高野豆腐の離乳食レシピまとめ！与えて大丈夫な時期や保存の方法は？

高野豆腐はタンパク質やカルシウム、鉄分など、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を豊富に含んでいます。そのため、離乳食に積極的に取入れてほしい食品です。

高野豆腐の料理といえば煮物のイメージが強いですが、ハンバーグやおやつなどさまざまなジャンルの料理に活用できます。本記事では、高野豆腐を使ったおすすめ人気レシピを、初期～中期、後期、完了期に分けて紹介していきましょう。

高野豆腐は離乳食初期の終わりごろから、与えることができます。食感が少しざらっとしているため、最初は嫌がる子もいるかもしれません。高野豆腐に慣れる離乳食中期頃までは、乾燥した状態のものをすりおろして使用するようにしてください。すりおろした場合は、調理すると少しとろみがついて食べやすくなります。

離乳食後期頃になると、水でもどしたものを食べやすい大きさに細かく切って、食べさせても良いでしょう。その際は必ず加熱してから与えるようにしてください。

高野豆腐の原料は豆腐と同じ大豆です。豆腐や白身魚などタンパク質を含む食品を食べさせた時に、アレルギー症状が出たことがある場合は、高野豆腐も避けた方が良いでしょう。また、初めて食べさせる時は、すりおろして加熱したものを小さじ1杯までにしておき、様子をみながら徐々に量を増やしてください。

高野豆腐はスーパーなどで手軽に購入できる食品で、さまざまな種類があります。離乳食に使用する場合は、シンプルな原材料のものが良いです。パッケージに原材料が表記されているので、購入する前にチェックしてみてください。

また、豆腐の色が淡黄色でキメが細かく気泡が少ないものが良質だといわれています。濁った感じの色や斑点が入っているものは避けてください。

高野豆腐は乾燥した状態で販売されていることがほとんどです。商品によって、水で戻すタイプと戻さなくても良いタイプがあります。どちらのタイプであるのかチェックしてから、お好みの方を選んでください。水でもどさなくて良いタイプは、そのまま調理に使用できて簡単です。

時短でをやわらかくしたい場合は、水に浸した状態でレンジで2分ほど加熱すると良いでしょう。また、調理法によっては、乾燥したものをすりおろして使うこともあります。

高野豆腐は周りのにおいを吸収しやすい性質があります。保存する時はしっかりと封をして、ジッパー付きの袋に入れて冷蔵保存をするのがおすすめです。

また、おろし器ですりおろして、フリーザーバッグなどに入れ、冷凍保存をすることが可能です。すりおろして粉状にしておくと、固まらずに調理に使いたい分だけ簡単に取り出せます。赤ちゃんに与える離乳食用のため、冷凍していてもなるべく1週間以内に使い切るようにしましょう。

【材料】

• 高野豆腐：15g
• 和風だし:100～120cc

1. 高野豆腐をすりおろします。
2. 鍋に1と和風だしを入れます。
3. 弱火でとろみがつくまで煮て完成です。

ペースト状にしておくと、料理やデザートにも幅広く活用することができます。粗熱が取れたら製氷機に入れて凍らせてください。そのあと取り出してジッパー袋に入れ、冷凍庫で保存しましょう。だいたい1週間を目安に使い切ってください。レシピの和風だしは、昆布とかつお節から取ったものを使用していますが、お好みのだしでOKです。

【材料】

• 高野豆腐：5g
• ほうれん草：10g
• 人参：10g
• だし汁：50ml

1. ほうれん草の葉先をゆでて水にさらします。
2. 1をみじん切りにします。
3. 高野豆腐とにんじんはすりおろします。
4. 鍋に2と3を入れて、汁気がなくなるまで煮て完成です。

高野豆腐と人参をすりおろして食べやすくした、モグモグ期にピッタリな煮物の離乳食人気レシピです。豆腐は乾燥した状態であれば、簡単にすりおろすことができます。ほうれん草を加えているので、鉄分を補給したい時にもおすすめの一品です。

【材料】

• なす：1本
• 高野豆腐：20g
• 人参：10g
• だし汁：250g
• かつお節：2g

1. なすはヘタを切り落とし、縦に4本切れ目を入れ、フォークで全体に穴を開けます。
2. アルミホイルの上に1をのせ、オーブントースターに入れて10分焼きます。
3. 2を裏返し、さらに10分焼きます。
4. 水を張ったボウルに入れて取り出し、なすのお尻側から皮をむきます。
5. 4の焼きなすを細かく刻みます。
6. 高野豆腐をすりおろします。
7. 人参はみじん切りにします。
8. かつお節は水に濡らして細かく刻みます。
9. 鍋にだし汁と人参を入れて煮ます。
10. 人参が柔らかくなったら、6、焼きなす、かつお節を入れます。
11. 具材に火を通したら完成です。

焼きなすを組み合わせた、煮物の離乳食人気レシピです。とろりとした食感の焼きなすは、意外と赤ちゃんが喜んで食べてくれます。トースターを使えば、焼きなすは簡単に作ることができます。トースターは540Wの上だけ加熱モードを使用していますが、各家庭によって熱力が違うので、様子を見ながら焼いてください。

また、かつお節は水に濡らすことで、細かく刻みやすくなります。高野豆腐をすりおろして、焼きなすと一緒に煮ると、ふわとろの食感に仕上がるでしょう。

【材料】

• もどした高野豆腐：20g
• 人参：5g
• しいたけ：8g
• 小松菜：葉先を少々
• 和風だし：80cc
• 砂糖：ひとつまみ
• 水溶き片栗粉：小さじ1/2

