コーヒーの酸味の強い少ないとは?酸味を感じる原因と種類も解説!

コーヒーの酸味の原因は知っていますか?普段からコーヒーをよく飲むという方はとても多いですが、実はコーヒーの酸味が少し苦手、という人も中にはいると思います。せっかく美味しいコーヒーなのに苦手な酸味が強かったら台無しです。なぜコーヒーに酸味があるのか、その原因や種類によって違うコーヒーの味や酸味などについても調査したので、コーヒーは好きだけど酸味が苦手という方はぜひこの記事を活用してください。そしてコーヒーについての知識を深めてさらにコーヒーを好きになりましょう。

コーヒーの酸味の強い少ないとは?酸味を感じる原因と種類も解説!のイメージ

目次

  1. 1コーヒーの酸味の原因を徹底調査!
  2. 2コーヒーの酸味は苦手な人が多い
  3. 3なぜコーヒーは酸味があるのか?
  4. 4コーヒーの酸味の原因:劣化
  5. 5コーヒーの酸味の原因:品質
  6. 6コーヒーの酸味の原因:焙煎
  7. 7コーヒーの酸味の原因:豆の種類
  8. 8温度が下がると強い酸味!
  9. 9コーヒーの酸味には好みもある
  10. 10酸味もコーヒーの味わい

コーヒーの酸味の原因を徹底調査!

芳醇な香りと豊かな味わいで、世界中で愛されるコーヒー。お客さんが来た時や仕事の合間の息抜き、朝食の一杯や夜のリラクゼーションタイムにほっと一息、普段の生活によく登場します。ですが、逆にコーヒーが苦手で飲めないという方も多くいます。飲めない原因の一つにその強い酸味が苦手だという理由があります。

ですが、コーヒーの酸味にはただ強いだけで美味しくない酸味とフルーティーな爽やかな美味しい酸味のコーヒーの種類があります。なぜコーヒーに強い酸味が生まれるのか、美味しい酸味のコーヒーとはどんなものなのか、種類は関係あるのか、コーヒーは知れば知るほど奥深くどんどん引き込まれて虜になってしまいます。

意外と知らないコーヒーの酸味について、苦手な人が多い酸味の原因や、強い酸味と少ない酸味のコーヒーの種類、美味しいコーヒーの酸味がどんなものなのかなどを紹介するので、日々のコーヒーにいつもと違うアクセントや美味しさをプラスしてを加えてみてはどうでしょうか?

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コーヒーの酸味は苦手な人が多い

コーヒーの味を評価するのに使われる要素はいくつかあり、「苦み」「甘味」「コク」「香り」「酸味」が主な要素です。中でも酸味は苦手な方が多くいて、コーヒーショップなどで飲むときは酸味の少ないコーヒーを店員さんに頼んでチョイスする人も多いでしょう。

しかし一口に酸味といっても、様々な種類の酸味があり、良い酸味から良くない酸味まであります。コーヒーは好きの中には、コーヒーの香りも苦みもコクも好きだけど酸味だけが許せないという方もいるでしょう。

酸味の中には舌を刺すような不快な酸味から、フルーティーで爽やかでつい癖になってしまう酸味までいろいろな種類があるので、もしかすると自分が苦手だと思っていた酸味が、コーヒー本来の酸味ではなく保存過程や淹れ方などで、美味しくない酸味が作られているのかもしれません。今一度コーヒーの酸味について見つめなおして自分のコーヒーの世界を広げてみましょう。

なぜコーヒーは酸味があるのか?

本来コーヒーは酸味があるもの

実はコーヒーに酸味は必ずあるものなのです。その理由は、コーヒーというのはもともとコーヒーチェリーという、さくらんぼによく似た果実の種からできているからです。果実の種には多かれ少なかれ各実に酸味があるので、それがその果実の種類によって強いか少ないかということです。

コーヒーチェリーの果実の中には二つの小さな身が入っていてそれを焙煎するとよく見慣れているコーヒー豆になります。ちなみに、コーヒーの苦みは焙煎過程でコーヒー豆が焦げてそれが苦みになっています。

しかし、本来コーヒーの果実からくる酸味というのはフルーティーで爽やかで生き生きとした酸味です。それ以外の思わず口が歪んでしまうような酸味は、焙煎過程や淹れ方や豆の種類や品質や鮮度からきているものなので、酸味についての正しいことを知り、自分でコーヒーを淹れるときやお店で頼むときに活かしましょう。

コーヒーの酸味の原因:劣化

まず一つ挙げられる理由にあるのが、コーヒー豆や粉の劣化です。保存方法や環境が悪かったり、焙煎・購入してから日がたっているものなどはやはり鮮度が落ちていて味が劣化してしまいます。その劣化によって、「劣化した酸味」が生まれます。飲んでいて心地よい酸味とは程遠い酸味です。

