はまぐりの塩抜きの方法と必要な理由!時短でできる簡単裏技も紹介!

はまぐりの塩抜き、聞いたことはありますか?女性にとって嬉しい貧血の改善や、動脈硬化や高血圧の予防にも効果があると言われるはまぐり。鉄分をはじめミネラルを豊富に含むはまぐりは積極的に食卓に取り入れたい食材です。ここでは、はまぐりを美味しく食べるために必要不可欠な塩抜きなど、基本の処理の方法を紹介します。また手間がかかる塩抜きには、実は時短テクニックもあります。きちんと処理したはまぐりを使った絶品レシピも紹介します。

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目次

  1. 1はまぐりの塩抜き方法を教えて!
  2. 2はまぐりは塩抜きと砂抜きが必要
  3. 3はまぐりの砂抜きが時短でできる方法
  4. 4はまぐりの保存方法と絶品レシピ
  5. 5はまぐりは塩抜きもして料理の味わいを良くしよう!

はまぐりの塩抜き方法を教えて!

栄養たっぷり、旨味もたっぷりのはまぐり。でも調理をする前に必ず下処理を行わないと、砂を噛んでいやな食感だったり塩辛くなったりと思うような味にはなりません。ここから、砂抜きと同様にはまぐりの処理に必要不可欠な塩抜きの方法も紹介します。

はまぐりは塩抜きと砂抜きが必要

潮干狩りで採ったあさりは、砂抜きをします。はまぐりも同じで、砂地で採れた貝は砂を含んでいるため必ず砂抜きが必要です。同時に塩抜きをすることで、はまぐりの余分な塩分を出し、はまぐり本来の味を楽しむことができます。はまぐりは砂抜きと塩抜きをすることで、失敗することなく料理の幅をぐんと広げることができる食材です。

はまぐりの基本の砂抜き方法

はまぐりの基本の砂抜き方法はとても簡単です。まずはボウルを用意します。そこに水500mlに対して大匙1の塩を入れよく混ぜます。その中にはまぐりを入れておくだけです。しっかり砂を抜き切るには一晩が望ましいとされています。ただしあまりにも長時間つけすぎないようにしましょう。

その際は厚めの新聞紙などで蓋をするとよいでしょう。はまぐりは暗いところのほうがよく活動して砂を吐き出します。砂の中にいると勘違いをするためです。また蓋をすることで、はまぐりが吐く水が周囲に飛び散ることを防ぐこともできます。

はまぐりの基本の塩抜き方法

砂抜きをしたら、そのまま塩抜きの工程にうつります。はまぐりを塩水から引き揚げ、ざる等に入れて1時間ほど放置します。そうすることで、はまぐりが含んだ塩分を吐き出させることができます。その際も新聞紙などで蓋をしておくと汚れが飛び散らずに安心です。

なぜ塩抜きが必要なの?

はまぐりの砂抜きは聞いたことがあるけれど、塩抜きはあまり聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。ですがきちんと塩抜きをしておかないと、レシピ通りに調理したのにしょっぱい、海水の生臭い匂いがする等といった失敗を引き起こすことになりかねません。美味しくいただくためにも塩抜きは必要な工程なのです。

はまぐりの砂抜きが時短でできる方法

一晩かけて砂抜きしている暇はない!今すぐにはまぐりが食べたい!という方には、はまぐりの砂抜きの時短テクニックがあります。ただし注意しなければならない点もあるので気を付けましょう。とはいえ、忙しい主婦にとって時短は大切です。ぜひ参考にしてみてください。
 

お湯を使えば時短で砂抜き

はまぐりの砂抜きの時短テクニックは簡単です。40~50度のお湯に20分程度はまぐりをつけてけておくだけ。
耐熱用ボウルにはまぐりを入れて、40~50度のお湯を注ぎます。お湯の量は、はまぐりがひたひたになる程度で大丈夫です。通常の砂抜きと同様に厚めの新聞紙などで蓋をしておきましょう。

注意点はお湯の温度です。冷めてしまわないように時々差し湯で温度を保ちます。すぐに調理にうつれる嬉しい時短テクニックですが、注意点がひとつあります。時短テクニックで砂抜きしたはまぐりは、その日のうちに食べるようにしましょう。

はまぐりの保存方法と絶品レシピ

はまぐりは、実は保存もできます。はまぐりを処理をしたものの今日ははまぐりを使わない、といった場合のための保存方法もぜひ覚えておきましょう。また、しっかりと処理したはまぐりを使った絶品レシピも紹介します。

はまぐりの冷蔵保存の方法

はまぐりを冷蔵保存する場合は、濡らした新聞紙やキッチンペーパーではまぐりをくるむようにして冷蔵庫に入れておきます。袋に入れる場合は、呼吸ができるように封を開けておきましょう。冷蔵庫の中はすぐに乾燥してしまうので、はまぐりを包んだ新聞紙が常に濡れた状態であるように定期的にチェックが必要です。

はまぐりの冷凍保存の方法

はまぐりは冷凍でも保存することができます。方法は簡単です。水分をよくふき取ってからフリーザー対応の密閉袋に入れておくだけです。味を落とさないためには瞬間冷凍が望ましいので、金属製のバットの上にはまぐりを入れた保存袋を入れると早く凍らせることができます。解凍は自然解凍か流水で行います。

はまぐりはどれぐらい日持ちする?

