トマトソースの保存方法を解説!常温・冷蔵・冷凍のポイントとレシピも紹介

トマトソースの保存方法について紹介していきます。トマトソースの保存できる期間や日持ちさせる方法についてまとめました。また、トマトソースの基本レシピやソースを活用したおすすめ簡単レシピも紹介しています。

トマトソースの保存方法を解説!常温・冷蔵・冷凍のポイントとレシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1トマトソースの保存方法と期間や日持ちを紹介!
  2. 2トマトソースの保存方法と日持ち期間
  3. 3トマトソースを冷凍保存のポイントと解凍方法
  4. 4トマトソースを長期保存した場合は腐る?
  5. 5トマトソースの基本レシピとおすすめ活用レシピ
  6. 6トマトソースは冷凍保存をして料理に活用しよう!

トマトソースの保存方法と期間や日持ちを紹介!

トマトソースはパスタや煮込み料理、肉や魚料理のソースとしても活用することができる食品です。そして、トマトソースはスーパーなどで缶詰として売られていることもあり、家計にも優しい食材となっています。

しかし、トマトソースの保管方法を間違ってしまった場合、カビが生えてしまったり、腐ってしまう期間が早まってしまうこともあるので注意しましょう。本記事では、そんなトマトソースを日持ちさせる保管方法やトマトソースを使った活用レシピについて紹介していきます。

トマトソースの保存方法と日持ち期間

まずは、トマトソースの保管方法と日持ちできる期間を見てみましょう。トマトソースを常温で保存する場合や、冷凍保存した際の保存期間の長さについても掲載しているので、トマトソースを保存する際の参考にしてください。

トマトソースの保存方法:常温はあまりおすすめできない

トマトソースを常温で保管したい場合は、脱気を行う必要があり、手間もかかるため、缶詰にして売られているトマトソース以外の常温保存はあまりおすすめできません。脱気とは食材を保存した瓶内の空気を抜くことで、細菌の繁殖を遅らせるために行うものです。脱気を行っている場合は、常温でも長期間保管することができます。

しかし、鍋で煮詰めた状態で常温保存をしたい場合は、2~3時間おきに加熱をして細菌の繁殖を防ぐ必要があり、手間もかかり、加熱を繰り返す必要があるので味も落ちてしまいます。そのため、調理後にすぐ食べない場合は冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

トマトソースを常温保存した場合の日持ち期間

トマトソースを常温保存した場合は、ほとんど保存することができず、数時間で傷み始めてしまいます。ただし、容器を煮沸消毒をしっかりと行い、脱気を行うことで常温でも日持ちさせることが可能です。そして、煮沸消毒した容器と脱気を行うことで、常温では1年くらいは日持ちさせることができ、保存食として作りたい時におすすめです。

トマトソースの保存方法:冷蔵は瓶に入れると良い

手作りのトマトソースは基本的に冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。市販の瓶詰めで売られているトマトソースは、そのまま蓋をした状態で冷蔵庫保存することができますが、缶詰のものは缶が錆びてしまう可能性もあるので、陶器やプラスチック、瓶の容器などに移してから保存しましょう。

また、タッパーなどでも冷蔵保存することができますが、トマトの色がタッパーに移ってしまうこともあるので注意しましょう。

トマトソースを冷蔵保存した場合の日持ち期間

トマトソースを冷蔵保存する場合、通常だと3~7日程度日持ちさせることができます。しかし、常温保存と同様に脱気してから保存すると、さらに期間を延ばすことが可能です。脱気してから冷蔵庫で保存すると、未開封の状態で半年~1年間保存することができます。

トマトソースの保存方法:冷凍保存が一番おすすめ

トマトソースを長期間保存したい場合は、冷凍保存が一番おすすめです。トマトソースを冷凍する場合は、粗熱を取ってからジップ付きの袋や少し固めの袋に小分けして入れて、フリーザーパックに入れて空気をしっかりと抜いて冷凍します。

スーパーなどで売られている市販のトマトソースは、脱気を行っているので、常温や冷蔵庫でも日持ちさせることができます。しかし、手作りのソースを脱気させる場合は、時間もかかるため、余った場合は冷凍していろんな料理に活用しましょう。

トマトソースを冷凍保存した場合の日持ち期間

脱気を行わずに保存する際に冷凍で日持ちできる期間は、約1ヶ月程度となっています。ただし、保存期間が長くなるにつれ、トマトソースの風味が落ちてきてしまうので、できる限り早めに食べきるようにしましょう。

トマトソースを冷凍保存のポイントと解凍方法

次は、トマトソースを冷凍保存する際のポイントと解凍方法について紹介していきます。手作りのトマトソースでも長期間日持ちさせることができる保存方法となっているので、ポイントをしっかりと抑えてさまざまな料理に活用してみましょう。

トマトソースの冷凍保存ポイント:おすすめの容器

トマトソースは、缶詰や瓶の状態で冷凍してしまうと、破裂したり、蓋が開かなくなってしまう可能性があります。そのため、冷凍する場合は瓶や缶から中身を取り出して、別の容器などに入れて保管しましょう。そして、ソースを冷凍する場合は、使う時の量に合わせて保存方法を変えることで解凍時に便利です。

