オイルヒーターの電気代は安いか高いか調査!エアコンとの比較も!

近年、気密性が高い住宅が増えたことでオイルヒーターに注目が集まっています。ヨーロッパなどでは、日本と比較すると電気代が安く、気密性の高い食べ物が多いので、オイルヒーターは広く利用されてきました。オイルヒーターというと、電気代が高いイメージがあるのですが、オイルヒーターのメリットとデメリットを理解することで、上手に使用すると大変に快適な室内環境を保つことが可能な暖房器具なのです。オイルヒーターの上手な使い方や電気代などを、他の暖房器具と比較しながら紹介したいと思います。

オイルヒーターの電気代は安いか高いか調査!エアコンとの比較も!のイメージ

目次

  1. 1オイルヒーターを使ってみたいけど電気代が気になる!
  2. 2オイルヒーターの電気代は安いか高いかを解説!
  3. 3オイルヒーターの電気代を他の暖房器具と比べてみよう
  4. 4オイルヒーターの電気代を安くする方法とは?
  5. 5オイルヒーターのメーカーや販売価格について
  6. 6オイルヒーターの電気代を知って上手に使おう!

オイルヒーターを使ってみたいけど電気代が気になる!

日本家屋のように敢えて気密性を持たせない構造の家において、オイルヒーターは熱効率が大変悪く、日本ではあまり普及してきませんでした。また、1990年代ころの日本の電気代は世界と比較した際に大変高い水準にあったようです。そのこともオイルヒーターの普及が進まなかった要因と言えるでしょう。

部屋の空気を汚さず、クリーンなイメージがあり、部屋全体が均一に暖まるので部屋の隅でも寒さを感じないところも魅力でしょう。使ってはみたいという人は少なくないであろうオイルヒーターですが、一番気になるのは電気代です。オイルヒーターの電気代は高いのか安いのか?色々な角度から調査をしてみます。

オイルヒーターの電気代は安いか高いかを解説!

オイルヒーターとは?

オイルヒーターは、電気エネルギーによって密閉された難燃性のオイルを暖め、何枚もあるパネルをオイルが回って暖め、パネルから放熱されることで部屋の空気が暖められます。温風を使用せず、ゆっくりと暖める暖房器具ですので、部屋全体を均一に暖めてくれ、あまり温度ムラがないのが特徴です。

気密性と断熱性の高いヨーロッパなどでは、かなり普及している暖房器具で、マンションなどではセントラルヒーティングにより、建物全体が暖められていたりします。しかし、日本では電気代が高いことや、オイルヒーター本体が高額なこともあり、あまり普及してこなかった暖房器具です。

しかし近年になり、オイルヒーターの価格も安いものが販売されるようになったり、空気が汚れにくいことや安全性が他の暖房器具と比べて高いこと、家屋も気密性と断熱性が向上したことなど、複数の要因により普及してきました。

オイルヒーターを使うことのメリットとは?

オイルヒーターの電気代を知る前に、オイルヒーターのメリットとデメリットが何かを知っておきましょう。まずは、デメリットを紹介します。オイルヒーターはガスファンヒーターや石油ファンヒーター、エアコンなどと比較すると、回転する部品使用していないことで、静かというよりも、大変静寂性のある暖房器具です。

また燃焼させるものを伴わないので、部屋の空気を汚す心配もありません。また、ファンが付いている暖房器具は部屋のカビ菌や埃を舞い上げてしまいますが、オイルヒーターはこれらの様に、埃や菌を巻き上げることもありません。オイルヒーターの音に関してですが、オイルを加熱中に少しパチパチとした音や、電子機器の小さな振動音を感じる程度です。

オイルヒーターにファンがなく風が起きないことでハウスダストを吸い込む心配がないというのは、他の電気暖房器具にも言える利点ですが、オイルヒーターの仕組みはオイルを暖めて熱を伝えることで空気を暖めるので、石油やガスを燃焼させる暖房器具と比較すると、臭いや二酸化炭素、一酸化炭素の空気汚染の心配がありません。

