舞茸の賞味期限は一週間?白カビ・匂い・水っぽいなど見分け方を解説!

炊き込みご飯や天ぷらをはじめ、ただ焼くだけでも美味しい舞茸は冷蔵庫に1つあると便利な食材です。積極的に摂取したい栄養も豊富で、たくさん食べるためにストックしておきたい食材でもあります。しかし意外と賞味期限が短いのが舞茸で、放置してしまい賞味期限の見分け方に迷う人も多いのではないでしょうか?そこで、舞茸の賞味期限の見分け方から、舞茸を美味しいままなるべく長く保存する方法まで調査しました。

舞茸の賞味期限は一週間?白カビ・匂い・水っぽいなど見分け方を解説!のイメージ

目次

  1. 1舞茸ってどんな食材?
  2. 2舞茸の賞味期限はどのくらい?
  3. 3舞茸の賞味期限の見分け方:水っぽい
  4. 4舞茸の賞味期限の見分け方:白カビ
  5. 5舞茸の賞味期限の見分け方:匂い
  6. 6舞茸の賞味期限の見分け方:表面のヌメリ
  7. 7舞茸の賞味期限の見分け方:黒ずみ
  8. 8舞茸の賞味期限の見分け方:崩れやすい
  9. 9舞茸の賞味期限を延ばす保存方法
  10. 10舞茸は水洗いNG!
  11. 11舞茸の賞味期限を見分けよう!

舞茸ってどんな食材?

舞茸は煮物、スープ、焼き物、揚げ物、どんな料理にも使える万能な食材で、風味も豊かなことから食卓にあがりやすいきのこです。舞茸の美味しい時期は10月から11月の秋頃ですが、通年手に入りやすい食材です。価格も高くなく、スーパーでよく見かける人が多いのではないでしょうか?

きのこ類にはβグルガンという成分が含まれますが、舞茸はこのβグルガンの効力が群を抜いて強いといわれています。βグルガンとは免疫機能を回復させ、ガン細胞の増殖を抑える働きがあるとして注目されている成分です。その他にも血圧や血糖値、コレステロール値を下げる働きもあり健康のためにぜひ摂取したい栄養です。

舞茸は他にビタミンDも豊富で、カルシウムの吸収を助ける働きをします。通常よく見かける舞茸は色の濃いものが多いですが、舞茸には白まいたけという真っ白いものもあります。白まいたけは色の濃い舞茸よりも柔らかく、煮物などの煮汁が黒ずまないという特徴があります。

舞茸の賞味期限はどのくらい?

舞茸の賞味期限は一週間?

舞茸の賞味期限はだいたい一週間というのをよく耳にしますが、舞茸を一週間美味しいまま保存するには工夫が必要です。舞茸の賞味期限は購入後パックでそのまま保存すると、冷蔵でも3日から4日程度になります。長く放置しすぎて水っぽい舞茸や白カビのようなものがある舞茸を見たことがある人もいるのではないでしょうか?一週間もつと思って放置すると、食べられなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

舞茸は傷んでくると見た目でわかるようになりますが、初期の段階では判断が難しい場合もあります。保存状態によっては購入してすぐに容器に水滴がついてくる場合がありますが、この水滴は舞茸が傷んできているサインです。賞味期限一週間にとらわれず、初期のサインを見逃さずに賞味期限が切れないうちに使い切りましょう。

賞味期限の長い舞茸を選ぶには?

賞味期限の短い舞茸ですができるだけ一週間は持たせたいたいときは、購入する時点でなるべく新鮮なものを選びましょう。舞茸の選び方はまずカサがしっかりとしていて肉厚で、茶の色が濃いものを選びます。そのカサは密集しているものが良いです。軸はしっかりとしてハリがあり、断面が真っ白いものを選びましょう。

舞茸の賞味期限の見分け方:水っぽい

ここからは舞茸の賞味期限の見分け方を紹介していきます。まず初めに紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「水っぽい」です。舞茸を冷蔵庫で保存していて気付くと水っぽいという経験がある方もいるのではないでしょうか?舞茸は新鮮さを失ってくるとまずハリがなくなってきて、その後は徐々に水っぽい状態になり始めます。

水っぽいと思い始めたくらいであれば、まだ調理して食べることもできますが風味は損なわれ食感も落ちてきている状態です。更に日にちが経ち見た目でも大量の水滴がついていたり、手で触っただけでも水っぽいのが分かるようであればかなり悪くなってきていると言えるでしょう。容器のまま保存している際は、容器のラップ全体が濡れてしまっている状態になります。

通常とは思えないほど水っぽい状態や手で持ってみて湿っている場合、その舞茸は処分してしまうのが良いでしょう。冷蔵庫で保存している場合は気付くと水っぽいということがあるので、保存の際はこまめにチェックするのがおすすめです。不自然なほど水っぽい状態にしないためにも工夫して保存し、早めに使い切りましょう。

