内臓脂肪が増える原因とは?その危険性や落とし方・食事を紹介!

内臓脂肪が増える原因を詳しく紹介しています。危険性や改善する為の食生活や運動方法も紹介していますので、参考にしていただけたら幸いです。内臓脂肪が増える原因となっている食事、また生活リズムが現代社会を生きる人には存在します。習慣として根付いてしまったことは変えるのも大変ですが、これを読んで良い生活習慣へ改変していきましょう。メタボの心配のない体を目指しましょう。

内臓脂肪が増える原因とは?その危険性や落とし方・食事を紹介!のイメージ

目次

  1. 1内臓脂肪がつく原因が知りたい!
  2. 2内臓脂肪がつく原因はなに?
  3. 3内臓脂肪を落とす方法や改善策
  4. 4内臓脂肪がつく原因を知って生活の見直しをしよう!

内臓脂肪がつく原因が知りたい!

内臓脂肪とは、お腹や内臓の周りにつく脂肪のことです。メタボリックシンドロームの診断の項目の一つにもなっている為、だんだんとついてきてしまったお腹周りの肉を気にしてる方も多くいます。嫌な内臓脂肪、つく原因をしっかりと理解し、内臓脂肪を溜め込まない身体を目指しましょう。

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内臓脂肪がつく原因はなに?

それではまず、内臓脂肪がついてしまう原因を詳しく紹介していきます。健康診断でメタボなどと診断されたら傷つきます。内臓脂肪とは何か、ついてしまう原因は何なのかを詳しく知って内臓脂肪を蓄積しない体になりましょう。

内臓脂肪とは?

最近、お腹がぽっこりと出てきたなと気にしている方も多いのではないでしょうか?その、お腹をぽっこりと出っ張らせる原因となるのが内臓脂肪です。お腹の中にある、腸間膜という腸を固定する膜に蓄積していくものです。

食事などから摂取した栄養が消費できず、余ってしまうと増えていきます。そして年齢と共に基礎代謝が落ちていく、つまり消費できるエネルギーが減っていくため、内臓脂肪も年齢と共に蓄積しやすくなっていきます。

一般的に、内臓脂肪が蓄積した体型を「リンゴ型」といい、反対に皮下脂肪が蓄積した体型を「洋ナシ型」と呼びます。リンゴ型の特徴は、上半身に脂肪がつきやすい事で上半身が丸くリンゴの様に見える事です。そしてリンゴ型の脂肪はつきやすく減らしやすい脂肪と言われているため、食生活の改善や運動などで落としやすい脂肪なのです。

内臓脂肪のつき方で特徴的なのは、痩せ型の人でも有りうるという事です。痩せ型の人でも、ウエストだけポコっと太くなったら注意が必要です。これは30代男性に多く見られる現象で有り、生活習慣病に関係が深いタイプの肥満とも言われています。

内臓脂肪がつく原因

主な原因の一つとして「食生活の乱れ」が挙げられます。まず、昔と比べて日本人の食生活も欧米化され、変化してきました。そのうちに、食事の中で摂取する油分や脂肪分が自然と増えてきてしまったところに内臓脂肪が増える危険性があります。特にファストフードの様な手軽に食べれるハンバーガーやそのサイドメニューなどが、脂肪の過剰摂取に一役買っています。

そして食生活のリズムも乱れています。仕事に行くギリギリまで寝ているので朝食は抜き。お昼はガッツリ、夜は飲み会でまた次の朝はギリギリまで寝て…という食生活を送っている人も多くいるのが現代社会です。こうした生活は夜に偏ったエネルギー摂取となってしまう為、寝ている間に脂肪を溜め込んでしまいます。こんな食生活のリズムも改善していくべきなのです。

そしてもう一つ主な原因として挙げられるのが、「運動不足」です。デスクワークをしている人は歩くのは通勤だけだったり、身体を動かす仕事の人でもそれ以外に運動はしていなかったりと、中々理想的な量の運動をこなせている方は少ないです。その為、消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が上回ってしまい、内臓脂肪がどんどん溜まってしまう危険性があります。

また、年齢も大きな原因となっています。基礎代謝という、生命活動を維持する為のエネルギーが人間にはあります。心臓を動かしたり、体温を維持したりするのに使われるエネルギーなので、寝てる間も消費されていきます。この基礎代謝量というのは10歳代の頃がピークで、20歳代からは落ち始めていきます。それに合わせて日常的に消費されるエネルギーはどんどん落ちていきます。

その為当然、20歳代の頃と同じ食生活を続ければ消費しきれず、その栄養分は何らかの形で体内で余ってしまうのです。アルコールやおつまみなどの高カロリーのものばかり摂取しているのも同じ形で余っていきます。それらが内臓脂肪として蓄積されてしまう危険性があるのです。

