朝食を食べないと太る?食べたほうがいい?メリットと影響を解説!

あなたは朝食を食べる派ですか?食べない派ですか?朝食を食べると太るのか?食べない方が太るのか?世間ではどちらの意見もあり、どっちを選べば太ることを避けるメリットがあるのか迷ってしまいます。朝食を食べるメリットやデメリットや、朝食を食べるとどんな影響を受けるのか?朝食を食べないとどのような影響を受けるのか?様々な角度から、朝食によって受ける影響の良し悪しを紹介し、簡単に作れる朝食のレシピも少しだけ紹介したいと思います。

朝食を食べないと太る?食べたほうがいい?メリットと影響を解説!のイメージ

目次

  1. 1朝食を食べないと太るのか知りたい!
  2. 2朝食は食べたほうがいいその理由とは?
  3. 3朝食を食べないことによる影響とは?
  4. 4朝食を食べないことでメリットはある?
  5. 5朝食を食べない理由を調査!
  6. 6朝食を食べない人にもおすすめ簡単朝ごはんレシピ
  7. 7朝食を食べないと1日の元気が作れない!

朝食を食べないと太るのか知りたい!

朝食を食べないとエネルギーが消費できずに太る

朝は身体を覚醒させる為に多くのエネルギーを消費します。朝食を食べることでも、沢山のエネルギーを消費することが出来ます。ですから朝食は、沢山食べても太らないのは、代謝しやすい状況だからです。朝食を食べない時よりも、朝食を食べた時の方がお腹が減ったという経験のある人が少なくないと思いますが、これは食べたものをしっかりと消費し、エネルギーが消費されている証拠なのです。

逆に夜に向かうにつれて、体は徐々に休む準備を始めます。その為夜遅くに食事を摂ると太ると言われるのです。夜はエネルギーをあまり消費しない為、摂取されたカロリーが消費されにくく脂肪へとなりやすいのです。また一日の中で寝ている間は食事を摂りませんから、長時間エネルギーが摂取されていない状態となっています。朝に頭がぼーっとするのは、低血糖状態で脳にエネルギーが少ないからです。

朝食を食べることでエネルギーを得ることができ、脳にもエネルギーが行きわたり、身体の各器官への信号も正しく送ることが可能となります。朝食を食べないと脳のエネルギーを補おうとする為に、内臓や筋肉に蓄えられた糖を取り崩してまで、エネルギーへと変換します。これは筋肉が減ることになり、基礎代謝が低下し、太りやすい身体へとなってしまいます。また体力さえも衰えてしまうのです。

この様に、朝食を食べないと様々な影響から、太るという連鎖になってしまいますので、太ることを避けたければ、低血糖の影響による筋肉の減少を予防するために、朝食を食べる方が良いのが分かります。

朝食を食べないと体内時計が狂って太る

朝食を食べると体内時計が整わずに太ると言われています。通常人の体内時計は25時間周期で、睡眠と覚醒の繰り返しが行われているのです。ですが、1日は24時間ですから体内時計との差が生じてしまいます。この1時間のズレは、朝食を食べることと、朝日を浴びることでリセットされるのです。これは体内時計のズレを調整する細胞があるからだそうです。

つまり、朝食を食べないと体内時計のズレが調整されないままですので、一日が始まる朝の活動の準備を身体が始めることが上手くできません。もちろん、朝食を食べないので胃腸は動かないままですので、腸の蠕動運動も起こらず、太りやすい身体になります。朝食を食べることで身体の活動を始めるスイッチが入りますし、腸の大蠕動運動が起こり、排泄もスムーズに行われるのです。

体内時計のズレによる影響からくる身体の不調を避け、朝食を食べることで体内時計を調えられるメリットを活用し、太ることを避けましょう。

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朝食は食べたほうがいいその理由とは?

