリーは英語で「broccoli」で読み方も「ブロッコリー」ですが、「ロ」のスペルが「r」なので、あえて表記するなら「ブゥロコリー」が一番近い発音でしょうか。アクセントは「ロ」の部分にあります。

カリフラワーの英語名

カリフラワーの英語名もそのまま「cauliflower」です。発音は「カウリフラワー」が近いです。アクセントは最初の「カ」です。

アスパラガスの英語名

アスパラガスは英語で「asparagus」です。発音も「アスパラガス」でアクセントは「パ」につけます。最初の「ア」は口を大きく開けずに音がこもる感じで発音すると、ネイティブに近くなります。

キャベツの英語名

野菜の英語名レベル1の最後は、キャベツです。こちらは「cabbage」と書きます。発音は「キャベッジ」で日本語のキャベツとは少し違います。アクセントは「キャ」に付けてください。

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難易度レベル2:なす以外の野菜の英語名

ここからはちょっと難しい野菜の英語名を紹介します。けれどまだまだ知っている人も多い英語名なので、難易度はレベルは2です。これだけ知っていれば、子供からの質問にもスムーズに答えられます。イギリスとアメリカでは違う単語のものもあり、面白いです。

きのこの英語名

きのこを英語でと言われてもピンと来ない方もいるかもしれませんが、マッシュルームという言葉は皆さんご存知ではないでしょうか。きのこは英語で「mushroom」でいいのです。日本語では「ルーム」の方にアクセントがきますが、英語では「マ」にアクセントをつけます。

ところできのこといっても種類がたくさんありますが、全部「mushroom」なのでしょうか?日本人には不思議な感覚ですが、どのきのこも「mushroom」でいいのです。もちろんマッシュルームも「mushroom」です。

ただ、あえて言うならシイタケは「shiitake mushroom」、マツタケは「mastutake mushroom」と呼ぶこともできます。日本語の名前プラス「mushroom」の組み合わせです。さらに日本の固有名詞ということでそのまま「shiitake」や、「mastutake」と呼ぶ人もいます。「sake」(酒)や「tohu」(豆腐)がそのまま海外で通用するのと似ています。

日本食に詳しい外国人なら「shiitake」でも通じるかもしれませんが、そうでなければ「mushroom」をつけてあげると伝わりやすいです。会話はコミュニケーションなので、相手に合わせて柔軟に補足説明をするのがスムーズな会話に必要不可欠です。

大豆の英語名

大豆は英語で「soy bean」(ソイビーン)もしくは「soy」(ソイ)です。「bean」とは豆の意味です。コーヒーショップなどで豆乳を使ったコーヒーをソイラテと呼ぶなど、日常でも目にする機会のある単語です。

日本には大豆を使った加工食品が多いので、こちらの英語名も合わせて紹介しましょう。まず醤油は「soy sauce」(ソイソース)。大豆でできたソースのイメージです。先ほどの豆乳は「soy milk」(ソイミルク)。大豆でできたミルクとイメージすれば覚えやすいです。味噌は「bean paste」(ビーンペイスト)とも言いますが、そのまま「miso」でも大丈夫です。

納豆は「fermented soybeans」(ファーメンテッド ソイビーンズ)です。「fermented」とは、発酵したという意味です。また、こちらも味噌と同じく「natto」でも通じます。ヘルシーな日本食は海外でも人気で、大型スーパーなどではよく取り扱っており、日本語名が意外と通じます。

ほうれん草の英語名

ほうれん草は英語で「spinach」(スピナッチ)です。発音としては「スピナァチ」が近く、「ピ」にアクセントがきます。

きゅうりの英語名

きゅうりの英語名は「cucumber」で「キューカンバー」と読みます。アクセントは「キュ」につけます。ところで海外のきゅうりは日本のものとかなり見た目が違っていて、とても大きく一見するとズッキーニや瓜のように見えます。皮が厚くて硬いので、皮をむいて食べるそうです。その他ピクルス用の小さいきゅうりもあります。同じ野菜でも国が変われば見た目も味もがらりと変わるのが面白いです。

