しその実の塩漬けとアレンジレシピまとめ！あく抜きの方法も解説！

居酒屋などでは生で薬味として並べられることが多いしその実ですが、実は薬味以外にもさまざまなレシピに活用することが可能です。本記事では、塩漬けや味噌漬けなどの漬物、佃煮にしても美味しく食べられるしその実のアレンジレシピとあく抜き方法や栄養分について紹介していきます。

まずは、しその実のレシピの中でも基本となる塩漬けの作り方について紹介していきます。さらに、しその実を使う上で欠かせないあく抜きの方法についても解説しているので、しその実を料理に使う際の参考にしてください。

【材料】

• しその実…適量
• 水…1リットル
• 下茹で用の塩…大さじ1
• 本漬け用の塩…しその実の10%

1. 収穫した穂に付いているしその実を指でしごくようにして採ります。重さを測り、その量に対して10%の塩を用意します。
2. 沸騰したお湯に下茹で用の塩を加えて溶かします。
3. 塩が溶けたらしその実を入れて1分程度茹でます。
4. 茹で終わったらすぐに冷水に入れて30分ほど浸けてあく抜きします。
5. あく抜きが終わったらザルに空けて水気を切り、保存袋に入れます。
6. 本漬け用の塩を5に加え、振って混ぜ合わせたら空気を抜いて冷蔵庫で2～3日漬けたら完成です。

しその実を塩漬けにする際は、しその実の量に合わせて本漬けの塩の量を調整しましょう。また、2～3日間寝かせて塩漬けが完成した後、すぐに使わないようであれば、冷凍庫で保存しておくと長期間保存できるのでおすすめです。

しその実のあく抜き方法は非常に簡単で、穂から実を指でしごきながら採りだし、軽く塩をまぶして置いておきます。その後、軽くもむと水分が出てくるので水を捨ててから新しい水をひたひたになるまで入れます。そして、一晩置いてからザルに空けて水気を切ればあく抜きの出来上がりです。

あく抜き後は塩漬けや佃煮などにしてご飯のお供として食べるのもおすすめですが、他にもさまざまな食べ方があるので、あく抜きの方法をしっかりとマスターして、いろんなレシピに活用してみましょう。

そして、しその実の栄養分には血液をさらさらにして心筋梗塞や脳梗塞を予防する効能も期待できるので、健康面でも人気の高い食材となっています。

次は、しその実を使ったアレンジレシピについて紹介していきます。生の状態で食べられることもありますが、実は炒めたり、焼いたりしても美味しく食べられるのでしその実を使ったレシピを考える際に参考にしてください。

【材料】

• しその実…適量
• 醤油…適量
• 煮沸消毒させたビン…しその実を入れる分だけ

1. しその実はあく抜き作業をしてあくを抜いておきます。その後、1日ほど天日干ししておきます。
2. 煮沸消毒をした瓶などにしその実を詰めていきます。
3. 実が被るくらい醤油を加えれば完成です。

醤油漬けを作る際の工程は塩漬けとほとんど一緒です。しっかりとあく抜き作業をして、煮沸消毒させた瓶に詰めた後、浸る程度に醤油を加えたら完成です。作り方も非常に簡単で、他の料理に合わせることもできるので、しその実がある場合はぜひ醤油漬けにして保存しておきましょう。

生食として食べられることが多いしその実ですが、実はチャーハンなどの炒め物との相性もいいです。醤油漬けされているものを使うことで風味もプラスされ、しその実特有のプチプチ食感も加わるので、いつもと少し違うチャーハンを食べたい時におすすめです。

作り方も通常のチャーハンと変わらず、具材を細かく切り、フライパンに油を引いて卵、ご飯、具材を入れて全体が混ざるように炒めます。そして、最後に塩コショウで全体の味を整えるだけと、非常に簡単になるので一人暮らしや時間がない時などに作ってみてはいかがでしょうか？

しその実は生食や炒め物以外に、焼き物レシピとの相性もいいです。つくねにしその実を加えることでいつもよりも上品な味わいに仕上がります。レシピではおろし生姜も使っているため、さらに風味が高められます。

そして、口に入れた瞬間にしその豊かな香りと実のプチプチ食感もプラスされ、ご飯との相性はもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめのレシピです。

しその実の醤油漬けを使った香りが豊かなおにぎりレシピです。具材に白いりごまを使うことによってより一層香豊かなおにぎりに仕上げています。お弁当の主食にはもちろん、小腹が空いた時やお酒の締めなどにもおすすめです。

醤油漬けや塩漬けにすることが多いしその実ですが、味噌との相性も抜群です。下処理を済ませたしその実をフライパンで炒め、味噌、砂糖、酒、みりんを加えて火が通るまで炒めるだけでできる簡単レシピです。全体を混ぜた後は、味見をして足りない調味料を加えて自分好みの味に仕上げてみましょう。

また、完成した味噌炒めは冷凍保存もできるので、多めに作ってしまった場合も安心です。そして、こちらのレシピはご飯に合うのはもちろん、パスタなど他のレシピの調味料としても使えるので、多めに作って他のレシピにも活用してみましょう。

ご飯のお供にピッタリのふりかけレシピです。しその実の他に生姜（新生姜）や梅も使っており、風味豊かなふりかけに仕上がっています。作り方も非常に簡単でしその穂から実を採りだし、生姜と梅はみじん切りにして乾燥させるだけで完成です。

そして、電子レンジを使えば簡単に乾燥させることができるので、時短させたい場合は電子レンジを活用しましょう。多めにふりかけを作っておけば、忙しい朝ごはんにも使うことができます。

ミョウガとしその実の豊かな香りを楽しむことができるベーコンパスタレシピです。作り方も簡単でパスタを茹でている間に、オリーブオイルを引いたフライパンににんにくを入れて香りが立つまで炒め、すべての具材を入れて火が通るまで炒めるだけで完成です。

また、片栗粉を使うことでとろみが付き、パスタにも絡みやすくなります。家計にも優しいメニューとなっているので、一人暮らしの人にもおすすめのレシピです。

しその実を大量消費したい時にもおすすめのメニューです。餃子の皮に肉だねとしその実を混ぜ合わせたタネを包み、餃子と同じように焼くだけでできる簡単レシピです。しその香りが好きな人は量を多めにすることで、しその豊かな香りとプチプチ食感をより楽しむことができます。

また、カロリーが気になるという人は、一緒に混ぜ合わせる肉だねの肉の量を減らし、キャベツなどの野菜の量を増やして使いましょう。

生食や薬味として使われることが多いしその実ですが、炒め物や焼き物、漬物との相性もよく、さまざまなレシピに活用できます。そして、独特なプチプチ食感と豊かな香りが多くの料理をより上品に仕上げることができる万能食材です。

しその穂を収穫できた時やスーパーなどに出回る旬の季節には、いろんなレシピにしその実を加えて、その豊かな香りを楽しんでみてはいかがでしょうか？