朝食を食べることで脳が活性化

前述した通り、脳が活動するためのエネルギーには糖、つまりぶどう糖が必要です。ぶどう糖は体内に多少は蓄えられますが、大量に蓄えることができません。従って朝食を食べないとブドウ糖が不足し、脳のエネルギー不足に陥るという影響があります。脳のエネルギー不足による影響は、記憶力的かや集中力の低下などが挙げられますので、脳へのメリットがあるとは言えません。

朝食を食べるメリットとしては、不足したエネルギーを補い、脳を活性化させることが出来ます。脳のエネルギーはブドウ糖ですから、ぶどう糖へと変わる糖質を含んだ食材を食べると効果的です。そういった意味では、お米はゆっくりと消化吸収される糖質を含んだ食材ですので、ゆっくりと血糖値を上げ、長時間安定したぶどう糖を脳に供給することが出来き、十分なメリットがあると言えます。

朝食を食べることで体温の上昇を助ける

朝食を食べない人と、朝食を食べる人とで体温に与える影響の違いがあることを知っているでしょうか?朝食を食べない人は、相対的に夜型の人が多く、起床時の体温が低いのが特徴です。また午前中は体温が低い状態が続き、昼前になってようやく体温が上昇するということがわかっています。逆に朝食を食べる人は、朝方の人が多く、起床時の体温が比較的に高くなっています。

朝食を食べる朝方の人は、午前中早くから体温が上昇しますので、脳の活動も早く始まり身体も動きやすく、良いスタートを切ることが出来るというメリットがあります。更に朝食を食べることで、食事は多くのエネルギーを消費しますし、消化吸収もエネルギーを消費しますので、身体の中で燃やされたエネルギーにより、体温が上昇しやすくなり、エネルギー消費のメリットと、体温上昇のメリットを得られます。

朝食が排便を助けてくれる

朝食を食べると排便を助けてくれるメリットがあるとは、どういうことかを考えてみましょう。まず便秘のある人には、大きく分けて二つのタイプがあるそうです。一つは、我慢型で何らかの事情により、便意があっても我慢することが多く、便意を感じにくくなっているタイプと、もう一つはパワー不足型で、運動麩毒や加齢による筋力の低下によって、便を押し出す力が少ないタイプとのことです。

便秘解消には、食物繊維を多く含む食品を食べるや、一日に2リットルの水分を摂取する、適度に良質な油を摂る、消化しやすく栄養価の高い食事を摂るなど、様々な方法がありますが、中でも朝食を食べることは必須だそうです。何故、朝食なのかですが、そもそも大腸の蠕動運動が起こることで、腸内の便が運ばれて、排便へと繋がるのですが、蠕動運動を促す反応を高めることが必要です。

食事をすると腸が動くという、胃・結腸反射という神経反応が一日のどの時間でも起こります。この反射が一番大きいのが朝なのです。ですから朝食を食べると、大きな胃・結腸反射が起こり、大腸の蠕動運動も大きく起こるというメリットがあります。また、これに合わせて水分を十分に摂っておくと、便が硬くならずスムースに排泄しやすくなるメリットがあるので、水分は沢山摂ることを心がけましょう。

1日3食とらなくても良いという意見もある

食事は朝昼晩と一日に3回という習慣が古くからあり、私たち日本人は当たり前のように、一日三食の食事をしており、医療関係者も栄養学的にも一日三食を推奨しています。しかし、中には一日一食や一日二食の食事回数でも良いという、意見の人達も少なくありません。例えば一日一食にした場合、一食で摂れる量には、限界があるので一日の総カロリーが減り、好きなものを気にせず食べられるというのです。

また日本人の歴史から考察すると、江戸時代までの日本人の食事は、朝と晩の2回の食事をする生活を長く続けていたので、理想は一日2食でいいという考えも根強くあるそうです。口から摂取した食物が消化され、吸収されるまでには、一定の時間がかかります。昼ごはんを食べないことで、食後の眠気に襲われるこもなく、仕事や勉強のパフォーマンスが良くなり、身体が軽くなったという人もいるそうです。

逆に食事の回数を4回や5回に増やす方が良いという考え方もあり、食事すること自体のエネルギー消費で、身体の代謝が上がる回数が増えることや、栄養の補給がこまめに行われることで、脳が体内に栄養を蓄える必要がないと判断し、脂肪を蓄えなくなり、ダイエットに繋がるという考え方です。

例えば、糖尿病患者の人は、空腹状態で食事をすることで、急な血糖値の上昇を避けるために、一日の食事回数を5回にすることで、緩やかな血糖値の上昇になるという、食事法が行われている場合もあるそうです。

成長期の子供には必ず朝食を!