ピーマンの英語名

ピーマンは英語で「green pepper」(グリーン ペッパー)と言います。唐辛子が「red pepper」なので色違いのイメージです。また、「sweet pepper」(スイート ペッパー)や「bell pepper」(ベル ペッパー)と呼ばれることもあります。特にアメリカでは「bell pepper」と呼ぶようです。

sweetというようにアメリカのピーマンは甘みがあり、ピーマンというよりパプリカをさします。イギリスでもパプリカがピーマンの扱いで、緑、黄色、赤のパプリカ3色をセットで売っていることが多いようです。

大根の英語名

少し難しくなってきましたが、大根は英語でなんというのでしょうか。正解は「Japanese radish」(ジャパニーズ ラディッシュ)です。「radish」とは二十日大根のことをさします。また、そのまま「daikon」として売られていることもあるそうです。海外の大根は日本のものより小さめで、まさに二十日大根のような見た目です。イギリスではあまり取り扱いがなく、あっても高級品のようです。

オクラの英語名

オクラは英語で何というのでしょうか。実は「okra」でいいのです。発音も「オクラ」ですが、アクセントは「オ」にきます。

白菜の英語名

白菜を英語で言うと、ホワイトなんとかかな…と思ってしまいそうですが、正解は「Chinese cabbage」(チャイニーズ キャベッジ)で、中国のキャベツと表現します。確かに中華料理には白菜がよく使われています。
 

ズッキーニの英語名

ズッキーニは英語で「zucchini」です。発音は「ズキニー」が近く、「ズ」にアクセントがきます。ズッキーニはアメリカ英語とイギリス英語で単語が違っていて、イギリスでは「courgette」(コージェット)と呼びます。

パセリの英語名

パセリは「parsley」ですが、こちらは発音に注意が必要で、「パースリー」と読みます。

バジルの英語名

バジルは「basil」と書きますが、日本語とは発音がかなり違います。「ビーゾー」と発音します。

難易度レベル3:なす以外の野菜の英語名

いよいよレベル3の野菜の英語名を紹介します。これを知っていれば、ちょっと自慢できるかもしれません。

もやしの英語名

もやしは英語で「bean sprout」です。ブロッコリースプラウトなどでスプラウトという単語はなじみがあると思います。確かにもやしはスプラウトの一種です。海外でも大きなスーパーではもやしが売られていますが、日本のように安価では購入できないようです。

タケノコの英語名

タケノコは英語で「bamboo shoot」(バンブー シュート)と言います。「bamboo」は竹、「shoot」は芽という意味です。意味が分かれば納得です。

エンドウ豆の英語名

エンドウ豆は英語で「pea」(ピー)です。これだけ聞くと聞いたことがないという方もいるかもしれませんが、グリーンピースなら皆さん知っている名前だと思います。グリーンピースはエンドウ豆のことです。

レンコンの英語名

レンコンは英語で「lotus root」(ロータス ルート)です。「lotus」が蓮のこと、「root」が根のことをさします。ただし英語圏ではレンコンを食べる文化がないので、そのままだと伝わらないかもしれません。レンコン自体の説明も必要です。

ごぼうの英語名

ごぼうは英語で「burdock root」(バードック ルート)です。ただしごぼうも食べる文化がないので、そのまま言っても伝わらないことが多いです。根を食べるというと驚かれることがあるようです。

ニラとネギの英語名

ニラは英語で「leek」(リーク)です。ちなみにネギは「salad onion」と言うそうです。あまり日本ではネギをサラダとして食べないので、意外な感じがします。

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なすの調理を英語で言ってみよう

野菜の名前を英語で何というか分かったところで、調理に関する英語も紹介します。外国人の方は会話の中で「これはどうやって作るの?」と質問をしてくることも多いので、覚えていたら役立ちます。

はじめに「炒める」は「fry」(フライ)と言います。なすを炒めるなら、「fry eggplant 」と言います。炒めたなすなら「fried eggplant」と言います。炒めるより油をたくさん使う「揚げる」は「deep-fry」と呼んで区別します。「焼く」は「bake」(ベイク)、「網焼き」は「grill」(グリル)、「茹でる」は「boil」(ボイル)、「蒸す」は「steam」(スチーム)です。

聞いて納得!なすの英語名

なすをなぜ英語でeggplantと呼ぶのか説明しましたが、いかがでしたでしょうか?なすの起源を聞けば、納得する理由だったと思います。また、意外と知らない野菜の英語名についても幅広く紹介しました。この機会にぜひ覚えて、外国人の方に英語で説明できたら、きっと一目置かれること間違いありません。

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