コーヒー豆はほかの生鮮食品のように腐ったりはしないものの、やはり時がたつにつれて味も鮮度も劣化して変化するので、新しいコーヒー豆や粉を使うことも大切ですが、正しい保存方法でコーヒーにやさしい環境で保存してあげることもとても大切です。

酸味が出ないようにコーヒーを保存する方法

そこで重要になってくるコーヒーの正しい保存方法ですが、すぐ飲み切ってしまうなら缶や密封できるキャニスターに入れて冷暗所で常温保存、数週間で使い切るならジッパー付きの袋などに入れて空気をしっかり抜いて冷蔵庫で保存、一か月以上保存するならジッパー付きの袋やアルミバッグに小分けにして入れて冷凍保存がおすすめです。

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コーヒーの酸味の原因:品質

コーヒー豆はもともとコーヒーチェリーという実です。その実の熟れ具合がコーヒーの味に大きく影響していて、酸味の原因を作っていることもあります。

コーヒーの実の熟れ具合によって強い酸味が出る

バナナやキウイやアボカドでも販売されているものの中には、未熟なものや熟しすぎなものなど色々あるのと同じく、コーヒーチェリーも出荷するときに未熟だったり熟しすぎなものが取り除かれずに混合されてしまっていることがあります。

この手の酸味は品質の悪い酸味なので、苦手な方も多いようです。対策としては、未熟なものや熟しすぎなものを取り除いてある高品質なコーヒー豆を買うことです。高品質な豆に変えてみたら酸味が気にならずむしろ好きになるということもあるかもしれません。

コーヒーの酸味の原因:焙煎

いくら品質の良い豆や、鮮度も良くて保存状況もいいのに酸味が強い、という場合に考えられる原因はコーヒーを作る過程で必須である焙煎という過程で発生しているということです。

焙煎具合によって変わるコーヒーの酸味

コーヒーの最大の特徴であるあの苦みは、コーヒー豆を焙煎するときにできる焦げで作られています。コーヒー豆の焙煎時間が短いと浅煎りのコーヒーになります。焙煎時間が長くなればなるほどコーヒー豆は黒くて苦みの多い深煎りのコーヒーになります。焙煎具合によって、浅煎り・中煎り・深煎りという種類に分けられます。

この焙煎時間が短ければ短いほどコーヒー豆の焦げ色は薄くて香ばしそうな茶色をした苦みの少ない、ピリッとした酸味の強い香ばしいコーヒーになります。酸味の苦手な方は浅煎りではなく深煎りの方が苦みが強い代わりに酸味が少ないので深煎りをお勧めします。コーヒー豆を買うときは浅煎り・中煎り・深煎りを注意してみて買ってみましょう。

美味しくない!コーヒー豆が生焼け

しかし、それ以前の原因でコーヒー豆が生焼けという場合もあります。調理師やパティシエに上手い人と下手な人、技術があるようにコーヒー豆の焙煎にもロースターの技術が必要です。

生焼けのコーヒー豆はとがったような刺すようなきつい酸味があります。このような場合はコーヒー豆を変えるのではなく、買う店を変えたほうが良策といえます。自分の好みに合った美味しいお気に入りのロースターや焙煎屋を見つけるのもコーヒー好きの楽しみの一つです。

コーヒーの酸味の原因:豆の種類

コーヒーの酸味の原因をいくつかあげてきましたが、それ以外にもコーヒー豆の種類でも酸味が強いか少ないか変わってきます。いつもと違うコーヒー豆を選んでみて開拓しながらコーヒーを楽しむのもおすすめです。コーヒーの酸味が苦手な方は酸味の少ないコーヒー豆の種類を参考にして選んでみてください。

酸味が苦手な方におすすめ!クリスタルマウンテン

酸味が苦手な方におすすめする一つ目のコーヒー豆は、フロリダ半島の南、島国のキューバで栽培されているクリスタルマウンテンという煌びやかな名前のコーヒー豆です。高品質で酸味・苦み・コク・香りのバランスがとても絶妙でマイルドなコーヒーとして知られています。

近年はハリケーンなどの影響で生産量が安定せず、貴重なコーヒー豆となってきました。とても香り高く上品な味わいで口当たりのいい甘みのあるコーヒーなのでコーヒー初心者の方でもとても飲みやすい癖の少ないコーヒーです。

酸味が苦手な方におすすめ!マンデリン

東南アジアに浮かぶ島国、世界屈指のコーヒー産出国であるインドネシアのコーヒー豆を紹介します。インドネシアのスマトラ島で生産されているマンデリンという種類のコーヒー豆は酸味が苦手な方にはとてもおすすめです。

マンデリンもまた生産量が少なく希少価値の高い高級銘柄のコーヒーなのですが、酸味が控えめで深い苦みとコクのある人気のコーヒー豆です。苦みが強いので甘いケーキなどとの相性が抜群で、カプチーノやアイスコーヒーにして飲むのもおすすめの楽しみ方です。

