ホヤの味はまずい?おすすめの食べ方を徹底解説!抑えるべきポイントも紹介!

ホヤの味はまずいのかどうかを口コミを元に解説します。ホヤの生態や食べ方、調理方法や味付けについて詳しく説明!実際にホヤを食べた人のおいしい・まずいといった口コミや他の食材に例えるとどんな味なのかも紹介します。

ホヤの味はまずい?おすすめの食べ方を徹底解説!抑えるべきポイントも紹介!のイメージ

目次

  1. 1ホヤの味は美味しい?まずい?
  2. 2ホヤの基礎知識
  3. 3ホヤの味の口コミ
  4. 4ホヤの味を楽しむ食べ方
  5. 5ホヤの味まとめ

ホヤの味は美味しい?まずい?

生のホヤ

海のパイナップルとも例えられる食材ホヤ。元々は東北の沿岸部ではさまざまな食べ方をされてきましたが、最近では首都圏近郊のスーパーなでも販売されています。見た目もかなり独特ですが、味にもクセがあるため、好みが分かれる食材でもあります。

独特の風味はかなりインパクトが強く、人によっておいしいまずいという意見がハッキリと分かれます。東京近郊に住んでいる人だとホヤを食べたことがないという人も多いのではないでしょうか?そもそもホヤとはどんな生き物なのか、食べた人はどんな味に例えているのか、おいしい味付け方法や食べ方を紹介します。

ホヤの基礎知識

日本近海にはホヤの仲間が百数十種類いるといわれています。けれども、食用になっているのはその中のほんの一部です。食用としてよく食べられているのは真ホヤと赤ホヤという品種です。

イボイボがあって固い殻があるのが真ホヤで、主に東北地方で食べられています。柔らかい殻を持ちつるんとした見た目なのが赤ホヤで、こちらは主に北海道で食べられています。全国で食べられているホヤの8割は東北地方の宮城県で生産されています。

ホヤは貝ではなく尾索動物の一種

見た目から貝だと思われることが多いですが、生物学的には貝でも魚でもなく尾索動物の一種です。名前の由来は形状が火屋(ほや)に似ているからといわれています。また、凹凸のある見た目から、海のパイナップルと表現されることもあります。

小さいころはおたまじゃくしのように海中を泳ぎます。そこから海中の岩や石に付くとそこから動かなくなり、一般的に流通しているような形状になります。オスとメスが同体でどちらの機能も兼ね備えているため、どの個体も産卵することができます。天然のホヤの産卵期は秋から冬にかけてで、この時期を過ぎると旨味が増してきます。

ホヤの栄養

見た目や味のインパクトばかりに目がいきがちですが、実は栄養も豊富に含んでいる食べ物です。鉄や亜鉛、リンといったミネラル、ビタミンEやビタミンB12といったビタミンを初め、グリコーゲンやタウリンといった成分も含まれています。

グリコーゲンは糖分を体の中に貯めておく時に作る、高分子の多糖類です。これを分解したものがブドウ糖です。ブドウ糖は脳や筋肉が働くために必要な栄養素で、疲労回復や集中力の向上といった効果が期待できます。

タウリンは血中コレステロール値を正常にしてくれる働きや、高血圧を改善してくれる働きがあります。そのため、コレステロールが多い人は積極的に食べたい食材です。

ホヤの種類

ホヤは日本だけでも百数十種類の仲間がいるといわれています。ただし、その中でも食用となるのはほんの一部です。東北や北海道では養殖されていて、一般的な食材として食べられています。食用のホヤとして代表的なものは、真ホヤと赤ホヤの2つです。

真ホヤは高さ10cmほどの卵形で固い殻に覆われており、表面に無数の突起がついています。頂上部には2つの大きな突起があり、片方が入水口でもう片方が出水口です。真ホヤの身は黄色っぽいオレンジ色で、香りも味も強めです。

赤ホヤはつるんとした見た目で、殻は柔らかく突起もあまりありません。大きさは真ホヤよりも少し大きめです。身は赤っぽく、真ホヤよりもクセが少ない味で、食べやすいといわれています。

ホヤが獲れる場所

収穫される場所は北海道と青森、岩手、宮城といった東北地方です。中でも宮城の収穫量が多く、全体の約8割が宮城県産です。もともとは東北地方の漁師だけに食べられていた食材なのですが、養殖が始まったことにより、さまざまな味付けで全国で食べられるようになりました。

ホヤの養殖は宮城県内では、牡鹿半島以北の海で行われています。特に盛んなのが、牡鹿半島の北に位置する寄磯地区や前網地地区です。この辺りはリアス海岸になるので、エサとなるプランクトンが豊富にあります。そのため、養殖にとても適しています。水揚げは毎年3月頃から始まり、6月から8月にかけて旬を迎えます。

