ヤマメの塩焼きレシピ！下処理の仕方は？フライパンやグリルで簡単調理

ヤマメは低カロリーでありながら、栄養が豊富な川魚です。また、成人女性の一日に必要なビタミンをほぼ摂取でき、スーパーリバーフードとも言われています。

本記事では、グリルやフライパンを使用して、自宅で簡単にヤマメの塩焼きができるレシピをまとめました。ヤマメの下処理方法から串打ちのやり方までを、初めての方でも簡単にできるように解説しています。また、キャンプでのおすすめの食べ方も紹介しているので、参考にして下さい。

【下処理の仕方】

1. ヤマメを水で洗い、ぬめりを取ります。
2. 尻から腹まで包丁を入れ、エラの手前までナイフで裂きます。
3. 両エラに親指と人差し指を入れて、左右のエラの付け根部分をちぎります。
4. エラの付け根をちぎりエラを出したら指を掛け、尻まで一気に引き、エラとハラワタをとります。
5. 親指で背骨をなぞるようにして血合いを削ぎ取ります。
6. 最後に塩を振って完成です。

ヤマメは、ハラワタなどの内臓を取り除かないと腐敗が進行して臭いがでてくるので、必ず取り除きましょう。ヤマメのうろこは柔らかく細かいので、取らなくてもそのまま食べることができます。また、臭みを取るためヤマメを水洗いしたあとは、キッチンペーパーでしっかりと水気を取り除きましょう。

【串打ちの仕方】

1. 腹の血合いをよく洗い、よく水気をとります。
2. 口から串を刺して胸びれの手前に出し、2cm程串を進めます。
3. 中骨に絡ませるように串を刺して、尾の手前に出します。
4. 胸びれ、腹びれ、背びれ、尾びれに化粧塩をします。

断面が丸く細い串は、調理中にヤマメが滑って降りてきてしまいます。40cm程の竹串やバーベキュー用の太い串を使用しましょう。背びれや尾びれに多めに塩を振っておくと、焼き焦げを防ぐこともでき、見た目もきれいに仕上がります。

自宅のグリルでも簡単にヤマメの塩焼きができる作り方です。焼く前に、両面に塩を軽く振って20分～1時間ほど置くとよいでしょう。生臭さを抑えることができ、焼き崩れしにくくなります。また、たんぱく質分解酵素が働き、うまみも増します。

ヤマメの塩焼きをグリル調理する上で抑えておきたいポイントは、焼く前にグリル庫内をじっくりと強火で熱しておくことです。網に油、もしくは酢を薄く塗っておくと、焼いた魚の皮が網にくっつきにくくなります。後片付けが面倒でグリル調理が嫌だという方は、このひと手間で楽になるのでおすすめです。

1. 流水でヤマメのぬめりを取り、塩を振りかけます。
2. 二重にしたアルミホイルでヤマメを包みます。
3. 水を1cm程はったフライパンで蓋をして、20分蒸し焼きにします。
4. 蓋とアルミホイルを開けて、水分を飛ばしてカリッと焼きあげます。

グリル庫内を汚すのが嫌だという方には、フライパン調理がおすすめです。フライパンで焼いたヤマメの塩焼きは、身がしっとりと仕上がります。身を蒸し焼きにしてフワフワに仕上げるため、アルミホイルと蓋を使用することがポイントです。

焚火でヤマメの塩焼きを作る場合は、皮面についた臭みを飛ばすため、背中側から焼いていきましょう。ヤマメは骨と頭まで食べられる魚です。身を食べたあとに網で残った部分をあぶると、最後まで食べやすいでしょう。

ヤマメ料理の中でも、人気の食べ方である塩焼きのレシピを紹介しました。ビタミンやたんぱく質を豊富に含んだヤマメは、手軽に栄養を摂ることができるのも魅力です。釣り上げたばかりの新鮮なヤマメは、魚嫌いの方でも食べられるほど美味しいといわれています。キャンプに行った際は、焚火での塩焼きレシピにもチャレンジしてみましょう。