シャワーヘッドの掃除はクエン酸に浸けるだけ!汚れ防止の簡単な方法

シャワーヘッドの掃除方法について解説します。クエン酸や酢、重曹など家にあるものを使って簡単に掃除する方法を詳しく説明!シャワーヘッドの汚れを防止する方法や他のパーツを含めたお風呂全体の掃除のコツまで紹介します。

シャワーヘッドの掃除はクエン酸に浸けるだけ!汚れ防止の簡単な方法のイメージ

目次

  1. 1シャワーヘッドの掃除方法を解説!
  2. 2シャワーヘッドの汚れの原因
  3. 3シャワーヘッドの掃除方法
  4. 4シャワーヘッドの汚れを防止する方法
  5. 5シャワーヘッドの掃除のついでに他のパーツも綺麗にしよう
  6. 6奥が深いお風呂掃除
  7. 7シャワーヘッドの掃除は簡単にできる!

シャワーヘッドの掃除方法を解説!

掃除するために取り外されたシャワーヘッド

シャワーヘッドの掃除をどれくらいの割合でしているでしょうか?お風呂の掃除は普段しているものの、シャワーヘッドの汚れには気づかないという方も多いかもしれません。

シャワーの水が変な方向に飛んだり、水が出にくくなったりしたら、シャワーヘッドの汚れを確認してみましょう。シャワーヘッドの穴が汚れていたり目詰まりしている可能性があります。

一見なかなか掃除がしにくそうなシャワーヘッドですが、どんな掃除方法なら綺麗になるのでしょうか?シャワーヘッドの汚れの原因をきちんと知っていれば、重曹や酢、クエン酸など家にあるもので簡単に綺麗にすることができます。それでは、簡単で手軽な掃除方法から汚れがひどい時に活躍するクエン酸パックまで詳しく見ていきましょう。

シャワーヘッドの汚れの原因

水道水は水垢や石灰化の原因に

シャワーヘッドの汚れの原因は、主に水垢と石鹸カスと皮脂。毎回水を流すシャワーは水垢が溜まりますし、体を洗ったときや流したときに皮脂や石鹸カスが飛び散るからです。定期的に掃除をしていれば大丈夫ですが、汚れたままにしておくと、水垢や石鹸カス・皮脂をエサとしてカビが生えてしまうでしょう。

シャワーヘッドの汚れは大半が水道水による水垢です。水垢はカルキとも呼ばれ、毎回水を流すことで水道水に含まれるマグネシウムやカリウムなどのミネラルが水垢となって残ります。カルキは風呂場だけでなくキッチンや洗面台など水を使う場所なら発生します。

水垢はそのままにしておくと次第に石のように固くなって石灰化してしまいます。水垢が石灰化すると白くこびりついてしまうので、簡単に落ちない頑固な汚れになります。また一度水垢がたまるとそこにさらに水滴がたまるので、水垢を大きくしてしまう原因にもなるようです。
 

体や頭の皮脂汚れ

また体を洗った時に跳ね返ったシャワーのお湯がシャワーヘッドにかかって、皮脂や石鹸カスが飛び散ります。この汚れはシャワーヘッドにたまり、穴の詰まりの原因ともなります。穴の詰まりが起きると、シャワーが変な方向に出たり水圧が弱くなったりする原因にもなります。

湿度や温度によるカビ

水垢や石鹸カス、皮脂はカビのエサでもあります。風呂場は暖かくて湿気があるので、カビが生える環境には最適です。水垢や石鹸カスなどがシャワーヘッドに付いた状態で放置しておくと、石灰化した水垢や皮脂汚れの周りに黒カビが発生する可能性が高くなります

カビだらけの穴から水を出すことを考えれば、シャワーヘッドには定期的な掃除が必要になりそうです。できるだけこまめに掃除することで、より簡単に汚れを落とすことができるようになるでしょう。

シャワーヘッドの掃除方法

シャワーヘッドにこびりついた汚れは普通にこすってもなかなか落ちません。シャワーヘッドの掃除のポイントは酸性のアイテムです。それでは具体的にどんなものを使ってどのように掃除をするのか見ていきましょう。

用意するもの

カルキはこすり洗いだけでは落ちないので、普通の中性洗剤やクエン酸など酸性のアイテムを用意したほうが良いです。まず、クエン酸と溶かす水、シャワーヘッドが入る大きさの洗面器などが必要です。クエン酸以外にも酢や重曹など家にある洗剤でも大丈夫です。こすり洗い用に歯ブラシやお風呂用スポンジなどを用意しましょう。