ホヤの味

他の食材にはないようなえぐみや旨味があるため、好き嫌いの好みがはっきり分かれます。初めて食べた時にまずいと感じる人も多いです。甘味や酸味、塩味など舌で感じることができる五味すべてを持ち合わせているといわれており、かなり個性的な味になっています。

調理方法や食べ方もいろいろあり、刺身として生で食べる他にも蒸したり、干したり、味噌汁にしたりと、さまざまな味付けで食べることができます。毎日大量の海水を出し入れしているため、どんな魚介類よりも海の旨味が詰まった味と例えられることもあります。

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ホヤの味の口コミ

ホヤはクセが強く独特な味になるので、好き嫌いが分かれます。実際にホヤを食べてみて、おいしいと感じている人とまずいと感じている人の口コミを調べてみました。また、食べた人はホヤの味をどんなものに例えられているのでしょう?似ている食材にはどのようなものがあるのでしょうか?

美味しいという口コミ

おいしいと感じるかどうかの重要なポイントとして、新鮮さがあります。ホヤは鮮度落ちがとても早いため、時間が経つとすぐにえぐみや生臭さが出てしまいます。ホヤを食べてまずいと感じるのは、鮮度が悪いことが主な原因です。そのため、新鮮なものを産地から取り寄せるのが、おいしいホヤを食べるためのポイントです。

特においしいとされるのは、宮城県産の真ホヤで5月中旬から8月中旬の旬の時期に食べるのがおすすめです。以前食べた時に苦手な味と感じた人でも、新鮮なホヤを食べることでイメージが変わることが多いです。

まずいという口コミ

鮮度が悪いホヤは、まずいという口コミが多く見られます。鮮度が落ちると匂いがキツいため、食べるのに抵抗がある人が多いようです。また独特の風味をまずいと感じたり、クセのある味をまずいと感じる場合も少なくなくありません。初めて食べたホヤがまずいと、そのまま嫌いになってしまうケースも多いです。

味を例えた口コミ

ホヤの味はいろいろなものに例えられます。蒸したホヤはカニような味という例えもありました。味付けや調理方法、切り方によって味が大きく変わるのもホヤの魅力の1つです。

ホヤの味を楽しむ食べ方

見た目のインパクトが大きいホヤですが、調理方法や味付けによっていろいろな味を楽しむことができます。ホヤの食べ方として刺身や天ぷら、蒸しホヤなどがあります。調理方法はどれも難しくはありません。いくつかの調理方法を紹介します。

刺身

  1. ホヤの凹凸を切り落としてから中に入っている海水を出します。
  2. 切り込みを入れて、殻を抑えて身を外します。
  3. 黒い部分は食べないので取り除きましょう。
  4. 茶色い糸状のものは排泄物になるので、取り除きます。
  5. 後は真水できれいに洗い流し、キッチンペーパーなどで水気を取ります。

食べ方として定番なのが刺身です。ホヤは切り方によって食感が変わります。そのため、乱切りにすることで、さまざまな食感を楽しむことができます。そのまま食べても良いですし、ポン酢などにつけると香りが和らぐので食べやすくなります。

天ぷら

  1. あらかじめ生のホヤを食べやすい大きさに切ります。
  2. ペーパータオルなどでしっかり水分を取ります。
  3. 天ぷら粉でまぶした170度の油へ入れます。
  4. 全体に火が通れば完成です。

旬の生のホヤで天ぷらを作ると甘みが強くなります。元々あるクセも和らぐので、独特な風味が苦手という人にもおすすめの調理方法です。生で食べた時はまずいと感じても、天ぷらにするとおいしく食べられることも多いです。

蒸しホヤ

  1. 先端にある凹凸を2つ切り落とします。
  2. 真横から包丁を入れて半分に切ります。
  3. 身は殻につけたままにしておき、黒い部分だけを切り落とします。
  4. 鍋に水を入れて、ホヤを強火で蒸します。
  5. 湯気が出てきたらお湯を振って、さらに2~3分蒸します。
  6. 中身が丸まったら完成です。

蒸すことで身がぷりぷりになり、とても食べやすくなります。お酒のつまみとしてもぴったりです。生で食べた時にまずいと感じた人でも、蒸せば大丈夫ということが多いです。

ホヤの味まとめ

ホヤのまとめ

ホヤは独特の形状になるので、初めて見る人はびっくりするかもしれません。クセが強いので初めて食べた場合は、まずいと感じる人も多いようです。ですが、さまざまな味付けで食べることができ、なおかつ栄養豊富な食材でもあります。お酒のつまみとしても合うので、日本酒が好きな人にもおすすめです。

鮮度によって大きく差が出る食材になるため、初めて食べる際は新鮮なホヤを食べるようにしましょう。また、これまで食べた時にまずいと感じた人は、鮮度が良いホヤを食べてみるのがおすすめです。いろいろな味付けを試して、他の食材にはない独特な風味をぜひ体験してみてください。

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