なか卯の牛丼ってどんな味？有名牛丼チェーン店と徹底比較！

地域柄もありますが、先ず一般的に牛丼と言って思い浮かべるのはすき家・吉野家・松屋では無いでしょうか？牛丼を食べようと考えたら、自然とこの3つのチェーン店が頭に浮かんで来るだろうと思います。これらのお店の何を食べようか？と頭の中でアレコレとシュミレートしながら、最終着地点を定めていく訳です。

しかし、この3店の他にもう1店忘れてはいけないチェーン店があります。それがなか卯です。なか卯は厳密に言うと牛丼チェーンではなく丼ぶりと京風うどんの店なのですが、この際そんな事は関係ありません。なか卯の牛丼な3大牛丼チェーンと比較しても引けを取らない位にうまいのです。

正直あまりなか卯に牛丼のイメージを持っている人は多くないと思いますが、コレがなかなかのクオリティを誇る牛丼で、うまい牛丼を食べたい方は選択肢に加えるべき逸品なのです。今回はそのなか卯の牛丼が如何にハイレベルな物であるかという事を証明するために、三大チェーンの牛丼を対象に徹底比較して行きたいと思います。

では早速なか卯の牛丼と有名チェーンの牛丼を比較していきたいと思います。先ずは最も重要である味から比較していきましょう。其々の牛丼の味を端的に検証して行きたいと思います。

先ずパッと見の段階でスグに違いが分かると思いますが、なか卯の牛丼には他店の牛丼には入っていない2つ具材が存在しています。それは白ネギと糸こんにゃくです。

なか卯の牛丼は和風牛丼という名称が示す様にすき焼きをイメージした味付けと成っており、そのすき焼き感を増すために一般的な牛丼には使用されていない白ネギと糸こんにゃくが具材として使用されているのです。

故にその味付けもすき焼きのように甘じょっぱい味付けと成っていて、早い話がご飯にすき焼きをぶっかけた様なイメージに近い商品と成っております。

すき家は現在業界トップの店舗数を誇るNo.1チェーン店であり、言ってみればこの牛丼こそが現在の業界のスタンダードという事に成ります。そんなすき家の牛丼はまさに王道の味付けであり、タレからは程良い甘じょっぱさと出汁の旨味を感じる事が出来ます。

そして適度に汁を吸ったタマネギと牛肉がご飯と混ざり合って、見事なアンサンブルを口の中で奏でます。奇を衒わぬ王道の味と言えるでしょう。

やはり牛丼は吉野家でなきゃという人も居る位、絶対的な人気を誇る吉野家。その牛丼の味はまさに出汁によって演出されていると言えます。

吉野家の牛丼を口に運ぶと一気に出汁の香りが口の中一杯に拡がります。そしてその後からジンワリと旨味が拡がってくるのです。この旨味はやはり頭一つ抜けていると言って良いかも知れません。最も個性の在る味を持つのは吉野家の牛丼で間違いないでしょう。

プレミアム牛めしをウリにする松屋ですが、その牛めしの味はついついご飯が進んでしまう、そんな味付けです。最も醤油っ気が強く、お肉を食べるとご飯を口に運びたく成ります。そうして気が付いた時にはあっという間に完食してしまうのです。これは牛丼の具をおかずと見立てるならば、最高の味付けと言って良いかも知れません。

続いてはカロリーと値段を比較していきます。安ければ安いに越したことはありませんし、カロリーも出来れば少ない方が有難い物です。4つの牛丼の間には果たしてどれだけの差が在るのか？じっくり検証して行きたいと思います。

なか卯の和風牛丼は並盛り380円で、1杯辺りのカロリーはおよそ715kcalだそうです。先ほど説明した通り、なか卯の和風牛丼には具材として白ネギと糸こんにゃくが使用されておりますので、その分コストもカロリーも他の牛丼と比較して高くなる可能性が大です。

それはあくまでも大前提ですので、問題は果たしてそれがどれだけの差と成って数字に現れるか？という部分にあります。多用の差と成るのか？それとも大幅な差となるのか？それがポイントです。ではこちらの数値を先ずは基準とし他社の牛丼と比較して行きましょう。

