そうめんチャンプルーの人気レシピ！ツナやスパムで本格的に！

そうめんチャンプルーは沖縄の家庭料理で、茹でたそうめんといろいろな具材を炒めて作る料理です。チャンプルーとは「混ぜこぜ」という意味で、いろいろな具材を混ぜて炒める料理は全てチャンプルーと呼ばれています。好きな具材や余った具材を混ぜて、簡単に作れるのがそうめんチャンプルーの魅力です。

そこで本記事では、そうめんチャンプルーの人気レシピを厳選して紹介していきます。併せて、そうめんチャンプルーによく合う、付け合わせ料理のレシピも紹介するので参考にしてみてください。

そうめんチャンプルーの基本的な作り方をまずはおさらいしましょう。基本の作り方を知っておけば、具材や味付けを変えてアレンジも楽しめます。

• そうめん
• 豚肉
• ツナ缶やスパムなど
• 卵
• 野菜（人参、玉ねぎ、ニラ、もやしなど）

そうめんチャンプルーには、もちろんそうめんは欠かせません。そうめんを用意すればあとは好きな具材や、冷蔵庫にある残り物でOKです。一般的にはツナ缶やスパム（ランチョンミート）、豚肉、卵などに、好みの野菜を加えるのが定番ですが、アレンジは自由自在です。

味付けは和風だし、鶏がらスープの素、醤油、塩こしょう、ナンプラー、白だし、めんつゆなどバリエーションが豊富です。沖縄そばのだしを使うと簡単で、本格的な味になるのでおすすめです。

そうめんチャンプルーは炒め合わせるとあっという間に出来上がる料理です。そのため、下準備をあらかじめしておきましょう。そうめんは少し固めに茹で、水洗いしておきます。豚肉やスパム、野菜は食べやすいよう切っておきましょう。調味料も計っておくと、もたつくことなくスムーズに作れます。

そうめんチャンプルーは加熱しすぎず、さっと炒めるのがポイントです。フライパンに油を熱したら、肉、野菜の順で炒めます。肉と野菜に火が通ったらそうめんを加え、好みの味付けをしてさっと炒め合わせて完成です。

そうめんチャンプルーを作るとき「そうめんがパサつく」「そうめんがくっつく」という声をよく耳にします。そうめんチャンプルーは誰でも作れる簡単な料理ですが、美味しく作るにはちょっとしたコツがあります。そうめんをくっつかないようにするポイントは何か？見ていきましょう。

そうめんチャンプルーに使うそうめんは、芯が少し残る固めのそうめんが向いています。パスタのアルデンテのように、適度に芯が残る状態に茹でるのが美味しさのポイントです。

そうめんは茹でたらしっかり水で洗いましょう。そうめんを洗うことでぬめりを落とし、ツルツルした喉越しになります。水で洗うことで麺もキュッとしまり、美味しいそうめんチャンプルーに仕上がります。

水洗いしたそうめんは、ざるにあげたらしっかり水切りしておきます。水分が残っているとベチャついてしまい、そうめんチャンプルーの美味しさが半減してしまいます。

そうめんをくっつかないようにする最大のポイントは、茹で上げたそうめんに油をまぶしておくということです。まぶす油はサラダ油やごま油などなんでも構いません。レシピによってはオリーブオイルをまぶしておいても良いでしょう。とにかく油を麺全体に絡ませ、30分ほどおいておくことで麺に油が馴染んでくっつきにくくなります。

そうめんチャンプルーの本場・沖縄では、油をまぶして冷蔵庫にそうめんを入れておく店もあるそうです。余ったそうめんでそうめんチャンプルーを作ろうと考えている方は、ぜひ油をなじませてから冷蔵庫に入れておきましょう。

そうめんは前もって茹でているため、さっと加熱するだけでOKです。加熱時間が長くなればなるほど、フライパンにそうめんがくっついてしまうので手早く仕上げましょう。そのために下準備は重要になってきます。そうめんを加えてからもたつかないよう、調味料は前もって準備しておくと良いでしょう。

そうめんチャンプルーの魅力は、どんな食材・味付けでも美味しく仕上がるということです。さまざまなレシピの中から、特に人気のアレンジを6選紹介します。

【材料】

• 豚肉薄切り…50g
• 卵…1個
• なす…1/2本
• ねぎ…1/2本
• ミニトマト…3個
• えのき…3/4パック
• そうめん…1束
• オリーブオイル…小さじ2
• にんにく（すりおろし）…少々
• カレー粉…小さじ1
• 醤油…小さじ1