ガスや石油を燃焼する暖房器具は二酸化炭素や一酸化炭素中毒の恐れがあるので、換気を必要とします。換気の際に冷たい外気によって一旦部屋の温度が急激に下がってしまうので、暖房効果も失います。それと比較するとオイルヒーターは、暖房器具を使用していない時と同じ程度の最小限の換気で使用ができるので、部屋の温度を一定に保つことができます。

更に、オイルヒーターは本体内部に密閉されているオイルを暖め、その熱を部屋の空気に伝えて暖めるという、輻射熱を利用した暖房器具ですので、部屋全体を優しく柔らかく包むように暖めてくれます。電気ストーブやハロゲンヒーターなどの暖房器具は表面温度が高いので、オイルヒーターと比較すると長時間温度の高い熱を浴びるのは身体の負担となります。

また火傷の心配もあります。オイルヒーターの表面温度は90℃程度で、数字だけ見ると高いと思われるでしょうが、他の暖房器具と比較すると低く、直接熱を身体の伝えない輻射熱ですから、新生児・乳児や高齢者の居られる部屋では、オイルヒーターが安全で優しい暖房器具と言えるでしょう。

オイルヒーターに密閉されているオイルは難燃油であり、密封されているので使用者がメンテナンスをする必要がなく、普段のメンテナンスは本体の表面の汚れを拭く程度の簡単な手入れで済むことも、他の暖房器具と比較すると大きなメリットと言えるでしょう。使用するオイルヒーターの耐用年数までメンテナンスフリーで使うことが可能です。

オイルヒーターはガスストーブや石油ストーブ、電気ストーブなどのように、触れると火傷をするほどの高い温度ではなので、オイルヒーターに触れても火傷を起こす心配はかなり低いものです。しかし、部分的に60℃を超えることも想定できるので、長時間触れるような使用の仕方をすると、低温やけどのそれが無いとは言えません。

オイルヒーターは、暖まるまでに時間がかかりますが、一度暖められたオイルはすぐに温度が下がらないので、スイッチを切ってからもしばらくは部屋を暖め続けてくれ、暖まり方も空気だけでなく、壁や床、天井なども暖める効果があるので、四方八方から柔らかい熱に包まれるような暖かさを得られます。

オイルヒーターのデメリットも知っておこう

ではオイルヒーターのデメリットを紹介します。クリーンで静かであり、身体に負担の少ない暖め方ができる有能な暖房器具であるオイルヒーターですが、大きな欠点というと、暖めるのに時間がかかることでしょう。表面温度が低いために、じんわりとした輻射熱で暖めるので、間違った設置場所や使い方をすると、高い電気代の割りに暖房効果が得られない事態となります。

オイルヒーターはメリットの項目でも紹介したように、表面温度が低くてじんわりと暖める暖房器具ですから、他の暖房器具と比較すると、部屋を暖めるのに時間がかかります。大きく窓を開けて換気したり、部屋の出入りが頻繁になったりすると、暖房効果を失います。寝室や長時間利用することや、出入りが少なく気密性の高い部屋に使うのが適しています。

ですから、スイッチを入れてオイルを暖めている時、すでに電気代が発生している訳ですから、20~30分は寒い状態であるのに電気代がかかるという点でも、他の暖房器具と比較するとかなりの欠点かと思います。更に、扉や窓の開閉により冷たい空気が入ってしまうと、オイルヒーターだけで暖房している部屋では一気に温度が下がって再び高い電気代が必要となります。

オイルヒーターは、できるだけ換気を最低限にし、冷たい空気の侵入にも気を付ける必要があります。オイルヒーターの消費電力は600~1200Wあり、空間を暖めるための暖房器具であるため、長時間使用する必要があります。暖まるまでの時間も含めて電源を入れているのが長時間であり、高い電気代がかかる暖房器具と言えるでしょう。