続いてすき家の牛丼です。すき家の牛丼は並盛りで350円と成っておりますので、値段的にはなか卯よりも30円安いという事に成ります。続いてカロリーですが、並盛り一杯辺りのカロリーは656kcalという事です。

こちらもなか卯の和風牛丼と比べると約50kcal程低いという事に成ります。50kcalを取るに足らない数字と見るか、塵も積もれば山となる見るかはその人次第ですが、数字の上だけで見ればすき家のほうが安くて低カロリーという事に成ります。

続いては吉野家です。吉野家の牛丼並盛りの価格は380円で、一杯あたりのカロリーは667kcalと成っております。なか卯と同じ値段で、カロリーはこちらも若干吉野家のほうが低いという事に成りました。こちらもまあ許容範囲内と言ったところでは無いでしょうか？

最後は松屋です。松屋のプレミアム牛めし並盛りは380円で、一杯あたりのカロリーはおよそ711kcalです。松屋となか卯のカロリーがほぼ変わらないとは驚きの結果になりましたが、実はコレにはからくりが在るのです。松屋が発表している栄養成分には付属する味噌汁の分も含まれているのです。

味噌汁一杯分のカロリーについては別途表示がされていないので、正確な数字を導き出す事は出来ませんが、おそらくすき家と吉野家とそれ程変わらないカロリーに成るのではないか？と考えられます。値段も他の牛丼チェーンの味噌汁1杯の値段を加味して考えれば、実質的には松屋が一番安いと見るのが妥当です。

では最後に口コミです。これは個人差があるので、比較と言ってもそのまま受け止めるのは非常に難しいところです。なのでそれぞれの牛丼のここがうまい！などの部分をフォーカスしていければと思います。

なか卯の和風牛丼に寄せられた口コミですが、やはり唯一無二の和風テイストを推す方々の声が多い印象です。「具材がうまい」「すき焼き感が強くて良い！」「他の牛丼に飽きた時に最高」と言った声から考えると、やはり他の牛丼とは一線を画する形で捉えている方が多いようです。

そうなると他の牛丼チェーンとの食い合いには成らないでしょうし、オリジナルな一杯としていつまでも根強い人気を誇る商品と成る可能性があります。なか卯はどちらかというと丼ものは親子丼のイメージのほうが強い印象でしたが、口コミを見る限りだとこれからは和風牛丼がそれに並ぶ可能性が高そうです。

すき家の牛丼はそのラインナップも魅力の一つです。定番の牛丼から季節限定牛丼まで、牛丼だけでもかなりの種類があります。故になかなかノーマルな牛丼に対する口コミが見つかりにくいのも事実です。

ただ、昔は割と叩かれる事の方が多かったすき家に対し「改めて食べると全然うまい！」といった内容のコメントが多々寄せられているのが非常に印象的でした。業界No.1に胡座をかく事無く、常に努力と進化を続けているのかも知れません。

口コミの評価は予想通りNo.1と言ったところです。やはり吉野家の牛丼を推す方はとても多く、皆さんが吉野家に絶対の信頼を抱かれているという事が手に取るように伝わって来ます。この辺りはさすが吉野家と言ったところではないでしょうか？

最後に松屋です。昔は「松屋の牛めしなんて食えたもんじゃない」なんて事を平気で口にする人も多かったのですが、匿名であるSNSにも関わらずそうしたDISが全く見つからなかったのが印象的でした。上記の様に熱い情熱を持って「松屋の牛めしがうまい！」と口コミに寄せている方も居る程です。

今回はなか卯の和風牛丼を大手牛丼チェーン3社の牛丼と比較してみました。なか卯の和風牛丼はすき焼き風味のしっかりとした味付けが施され、大人の味わいを感じさせる一杯に仕上がっています。

また、なか卯自慢の京うどんとの愛称も抜群ですので、小うどんと共に頂くのもおすすめです。もし未食の方がいらっしゃいましたら、是非この機会に一度味わってみては如何でしょうか？