1. 豚肉を食べやすい大きさに切り、ねぎを斜め切りにします。
2. なすは斜め切りにし水にさらします。
3. えのきは軸を切り落とし、手でほぐします。
4. ミニトマトはヘタを取って半分に切ります。
5. ボウルに卵を割り入れてほぐしておきます。
6. そうめんを茹で、豚肉も同じお湯で一緒に茹でます。
7. （6）をざるにあげます。
8. フライパンにオリーブオイルを熱し、卵を炒め取り出します。
9. オリーブオイルを追加して、にんにくを加熱します。
10. ねぎ、なすを加えて炒めます。
11. 全体に油が回ったら、えのきを加えて更に炒めます。
12. 野菜がしんなりしてきたらそうめん、豚肉、ミニトマトを加えます。
13. カレー粉、醤油を加えて味を整えます。
14. 最後に取り出した卵を戻し入れて、混ぜ合わせたら完成です。

カレーのスパイシーな香りが食欲をそそる、カレーそうめんチャンプルーのレシピです。カレー味は子供にも人気ですので、休みの日のランチにもおすすめのレシピです。仕上げにナンプラーを加えても美味しく仕上がります。

【材料】

• そうめん…2束
• ツナ缶（小）…1缶（85g）
• 玉ねぎ…1/2個
• 人参…1/2本
• もやし…1/2袋
• ゴーヤ…1/2個
• ごま油…大さじ1
• 鰹節…適量
• 白だし…大さじ1
• 塩こしょう…適量
• ごま…適量

1. フライパンを熱したらごま油を少量なじませます。
2. スライスした玉ねぎ、細切りにした人参、ゴーヤを加えます。
3. 全体がしんなりするまで炒めたら、もやしを加え更に炒めます。
4. ツナを油ごと加え、炒めます。
5. 茹でたそうめんを加え、ほぐしながら炒めます。
6. 白だしを加えたら更にほぐして炒めます。
7. 塩こしょうで味を整え、全体を混ぜ合わせたら器に盛りつけます。
8. 鰹節を乗せて完成です。

ツナのコクが旨味をアップしてくれる、シンプルで美味しいそうめんチャンプルーの人気レシピです。ツナは油ごと炒めるのがこのレシピのポイントです。野菜を炒める際は油を少なめにし、ツナ缶の油を利用しましょう。

【材料】

• そうめん…120g
• ごま油…小さじ1と1/2
• 溶き卵…1個分
• ツナ缶…70g
• 梅干し（みじん切り）…15g
• めんつゆ（3倍濃縮）…小さじ2
• 黒こしょう…少々
• 削り節…適量
• 青じそ（せん切り）…4枚

1. そうめんは茹でてざるにあげておきます。
2. フライパンにごま油を熱し、卵を炒めます。
3. 卵を取り出したら油を追加し、そうめん、ツナ、梅干しを加えます。
4. さっと炒めたらめんつゆ、黒こしょうを加えて炒めます。
5. 卵を戻し入れてさっと炒めたら、削り節、青じそを乗せて完成です。

梅干しと青じその爽やかな風味で、さっぱり食べられるそうめんチャンプルーのレシピです。食欲のない日や暑い日でも食べやすく、夏バテ防止にもぴったりです。酸味が爽やかなそうめんチャンプルーで、暑い夏を乗り切りましょう。

【材料】

• そうめん…2束
• ガーリックマーガリン…大さじ1と1/2
• だし醤油…大さじ1
• 卵…1個
• 塩こしょう…少々
• ランチョンミート…1/4缶
• ピーマン…2個

1. そうめんは表示通り茹でておきます。
2. ランチョンミートは拍子切り、ピーマンは細切りにします。
3. フライパンにガーリックマーガリン大さじ1を溶かし、（2）を炒めます。
4. そうめんを加え、更にガーリックマーガリンを1/2追加します。
5. さっと炒めたら塩こしょうして溶いた卵を加え、かき混ぜます。
6. だし醤油をまわしかけ、全体を混ぜ合わせて完成です。

ガーリックマーガリンのパンチを効かせた、風味豊かで食が進むそうめんチャンプルーのレシピです。ガーリックマーガリンは2回に分けて加えることがポイントです。優しい味わいのそうめんチャンプルーも美味しいですが、ガツンとパンチの効いたレシピも試してみてください。

少ない材料でさっと作れる、トマトと卵のそうめんチャンプルーのレシピです。「冷蔵庫に肉が無い」「トマトを使い切りたい」という時にぴったりなレシピで、簡単で美味しいさっぱりしたそうめんチャンプルーです。