そして、ソースを保管する場合は、チャック付きのジップロックや蓋をすることができるスクリューロックなどがおすすめです。

トマトソースの冷凍保存ポイント:小分けにする

トマトソースを冷凍する場合は、料理の合わせて、小分けにして保存するのがおすすめです。ジップロックを使って冷凍させる場合は、冷凍前に菜箸などで縦横に溝を入れておくことで、解凍時に使いたい分だけ折って使うことができます。

また、湯呑などにラップを敷き、ソースを流し入れてから茶巾絞りのように包んで、口を輪ゴムなどで縛れば簡単に小分けにすることができます。そして、同様の方法で他のメニューも小分け冷凍することができるので、覚えておくと便利です。

トマトソースの冷凍保存した場合の解凍方法

ジップロックを使ってトマトソースを冷凍した場合は、基本的に自然解凍または流水で解凍させましょう。しかし、菜箸などで溝をつけておいた場合は、使用したい分だけ折ってから電子レンジで解凍させることもできます。

そして、スクリューロックを使って冷凍した場合は、蓋を少しずらした状態で1カップにつき、電子レンジ500Wで2分を目安に解凍させましょう。ただし、容器ごと温められるので、素早く解凍できますが、加熱しすぎると容器にトマトの色が移ってしまう可能性もあるので注意しましょう。

ラップなどで小分けして冷凍している場合は、自然解凍または流水で解凍します。流水で解凍する場合はトマトソースに水が入らないように注意しましょう。

トマトソースを長期保存した場合は腐る?

次は、トマトソースを長期間保存した際に賞味期限が切れてしまった場合や、カビが生えて腐ってしまった場合の対処方法や見分けるポイントについて紹介していきます。

常温保存で菌が繁殖していると判断したら捨てる

自家製のトマトソースを作る際は、保存剤などを使用せずに作ることが多いため、常温で保管してしまうと細菌が繁殖してしまいます。菌が繁殖してしまったトマトソースを使って料理をしてしまうと、食中毒になってしまう可能性も高いため、常温で長時間保存したトマトソースはできるだけ使わないようにしましょう。

そして、カレーやシチューなどの煮込み料理にはウェルシュ菌が含まれており、加熱後、冷める過程の37~50℃になる間に繁殖してしまいます。そのため、常温で放置してしまうとすぐに菌が繁殖して、食べられなくなってしまうので、加熱後は温かい状態でもすぐに冷蔵庫で保存するようにしましょう。

トマトソースが腐っていると判断するポイント

トマトソースが腐ってしまった場合は、見た目や臭いなどで見分けます。トマトソースに白っぽい毛のようなものや青色や緑色のカビなどが生えてしまっている場合は食べないようにしましょう。そして、糸を引いていたり、通常よりもネバネバとしている場合も腐っている可能性があるので、食べずに捨てましょう。

また、缶で保存している場合は缶が膨張してきたら、腐っていることがあるので注意が必要です。さらに、どの保管方法でも腐敗臭や通常の臭いと比べて違和感がある場合も、傷んでいる可能性があるので食べるのは控えましょう。

トマトソースの冷凍保存は腐らないが劣化する

細菌などの微生物は-12℃以下の場合、増殖しないため、-18℃程度ある家庭の冷凍庫で保存している場合は、基本的に腐ってしまうことはありません。ただし、長期間保管していると、ソース自体が劣化してしまう恐れがあるので注意しましょう。

長期間冷凍していると、トマトソースが酸化してしまい色が悪くなったり、乾燥して霜がついたり、トマトソースから水分が分離してしまう劣化現象が起きてしまうので注意しましょう。そして、劣化していても食べられないわではありませんが、味が落ちてしまうのでなるべく早めに食べきるようにしましょう。

トマトソースの基本レシピとおすすめ活用レシピ

次はトマトソースの基本レシピとおすすめの簡単活用レシピについて、紹介していきます。さまざまな料理と組み合わせることができるトマトソースの保存用のレシピを掲載しているので、保管用のソースを作って色んな料理に活用してみましょう。

トマトソースの基本レシピ

【材料】

  • オリーブオイル…40g
  • にんにく…1かけ
  • 玉ねぎ…1/4~小1/2個
  • 塩…少々
  • ホールトマト缶…1缶(400g)
  • 塩…小さじ1/4
  • バジル…数枚
  • ローリエ…1枚

【作り方】
  1. にんにく、玉ねぎはみじん切りにします。
  2. 鍋やフライパンなどにオリーブオイル、1のにんにくを入れて火にかけます。
  3. フツフツとしてきたら弱火にして、じっくりとにんにくの香りをオイルに移します。
  4. ホールトマト缶の中身をボウルに出して、手で潰していきます。
  5. トマトの皮や筋があれば、取り除きましょう。
  6. にんにくが軽く色づき始めたら玉ねぎを加えて、塩を少々振ってから炒めます。
  7. 玉ねぎが透き通って、甘い匂いがしてきたら、潰したホールトマトを加えて混ぜます。
  8. 塩小さじ1/4を加え、バジル、ローリエをちぎって加えていきます。
  9. 全体を混ぜ合わせ、弱火のまま30分煮込んでから、塩で味を整えていきます。
  10. 5分おきくらいに焦げないように混ぜて、お好みの濃度にしたら完成です。