内臓脂肪を測ってみよう

内臓脂肪を測る方法としては、一番正確なのはCTスキャンを撮ることです。家庭用の体組織計でも測ることができるものもありますが、あまり正確なものとは言えません。しかし、放射線を使う大掛かりなCTスキャン、中々気軽には利用しづらいものです。

最近では気軽に内臓脂肪を計測できる、内臓脂肪計というものが開発されました。身体に弱い電流を流して脂肪の蓄積を測るもので、花王が開発したものになります。まだ一般家庭用としては発売されていませんが、医療機関などで利用できるところもある様です。

また参考程度ですが、自宅で簡単に測ってみる方法もあります。ウエスト÷ヒップの値を出し、ウエストヒップ値という数値を見るものです。ウエスト÷ヒップが男性なら0.9以上、女性なら0.8以上で内臓脂肪型肥満の可能性が高いということになります。改善する目安になりますので是非ご家庭で試してみてください。

内臓脂肪レベルを把握する

内臓脂肪レベルとは、体組成計等を使って算出する、自分の身体の中の内臓脂肪の割合をレベルで表したものです。一般的に、9.5以下で標準・10〜14.5でやや高い・15以上で高いとされています。体組織計が自宅にある方はこちらのレベルを参考に、自分の内臓脂肪の多さを知ることができます。

測る際の注意点としては毎日同じ時間に測る事を決めておく事が大切です。また、適切な数値を出すためには食後2時間以上空けて測るのが良いです。内臓脂肪レベルが標準の値以内であれば心配はいりませんが、やや高いのレベルになると対策が必要になってきます。これ以上数値が上がらないように、軽く運動や食事制限を取り入れていく必要があります。

内臓脂肪レベルが高いの値の人は放置すると危険なレベルと言えます。運動や食事制限を積極的に取り入れる必要があります。食生活はもちろん、生活リズムなどの根本的な改善も必要となってきます。場合によっては医師への相談する事も視野に入れるべきです。命に関わる病気にかかる危険性もあるので数値の改善に努めましょう。

内臓脂肪が与える身体への危険性

内臓脂肪を蓄積しすぎると、体にとって様々な危険性があります。まず一つは、血圧を上昇させる原因となることです。インスリンの働きが良くない状態を悪化させ、血液中の糖質を増やしていくことで血糖値を上昇させる危険性があります。また、血圧の上昇する原因にもなります。これは、血圧を維持する物質の昨日を低下させ、反対に上昇させる物質を分泌することが原因です。

さらにもう一つ、血液中のコレステロールや中性脂肪を増やす原因にもなります。これは、蓄積された脂肪が分解されて、血液中に入りやすくなるためです。この様に、内臓脂肪が増えることで身体に良くないことが沢山起こります。

また、一時期よく言われていたメタボリックシンドローム、通称メタボもこの内臓脂肪が関係しています。内臓脂肪型肥満に、高血圧・高血糖・高脂血症のうち2つが合併した状態をメタボと呼びます。更にこの4つが揃うと心臓や血管系の病気になりやすくなることから、「死の四十奏」といった恐ろしい呼び名があるくらいです。内臓脂肪の蓄積から始まり、恐ろしい病気に繋がる危険性もあるのです。

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内臓脂肪を落とす方法や改善策

ここまで内臓脂肪がつく原因や、危険性を紹介しました。内臓脂肪が蓄積すると身体にとって良いことがないです。それではこれから、内臓脂肪を落とす方法を紹介していきます。これからの食生活改善や運動を取り入れる参考にしてください。

内臓脂肪を落とす食事方法

食生活の面ではまず、控えるべきなのは肉の脂身です。それをふまえた上で内臓脂肪は気になるけどお肉は食べたいという方は、豚肉を選ぶ様にしましょう。豚肉には満腹感を刺激する成分と、内臓脂肪を減らす成分が含まれているので食べ過ぎなければ大丈夫です。

そして内臓脂肪に気をつける食生活で摂るべきなのは、もちろん野菜です。中でもキャベツはおすすめで、内臓脂肪を抑える効果があります。そして腸内を綺麗にする働きがあるので便秘解消にも役立ちます。サラダであれば沢山食べてもカロリーオーバーにならないので、どんどん摂取していきましょう。

また、イワシ・アジ・サバといった青魚も良いとされています。青魚にはEPAという成分が沢山含まれています。このEPAが中性脂肪とコレステロールを抑制してくれるので、血液もサラサラになります。血液サラサラになることから代謝アップも望めるので、良いことづくしの青魚は積極的に摂取したいです。