成長期の子供に限っては、朝食を食べないことでのメリットよりも、デメリットの影響の方が大きくなってしまいますので、必ず朝食を食べさせることが必要です。成長期には急激に身体が発達していきますので、沢山の栄養を必要とします。規則正しい食事を心がけることで、毎朝決まった時間に起き、朝食を食べることで、一日のリズムを作りやすくなります。

大人ですら眠っている間も多くのエネルギーを消費していますので、成長期の子供は更に多くのエネルギーを消費し、多くの栄養素を取り込んでいます。眠っている間に分泌される成長ホルモンも、正常に分泌される為には、規則正しい食生活と睡眠が必要不可欠なのです。例えば、朝起きた時の脳はエネルギー不足の状態になっていますので、朝食を食べない児童は脳がエネルギー不足のままになります。

ですから朝食を食べない児童よりも、朝食を食べる児童の方が成績も良い傾向にあり、肥満も少ないという結果が出ています。脳のエネルギーとなるぶどう糖は食後4時間しか持続しませんので、3食きちんと食べる必要があります。勿論、脳のエネルギーだけでなく、骨や身体を作る様々な栄養素をバランス良く食べる必要があります。特に朝は睡眠中に消費したエネルギーを補うとう重要な役割があります。

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朝食を食べないことによる影響とは?

集中力や記憶力の低下につながる

朝食を食べないと集中力や記憶力の低下という影響も起こります。これは日本のある大学でも実験により実証されていますが、農林水産省でも朝食を食べることを推奨しており、朝食を食べないと、脳の唯一のエネルギー源である、ぶどう糖が不足するために、脳の機能がきちんと働かない影響から、記憶力や集中力の低下につながると言われています。

ぶどう糖が不足すると脳にどのような影響を及ぼすのかというと、脳がぶどう糖が少ないと感知すると、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌が促進されます。これはインスリン拮抗ホルモンの分泌により、血糖値を上げようとするからです。そして肝臓に作用し、血糖値を上げることで集中力を高めようと働きかけをします。しかし、肝臓のぶどう糖が無くなれば、前述したように筋肉からぶどう糖に変換します。

朝食など食事を摂ることで、ぶどう糖になる食物を摂取し、脳のエネルギー不足を起こさなければ、筋肉えの営業を避けられ、脳の活性化にも繋がります。ということは、朝食を食べなければ、エネルギー不足状態の起床時では、即体内にある糖をエネルギーに変えなければいけませんので、脳にエネルギーが不足している状態ですので、筋肉を減らして無理やり機能させなければいけません。

これでは、脳が上手く働きにくいので、集中力がなく記憶力の低下へと繋がるのです。勉強だけでなく、マラソン選手が長時間走り続ける為には大変なエネルギーが必要ですが、走っている間はエネルギーを消費し続けている状態ですので、途中で栄養ドリンクやバナナを食べながら走っている光景を見たことがあると思います。これは、効率的にエネルギーとなる物を摂取してパフォーマンスを上げているのです。

空腹が続くと血糖値が上昇しやすい

太ることで生活習慣病や、様々な病気のリスクを抱える為、適正な体重を維持する必要がありますが、太ることと血糖値の上昇は密接な関係にあります。血糖値の急激な上昇を避けることで、太ることを避けやすくなりますし、病気のリスクも低くなるのです。では血糖値の急上昇が起こる原因には、糖質の過剰摂取や、インスリンの作用不全などがあります。