基本的なトマトソースのレシピです。にんにくやバジル、ローリエを使って香ばしく仕上げているソースとなっているので、パスタを合わせるのはもちろん、白身魚のソースやお肉を使ったソース煮などにもおすすめのメニューです。

そして、一度で使いきれない場合、常温で放置してしまうと細菌が繁殖してしまう恐れがあるので、冷蔵庫または冷凍庫に入れて保管しましょう。

鶏もも肉のトマトソース煮

【材料】

  • 鶏もも肉…2枚
  • トマト缶…2缶
  • にんにく…1片
  • 塩…少々
  • コショウ…少々
  • コンソメキューブ…2個
  • トマトケチャップ…100cc

【作り方】
  1. 鶏もも肉は一口大に切り、塩コショウをしておきます。
  2. にんにくは包丁の腹で潰してから、みじん切りにします。
  3. フライパンに油を引いて、弱火で焦がさないように、にんにくを1分ほど炒めて香を出します。
  4. 鶏もも肉を加えて、軽く火が通るくらいまで炒めます。
  5. トマト缶を加えて、10分程度中火で煮ていきます。
  6. 煮詰まってきたら弱火にして、コンソメ、ケチャップを加えて味を整えたら完成です。

鶏もも肉を使ったボリュームたっぷりのトマト煮メニューです。主食のパンやご飯と一緒に食べるのはもちろん、ワインとの相性もバッチリですので、晩酌のお供に作ってみましょう。また、余ってしまった場合は、パスタと和えるなどしてアレンジして楽しむこともできます。

寒ぶりのムニエルトマトソース煮込み

【材料】

  • ぶり…4切れ
  • 塩コショウ…少々
  • 小麦粉…適量
  • バター…10g
【トマトソース】
  • 玉ねぎ…大1個と1/2個
  • 生マッシュルーム…6個
  • カットトマト缶…400g×2缶
  • A.砂糖…大さじ3
  • A.マジックソルト…極小スプーン3
  • A.コンソメキューブ…3個
  • A.塩コショウ…少々
  • オリーブオイル…大さじ2

【作り方】
  1. 玉ねぎは2~3mmにスライスします。
  2. 生マッシュルームは洗わずに石づきを落として、4等分にします。
  3. 1と2をオリーブオイルを引いたフライパンで中火で炒めます。
  4. カットトマト缶とAの調味料を加えてひと煮立ちさせます。
  5. ぶりの両面に塩コショウをして、その後に小麦粉を両面に軽く振りかけます。
  6. フライパンにバターを入れて火にかけ、ぶりを焼いていきます。
  7. 片面を2分焼いたら裏返して、蓋をして弱火で4分間蒸し焼きにします。
  8. ぶりが焼けたら作っておいた4のトマトソースを入れて、約2分煮詰めたら完成です。

脂の乗った冬の季節に美味しい寒ブリを使った、トマト煮込み料理レシピです。作り方も非常に簡単になり、具材をフライパンで炒めて煮込むだけですので、洗い物も少なく料理初心者でも作ることができるメニューとなっています。

トマト煮込みミートボール

【材料】

  • 玉ねぎ…1/2個
  • 合い挽き肉…300g
  • A.パン粉…大さじ2
  • A.卵…1個
  • A.塩コショウ…適量
  • A.ナツメグ…小さじ1/2
  • 小麦粉…適量
  • オリーブオイル…大さじ2
  • おろしにんにく…小さじ1/2
  • B.トマト缶…1缶
  • B.塩…小さじ1/4
  • B.オイスターソース…大さじ1
  • B.醤油…小さじ1

【作り方】
  1. 玉ねぎはみじん切りにします。
  2. ボウルにひき肉、切った玉ねぎとAの材料を入れて、しっかりとこねます。
  3. 団子を作ったら、小麦粉をまぶします。
  4. フライパンにオリーブオイルを引いて、熱したら肉団子を全体に焦げ目が付くように焼きます。
  5. 肉団子を取り出し、おろしにんにくをフライパンに入れて炒めます。
  6. Bの材料も加えて混ぜ合わせ、肉団子を戻します。
  7. その後、15分ほど弱火~中火で煮込んだら完成です。

ボリューム満点の肉団子を使った、おかずにピッタリの煮込み料理メニューです。冷めても美味しいメニューっとなっているので、お弁当や作り置きにもおすすめです。そして、肉団子を揚げずに作っているので、油の処理もやらずに済みます。

トマトソースは冷凍保存をして料理に活用しよう!

トマトソースはパスタなどのソース、肉や魚料理のソースとしても使うことができる料理です。しかし、保管用に脱気などを行っていない場合は常温で放置しておくことが難しく、すぐに細菌が繁殖してしまいます。そのため、自家製のトマトソースを作った際には、すぐに冷凍しておきましょう。

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