焼肉のたれの賞味期限を未開封・開封後で紹介！適切な保存方法も

バーベキューや焼肉に欠かせない調味料といえば、焼肉のたれです。ひと瓶にたっぷり入っているので、丸ごと使い切ることができずに余らせてしまいがちです。いつ使ったのかわからないものが冷蔵庫の奥に眠っているということも多いのではないでしょうか？

本記事では焼肉のたれの賞味期限について詳しく解説します。賞味期限切れで食べられなくなった時の見分け方や消費レシピなども紹介するので、無駄にすることがないようチェックしてみてください。

焼肉のたれの賞味期限を紹介する前に、そもそも賞味期限とは何なのかについて触れておきます。賞味期限とはメーカーが指定した保存方法を守って保存していた場合、品質が変わらずに食べられる期間のことです。そのため表示されている期間が過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるというわけではありません。

ただし一度開封してしまうと、期間に関係なく早めに食べきる必要があります。賞味期限はあくまでも未開封の状態で美味しく食べられる目安の期間であるということを覚えておきましょう。

上記の表を見てわかる通り、賞味期限はメーカーによって90日～18ヶ月とばらつきがあります。商品の特性や原材料の衛生状態、容器の形態などさまざまな基準を元に、各メーカーが科学的に期限を定めているためです。

最も期限が長いのは、エバラ黄金の味と創味焼肉のたれです。購入してからしばらく使う予定がない、食品ストックとして置いておきたいという方は、少しでも期限の長いものを選んでおくと安心です。流行の生だれタイプは賞味期限が2ヶ月～3ヶ月と日持ちしないため、購入時は注意が必要です。

一度開封してしまった商品は、パッケージに記載されている通りに保存していても日持ちしません。開封した瞬間から品質が少しずつ劣化し、油の酸化が進んだり、風味が落ちていきます。そのためパッケージにも開封後はお早めにお召し上がりください、という但し書きが書かれています。

開封後しばらく保存しておきたいという場合は、蓋をしっかりと閉め、冷蔵庫で保管するようにしましょう。使い切れるか心配な方は、使い切りタイプを選んだり、小さめのパッケージのものを購入するのも手です。保存期間が過ぎてしまったものを使用する際は、見た目や風味をよくチェックするようにしましょう。

焼肉のたれは買うものと思われがちですが、実は自宅で簡単に手作りすることができます。レシピサイトを見てみても、工夫が凝らされたさまざまな手作りレシピが公開されています。自家製にすると、好みの味付けで添加物の使用を抑えることができるのも手作りの大きな魅力です。

手作りする時の原料はしょうゆやみりん、砂糖、にんにく、ごま油などが一般的です。手作りゆえに保存料などは使用しないため、保存期間は冷蔵庫で2週間が目安となっています。料理に使う時は清潔な箸やスプーンを使い、衛生面に気を付けるようにしましょう。

賞味期限が過ぎた焼肉のたれが食べられるのかどうかの見分け方を紹介します。まずたれの見た目をしっかりチェックしましょう。焼肉のたれの包装は黒っぽいものが多いので、わかりづらい場合は紙のパッケージをはがして確認すると良いでしょう。

たれにカビが生えてしまっていたら潔く処分しなくてはなりません。たれ自体の変化はもちろん、保存容器の口の部分や蓋もチェックしてください。ここにカビが生えていたら、たれ自体にもかびが混入しているため迷わず破棄した方が賢明です。

焼肉のたれを開封した時に、ポンという破裂音がしたら要注意です。保存している間に容器に腐敗ガスが溜まっていた可能性が高いため、食べるのは危険です。この腐敗ガスはもともとたれに入っている酵母が空気中の雑菌と混じり、容器中で発酵が進んでしまったものです。

一度でも腐敗ガスが出たたれは食べることはできません。保存期間を大きく過ぎると蓋を開封した時にガスが放出し、たれが飛び散ったり、蓋が飛んだりすることもあるので注意してください。

期限が過ぎてしまい食べられるかどうか迷う場合は、色と臭いをチェックしましょう。まず白い容器などにたれを移し、元の状態より黒っぽいくなっていたり、白っぽくなっていないか確認します。

次に臭ってみていつもと違う臭いがしたり、ツンとした酸っぱい匂いがしないかチェックしてください。かびが生えるなどのわかりやすい変化がなくても、色や臭いが変化している場合は腐っている可能性が高いです。少しでも変だと思ったら食べないようにしましょう。

焼肉のたれは未開封の状態に限り常温で保存することができます。常温で保存する場合は、直射日光を避け、冷暗所に置いておきましょう。湿気がこもりやすいキッチンシンクの下や、高温になりやすいガス台の近くは未開封であっても品質が変化する恐れがあるため、避けてください。

一度でも開封したたれは、必ず冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫のドアの部分は開け閉めする際に温度変化が大きいため、冷蔵庫の奥側に保管しておくと良いでしょう。開封後はすぐに品質が変化していくため、賞味期限に関わらずできるだけ早めに食べきるようにしてください。

焼肉のたれが大量に余った場合、下味冷凍で保存する方法があります。下味冷凍とは生の肉や魚などに調味料で下味をつけ、保存袋などに入れて冷凍する保存テクニックのひとつです。解凍後すぐに調理できて時短になる上、味か染み込んで美味しく仕上がるというメリットがあります。

下味冷凍のやり方は、保存袋に肉と焼肉のたれを入れてよく揉みこみます。空気を追い出すようにしてしっかりとチャックを閉め、なるべく袋を平らにして保存するだけでOKです。たれで素材がコーティングされることで劣化が防げ、長持ちします。冷蔵庫で2～3週間保存できるので、ぜひ試してみてください。

【材料】

• 鶏胸肉 1枚
• 焼肉のたれ 大さじ4

1. 鶏胸肉は裏表にフォークで数カ所刺します。
2. たれを①に加え、全体によく絡めます。
3. ラップをして600wのレンジで3分、ひっくり返してさらに3分加熱します。
4. そのまま粗熱が取れるまでおいたら完成です。

たった2つの材料で作れる簡単レシピです。鶏肉にフォークで穴をあけることで味しみがよくなり、やわらかく仕上がる効果があります。冷蔵庫で4日程保存できるので、ぜひ試してみてください。

【材料】

• お米 ２合
• 水 ２合の目印まで
• ゴボウ 100g
• 牛こま切れ肉 100g
• 油揚げ 1枚
• 焼肉のたれ 大さじ4

1. 炊飯器に全ての材料を入れます。
2. 炊飯ボタンを押し、炊き上がったら完成です。

炊飯器に材料を入れ、スイッチを押すだけで完成する簡単炊き込みご飯のレシピです。しっかりとした味付けで食べごたえもあり、おかずがなくても満足感があります。手作りのたれでも美味しく仕上がるので、手作りしたたれが余った時の活用にもおすすめです。

簡単に作れて豪華に見える即席ビビンバはいかがでしょうか？味付けは焼肉のたれにおまかせできるので、失敗する心配もありません。あらかじめ牛肉にたれを揉みこんでおくと、しっかりと味がしみ込みます。野菜は人参やもやし、にらなどお好みで用意してください。

焼肉のたれの賞味期限は未開封か、開封後なのかで大きな違いがあります。未開封の状態だと長く日持ちしますが、開封後のものは早めに食べ切らなくてはなりません。開封後賞味期限が過ぎてしまった時に、食べられるかどうかの目安も紹介したので、迷ったら参考にして判断してください。

もし使い切れない場合は大量消費できるレシピも取り上げています。上手に使い切って無駄に処分することがないようにしましょう。