高血糖の人が血糖値を下げる為に、医師に受ける指導は様々なものがありますが、大きく分けて食事療法と、運動療法とがあります。バランスの良い食事を、一定の時間を開けて摂取することで、血糖値を上げにくくすることが出来ます。注意が必要なのは、食間を空けすぎると、空腹感が続いてしまうので、次に食事を摂った時に、ついドカ食いしてしまうので、血糖値が急上昇してしまうということです。

また空腹が続いた状態で食事を摂ると、早食いする傾向にあります。早食いは一気に腸内に糖が運ばれていまいますので、短時間で血糖値が上昇するので要注意です。

体温が低くなり脂肪が燃えにくくなる

朝食を食べない人は、夜型の人が多いという説明をしましたが、夜型の人が起床時から体温が低い傾向にあるうえ、夜半まで体温が高い状態が続きますので、眠るの質にも影響を与えてしまいます。また夜型になってしまうと、夕飯も遅く摂りがちですので、朝起きてからもお腹が空きにくく、朝食を食べない傾向となります。

朝食を食べないと、消化吸収が行われませんからエネルギーの消費が少なくなります。また食事によるエネルギー消費もありませんので、更にエネルギーの消費がありません。エネルギーの消費がされないと、脂肪は燃焼することが出来ません。車に置き換えて考えてもらうと解りやすいかと思いますが、エンジンをかける為には、ガソリンをエンジンに運び入れなければ動いてくれません。

車にとっての朝ご飯が、ガソリンということになります。そして、そのガソリンを使ってエンジンを回し、車の様々な機能を作動させ、タイヤを回す原動力を生み出し、車をスタートさせることができます。車を動かせばガソリンを消費し、熱が発生します。人の体も同じで、朝食を食べ脳を始動させ、身体の各器官を動かすことで、エネルギーを消費し熱を発生させるのです。

朝食を食べないと、これらの一連のサイクルが行われませんので、熱が生まれません。従って燃えにくい身体の状態になってしまいます。

自律神経が乱れやすい

春や秋など季節の変わり目は、健康な人ですら自律神経が乱れやすい季節です。不規則な生活が多い人は、尚更自律神経が乱れがちと言えます。こした季節の変わり目の影響による自律神経の乱れや、ストレスからの影響による自律神経の乱れ、あまりにも余裕のない時間の使い方をしていて、自分と向き合う充実した時間が無い影響による自律神経の乱れなど様々な要因が挙げられます。

朝食を食べないことも自律神経の乱れに影響することを知っているでしょうか?一日の始まりである朝は、きちんとリズムを作ることで、自律神経の乱れを調えられる貴重な時間です。朝起きたら水を一杯飲むという単純なことでも、一日のリズムを作りやすくなります。朝食を食べることは更に一日のスイッチを入れ、エンジンをかける原動力になりますから、頭もすっきりとさせられます。

このことから、逆に朝食を食べないと一日のリズムが作りにくく、自律神経に影響すると言えるでしょう。お味噌汁を飲むだけでもいいですし、フルールを食べるだけでも構いません。まずは朝に食べるという習慣をつけるところから、始めるとリズムができてきて、身体の調子が変わってくるのが実感できます。

エネルギー不足になり筋肉量が減ってしまう

また朝食を食べないことで起こる影響には、エネルギー不足から筋肉量が減ってしまう恐れもあるのです。立命館大学のスポーツ健康科学部の藤田研究所で行われた調査によると、朝食を食べないことで筋肉量との相互関係があるのか?という調査をしました。きちんとした朝食を食べたか食べないかを聞き取り調査し、DXAという除脂肪量を計測する装置で測定をしました。

そして個人個人の対格差を考慮するために、それぞれの体重で割った除脂肪率を算出しました。その結果、朝食を食べるか食べないかで、明確に除脂肪量の差があることがわかったそうです。朝食を食べる人の方が、食べない人よりも明らかに筋肉量が多いという結果が出ました。この結果の要因は、朝食を食べない人は、前日の晩御飯から次のお昼ご飯までの長時間、絶食状態にあることが影響しているとのことです。