またオイルヒーターは表面温度が高い暖房器具ではないので、火傷の確立は少ないですが、乳幼児など、長時間接触して低温火傷を起こす恐れが全くないとは言えないので、乳幼児のいる部屋で使用する場合は、ガードを付けることをおすすめします。

暖房効率があまり良くないオイルヒーターはすぐには部屋を暖められないと説明しましたが、通常スイッチを入れてから、20~30分ほどしないと本体が暖かくなりません。本体が暖まってから、部屋に熱を伝えていくのでそこから更に時間を経過しないと、部屋が暖まらないという大きなデメリットがあります。

それから、オイルヒーター特有のパチパチ音ですが、これはオイルヒーターの内部の温度差によって結露が原因で気泡が発生し、加熱されたオイルに触れると弾ける音です。運転していると自然に消える音ですが、気になる人には不快と感じるかもしれません。通常、音の大きさとしては騒音レベルの音とは言えません。

更にオイルヒーターのデメリットは、本体やオイルなど重量のある素材で作られており、小さなタイプのオイルヒーターでも10kgを超えるほど重くて大きな暖房器具ということです。電気やガス、灯油などのストーブは割と移動することが出来ますが、オイルヒーターは、移動させようとすると、一人では危険を伴うことも欠点と言えるでしょう。

またしっかりと壁などと固定されているオイルヒーターでない、置くタイプのものですと、乳児がつかまり立ちをした時に、転倒し下敷きになる大きな事故に繋がる可能性もあります。また、オイルヒーターを処分したい時に、オイルを含んでいる為に、粗大ごみとして引き取ってもらえない自治体もあります。購入時にメーカ-に引き取ってもらえるか確認が必要です。

オイルヒーターの電気代について計算してみよう

気になるオイルヒーターの電気代を計算してみたいと思います。オイルヒーターの大きさや消費電力によって、差はありますが、1500Wのオイルヒーターと想定して計算をします。そして、電気料金は主要な電力会社およそ10社の平均単価により、27円/kwhとして計算します。

1500Wは1.5kWhですから1時間の電気代は、最大の消費電力で1.5kWh×27円=40.5円です。昼間誰もいない家庭であれば一日8時間使用したとして40.5円×8時間=324円が一日の電気代となります。昼間も使用する過程であれば16時間使用として、40.5円×16時間=648円が一日の電気代となります。

つまり8時間オイルヒーターを使用する家庭では一か月30日で、324円×30日=9720円となり、16時間オイルヒーターを使用する過程では648円×30日=19,440円となります。こうして考えるとオイルヒーターの電気代はかなり高いと言えるでしょう。

ただし、部屋全体が一定の温度になると最大で運転する必要がないので、一時間あたりの電気代がこれよりも安い時間帯もあると想定されます。あくまでも最大消費電力での計算の電気代として参考にしてください。

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オイルヒーターの電気代を他の暖房器具と比べてみよう

エアコンの電気代は?

オイルヒーターのでんきだいが、かなり高いことが解りましたが、実際他の暖房器具と比較すると高いのか安いのかわかりません。そこでまずはオイルヒーターと同じように、部屋全体を暖めてくれるエアコンの暖房時の電気代を見てみ比較しましょう。エアコンは各メーカーから多くの機種が販売されており、機種によって消費電力がかなり違います。

エアコンの暖房は冷房よりもパワーを必要としますので、消費電力は大きくなります。10畳用のエアコンで、暖房時消費電力が660Wのものでのエアコンで暖房をした場0.66kw×27円=17.82円と、最大消費電力使用時で一時間あたり17.82円となります。オイルヒーターの一時間あたりの電気代が40.5円ですので、エアコン暖房の電気代の方が、かなり安いと言えるでしょう。