内臓脂肪を落とす運動方法

内臓脂肪を落とすのに効果的とされているのは、有酸素運動と呼ばれる運動方法です。継続的に比較的弱い力がかかり続けるのが有酸素運動で、主にウォーキングや軽めのジョギング、エアロバイク等が挙げられます。普段運動をしない人は、まずウォーキングから始めて見ると良いです。一日10分を数回繰り返すだけでも、効果を得ることができます。

また、プールでの浮力を利用したアクアサイズも効果があるとされています。最初は路上と同じく水中でのウォーキングから始めていきますが、路上を歩くよりも水の中の方が飽きずに続けられる方もいるのではないでしょうか?慣れてきたら水中で腕を曲げ伸ばししたりジャンプしたりして体を動かします。足腰への負担は最低限ですむので、足腰に不安がある方はこちらをおすすめします。

無酸素運動と有酸素運動は組み合わせると効果的?

無酸素運動とは、短い時間に強度の高い力を発揮する運動で、筋肉運動とも呼ばれています。これは基礎代謝をあげる運動でもあり、基礎代謝が上がれば日常生活での消費エネルギーも上がるので、痩せやすい体質になることができます。この無酸素運動と先ほど紹介した有酸素運動を組み合わせることで効率よく内臓脂肪を落とすことができます。

ダイエットで有酸素運動を行う場合には、先に血中のエネルギーが消費される為、脂肪を燃焼させる為には20分以上の運動が必要だと言われています。その為、組み合わせて行う事で飽きのこないトレーニングを行う事ができます。また、無酸素運動の後に有酸素運動を行うことで、血液中にある脂肪が成長ホルモンによって分解され、酸素と共にエネルギーとして燃焼されます。組み合わせるからこその効果もあるのです。

普段の食事や運動を見直そう

いくら改善方法を学んでも、続かなければ意味がありません。まずは普段の生活を見直し、できる範囲で原因を探り改善していきましょう。まず運動ではいきなり無理をすると身体を壊してしまいます。通勤・通学で一駅分歩く様にする事や、いつもより一つ遠くのスーパーに買い物へ行くなど、自分で続けられそうな習慣を探しましょう。

食事の見直し方については、まず今まで通りの食事を記録してみるのも良いでしょう。一週間分記録してみて、脂肪を取り過ぎていたり野菜が足りなかったりする事がないか見返します。もし原因となる点があれば、どんなものに置き換える事ができるか、または失くすべきなのか考えて見ましょう。記録する事で客観的に見直す事ができます。

体組成計で自分の身体を知る

体組成とは、身体の中が何はどんな割合でできているかという事を表しています。体組成計は、体重はもちろん、体脂肪率や筋肉量に基礎代謝量、内臓脂肪レベルや骨量まで計測する事ができます。この体組成計が家にあれば、毎日きちんと自分の身体の中の変化を知る事ができます。体重は増えてないの体脂肪が増えていたり、基礎代謝量が落ちていたりと気づいた事で改善できる事もあります。

痩せたい、内臓脂肪を減らしたいと思うのであれば、まず自分の体を知る事が一番です。今自分の体の中が一体どうなっているのか、内臓脂肪はこの体の中にどれくらいあるのか、知る事が健康に繋がっていきます。日々計測していく事で日頃の小さな変化にも気づく事ができるので、余裕があれば毎日記録していく事をおすすめします。

体系の写真を撮ってやる気を維持しよう

ダイエットしようと決意したものの、中々自分の今の体型に目を向けられない人も多いのではないでしょうか?そんな自分へ喝を入れる気持ちで、今の自分の体型を写真に収めましょう。最初の写真を見ると、「これはいけない、頑張らねば!」という気持ちになると思います。写真を撮り続けていけば、段々と痩せていく経過も見てわかる様になってくるので、モチベーションを維持する事ができます。

また、こうして写真に撮り客観的に自分の体型を見ていく事で、今痩せるべき部位もわかってくるのでダイエットもがんばりやすくなります。写真を見て、ここを頑張りたいと思った部位を重点的にやる事ができます。内臓脂肪が蓄積している人だと、横からの写真を撮ればお腹がぽっこりと出てしまっているのが一目瞭然です。危機意識も高まるでしょう。

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内臓脂肪がつく原因を知って生活の見直しをしよう!

内臓脂肪がつく原因と、その対策を紹介しました。内臓脂肪を蓄積することは、体にとって沢山の危険性を含みます。今までの生活リズムや食生活を見直し、改善していきリンゴ型肥満から抜け出しましょう。そして習慣づけた運動で基礎代謝もしっかりあげて、脂肪のつきにくい体を目指していきましょう。

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