これも前述したように、足りないエネルギーを脂肪だけでなく、筋肉からも使ったからと考えられるそうです。また朝食を食べないことで、タンパク質の摂取量が少なくなってしまうことも影響し、筋肉を合成する栄養素が足りないという要因もあるようです。

病気のリスクが高まる

次に朝食を食べないことで受ける影響として、動脈硬化や心臓病などの病気のリスクが高まるという、研究結果もあります。アメリカのマウントサイナイ病院などの研究チームの研究では、朝食を食べないと動脈硬化が進行するか?という調査をしました。測定箇所は、頸動脈・腎臓の腹部大動脈・大腿動脈を超音波検査にて行いました。

その結果、朝食を食べない人は、朝食を食べる人に比べて、頸動脈が21%、腹部大動脈が17%動脈硬化が進行していました。その他にも、腹囲周囲径・体格指数・血圧・コレステロール値の検査の結果も、数値が高い傾向となっていました。朝食を食べない人は、太るという結果だけでなく、全般的に不規則な生活になりがちで、喫煙や飲酒の習慣がある生活スタイルの人が多い傾向である結果も分かりました。

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朝食を食べないことでメリットはある?

1日の摂取カロリーが減らせる

朝食抜きダイエットの考え方から見ると、朝食を抜くということは、それだけの摂取カロリーを単純に減らせることが出来るので、一日の合計摂取カロリーが減るというメリットがあります。一日の消費カロリーを摂取カロリーが上回ることが、体脂肪を増やし体重増加へと繋がります。消費カロリーを上回らなければ、朝食を抜いたカロリー分を、夕飯にまわすことも可能と考えられるかもしれません。

ただし、朝食を食べないということは、一日の食事の回数が2回のみとなってしまうので、実は体脂肪が付きやすくなってしまうのです。一日の摂取カロリーが同じ場合、食事の回数が多い方が体脂肪が付きにくいという結果となってしまうそうです。また、食事を抜くだけのダイエットは、実際に体重が短期的には減りますが、リバウンドしやすい体重の減らし方となってしまいます。

内臓を休ませることができて正常な機能を維持できる

ついつい食事を摂りすぎると胃もたれしたり、肌荒れを起こしたり、酷い場合には疲労感さえ感じることもあります。食事を摂りすぎると、それだけ消化器官や肝臓などの内臓がフル回転で働く必要があります。きちんと朝食、昼食、晩御飯と三食の食事をしているからと言っても、3回ともお腹いっぱい食べている人は、内臓が働いている時間が長くなってしまい、内臓を酷使している状態になっています。

食べすぎによる疲労感は、こういったメカニズムにより起こります。またお酒を毎日飲む人は、更に肝臓への負担が大きくなってしまいますので、余計に内臓疲労に陥りやすいと言えるでしょう。すると消化器官の働きが低下し、消化吸収能力まで低下してしまいますので、栄養不足を引き起こしエネルギー不足から、疲労感を感じる結果となってしまうのです。

エネルギー不足は自律神経の乱れまで引き起こしてしまいますので、気分の不調を招きイライラしやすくなります。朝食を食べないことで長時間、胃や腸に食べ物が入らないので、胃腸を休ませることができ、内臓の機能を正常に維持しやすくなるメリットがあると考えられます。

若返り遺伝子を活性化させられる

また朝食を食べないメリットには、若返り遺伝子や長寿遺伝子とも言われている、サーチュイン遺伝子を活性化させるメリットがあります。サーチュイン遺伝子は、アメリカのマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガランテ教授が発見した遺伝子で、人間の身体に約60兆個ある細胞が毎日分裂をしています。この分裂回数は一生のうち回数に制限があるそうです。

この分裂回数を決めているテロメアという部分が、長い人は多くの細胞分裂をすることが出来るそうです。つまり、このテロメアの消耗を防止すれば、細胞の老化を防止したり、長寿へと繋がるわけなのです。では、このテロメアの消滅を予防する方法は何でしょう?実は摂取カロリーを減らすことなのです。朝食を食べないとカロリー制限ができますので、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンに出来るのです。
 