舞茸の賞味期限の見分け方:白カビ

続いて紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「白カビ」です。水っぽい状態になり悪くなってきた舞茸は、その後白カビのようなものが発生してきます。実はこの白カビのようなものは、舞茸が悪くなってきた際に危機を感じ出している菌糸というものなのです。きのこは菌を繁殖させながら育つため、白カビのような菌糸が出てきてもおかしくはありません。

この白カビのような菌糸が発生してきた段階で、舞茸はかなり悪くなっていると言えます。しかし白カビのような菌糸が一部に少しついているだけで、洗い流して落ちる程度であれば洗い流して食べることができます。更に日にちが経って、多くの白カビが出てきてしまった際は要注意です。

白カビのようなものが通常では考えられない程発生している場合は、それこそ白カビが発生してしまっている可能性があるので速やかに処分しましょう。菌糸であっても白カビのようなものが発生してしまっている段階で舞茸はかなり悪くなっています。他に気になる点がないか確認しながら判断するのが良いでしょう。

舞茸の賞味期限の見分け方:匂い

次に紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「匂い」です。舞茸が水っぽい状態になり、更に白カビのようなものが発生してくると同時に匂いが気になってくる場合があります。舞茸はもともと風味の強い食材ですが、通常の舞茸とは異なる酸っぱい匂いがしてきたら舞茸が悪くなっている状態です。

どの食材にも言えることですが、酸っぱい匂いや通常とは異なる匂いがする場合は速やかに処分しましょう。これらの匂いがしてきている舞茸を食べると体調に異常が出てしまう可能性もあります。本来であれば匂いが発生する前に気付きたいところですが、長く保存しすぎて匂いが発生してしまった場合はもったいないとは思わずに処分するのが賢明です。

舞茸の賞味期限の見分け方:表面のヌメリ

続いて紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「表面のヌメリ」です。大量の白カビであったり、匂いが発生してしまっているような舞茸は表面のヌメリを感じることもあると思います。匂いが発生し舞茸の表面にヌメリが出ている際も、舞茸はかなり悪くなってしまっているので処分したほうが良いでしょう。

新鮮な舞茸は水分やヌメリはなく表面はサラサラとしています。悪くなってしまった舞茸の表面は里芋やオクラといった粘りのある食材と同じくらいヌルヌルしてしています。長く保存した舞茸は一度感触を確かめて、表面のヌメリを感じた際は通常とは明らかに異なるので速やかに処分してください。

また舞茸の表面にヌメリを感じると同時に舞茸から通常とは異なるような水分がでてきている場合があります。そのような水分も舞茸が悪くなっているサインなので見逃さないようにしましょう。通常は水っぽい状態や匂いで舞茸の賞味期限に気付くと思いますが、ヌメリや舞茸から出る水分にも注目して見分けましょう。

舞茸の賞味期限の見分け方:黒ずみ

次に紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「黒ずみ」です。舞茸はもともと茶色ですし色が濃い部分もあるので見分け方が難しいかもしれませんが、悪くなってしまった舞茸は通常とは明らかに異なる黒ずみになってしまいます。通常とは異なる見た目で表面が黒くなってしまった際は、もう食べることはできません。

舞茸の表面が黒くなってきてしまった際は、本格的に舞茸が悪くなってしまったということなので速やかに処分しましょう。この段階であれば他の特徴も出ていると思うので、処分がもったいないとは思わずにすぐに対処するのが賢明です。表面が黒くなってしまった舞茸であればそもそも風味も食感も損なわれていますし、何より体調を崩す可能性があるので注意が必要です。

舞茸の賞味期限の見分け方:崩れやすい

続いて紹介する舞茸の賞味期限の見分け方は「崩れやすい」です。新鮮な舞茸であっても手で簡単にほぐすことができますが、悪くなっている舞茸は通常のほぐれやすさとは違います。舞茸は日にちが経ち悪くなってくると表面に変化がなくても中がスカスカになってしまうことがあります。

この中がスカスカになってしまった舞茸は、指でつまむだけで簡単につぶれてしまうのが特徴です。このような状態の舞茸は、時には中が腐っていたりするので触って簡単につぶれてしまう際は注意が必要です。中が腐っている舞茸はつぶした際に変な音や通常とは異なる感触があるので、普通ではないと感じた際はすぐに処分しましょう。

舞茸の賞味期限の見分け方はいくつかありますが、全てに共通するのは通常とは異なる状態です。舞茸は傷みやすいので、保存状態によっては自分で思っているよりも早くに悪くなってしまう場合もあるかもしれません。悪くなってしまった舞茸はもったいないですが、体調のことを考え明らかに通常とは異なる場合は速やかに処分しましょう。