洗剤は手を痛めやすいのでゴム手袋をして掃除するのをおすすめします。シャワーヘッドの細かい穴を掃除するために爪楊枝があると便利です。浸け置きする場合にはキッチンペーパーやラップ、止めておく巻きゴムなどを用意するとよいでしょう。

シャワーヘッドの分解方法

シャワーヘッドをそのまま掃除することもできますが、外した方がより綺麗に掃除できます。シャワーヘッドの分解方法は簡単です。まずシャワーヘッドとホースを外します。外し方はメーカーに寄って異なりますが、一般的に接続部分を反時計回りに回すとシャワーヘッドが外れます。

シャワーが出る面の真ん中にあるネジをドライバーで外せば分解できます。この方法で分解できない場合は、シャワーヘッドの説明書で確認するか、メーカーのホームページなどで検索してみましょう。

掃除方法①:中性洗剤を使う

中性洗剤は普段のお風呂掃除にも使用しているという方も多いでしょう。まずゴム手袋を付けて、スポンジに中性洗剤をつけて泡立てます。泡立てたらスポンジでシャワーヘッドを磨いていきましょう。穴の詰まりがある場合には歯ブラシでこすったり、爪楊枝で穴をつついて汚れを取ります。流す際には洗面器などにお湯をためてすすぎます。

とても簡単なので、毎日のお風呂掃除についでにできる掃除方法です。しかし、普段の汚れを落とすことはできてもこびりついたカルキを落とすことは難しいかもしれません。

掃除方法②:クエン酸を使う

水垢やカルキはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤が効果的です。一般的に掃除にもよく使用されるクエン酸がお手軽に使えて便利でしょう。

まずバケツや洗面器などに40度くらいのぬるま湯をたっぷり入れて、クエン酸を山盛り大さじ2入れます。クエン酸を溶かしたら分解したシャワーヘッドを1時間ほど浸け置きします。汚れがひどい場合は2~3時間浸け置きしてもよいです。

スポンジや歯ブラシなどでシャワーヘッドをこすり洗いします。水ですすぎ洗いして乾いた布で乾拭きして終了です。

掃除方法③:クエン酸パックのやり方

シャワーヘッドにクエン酸だけでは取れない頑固な汚れが付いている場合は、クエン酸パックがおすすめです。クエン酸大さじ1を少量の水で溶いておきます。シャワーヘッドにキッチンペーパーを巻き付けて、その上から水で溶いたクエン酸を塗り付けます。さらにラップをして輪ゴムで止めたら1時間以上放置します。

汚れがひどい場合は数時間から一晩放置しておいても良いです。ラップとキッチンペーパーを取ったらブラシで汚れをこすり落としましょう。シャワーヘッドに穴の詰まりがある場合は、爪楊枝なのでかきだします。水ですすぎ洗いをしたら、乾いた布で乾拭きします。パックして放置するだけでひどい汚れが取れる簡単な掃除方法です。

掃除方法④:酢を使う

クエン酸が手元にないときは、お酢を使ってシャワーヘッドの掃除ができます。お酢はクエン酸と同じく酸性の性質をもっているので、水垢を中和してくれるからなんです。

クエン酸が家にない時には酢を使っても同様の掃除効果を得られます。バケツに大さじ山盛り2杯の酢を入れて、2リットルのぬるま湯(40度弱くらい)を注いでかき混ぜます。

酢が入ったバケツに分解したシャワーヘッドを浸して1時間ほど放置します。汚れがひどい場合はさらに2時間浸け置きしても良いです。ブラシなどで汚れをこすり洗いしたら、水ですすいで乾拭きをします。

掃除方法⑤:セスキ炭酸を使う

クエン酸水で漬けおきした後は、アルカリ性の洗剤「セスキ炭酸ソーダ」を使用します。アルカリ性の洗剤は皮脂汚れなど、酸性の汚れを落とすのに効果的。風呂の湯アカ落としにも活躍するナチュラル洗剤です。

シャワーヘッドをクエン酸や酢で掃除しても汚れが落ちない時にはセスキ炭酸を使うと良いでしょう。シャワーヘッドに付いた水垢や石鹸カスはアルカリ性なので、酸性のクエン酸で落とすことができます。しかし、酸性の皮脂汚れは落とすことができないようです。そこでアルカリ性の性質を持ったセスキ炭酸を使った掃除方法がおすすめです。