朝食を食べないことで、若返り遺伝子であるサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにすることで、活性酸素を除去し、ガンの抑制に繋がったり、高血圧や動脈硬化の予防、メタボリック症候予備軍や脂肪肝、糖尿病の予防、心筋梗塞の予防にも繋がるそうです。

朝食を抜くことでデトックス効果がある

朝食を食べないことは18時間の、ちょっとした断食となり、デトックス効果を得ることもできるそうです。朝食を食べないと老廃物が溜まらない身体になり、新賃代謝もあがり慢性疲労も緩和されるメリットがあるという意見もあります。朝食を食べないと健康にいいと推奨している派の意見では、東洋医学では吸収は排泄を阻害すると言われていることから、朝食を食べないことで排泄を優先できるとそうです。

デトックスイメージ

出典:

朝食を食べるとその食物を消化するためにエネルギーが必要となります。しかし朝食を食べないと消化に使うエネルギーが必要なくなり、その余ったエネルギーを排泄するエネルギーに使うことができ、老廃物を排泄することで、デトックス効果が期待できるという理論のようです。

朝食抜きダイエットで注意するべきポイント

朝食を抜くダイエットでは、前日の夕食の時間から、次の日の昼食までに18時間以上あけることが理想だそうです。昼食を12時に食べる人は、逆算すると夕方の6時には夕飯を済ませなければいけません。そして、一食抜いた分から取り損ねた水分はしっかりと意識して、摂るようにしなければいけません。一日の理想の水分摂取量は、1.5~2リットルですから、朝に500ml程度は水分を摂る必要があります。

また、朝食を食べない分お腹が空いた反動で、昼食や夜ご飯を食べ過ぎてしまうということもあります。特にお昼は長時間食事を摂っていない後の食事になりますので、普段のように食べると吸収されやすい為、太る結果に繋がります。いつもの量よりも8割程度の量に控えることが理想です。それから夜は普段通りの食事で構いませんが、基本的に満腹になるまで食べずに、腹八分目を意識することが重要です。

それから、朝食を減らした分の栄養素をあとの二食で補わなければなりません。摂取カロリーは減らしても、栄養バランスが崩れないことが大変重要になってきます。出来るだけ栄養価の高い食品を食べるよう意識しましょう。また空腹に耐えきれずに、間食をしてしまうのは太る原因となります。基本的には朝食を摂ることが、トータル的に考えるとおすすめできると言えるでしょう。

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朝食を食べない理由を調査!

ぎりぎりまで寝ていたいという理由

朝食を食べない人の中で最も多かった理由が、ギリギリまで寝ているからという理由でした。仕事が遅くまであり、毎晩練るのが遅くなるので、食欲よりも睡眠欲の方が勝ってしまうようです。忙しい現代人の特徴と言えるのかもしれません。

朝は時間がなくて忙しいという理由

次に多かった理由は、女性に多かったのですが、朝の身支度に時間が必要なので、朝食を食べている時間がなかったり、家族のお弁当や朝食作りで忙しくて時間がないなど、自分のことが二の次という主婦も目立ちます。男性も身支度や、ゴミ出しなど家事を手伝うようになった現代では、朝は忙しい人が増えているようです。

朝はお腹が空いていないという意見も

そして三番目に多かった理由は、お腹が空いていないから食べられないという理由でした。60代以上では、お腹が空いていないという理由で年齢的なことや運動量の減少など身体的な食べられないですが、若い世代では朝は気分が悪いや、起きてすぐに食べられないなど、メンタル面でのネガティブな印象の回答が多いようです。またゲームやネットの普及により、子供が深夜まで起きていることが増えたのも理由です。

就寝時間が遅いだけでなく、夕飯の時間帯が遅くなる傾向にあり、前日のエネルギーが朝になっても残っていたり、胃腸が上手く機能しにくく、朝の食欲がなくなる傾向にあります。睡眠時間を少し早めて、一日三食を時間的にも栄養的にもバランス良く食べるよう心掛ける必要があります。

