青いトマトの簡単人気レシピ！青いトマトは毒性がある？

青いトマトは、赤く熟しきる前に収穫された未成熟のトマトです。あまり有名ではないですが栄養価も高く、その食感の良さからピクルスなどの人気レシピが多数あります。

トマトは自宅栽培も簡単な野菜です。中には赤く熟れないまま茎や葉が萎れてきてしまい、大量に青いトマトが取れてしまったという人もいるでしょう。この記事では青いトマトの簡単レシピや、その特徴を紹介しています。

実は未成熟なトマトには「トマチン」という毒性成分が含まれます。ですので「青いトマトを食べないように」と教えられている人もいるかもしれません。このトマチンは、じゃがいものソラニンやチャコニンと同じ毒性を持っています。

毒があると言われると怖くなるかもしれませんが、ではトマチンの毒性の強さはどの程度なのでしょうか？

このように、一度に大量に未成熟なトマトを食べない限り、健康被害はないとのことです。この数字はマウスによる実験結果から、人間の場合の危険な摂取量を計算したものです。

トマチンは摂取後に体外へ排出されるので、身体に蓄積される心配はありません。一度に食べる量もここまで多くなることはないでしょう。そのため、青いトマトの毒性は心配するほどではないとわかります。

以上のことから、青いトマトの毒性は気にするほどではないとわかりました。実際に青いトマトはわざと未成熟な状態で収穫されたり、販売されたりしています。

青いトマトには栄養面でも魅力的な食材ですので、積極的に食べましょう。トマトの栄養物質というとリコピンが有名ですが、他の栄養も持っています。

特に青いトマトは「トマチジン」という栄養が赤いトマトよりも多く含まれています。これは動脈硬化の予防・治療、血中コレステロール低下などに有効で、マウス実験では筋肉増強の効果も認められています。

ただ、青いトマトは、食感がかたかったり酸味が強かったりして、生で食べるには向いていません。でもその食感や酸味が逆に魅力的なポイントでもあります。ピクルスや炒め物にするなど、一工夫することで青いトマトを美味しく栄養をとることができます。

【材料】
［塩漬けの材料］

• 青いトマト+たまねぎ…1kg
• 塩…15g

• 酢…2カップ
• 水…150cc
• 塩…20g
• 砂糖…100g
• 赤唐辛子…適量
• 黒胡椒…適量

1. 青いトマトとたまねぎを好みの大きさに切る。青いトマトのヘタは取る。
2. 塩15gを加えてなじませる。
3. 保存袋などに入れて3〜4時間置いておく。その際、空気を抜いて少し重石をしておく。
4. ざるに出し、青いトマトとたまねぎの水切りをする。
5. 水切りの間にピクルス液を作る。ピクルス液の材料の、酢、水、塩、砂糖、黒胡椒を鍋で煮て、沸騰する寸前で火を止め、冷ます。
6. 青いトマトとたまねぎをキッチンペーパーで押さえ、さらに水気をとる。
7. 赤唐辛子を手でちぎって、青いトマトとたまねぎに入れる。
8. 保存用のケースへ詰め、ピクルス液を入れる。
9. 冷蔵庫で2日間寝かせたら完成。

青いトマトのピクルスのレシピです。青いトマトは赤いトマトよりも歯ごたえがあり、身がしっかりしているので、漬物にしても水っぽくなりすぎません。ピクルスにしたい場合は青いトマトの方が適しています。

青いトマトとたまねぎは、漬ける前にしっかり水分を取りましょう。こうすることで傷みにくく長持ちするようになります。出来上がり後は冷蔵庫で保管してください。保存期間目安は1週間です。

【材料】

• 青いトマト…400g
• たまねぎ…100g
• 塩…大さじ1
• ざらめ…大さじ2
• みりん…大さじ1
• カレー粉…大さじ1
• 酢…大さじ3

1. 青いトマトを半分に切る。たまねぎは2mm厚くらいに切る。
2. 塩を入れ、よくなじませる。
3. 重石をし、涼しいところで3時間寝かせる。時々かき混ぜる。
4. ざるに出し、よく水切りをする。
5. 保存袋に入れ、ざらめ、みりん、カレー粉、酢を入れる。
6. 袋を揉み、よくなじませる。
7. 空気を抜いて、封をする。具材ぎりぎりのところで袋の口をねじり、輪ゴムで留める。
8. 冷蔵庫で3日間寝かせたら完成。