酸味が苦手な方におすすめ!サントス

最後に、コーヒーの強い酸味が苦手な方におすすめしたいブラジル産のコーヒー豆を紹介します。コーヒー豆の生産量世界1位のブラジルで生産されているサントスという種類のコーヒー豆です。世界中で飲まれているコーヒーの豆の1/3はブラジルで生産されているといわれているほどの圧倒的な生産量を誇っています。

その中でも有名で日本でも親しまれているコーヒー豆が「サントス」という種類のコーヒー豆です。爽やかな酸味と苦みと香りのバランスが取れており、品質が良いのに価格もとてもリーズナブルで手に入れやすいのが特徴です。とてもマイルドな味わいなのでカフェオレにして飲むのがおすすめの飲み方です。

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温度が下がると強い酸味!

コーヒーは熱々の状態だとあまり感じない酸味も、ぬるくなってきた頃に強い酸味を感じるようになったりします。その理由の一つに人間の味覚が関係してきます。人間の味覚は、温度が高くて暑い方が苦みを感じやすく、温度が低くぬるくなっているほうが酸味を感じやすくなっているので、時間がたってぬるくなったコーヒーは酸っぱく感じるのです。

そして、熱々のコーヒーからは湯気が出ています。その湯気からはコーヒーのあの香ばしい癒しのある香りがします。しかし、良い香りだからと言ってのんきに香りに癒されていると、その湯気に乗ってコーヒーの中の旨味やコクまでもが水蒸気になって飛んでしまいます。ぬるくなったコーヒーが酸っぱく感じるのはこの理由もあります。

アイスコーヒーはなぜ美味しいのか?

温度の低いコーヒーと言えば、夏の暑い日やさっぱりしたい気分の時によく飲む、氷をタップリ浮かべたアイスコーヒーはどうなのでしょうか?そんなに強い酸味を感じますか?実は、アイスコーヒーとホットコーヒーは同じコーヒーでも違う点がいくつかあり、そこにアイスコーヒーの美味しさの秘密が隠されています。

実はアイスコーヒーに使われるコーヒー豆は酸味の少ない深煎りの豆を使っています。アイスコーヒーブレンドというのも販売されているので、それを買えば確実に美味しくて酸味の少ないアイスコーヒーを飲むことができます。そして、お店のアイスコーヒーは急速に冷やしているので、湯気に乗ってコーヒーの旨味や香りがとんでしまうことを防いでいます。

また、お店によっては水出しのアイスコーヒーを出しているところもあります。水出しの場合、低温でじっくり抽出するので酸味が少なく優しい味わいのコーヒーになります。水出しコーヒー専用ポットや、ブレンドパックなども販売されているので、お手軽な水出しコーヒーに挑戦してみてはどうでしょうか?

コーヒーの酸味には好みもある

保存状況が良く、深煎りで酸味の少ないコーヒー豆を使っていて高品質なものを選んでいるはずなのに、コーヒーの酸味が強くてだめだという人は、もしかするとそもそもの酸味全般が苦手という可能性があります。辛いものが苦手、甘いものが苦手、という方がいるのと同じで酸っぱいものが苦手な人もいます。

もともと、人間は酸味のあるものが苦手とされているので当然のことかもしれません。ですが、コーヒー独特の爽やかな酸味は、飲み続けていると慣れてきて美味しく感じることも多いので、酸味の少ない種類のコーヒー豆を使いながら慣れていくのも一つの手です。

酸味もコーヒーの味わい

コーヒーの酸味の原因として、コーヒー豆の劣化による酸味、コーヒー豆の熟れ具合による酸味、コーヒー豆の焙煎過程で発生する酸味、コーヒー豆の種類による酸味、そしてコーヒーはもともと酸味がある飲み物であることを解説しましたがいかがでしたか?家でコーヒーを淹れるときに自分で簡単に対策ができそうなくらい簡単なことなのでぜひ活用してみてください。

人によっては苦手な酸味があるかもしれませんが、酸味もコーヒーの味わいの一つです。味を評価するときに、苦みや甘味やコクや香りのほかに酸味もあるようにやはりコーヒーに酸味はなくてはならない欠かせないものです。豆の劣化や舌を刺すような酸味ではない、さわやかでフルーティーなコーヒー本来の酸味を味わえば、これまでコーヒーの酸味は苦手だと思い込んでいた方も逆に酸味が好きになるかもしれません。

コーヒー好きだと、コーヒーの香りや液体の色、味でどこの産地でどの種類のコーヒー豆を使っているかわかる人もいるそうです。知れば知るほど奥深く、どんどん好きになってしまうコーヒー。そんなコーヒーの酸味の原因や酸味の少ないコーヒー豆の種類を知って、もっともっとコーヒーのことを深く知って、さらにコーヒー通に近づいてみてください。

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