コストコのリブフィンガーの下処理方法を紹介！美味しい食べ方も

コストコのリブフィンガーは、パッケージを見るとただの肉の塊に見えます。「何だか調理が難しそう…」と思い、つい購入するのを敬遠してしまう人もいるかもしれません。

一見扱いが難しそうなコストコのリブフィンガーですが、実はちょっとの下処理で簡単に調理が可能です。今回はリブフィンガーの下処理方法や食べ方・レシピを紹介します。

コストコのリブフィンガーは、アメリカ産の牛肉を現地で加工し真空パックにして日本に輸入した商品です。バーベキューやすじ煮込みなど、食べ方もいろいろ楽しめます。

コストコのリブフィンガーとはどんな種類の肉で、値段はどのぐらいか?また肉の特徴について見てみましょう。

リブフィンガーは、バーベキュー・焼肉が好きな人には「中落ちカルビ」という方がなじみ深いでしょう。「中落ち」とは、骨と骨の間の肉のこと、また「カルビ」は肋骨周りの部位なので、中落ちカルビはアバラ骨周りの肉を指します。

次はコストコのリブフィンガーの値段です。豪快なアメリカンサイズの商品が多いコストコらしく、通常は何本かのリブフィンガーを束にして1.2～2㎏ほどのパックで売られています。100gあたりに換算するとだいたい180～200円ぐらいです。コストコの店舗や時期によっても変わりますが、概してリーズナブルだといえるでしょう。
 

コストコのリブフィンガーはすじが多いため、そのまま焼くと硬くなりがちです。特に時間が経ち冷めてしまうと、ゴムを噛むような食感になることもあります。コストコのリブフィンガーをより柔らかく美味しく食べるためにはすじを除去する下処理が大切です。バーベキューやすじ煮込みもいっそう美味しくなります。

普通お肉屋さんなどで売られているリブフィンガーは焼肉用として下処理が済んでいるものが多いです。そのため「下処理は難しそう」と感じる人もいるでしょう。ここではコストコのリブフィンガーの下処理方法を解説します。慣れると意外と簡単です。

まずはコストコのリブフィンガーを袋から1本ずつ取り出します。肉の白い部分がすじなので、そちらを上にして包丁でこそげながら剥がしていきます。ラフに除去する感じでOKです。

切り取ったすじは捨てずに一口大に切って取っておきましょう。焼肉・サイコロステーキ・牛すじ煮込み・カレーなどに活用できます。

次に、すじ部分を取り除いたコストコのリブフィンガーに縦包丁を入れて、観音開きの状態にします。切り落とさない程度に切り込みを入れ、両サイドに開き肉を薄くします。薄く切ることが難しいようなら、ざっくり半分にスライスするのも一つの手です。大切なのは、肉の厚みを減らすことです。

次はコストコのリブフィンガーの表面に格子状に切り込みを入れます。肉の中心部にもすじがあるため、すじを断ち切り柔らかくするとともに、火が通りやすくなります。ざっくり粗い切り方でOKです。

肉をタレに漬け込みたいなら、この段階で行いましょう。ジップロックなどの袋に、肉と下味の調味料を一緒に入れ、袋の外側から揉み合わせます。ジップロックもコストコでまとめ買いができます。バーベキューも下味がしっかり付くと風味が増します。

ここからはコストコのリブフィンガーを使ったおすすめレシピを紹介します。細かい材料の計量などは気にせずざっくりと作れるレシピばかりです。バーベキューにすじ煮込みに、いろいろな食べ方にトライしましょう。圧力鍋もおすすめです。

【材料】

• 牛すじ（コストコのリブフィンガーから下処理で取り除いた部分）
• 料理酒
• 豚汁のもと
• ショウガ（臭み取りに適量）
• ネギ（臭み取りに適量）
• 調味料（しょうゆ・酒・砂糖・味噌）

1. 牛すじを適当な大きさに切り、鍋で15分ほど煮てアクを取ります。
2. 料理酒を適量振りかけます。
3. いったん火から下ろし、ゆで汁を捨て鍋をきれいにします。
4. 牛すじを鍋に戻し、しょうゆ・酒・砂糖・味噌を入れさらに煮込みます。

【材料】

• コストコのリブフィンガー
• にんにく
• おろしにんにくチューブ
• しょうゆ
• 砂糖
• みりん

1. コストコのリブフィンガーの下処理をします。
2. スライスしたにんにくとおろしにんにくをジップロックに入れます。
3. しょうゆを50㏄・砂糖大さじ3杯・みりん大さじ2を足し、袋ごとよく揉み合わせます。
4. コストコのリブフィンガーを入れ再度よく揉み合わせます。
5. そのまましばらく寝かせます。
6. バーベキューのコンロを用意し、肉を乗せて焼きます。