バケツにセスキ炭酸小さじ山盛り1杯を入れ、水を500ミリリットル入れて溶かします。分解したシャワーヘッドを3時間ほど浸けて放置します。ブラシでよくこすり洗いをしたら、水でそそいで乾拭きをします。

掃除方法⑥:重曹を使う

クエン酸に重曹を加えることでさらに掃除効果がアップします。重曹は弱アルカリ性の性質があるので、酸性の皮脂汚れを落とす効果があります。さらに臭いを吸着する働きや研磨効果があります。かといってクレンザーのように強力過ぎて素材を傷つけてしまうこともなく、傷を付けずに汚れを落とすことができる優れものです。

バケツに重曹大さじ山盛り2杯とクエン酸小さじ山盛り1杯を入れます。2リットルのぬるま湯を注いでかき混ぜます。バケツにシャワーヘッドを浸けて2時間ほど放置します。スポンジやブラシなどでこすり洗いをし、穴の詰まりは爪楊枝などでかき出します。最後に水ですすいで乾拭きをします。

掃除方法⑦:レモン汁を使う

家にクエン酸がなかったり酢の臭いがきついという場合には、レモンを使ってもシャワーヘッドを掃除することができます。レモン汁や料理で余ったレモンの皮などを使えば、洗剤には効果が劣るかもしれませんが爽やかな香りを楽しめるでしょう。

バケツにレモン汁と皮を入れて、2リットルのぬるま湯を注いでかき混ぜます。バケツに分解したシャワーヘッドを浸けて1時間ほど放置します。スポンジやブラシなどでこすり洗いをし、穴は爪楊枝などでかき出します。それでも汚れがひどい場合はさらに2時間ほど浸けましょう。仕上げに水でそそいで乾拭きをします。

シャワーヘッドの汚れを防止する方法

シャワーヘッドのこびりついた汚れは以上の掃除方法で落とすことができますが、できることなら頑固な汚れを付けないように使いたいものです。ではどのようにシャワーヘッドを使えば掃除の手間が省けるでしょうか?

シャワー後に軽く掃除する

シャワーは使ってそのまま、の人も多いと思います。しかし、そのままはNGです。シャワーヘッドに残った水滴が、汚れの原因になってしまうのです!使い終わったら、上下に振るようにして水を切ります。

シャワーを使ったらそのままシャワーヘッドをかけっぱなしという方がほとんどかと思います。シャワーヘッドにたまる水垢の原因は、シャワーを使った後に残った水分です。シャワーヘッドの吹き出し口にたまった水滴が蒸発した後、残ったミネラルが固まってカルキとなります。

そのためシャワーを使い終わったら上下にしっかりと振って水気を切ることがポイントです。また風呂場の湿気が少ないほどカビも発生が抑えられます。お風呂を上がったらタオルやスクイージーなので水気をさっと落とすと良いでしょう。

シャワーは上の方にかける

シャワーを使い終わったら、シャワーヘッドをできるだけ上の方にかけるようにしましょう。高いところにあった方が空気の流れがあるため、湿気がこもりにくくなります。さらに入浴後は2時間くらい換気扇をかけておくようにするのが良いです。これだけでもこびりつきやカビの発生をある程度防ぐことができ、掃除も簡単になります。

週一度の掃除で汚れ防止

汚れが軽いうちであれば、浴室用の中性洗剤で落とすことができます。スポンジに中性洗剤を含ませてシャワーヘッドを洗い、水でしっかりと洗い流してからぶきします。

シャワーヘッドに汚れがついたら、固くなってこびりつくまえに掃除をして取ります。汚れが軽いうちなら中性洗剤でも落とすことができるので、掃除も簡単です。

スポンジなどに中性洗剤を含ませて泡を作り、シャワーヘッドを洗います。水ですすぎ洗いをしたら乾拭きをします。週に1回このように軽く掃除するだけでこびりつくのを防ぐことができるでしょう。

シャワーヘッドの掃除のついでに他のパーツも綺麗にしよう

風呂場や洗面台、台所はシャワーヘッドだけでなく他にも汚れている場所があることが多いです。できればシャワーヘッドの掃除のついでに他の部分も綺麗にしたいものです。他のパーツを綺麗に掃除する方法を紹介します。