朝食を食べない人にもおすすめ簡単朝ごはんレシピ

まずは寝起きの水一杯を飲もう

朝食を食べない人でも、まず朝起きたらコップ一杯の水を飲むだけでも、健康的な習慣と言えます。朝一番に口に入れるものは、いきなり固形物を入れるよりも、胃腸に優しい液体の方が良いという理由もあります。また、一晩水分を摂っていない状態ですが、人はコップ一杯分の汗を寝ている間でもかくと言われていますので、水分補給をして血液をサラサラにして、老廃物を出やすくする効果もあります。

どうしても食欲のない人はフルーツなど軽食から始めよう

次の段階では、お米やパンにおかずといった、きちんとした朝食を食べる食欲がないという人は、フルーツなどの軽い食べ物から、朝に何かを食べる習慣づけをするといいでしょう。徐々に胃腸の働きが良くなり、朝食を食欲も沸いてくるでしょう。

トーストと合わせても美味しい「ふわふわオムレツ」

  1. 卵黄2個、牛乳大さじ1、マヨネーズ小1、塩胡椒少々を混ぜておきます。
  2. 卵白2個分の角が立つまで泡立てます。
  3. 2の中に1を入れて、卵白の泡が壊れないように、ヘラですくいあげるようにして混ぜます。
  4. 熱したフライパンにバター10gを溶かして、3を流し入れたら蓋をして弱火で焼きます。
  5. 好みの硬さに火が通ったらフライ返しで半分に折り、お皿に盛り付けます。

5分で簡単「目玉焼き丼」

  1. ハムかベーコンを適量、油を敷いて熱したフライパンに入れ、卵一個を割り入れます。4人家族なら一度に4人分フライパンに入れます。
  2. 水少量をフライパンに入れたら蓋をして、弱火で好みの焼き加減になるまで焼きましょう。
  3. その間に、お茶碗にご飯を盛り付け、刻み海苔とかば焼きのタレを好きな分量かけます。
  4. その上に目玉焼きを乗せ、醤油と再び蒲焼のタレをかけたら完成です。
時間も短縮でき、洗い物も少なくて済みますのでおすすめします。

ふんわり卵の優しい味わい「ブロッコリーと卵のスープ」

  1. お鍋に水2カップを入れて沸かします。
  2. 洗って小房に切ったブロッコリー50gを、沸騰した鍋に入れます。
  3. 中火で2分ほど煮たら、卵1個を溶いて回し入れ、コンソメスープの素小さじ2を入れます。
  4. 塩胡椒を加え、軽く混ぜたら完成です。

忙しい朝でも簡単しっかりご飯「ミックスベジタブルでリゾット」

  1. ウィンナー1本を食べやすい大きさにきり、鍋に水1/2カップ・コンソメ小さじ半分・ミックスベジタブル大さじ1を入れたら火にかけます。
  2. 沸騰してきたら、ご飯を茶碗半分くらいを加えて、水分がなくなるまで煮ます。
  3. とろけるスライスチーズ半枚を入れて溶けたら出来上がりです。

ジャガイモと卵だけで簡単「モチモチジャガイモ玉子」

  1. ジャガイモ2個をすりおろします。
  2. 1に卵一個と醤油大さじ1を混ぜ合わせます。
  3. 多めの油を敷いて熱したフライパンに、具材を平たく伸ばして弱火で焼きます。
  4. 両面がきつね色に焼けたら完成です。

朝食を食べないと1日の元気が作れない!

朝食を食べないと太る要素が大きいことの方が分かりました。また、朝食を食べないことで、太ることを避けるポイントがあることもわかりました。しかし、基本的には朝食を食べなければ、太る太らない以前に、筋肉量が減ってしまったり、一日のエネルギーが不足し、元気が作れないことが一番の問題ではないでしょうか?朝食をたべて、一日のリズムをつけてみましょう!

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