【材料】

• 牛すじ（コストコのリブフィンガーから下処理で取り除いた部分）
• ショウガ
• こんにゃく
• 赤だしみそ
• 料理酒
• 砂糖
• あさつき

1. すじ肉を一口大に切ります。
2. 鍋にたっぷりの水とすじ肉を入れ沸騰させ、アクを取ります。
3. いったん火からおろしサッと水をくぐらせます。
4. スライスしたショウガとすじ肉・水を鍋に入れ、再度茹でます。
5. 沸騰したら再度アクを取り除きます。
6. 再びザルにあけ湯を切り、ショウガを取り除きます。
7. こんにゃくは水で洗い、水気をしっかりふき一口大に切ります。
8. 洗った鍋に、こんにゃくとすじ肉・水を入れ再び茹でます。
9. 赤だしみそ・料理酒・砂糖を追加します。
10. 水気がなくなるまで30分ほど煮詰めます。
11. 皿に盛りつけあさつきを散らしできあがりです。

【材料】

• コストコのリブフィンガー
• 無塩バター
• 玉ねぎ
• にんにく
• デイル
• ローズマリー
• 塩

1. フライパンにバターの塊を入れ溶かします。
2. 下処理をしたコストコのリブフィンガーを、入れます。
3. 玉ねぎ・にんにくを入れます。
4. 全部にまんべんなくバターが浸かるように混ぜながら火を通します。
5. 刻んだデイル・ローズマリーを入れます。
6. 塩を入れてさらに煮込み、牛肉が煮えたらできあがりです。

コストコのリブフィンガーを、肉の塊のまま煮込むなら圧力鍋が便利です。圧力鍋を使うと、短時間でいっそう柔らかく美味しくいただけます。

コストコのリブフィンガーを5cmに切り、沸騰したお湯でさっと煮ながらアク取りします。その後圧力鍋に水・酒・しょうゆ・だしの素・砂糖・はちみつ・すりおろしにんにくとコストコのリブフィンガーを入れ、圧力鍋で25分加熱します。

厚揚げは一口大に、ねぎは小口切りにします。圧力鍋の圧力が自然に落ちたらふたをあけ、厚揚げを入れ10分煮込みます。皿に盛りつけ、ねぎと七味をかけてできあがりです。

そのままスープとして味わうのもよし、豆腐やごはん・麺類を加えてクッパ・ラーメンにしてもよしです。応用範囲が広く、いろいろな食べ方ができます。

スライスしたショウガ・10cmに切った長ネギ・いちょう切りにした野菜、口大に切ったコストコのリブフィンガーを鍋に入れ中火にかけます。アクが出てきたら火を弱めしっかりアクを取り除きます。

昆布だし・牛肉だしだを入れ、弱めの中火で30分煮ます。圧力鍋を使うと効率がよいです。その後火を止めて半日ほど冷まします。食べるときに温め、塩・こしょうで味を調えます。

コストコのリブフィンガーは生鮮食品のため、どのぐらいの期間保存ができるのか？気になるところです。ここではコストコのリブフィンガーの賞味期限を、未開封・冷凍保存の場合でそれぞれまとめました。

コストコのリブフィンガーは真空パックの状態で売られており、賞味期限は1週間程度と通常よりも長めになっています。しかし、あくまでも未開封の状態で1週間ですので、開封したらなるべく早めに食べるか冷凍保存しましょう。

アメリカンサイズのコストコの商品なので、一度に全部食べ切れないことも多いものです。その場合には、下処理をした後、ジップロックなどに入れて冷凍保存すると、数週間は保存が可能です。1回ごとの量に小分けにして保存すると便利でしょう。買ってきてすぐに下処理・冷凍保存すると、鮮度をよい状態にキープできます。

タレに漬け込んでから冷凍すると、解凍した際には味がしっかりと染み込んでよりいっそう美味しくいただけます。

コストコのリブフィンガーの下処理は一見難しそうですが、慣れると簡単にできます。うまみがギュッと詰まったリブフィンガーと、下処理で切り離したすじ肉の二つが同時に楽しめる、肉好きの人にはたまらないお得な商品です。バーベキュー・すじ煮込み・カレーやシチューなど、いろいろな料理にも応用できるのでぜひ下処理をマスターしましょう。