舞茸の賞味期限を延ばす保存方法

紹介したように舞茸は傷みやすく、その見分け方も比較的わかりやすいです。紹介した舞茸の賞味期限の見分け方を経験したことがある人も多いのではないでしょうか?では舞茸を美味しく長持ちさせるにはどうしたら良いか、よく言われている賞味期限一週間に近づけるための舞茸の保存方法を解説したいと思います。

舞茸の賞味期限を延ばす冷蔵保存

まず紹介する舞茸の保存方法は冷蔵保存です。通常購入した舞茸はパックのまま冷蔵保存する人が多いと思いますが、そのままだと舞茸のおいしさを一週間もたせるのは難しいです。舞茸を冷蔵保存する際のコツは、楊枝やフォークなど先端の尖ったもので容器のラップに数か所穴を開ける方法です。通気性がよくなりそのまま保存するよりは長持ちします。

すぐに使わない場合や使いかけで保存したい場合は容器から出し、ペーパータオルで包んでからポリ袋に入れて保存します。舞茸は余分な水分を吸ってしまうので水に浸したりしないことはもちろん、ペーパータオルが水分を吸ってくれるので包んで保存する方法がおすすめです。保存目安は冷蔵で一週間となっています。

舞茸を調理する際ですが火を通しすぎるとせっかくの栄養が損なわれてしまう可能性もあるので、加熱調理する場合は手早く調理しましょう。他の食材を先に加熱してから、最後に舞茸を投入すれば加熱時間を短くすることができるのでおすすめです。きのこ類と油の相性はよく、栄養の吸収を高めてくれるので炒め物といった油を使う調理がおすすめです。

舞茸の賞味期限を延ばす冷凍保存

舞茸は冷凍保存にも向いている食材です。一週間以上保存したいという方は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存の際は石づきを取り除き、小分けにします。舞茸は水分に弱いので、ここで余分な水分は拭いておきましょう。あとは冷凍用保存袋に入れ、そのまま冷凍保存します。舞茸を冷凍保存した際の賞味期限は一週間よりも長く、約1ヶ月が目安です。

献立や調理方法が決まっている際は火を通してからでも冷凍保存が可能です。その際は調理に合わせて小分けにし炒めたり、ゆでたりして加熱します。保存する際はしっかり冷ましてから余分な水分があれば拭き、冷凍用保存袋に入れて保存します。冷凍保存した舞茸を使う際は、ぬるま湯に浸して自然解凍させのも良いですが凍ったままでも調理可能で時短にもなります。

舞茸の賞味期限を延ばす天日干し

舞茸は天日干しで保存もできる食材です。干すことにより賞味期限が延びるだけでなく栄養や旨味成分が凝縮して美味しくなるという嬉しい保存方法です。干し方はまず舞茸を切るか小房に分け、重ならないようにザルに並べます。約3日程干せば完成です。干している最中は何度か上下を返すときれいに出来上がります。保存期間はこちらも一週間より長くなり、約1ヶ月です。

きのこ類はもともとビタミンDが豊富ですが、干すことにより太陽の光でよりビタミンDが豊富になるといわれています。栄養も凝縮され、香りもよくなるので美味しい出汁がとれるようになりスープや煮物におすすめです。干す時間を短くすると保存期間は短くなりますが、また味の違った舞茸を楽しめるので様々な風味や食感を味わってみてはいかがでしょうか。

舞茸は水洗いNG!

舞茸の賞味期限を延ばす保存方法を紹介しましたが、舞茸をなるべく長く保存させるためには舞茸を水洗いするのは絶対にやめましょう。舞茸は水分に弱く、少しの水気すら傷みを早くする原因となってしまいます。保存する際にゴミや汚れが気になるかもしれませんが水洗いはせずに布巾などで拭き取るのがおすすめです。

ゴミや汚れを布巾などで拭き取る方法は、きのこ特有の風味も損なわないので水洗いする前に拭き取りで十分ではないか確認してみましょう。拭き取っても汚れが気になる場合は、その日に使う分だけを水洗いしてすぐに調理してしまいましょう。その際も長く洗うよりは、さっと手早く水洗いするのがなるべく風味を損なわないためにもおすすめです。

舞茸の賞味期限を見分けよう!

賞味期限が一週間といわれている舞茸も、工夫をしないとすぐに傷んでしまいます。冷蔵保存でも少し工夫をするだけで、そのまま保存するよりも長持ちするようになります。長い間保存してしまい食べられるか迷った際は、賞味期限の見分け方を参考にしてみてください。栄養が豊富で香りも豊かな舞茸は、ぜひ食事に取り入れたい食材です。できるだけ賞味期限を長くする工夫をし、美味しい舞茸を食べましょう。

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