エアコン暖房は、8時間使用ですと17.82円×8時間=142.56円と一日の電気代は142.56円となります。16時間使用したとしても17.82円×16時間=285.12円と一日の電気代は285.12円となります。一か月のエアコン暖房の電気代は、8時間使用の場合4277円、16時間使用の場合8554円と、オイルヒーターと比較するとかなり安いことが解ります。

どうしてエアコンはこれだけ安いのでしょう?それは、電気エネルギーを利用した暖房器具の中でも、エアコン暖房はヒートポンプ方式という大変エネルギー効率のいい暖め方をしているから安いのです。ヒートポンプ方式とは、空気中にある熱を冷媒というガスに取り込み、室外機から室内機へと運び、室内機から部屋の中に熱を放出する仕組みです。

ですから、エアコンの暖房は電気で熱を作っているのではなく、既にある熱を集めて運ぶだけなのです。エアコンの暖房で使われる電気代は、ファンやモーターを動かしたり、冷媒を圧縮したりすることなどにのみ使われているので、少ない電力で多くの熱を部屋に放出することが可能な、省エネな暖房器具なのです。

そのほかの暖房器具の電気代は?

ヒートポンプ方式というかなり熱効率のいいエアコン暖房は特殊ですので、他の暖房器具の電気代と比較してみましょう。まずは電気ストーブですが、消費電力は弱で500Wから京で1000Wまでの消費電力が要ります。500Wの弱で使用した場合の1時間当たりの電気代は0.5kW×27円=13.5円です。最大の1000Wですと1kW×27円=27円で一時間あたり27円です。

一日の電気代は、8時間使用の場合は27円×8時間=216円、16時間使用で426円となります。一か月の電気代は8時間使用で216円×30日=6480円、16時間使用で12,960円となります。オイルヒーターの電気代と比較すると、電気代が高いイメージのある電気ストーブでも安い電気代となりました。しかし、電気代が安いからと言って電気ストーブが得とは限りません。

エアコン暖房では安い電気代で、空間全体を暖めてくれますが、電気ストーブは直接当たった個所だけを暖めることができる暖房器具ですので、暖められる範囲が限定されます。空間全体を暖めることは出来ないのです。そうやって比較してみると、電気ストーブでは家族の多い世帯では、暖房能力としては限界があるようで、安い電気代とは言えないようです。

次は、ハロゲンヒーターの電気代と比較してみましょう。ハロゲンヒーターの消費電力は400W・800W・1000W・1200Wのものが多いようです。それぞれの1時間あたりの電気代を計算すると、400Wが10.8円、800Wが21.6円、1000Wが27円、1200Wが32.4円です。一日の電気代は、最低の400Wで使用すると8時間で86.4円、16時間で172.8円となります。

最大の1200Wですと、8時間で259.2円、16時間で518.4円です。一か月の電気代は、一日8時間使用で7776円、16時間使用で15,552円です。ハロゲンヒータは電気ストーブよりも高い電気代を必要とします。しかし、オイルヒーターに比べると安い電気代で済みます。しかし、ハロゲンヒーターも部屋全体を暖めることは出来ません。

では電気のみで暖房できる他のヒーターで、空間も暖めることが出来るセラミックファンヒーターの電気代は、高いか安いか調べてみましょう。各主力メーカーのセラミックファンヒーターを見てみると、消費電力は強運転時で1200W前後です。弱運転時で600W前後です。一時間当たりの強運転時の平均が30円です。

一日の電気代は、8時間使用で240円、16時間使用で480円です。一か月の電気代は8時間使用で7,200円、16時間使用で14,400円です。セラミックファンヒーターの電気代は、電気ストーブよりは高いですが、ハロゲンヒーターよりは安い電気代で済み、部屋全体を暖めることが可能です。しかし暖房のパワーが弱い為、狭い部屋などの使用に向いています。

