イタリアで人気のパスタ「タリオリーニ」とは？おすすめレシピも紹介

タリオリーニとは、平打ちの細パスタのことです。ソースとよく絡むため、ソースの旨味を余すことなく、味わえるメリットがあります。しかしまだ日本では、広く周知されているパスタではないでしょう。

そこで本記事では、タリオリーニの特徴や美味しく作るコツを紹介します。また、おすすめレシピもピックアップしましたので、献立の参考にしてください。

タリオリーニは、北イタリアのピエモンテ州で作られることが多いパスタです。良質な小麦が育つことから、卵やオリーブオイルを加えて捏ねた、タリオリーニが生まれました。平打ち麺を1～3mmに切り分けた蕎麦状のパスタで、ソースとの絡みが抜群です。

平打ち麺のモチモチとした食感と、細麺の喉越しの良さを併せ持つ魅力的なパスタです。ピエモンテ州では人気のパスタで、現地では「タリヤン」と呼ばれることもあります。

タリオリーニと似ているパスタに、「タリアテッレ」と「リングイネ」があります。タリアテッレは名前が似ていますが、タリオリーニよりも太く、幅が8～9mm程度です。一方のリングイネは見た目が似ており、太さは同じくらいです。リングイネはスパゲッティよりも太めで、平べったく、断面が楕円形という特徴があります。

生パスタの場合には、麺をほぐしてから茹でましょう。茹で時間は3分くらいで良いです。ソースは茹でる前に作っておくことがポイントです。パスタが茹で上がってからは、和える程度にしてください。パスタに火を通し過ぎると、食感が失われてしまいます。

チーズやバターをたっぷりと使ったクリーム系などの、濃厚な味わいのソースと相性が良いです。また、トリュフやポルチーニ茸などのきのこ類もおすすめです。北イタリアでも採れる食材を使用すると、プロのような仕上がりに近づくでしょう。

【材料】
＜タリオリーニ＞

• 強力粉…105g
• 塩…1つまみ
• オリーブオイル…1回し
• 卵…1個

• 赤ワイン…300ml
• バルサミコ酢…15ml
• 塩…適量
• 黒コショウ…適量
• 無塩バター…40g
• 粉チーズ…20g

1. タリオリーニの材料をボウルに入れて、しっかりと混ぜ合わせる
2. 上から押すようにして、生地をまとめる
3. ラップに包み、15分間休ませる
4. 再度、生地を捏ねる
5. ラップに包み、再度15分間休ませる
6. 打ち粉をして麺棒で、厚さ2mmになるように伸ばす
7. 手が少し透ける程度になったら、打ち粉をして生地を2分割に切る
8. 2分割したものをそれぞれ折って、約2mmの幅で切っていく
9. 切ったら、くっつかないように打ち粉をしておく
10. フライパンに赤ワインとバルサミコ酢を入れ、強火にかける
11. 塩と黒コショウをふり、1/3量になるまで煮詰める
12. 鍋にお湯を沸かし、塩分濃度が1%になるように塩（分量外）を加える
13. 12に9を160g入れ、くっつかないように回し、浮いてきてから1～2分ほど茹でる
14. 茹で上がったら、11へ移してよく混ぜる
15. 無塩バターと粉チーズを加えて混ぜたら、塩と黒コショウで味を整える
16. 皿に盛りつけ、粉チーズ（分量外）と黒コショウをかけたら完成

タリオリーニから手作りするレシピです。保存する場合は、1人分ずつにわけてすぐに冷凍してください。水分が飛んでしまうと、もちもちの食感がなくなってしまうので、注意しましょう。赤ワインとバルサミコ酢、バター、粉チーズというシンプルな味付けですが、コク深く、プロのような仕上がりになります。

高級食材である、白トリュフを美味しく味わえるパスタのレシピです。たっぷりのバターと塩にタリオリーニを混ぜて、白トリュフを削ってかけるだけで簡単に作れます。簡単ですが、お店で食べるようなプロの味を楽しめます。白トリュフが手に入った際には、ぜひ作ってみてください。

ルクエスチームケースだけで作れる、簡単レシピを紹介します。市販のペペロンチーニソースを使っているため、味も簡単に決まります。鮭とブロッコリーも入っており、栄養も摂れるので、ランチにもおすすめです。生鮭をツナ缶やオイルサーディンに代えても美味しいでしょう。

タリオリーニは、平打ちの細い麺のパスタで、ソースとの絡みが抜群です。もちもちした食感と喉越しの良さも楽しめます。本記事では、お店で食べるようなプロの味を堪能できるレシピも紹介しましたので、参考にしてください。ハードルが高いと思われがちな、自家製生パスタも簡単に作れますので、挑戦してみましょう。