カレーの風味が食欲をそそる、おすすめの一品です。カレー風味の漬物は青いトマトの中でも人気のレシピです。洋食のサイドメニューや、お弁当に使うと良いでしょう。

出来上がり後は冷蔵庫に保管してください。賞味期限は10日間が目安です。砂糖・酢などの調味料は、お好みで調節しましょう。火を使う必要のない手軽な甘酢漬けです。

青いトマトの炒め物です。こちらも青いトマトの身の固さを活かしたレシピです。青いトマトとオリーブオイルが絡んでよく合います。材料は青いトマト、オリーブオイル、塩胡椒だけのためとても簡単に作れるのも魅力です。

あまり長く炒めすぎると焦げてしまうため、ご注意ください。青いトマトは皮に火を通す程度にしましょう。お好みでにんにく、唐辛子、ハーブなどを加えると、香りも良くご飯が進むのでおすすめです。さくっと作れて他のおかずにも合う味です。お昼や夕飯の品数を増やすのに役立ててください。

大葉、塩、昆布だしで漬けた、あっさり美味しい浅漬けのレシピです。昆布だしのうまみと大葉の香りが、青いトマトの少しの甘みとよく合います。混ぜる時は力を入れて、揉み込むようにしましょう。

作ってすぐに食べられるので忙しい時にもおすすめです。青いトマトの新鮮な歯ごたえが楽しめます。時間があれば、一時間ほど置いてから食べてみてください。味がしみ渡って、より美味しく食べられます。

砂糖で甘く味付けた、青いトマトのジャムです。ざく切りにしたトマトを煮込むだけ、煮込み時間は15分程度で簡単に作れます。赤いトマトとはまた違った爽やかな風味が特徴です。青いトマトがたくさんできてしまったときなど、大量消費したいときに最適なレシピです。

食べ方は他のジャムと同じように、パンやホットケーキに添えると美味しいでしょう。出来上がったジャムを餃子の皮で包んで揚げれば、一風変わった手作りおやつにもなります。

青いトマト、バナナ、牛乳で作ったクリーミーなジュースです。材料をフードプロセッサーに入れ、30秒ミックスするだけで簡単に作ることができます。最後にお好みではちみつを加えると、よりまろやかになります。

甘み付けのために砂糖は入っていません。青いトマトは栄養価も高く、子どもが飲む用のジュースに適しています。バナナの甘みと青いトマトの酸味のバランスが良いので、トマトが苦手な子どもでも美味しく栄養をとることができるでしょう。

青いトマトのぬか漬けは、トマトの青さが鮮やかで食卓を彩ってくれます。青いトマトの歯ごたえと甘みを楽しむのに最適なレシピです。かぶや大根を一緒に漬けても良いでしょう。

ぬか床の準備は大変そうに感じますが、炒り糠、プレーンヨーグルト、塩、湯だけで作れます。ぬか床の作り方もレシピに掲載されているため確認してみてください。ぬか床はきちんと手入れすれば半永久的に使えます。青いトマト以外の野菜を漬けることもできるので、一度挑戦してみてください。

青いトマトのフライは、ハワイで人気のレシピです。ハワイにはトマトの農場がたくさんあり、そのファーマーズ・マーケットで販売されている様子がテレビで紹介されたことで、一躍有名になりました。

トマト特有の青臭さや苦みはなく、りんごのような甘酸っぱさが味わえます。パン粉がつきにくいので、衣をたっぷりつけましょう。青いトマトは完全に火は通らない程度が美味しいです。

赤いトマトにはないしっかりとした歯ごたえと、熱々の実に、衣のサクサク感がよく合い、食感を楽しみながら味わえます。揚げ物ですが、さっぱりとしているのでいくらでも食べることができるでしょう。

青いトマトの特徴と、簡単人気レシピを紹介しました。毒性があると警戒してしまいますが、過度に心配をする必要はありません。栄養があり見た目も鮮やかで、味も歯ごたえ、酸味、甘味と魅力的な食材です。

レシピの種類も、ピクルスから揚げ物まで多種多様です。食べられないと捨ててしまわず、青いトマトも美味しく食べましょう。紹介したレシピを元に、食卓の一品として有効活用してください。