その他に電気を使用して暖める暖房器具はと言うと、良く使われているのがホットカーペットでしょう。そして、昔から日本で愛されてきて暖房器具と言えば、こたつでしょう。ホットカーペットの一時間あたりの電気代は約9円で、こたつの一時間あたりの電気代は約8円です。電気を使った暖房器具の中では、両者はダントツに電気代が安い暖房器具と言えるでしょう。

しかし、この二つは空間全体を暖めるのには不向きで、主に足元を暖めてくれます。エアコンなど足元を暖めるのが苦手な暖房器具と併用して使うと、効果的に部屋全体を暖めることができるでしょう。それ以外の電気を使用した暖房器具は、電気毛布や電気ひざ掛けが一時間あたりの電気代が0.1~0.8円とかなり安い電気代ですみます。

末端の冷えやすい女性などは、こういった安い電気代の電気ひざ掛けを併用して使うと、主力の暖房器具の設定温度を低めに運転できるので、結果的に節約に繋がります。

オイルヒーターは暖房器具の中でも電気代が高め!

例えば、1200Wのオイルヒーターを一時間運転すると、おおよそ30円の電気代を使います。しかし1時間連続運転した時に、オイルヒーターのオイルは暖まっているでしょうが、部屋全体が暖まっていないこともあり得ます。しかし、エアコンを1時間連続運転すれば、部屋全体が暖まり、設定温度に達しているので既に送風運転となっていることでしょう。

他に電気ストーブや、ホットカーペットなど電気を使用する暖房器具の電気代を調べた結果、オイルヒーターはいちばん電気代が高い暖房器具と言えます。しかし、どの暖房器具に長所と短所があるように、オイルヒーターの静かさやメンテナンスフリーであるところや、部屋の四方八方からじんわりとした柔らかい暖かさが好きで使いたい人も少なくないことでしょう。

そこで、オイルヒーターを使用するにあたって、どうすれば安い電気代で使用することが可能かを調べたいと思います。

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オイルヒーターの電気代を安くする方法とは?

窓際において効率的に温める

オイルヒーターを使用する時に最も重要なのが、コールドドラフトと呼ばれている、冷気が部屋に降りてくる入口です。このコールドドラフトというのは、建築材料の中でも比較的薄い材料である、窓ガラスから外の冷気が室内に伝わり、冷たい空気は暖かい空気よりも重いために、壁を伝って床に冷気が降りてくることを言います。

窓が大きければ大きいほど、このコールドドラフトの影響を受けやすくなります。オイルヒーターを窓から離れた場所に設置すると、この冷気と暖めた空気が混ざり合い暖房のムラが発生するので、オイルヒーターの暖房効果を得にくくなります。窓際にオイルヒーターを設置すると、オイルヒーターの暖気によって、窓の冷気を退けてくれます。

ですから、オイルヒーターは窓際に設置すると、効率のいい暖房効果を得ることが出来るのです。更に、窓ガラスに断熱シートを貼ったり、床まで届く長さの断熱カーテンを付けたりすることで、より暖房効果は高まります。

他の暖房器具と併用をする

オイルヒーターの弱点である、部屋の温度を上げるのに時間がかかり、その間消費電力が大きくなるというところを、他の暖房器具を併用することで補えば、安い電気代で暖かさをキープすることが出来ます。例えば、エアコンが設置してある部屋であれば、エアコン暖房で一定の温度まで部屋を暖め、その暖かさをキープする為にオイルヒーターを使用する方法があります。

オイルヒーターの余熱を上手に利用する

オイルヒーターは、オイルを暖めてそこから放熱している為、スイッチを消してからしばらくは、余熱によって部屋の暖かさを保ってくれます。ですから、オイルヒーターのスイッチを切るのは、外出や寝る直前でなく、少し早めに切ることで余分な電気代を節約することが出来ます。部屋の大きさで差はありますが、目安は一時間前に電源を切るといいでしょう。