湯むきしたトマトの食感を失わないよう、強火でさっと加熱するのがポイントです。夏らしい爽やかなレシピですので、ぜひ作ってみてください。

柚子胡椒のピリッとした辛さが刺激的な、大人味のそうめんチャンプルーのレシピです。柚子胡椒を少量加えるだけで、いつものそうめんチャンプルーが劇的に変わるので試してみてください。大人向けの味付けで、お酒のつまみにも人気の一品です。

そうめんチャンプルーに良く合う料理を「汁物」「副菜」「ご飯」に分けて紹介します。そうめんチャンプルーだけでは物足りない、でも手間のかかる料理は作りたく無い、という時におすすめのレシピばかりです。これら料理を一品プラスするだけで、栄養バランスもぐっと良くなります。

【材料】

• 乾燥ひじき…8g
• エリンギ…100g
• マイタケ…100g
• 白菜…100g 
• ミニトマト…10個
• バター…10g
• 水…600g
• ツナ缶…1缶
• 固形コンソメ…2個
• 塩…適量

1. ひじきは水で戻しておきます。
2. きのこ、野菜は食べやすい大きさに切ります。
3. 鍋にバターを溶かし、きのこ類を炒めます。
4. きのこがしんなりしてきたら水を加えます。
5. 水切りしたひじき、白菜、ツナ、コンソメを加え煮込みます。
6. 蓋をして5分煮たら、ミニトマト、塩を加え味を整えて完成です。

そうめんチャンプルーに不足しがちな、食物繊維をたっぷり補えるスープのレシピです。きのこだけでなくひじきの栄養も摂れる、体に優しいスープです。そうめんチャンプルーは喉越しがあまり良く無いため、汁物が一品あると喜ばれるでしょう。

【材料】

• 焼鮭…適量
• A枝豆…適量
• A白ごま…適量
• Aバター…適量
• A醤油…適量
• A塩こしょう…適量
• ご飯…好きなだけ

1. 焼いた鮭は手でほぐし、骨を取り除きます（皮もちぎって入れます）
2. ご飯をボウルに入れ、鮭を加えます。
3. (2）にAの材料を加えよく混ぜます。
4. バターが溶けるまで混ぜたら完成です。

ご飯を好きなだけ用意して、材料適量であっという間に作れる人気レシピです。そうめんチャンプルーだけでは物足りないという時に便利なレシピで、混ぜるだけであっという間に出来上がります。

レシピのポイントと言えば、バターが溶けるよう良くかき混ぜるくらいで難しいことは何もありません。鮭の皮が気にならない方は、手でちぎって一緒に混ぜこんでください。

【材料】

• ちくわ…3本
• サラダ油…大さじ2
• A薄力粉…大さじ1
• A片栗粉…大さじ1
• A水…大さじ1
• A青のり…小さじ1
• A塩…少々

1. ちくわは斜め半分に切ります。
2. Aの材料を混ぜ合わせ、衣を作ります。
3. フライパンにサラダ油を熱したら、衣を絡めたちくわを揚げ焼きします。
4. 上下返しながらこんがり揚げ焼きにしたら完成です

少量の油であっという間に作れる、ちくわの磯辺揚げのレシピです。揚げ物と言えば油の処理が面倒ですが、このレシピなら少量の油で済みます。こんがり仕上がるよう、上下まんべん無く転がしながら揚げ焼きにしましょう。

【材料】

• 絹ごし豆腐…半丁
• カニカマ…4本
• かつお節…小分け袋1袋
• 青ネギ…お好みの量
• しょうがチューブ…小さじ1
• めんつゆ…お好みの量

1. 豆腐は水を切って器に乗せます。
2. カニカマを手で裂いて豆腐に乗せます。
3. 青ネギ、しょうが、かつお節を乗せてめんつゆをかけたら完成です。

いつもの冷奴にひと手間かけた、簡単なのに美味しいレシピです。このレシピは「そうめんチャンプルーを作るだけで手一杯で、あとはなるべく楽したい」という時に重宝します。暑い夏に、火を使いたくない時にも便利なレシピです。

そうめんチャンプルーは沖縄の家庭料理ですが、最近は全国的によく知られ、食べられるようになってきました。簡単で美味しく、どんな食材とも相性が良いのが人気の理由です。冷蔵庫の余り物でさっと作れるので、レシピを覚えておくと重宝するでしょう。

そうめんチャンプルーを作る場合は、麺を固めに茹で、しっかり水切りし、油をなじませておくことがポイントです。そうめんチャンプルーをうまく作れないという方は、ぜひ試してみてください。ちょっとしたコツで、いつものそうめんチャンプルーが劇的に美味しくなること間違いなしです。