はまぐりの日持ちは砂抜き、塩抜きの処理をしてから冷蔵庫だと約3日、冷凍庫で約1か月です。ただし、やはり早く食べるほうが美味しいです。できるだけ早めの調理をお勧めします。

寒い冬にほっこり「旨味たっぷりのはまぐりのクリームシチュー」

はまぐりのエキスを全部使ったシチューです。寒い季節にぴったりのメニューです。材料は2人分です。はまぐり100g、水300cc、ベーコンスライス2枚、たまねぎ1/2個、好みのキノコ100g、ブロッコリーなど緑の色味の野菜を適量、シチューの素2人分を用意しましょう。ポイントは、初めに鍋に水とはまぐりを入れて沸騰させることです。

はまぐりが開くまで沸騰させてから火を止めて、水とはまぐりを別けておきます。これではまぐりの美味しい出汁を出しておきます。ベーコン、たまねぎ、キノコ、ブロッコリーなどは一口大に切ってから炒め、そこに先ほど取り分けたはまぐりの出汁を加えます。シチューの素を加えて味を調えてから、出しておいたはまぐりを入れて完成です。はまぐりの美味しいエキスを存分に楽しめるシチューです。

はまぐりでお手軽リッチに「はまぐりのボンゴレビアンコ」

時短テクニックで処理したはまぐりを使って、さらにパパッと作れる一品です。忙しい時や一人で美味しく手軽に食事をしたいときにぴったりのメニューです。

材料は1人分で、おひとりランチとして手軽に作れる分量です。パスタ100g、白ワイン60cc、オリーブオイル40cc、塩コショウ適量、そしてハマグリは食べたいだけ入れてください。(たっぷり入れると美味しいです)ニンニク少々、鷹のつめ少々、パセリや青ネギ少々、バター適量を用意しましょう。

 

まずは分量のパスタを茹でておきます。その間に、フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹のつめを入れ、軽く炒めます。香りがたってきたら、砂抜きと塩抜きをしたはまぐりを加え、白ワイン、オリーブオイルを足し、蓋をして、貝が開くまで蒸します。はまぐりが開いたら風味づけのバターを足し、塩コショウで味付けをします。最後にパセリや青ネギを散らして彩りを添えれば完成です。
 

はまぐりの出汁で「はまぐりの炊き込みご飯」

はまぐりの出汁は、もちろん炊き込みご飯にもぴったり合います。旨味を白米が全て吸って、はまぐりのエキスを残らすいただくことができる一品です。材料は、お米2合、はまぐり500g、水200cc、醤油大匙1、めんつゆ大匙1、酒大匙2、みりん大匙2、しょうが1片、風味づけにだし昆布を10㎝ほど加えるとさらに香りが高くなります。

お米は研いでざるにあげておきましょう。鍋に水、醤油、めんつゆ、酒、みりん、千切りにしたしょうがを入れて、そこに砂抜きと塩抜きをしたはまぐりを加えて火にかけましょう。ここで余分な灰汁が出た場合はとっておきます。はまぐりの口が全てあいたら火を消して、はまぐりと出汁をわけておきます。このとき、はまぐりを貝から外しておくと、食べるときに貝から身を外す手間がなくなり食べやすくなります。

小さいお子様がおられる方は外しておくとよいでしょう。また、出汁を熱いまま使ってしまうと、炊き上がりが半煮えのようになってしまいます。ここでよく冷ましておくことがポイントです。炊飯器に研いだお米と冷ました出汁、はまぐりと昆布を加えていつも通りにスイッチオンすれば完成です。彩りに木の芽や青ネギを散らすと、彩りも華やかになります。

お酒のあてにも「はまぐりの洋風酒蒸し」

大きなはまぐりが手に入った場合は、ぜひ酒蒸しにして美味しくいただきましょう。ここではいつもの酒蒸しとは一味違った、洋風の酒蒸しを紹介します。ワインはもちろん、ビールにもあうおつまみになります。

材料は、大きなはまぐり6個分です。にんにく1かけ、バター10g、白ワイン大匙5、青ネギ適量です。まずはにんにくと青ネギを細かく刻んでおきましょう。フライパンにバターを入れて溶かしてからはまぐりを加え、そこににんにくも加えます。そこに白ワインを入れてから蓋をして酒蒸しにします。はまぐりが開いたら蓋を開け、お皿に盛りつけてから彩りに青ネギを散らせば完成です。ぜひ熱々のうちに召し上がってください。

はまぐりは塩抜きもして料理の味わいを良くしよう!

塩抜きしていないはまぐりで酒蒸しなどを調理する場合、醤油などの量で塩分を調整することができますが、なんだか海水の生臭さが残っていたり、また塩抜きしていないはまぐりでシチューなどを作るとしょっぱくて食べられない!ということもあります。

砂抜きをしてからそのまま塩抜きをする、と一連の流れをつくっておけば面倒くさくなく一気に処理することができます。はまぐりはしっかり塩抜きもして、美味しくヘルシーにいただきましょう!

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