サーモスタット設定温度を低めにしておく

オイルヒーターに付いているサーモスタットという温度調節器を、上手に設定することで通常よりも安い電気代でオイルヒーターを使用することが可能です。サーモスタットとはオイルヒーターを運転中に自動調節により、オイルヒーター本体の温度を一定に保つ働きがあり、電力消費を調整してくれます。

オイルヒーターの運転を開始してから、好みの室温になった時にサーモスタットのダイヤルを下げていき、パイロットランプが消えたところで止めることで、適温が設定できます。この適温を出来るだけ低めの時に設定をすると消費電力を抑え、通常運転よりも安い電気代で運転することが出来ます。

消費電力の切り替えで弱運転にする

オイルヒーターには、消費電力を何段階かで切り替えるスイッチのある製品もあります。例えば、最大消費電力が1500Wならば強運転が1500W、中運転が900W、弱運転が600Wという具合です。上述したサーモスタットの設定温度を低めに設定したとしても、消費電力のスイッチが最大になっていると、サーモスタット運転をする度に最大の電力を使用してしまいます。

ですから、消費電力の切り替えを弱に設定しておけば、それ以上の電力を使用することがなく、消費電力を落とすことで安い電気代でオイルヒーターを使うことが可能となるのです。サーモスタットの設定と共に、電力切り替えの設定をすることも忘れないようにしましょう。

気密性の高い部屋での利用

従来の日本家屋は、湿気対策の為に通気性を重視した建築構造となっており、風の通りもよく気密性が高い部屋とはかけ離れています。しかし、近年では木造住宅であっても、断熱材や建築方法の進化によって、気密性が高い家屋が増えてきました。築20年以上前の木造住宅ではオイルヒーターの効果があまり、実感できないようです。

しかし、近年の気密性の高い住宅であればオイルヒーターの効果を実感することができます。寒冷地では不向きなのでは?と思われるかもしれませんが、寒冷地の住宅は寒さが厳しい為、住宅の建築も通気性よりも断熱性を重視して建てられている住宅が多いので、オイルヒーターの効果を得やすいでしょう。

この様に、オイルヒーターは電気代が高いのですが、メリットとデメリットを理解して上手に使用すれば、暖房効果だけでなく多くのメリットの効果を得ることができます。では、実際に買うことのできるオイルヒーターの紹介をしたいと思います。買われる際の参考にしてみて下さい。

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オイルヒーターのメーカーや販売価格について

オイルヒーターの有名メーカー「デロンギ」

オイルヒーターで有名なメーカーの一つであるデロンギのオイルヒーターの特徴は、風が全く出ないのに、部屋全体が温かくなることです。オイルヒーターのメリットである部屋全体を暖めること、空気が乾燥しないこと、空気が汚れないことなどの他に、マルチダイナミックヒーターで、繊細な徐堂温度調節をしてくれるので、快適な温度をキープしてくれます。

±0.1℃の範囲で設定した温度をしっかりキープし、無駄に加熱することなく電気代を抑えてくれます。僅かな室温の変化を察知して、32通りの組合せで5つのモジュールを組み合わせて、秒単位で温度コントロールしてくれる機種があったり、外気温が5℃の時に室温が20℃に上昇するまでに、従来50分から一時間必要でしたが、わずか25分で暖められるようになりました。

また、フル稼働させても人の呼吸音よりも静かで、人の耳では聞えない程の静寂性ですから、寝室だけでなく、集中したい勉強や映画、音楽などを愉しむ時間にもおすすめできるオイルヒーターです。更にiphoneやiPadから操作が出来るWi-Fiモデルもおすすめです。またデロンギのオイルヒーターは、ECO運転で安い電気代で運転できます。

6畳の寝室で設定温度を15℃にした場合一時間の電気代は約6円で、8畳の子供部屋などで設定温度を17℃に設定した場合一時間の電気代は8.3円で、10畳ほどのリビングで19℃設定にした場合の一時間の電気代は12.6円と驚くほど安い電気代です。

