なぜラムネにビー玉が入っている?その理由や仕組みをリサーチ

なぜラムネにビー玉が入っているのか、その理由について解説します。ラムネに入っているビー玉の役割や仕組み、入れ方などを詳しく説明します。ビー玉の取り方も同時に紹介しているので、うまく取り出せない時の参考にしてください。

なぜラムネにビー玉が入っている?その理由や仕組みをリサーチのイメージ

目次

  1. 1ラムネにビー玉が入っている理由が気になる!
  2. 2ラムネにビー玉が入っているのはなぜ?
  3. 3ラムネにビー玉で栓をする仕組み
  4. 4ラムネの瓶にビー玉は必要不可欠!

ラムネにビー玉が入っている理由が気になる!

夏の風物詩ともいえるラムネは、中に入っているビー玉が最大の特徴です。ラムネにはなぜビー玉が入っているのか、疑問に思う人も少なくないでしょう。本記事では、ラムネにビー玉が入っている理由や仕組みについて解説します。ビー玉の入れ方や取り方なども紹介しているので、気になる疑問をチェックしてみましょう。

ラムネにビー玉が入っているのはなぜ?

炭酸飲料の密閉が目的

ラムネの歴史は意外と古く、日本に伝わったのはアメリカのペリー提督が浦賀に来航した時だといわれています。当時はまだコルク栓で封がされており、開けた時にポンっと大きな音がすることから「ポン水」や「鉄砲水」などと呼ばれていました。

しかし、コルク栓ではなかなかうまく密閉できなかったため、原産国であるイギリスのハイラム・コッド氏がガラス玉を使って密閉する方法を編み出しました。この形が現在まで続いており、炭酸飲料を密閉する目的として今でもガラス玉が使われ続けているのです。

ラムネに使用しているのは本当は「A玉」

日本では丸いガラス玉のことをビー玉と呼びますが、ラムネに使用されているものは実はビー玉ではありません。もともとは、ガラス玉を作る時にラムネの密閉用に使える規格のものを「A玉」、それ以外のものを「B玉」と呼んでいました

そのB玉は子供のおもちゃとして販売されるようになり、全国的に「A玉」よりも「B玉」のほうが認知度が高まっていきました。そのうち、丸いガラス玉は総じて「ビー玉」と呼ばれるようになり、ラムネに使われているガラス玉もビー玉と呼ばれるようになったのです。

ラムネにビー玉で栓をする仕組み

ビー玉の入れ方

入り口の狭い瓶に、どうやって丸いガラス玉を入れるのか疑問に思ったことはありませんか?入れ方は実はとても単純で、首を細くした瓶にガラス玉を入れてから口の部分を細く絞っているだけです。この後炭酸飲料を入れて瓶を逆さにすると、炭酸ガスの圧力によって自然と封がされるような仕組みになっています。

栓をしたラムネの開け方

ラムネはそのままでは飲むことができないので、ビー玉を中に押し込む必要があります。ラムネの瓶にはプラスチック製の玉押しがついているので、これで封を開けることができます。玉押しの尖っているほうをビー玉に押し当て、手の平で垂直にグっと押し込めば玉が落ちて飲むことができるようになります。

封を開けるとラムネが勢いよく吹き出してくるので、しばらくは力を入れたまま玉押しを押さえておくのがおすすめです。しばらくすると炭酸の力が弱まって落ち着くため、そこまで待てば中身をそこまでこぼさずにすみます。

飲み終わったあとのビー玉の取り方は?

ラムネを飲み終わった後、どうにかしてビー玉を取ろうとした記憶がある人も多いでしょう。しかし、取り方はそれほど簡単ではないので、子供だけではなかなか取り出すことはできません。ビー玉を取り出せるかどうかは、ラムネのキャップの仕組みによります。

瓶の口の部分にはネジ式と打ち込み式の2通りが採用されており、キャップ式の商品であればやり方次第で取り出すことができます。キャップ式の場合はキャップを反時計回りに回せば取り外せるので、大きく開いた口から取り出しましょう。取り方自体は単純ですが、キャップが固くてなかなか回せないということもよくあります。

そういった時はキャップをお湯で温めてみたり、キャップではなく瓶のほうを回すといった方法を試してみましょう。もう一方の打ち込み式の場合ですが、こちらはそう簡単には取り外せない仕組みになっています。

どうしても取りたい場合は瓶を割るしかありませんが、危険が伴うのであまりおすすめはしません。最近ではプラスチック製のボトルもあるので、そういった商品の場合は万能バサミのようなものでボトルを切って取り出すこともできます。

ラムネの瓶にビー玉は必要不可欠!

ラムネにビー玉が入っている理由や、その仕組についてまとめました。ビー玉は炭酸飲料を密閉するための大事な道具ですが、あの転がる音や取り出す楽しみなどもラムネの醍醐味のひとつといえます。大人になるとなかなか飲む機会もなくなりますが、たまには子供時代に思いを馳せながらラムネを楽しんでみるのも良いでしょう。

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