シャワーホースは重曹で掃除

シャワーヘッドを洗う際にシャワーホースも一緒に洗ってしまえば掃除の手間が省けます。シャワーホースは床についていることが多いので汚れやすいです。シャワーヘッドを常に上の方にかけることを心掛けることで、シャワーホースが床につかず掃除も簡単になります。

お風呂の中性洗剤とスポンジでも掃除ができます。もっとしっかり洗いたい場合は重曹を使う掃除方法がおすすめです。スポンジに重曹をつけてシャワーホースをつかみ、掴むようにこすり洗いをします。この時ゴム手袋をしておくとやりやすいでしょう。水ですすぎ洗いをすれば完了です。

蛇口部分はクエン酸水でパック

蛇口やカウンターの部分は水垢やカルキ汚れなどアルカリ性の汚れが溜まっています。ここではアルカリ性の汚れを落とす酸性のクエン酸が活躍するでしょう。

取り外して浸け置きすることはできないので、クエン酸水をキッチンペーパーに染み込ませて蛇口やカウンターを覆うようにパックします。水で薄めた酢を代用しても可能です。キッチンペーパーをパックしてからさらにクエン酸水をスプレーしても良いです。

30分ほどパックしたらキッチンペーパーを外し、水でしっかりと流しましょう。水気が残っていると水が蒸発するときに汚れが付くので、しっかりと乾拭きして掃除完了です。蛇口をピカピカにするにはマイクロファイバーのタオルがおすすめです。

奥が深いお風呂掃除

お風呂掃除のコツ

毎日入るお風呂は常に綺麗にしておきたいものです。しかし毎日すみずみまで綺麗に掃除をするのは難しいでしょう。そこで、お風呂を綺麗に保つコツとして、お風呂を曜日ごとにパーツを決めて掃除するという方法があります。

例えば毎日洗う場所は一番汚れる床や浴槽、排水溝などと決めておきます。壁は火・木・土曜日、洗面器や椅子は月・水・金曜日、蛇口やシャワーヘッドは毎週土曜日などと曜日を決めます。こうすることで一回の掃除時間は短くなるので、お風呂掃除をめんどくさがらずにスムーズにこなせそうです。

徹底的に風呂掃除をする方法

シャワーヘッドや浴槽、排水溝以外にもお風呂には汚れている場所がたくさんあります。エプロンと呼ばれるパネルや洗い場も常に湿気や石鹸カスで汚れている場所です。これらもシャワーヘッドと同じくなるべく常に綺麗にしておくことで、カビの発生を抑えて気持ち良く風呂場を使いたいものです。

エプロン

エプロンは浴槽の外側についているパネル部分です。浴槽と洗い場に挟まれている場所なのでもっともカビが繁殖しやすいといえるでしょう。自力でエプロンを外すことは難しいかもしれませんが、何年も経っていると真っ黒になるほどカビが生えてる場合もあります。

洗い場

洗い場は水垢や石鹸カスで最も汚れている場所です。水を大量に流すので水垢が溜まりやすく、特に腰から下の壁や床にこびりついています。また蛇口や鏡も水垢がたまって白くなりやすいでしょう。

しつこい汚れはプロにお任せするのもおすすめ

すべての場所を完璧に掃除するには時間がかかります。またクエン酸や酢、重曹などでも落ちないひどい汚れがあることもあります。忙しくて時間がなかったり、掃除が面倒だという方や徹底的に掃除したい方はプロの掃除屋にお任せするのもおすすめです。

プロのクリーニングは専用の洗剤で徹底的に掃除をしてくれます。普段手が届かないパネルの裏などカビで真っ黒だった、という声も聞かれるようです。お金はかかりますが、毎日体を綺麗にする風呂場はいつも綺麗で気持ちよくしておきたいものです。

シャワーヘッドの掃除は簡単にできる!

掃除されてピカピカのお風呂場とシャワーヘッド

シャワーヘッドは水垢や石鹸カス、カビなどで汚れやすい場所です。こびりついて取れない汚れは、中性洗剤やクエン酸、酢、重曹などをそれぞれ上手に使い分けることで綺麗に掃除できます。普段から週に1度掃除を心がけることで、汚れがこびりつくのを防ぐことができるでしょう。

シャワーヘッドのついでに他の部分も掃除をすると効率が良くなります。場所によって洗う曜日を決めたりなど負担にならないよう工夫をしながら、シャワーヘッドや風呂場をいつも綺麗にしておくことで毎日気持ちよく体を洗うことができるでしょう。

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