デロンギのオイルヒーターのマルチダイナミックヒーターMDH09-BK/PB快適温度一定キープモデルは市場想定価格が59,800円が、ネットショップでは46,000円前後で購入できます。またiPhonでヒーターの操作ができるWi-Fiモデルは、市場想定価格89,800円のところ、ネットショップでは64,500円で購入できます。

ユーザーの口コミには、エアコンの風が苦手な人がデロンギのオイルヒーターを購入されていて、オイルヒーターのデメリットもよく理解してからの購入だったようで、満足しておられる人や、高齢の親御さんの為に安心なデロンギのオイルヒーターを購入し、6畳の部屋で真冬に24時間つけっぱなしでの利用ですが、電気代が月に5,000円程とのことです。

また、思っていたよりもコンパクトなサイズだったとか、他の暖房器具と違って自然な暖かさで、暖房を付けていることを忘れるほどの快適さの様です。寝室で朝まで付けていても安全で、安心して寝むれるとの意見もありました。

手頃な価格帯が多い「アイリスオーヤマ」

アイリスオーヤマのオイルヒーターには、ストレートフィンタイプと、ウェーブ型オイルヒーターにマイコン式とメカ式があり、そしてミニオイルヒーターの4種類があります。ミニオイルヒーターは約3畳の広さに適した製品で、消費電力は500Wです。ストレートフィンタイプは6畳用で、消費電力は500~1200Wまで三段階の切り替え付きです。

ウェーブ型は8畳用に適しており、消費電力は500~1200Wで三段階の切り替え付きです。値段はネットショップでミニオイルヒーターが3500円から、メカ式が6400円から、ストレートフィンタイプが10,000円前後から、マイコン式が13,000円前後で購入できます。

ユーザーの口コミでは、ダイヤルのみの操作で使い方がシンプルで簡単や、10畳の気密性が高いマンションで使用しましたが、暖房効果をあまり感じられないという意見がある一方、6畳のコンクリート使用の建物で、しっかり暖まっているという意見とがあります。オイルヒーターの性能にあった広さで、正しい置き場所など使い方によって効果が違うようです。

安心の国産品を取り扱う「ユーレックス」

ユーレックスのオイルヒーターは、1989年に創業した八ヶ岳の麓にある安心の国産オイルヒーターです。国産メーカーだからこそ解ることを大切に製作されており、資源を無駄なく賢い機能を持った暖房器具を理想としているオイルヒーターです。部屋の広さ・タイマーの種類を選ぶと自分に合ったモデルを探せる、おすすめモデルサーチというサービスがあります。

ユーレックスのオイルヒーターは、種類が豊富ですので自分に合った一台が見つかることでしょう。種類が豊富ですので、全てのシリーズを紹介することは出来ませんが、最大8畳まで対応できるコンパクトサイズのRF8BSIWが、ネットショップで18,000円前後で購入できます。

ユーザーの口コミでは、一気に暖めることは出来ませんが、暖かさのもちがエアコンよ比較したら長く感じるや、動物を飼っているので埃や毛がヒーターの中に入らないので気に入っているとういう意見があります。

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オイルヒーターの電気代を知って上手に使おう!

オイルヒーターのメリットやデメリット、電気代や購入費用、他の暖房器具と併用すると快適に室内の暖かさをキープできることも紹介してきました。想像していたよりも、電気代がかからないオイルヒーターが販売されていることも、分かりました。夏の冷房用にエアコンを設置している家庭は多いと思いますので、オイルヒーターと併用されることをおすすめします。

静かで自然な温もりで、暖房による乾燥もないので、暖房していることを忘れる程の快適さを得られるのがオイルヒーターの最も魅力的な部分と言えるでしょう。また火傷の心配もなく、ガス漏れや灯油の補給などの手間もありません。オイルヒーターの電気代を上手に節約しつつ、人に優しいオイルヒーターの魅力を存分に感じてみて下さい。

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