1. もどした高野豆腐は5mm角に切ります。
2. しいたけ、人参、小松菜を5mm角に切ります。
3. 小鉢に和風だし、砂糖、1、人参、しいたけを入れます。
4. キッチンペーパーで落とし蓋をし、弱火で5～8分煮ます。
5. 汁気がなくなってきたら、和風だしをつぎ足します。
6. 落とし蓋を取り、小松菜を加えて、柔らかくなるまで煮ます。
7. 火を止めて、水溶き片栗粉を入れよく混ぜます。
8. とろみがついたら完成です。

野菜をたっぷり使用した、栄養満点の離乳食人気レシピです。野菜の旨みが豆腐にしっかり染み込んでいます。とろみをつけてあんかけ風に仕上げているので、喉ごしも良く赤ちゃんが食べやすいでしょう。

鶏ささみなどを使った具沢山の離乳食うどん人気レシピです。大人用の味噌汁を作る時、味噌汁の上澄みだけをすくって活用し、味噌風味のうどんに味付けしました。もちろん、味噌汁を足さずに出し汁だけでも美味しく食べられます。

具材の大きさは赤ちゃんの発達に応じて調整してください。保存している冷凍野菜ストックがあれば、具材に加えても良いでしょう。

【材料】

• もどした高野豆腐：10g
• 豚ロース肉：5g
• キャベツ：5g
• 人参：5g
• 砂糖：小さじ1/5
• 醤油：小さじ1/4
• 和風だし：80cc
• 溶き卵：1/2個

1. 全ての具材を5mm角に切ります。
2. 小鍋に和風だし、砂糖、醤油を入れて煮立たせます。
3. 1の具材を全て加え、柔らかくなるまで煮ます。
4. 卵を入れて、かき混ぜながら炒め煮します。
5. 卵にしっかり火が通ったら完成です。

豚肉や野菜などを組み合わせた、栄養満点の離乳食人気レシピです。卵でふんわりととじました。具材を煮ている間に汁気がなくなってきたら、和風だしをつぎ足してください。豚肉は鶏ひき肉で代用してもOKです。

【材料】

• 高野豆腐

1. バットに沸騰したお湯と高野豆腐を入れて、5～6分戻します。
2. 粗熱が取れたら、優しくそっと絞ります。
3. 2を約7～8mmのみじん切りにして完成です。

高野豆腐をみじん切りにする作り置きレシピです。保存方法はみじん切にしたものを、シッパー袋に入れて薄く広げ、冷凍庫で凍らせます。調理に使用する時は、必要な分だけ手で折って取り出してください。

さまざなま離乳食に活用できるので、レパートリーの幅が広がるでしょう。冷凍保存をしたみじん切りのものは、1週間を目安に使い切ってください。

【材料】

• 高野豆腐：1/2個
• 砂糖：小さじ1
• 醤油：小さじ1/2
• だし：大さじ5

1. 高野豆腐はたっぷりの水に浸してもどします。
2. 砂糖、醤油、だし汁を混ぜて、合わせ調味料を作ります。
3. 1が戻ったら、軽く水分をしぼります。
4. 3を細かく刻みます。
5. フライパンに4と合わせ調味料を入れて、炒め煮します。
6. 中火で水分がなくなるくらいまで炒めたら完成です。

高野豆腐で作るそぼろの離乳食人気レシピです。フードプロセッサーやブレンダーを使うと、簡単に作れます。そぼろのようになればOKです。すでに味付けをしているので、おかゆにかけたり、野菜と混ぜたりして活用してください。ヘルシーにタンパク質を摂ることができる一品です。

すりおろした粉状の高野豆腐を使った、パンケーキの離乳食人気レシピです。バナナを入れて、ほのかな甘みを加えました。使用するベーキングパウダーは、アルミフリーのものをおすすめします。ヨーグルトは入れなくても構いませんが、その場合は牛乳で代用してください。

小分けにして冷凍保存をすることも可能です。いつでも簡単におやつや朝食に活用することができます。焼き上がりの甘い香りが、さらに食欲を増進させてくれるでしょう。

人参やしめじ、玉ねぎと組み合わせてミートソースにしました。高野豆腐は水で戻しても、戻さなくても粉々にできればOKです。ソースにとろみがほしい場合は、水溶き片栗粉を入れて加熱すると良いでしょう。塩加減を薄くするのがポイントです。パスタにはもちろんのこと、蒸パンの具に入れたり幅広くアレンジすることができます。

【材料】

• 牛乳：200cc
• 砂糖：大さじ1/2
• 高野豆腐：3個
• 溶かしバター：10g
• 砂糖：大さじ1/2

1. 耐熱容器に牛乳と砂糖を合わせます。
2. 1に高野豆腐を加えて、レンジで1分加熱します。
3. 2を厚さ5cmほどに切ります。
4. クッキングシートを敷いた天板にのせ、170℃に予熱したオーブンで20分焼きます。
5. 水分が残っている場合は、電子レンジで1～2分加熱します。
6. 焼いたラスクに溶かしバターと砂糖を合わせて完成です。

高野豆腐をおやつ感覚で食べることができる、離乳食の人気レシピです。手づかみでも簡単に食べれるラスクに仕上げました。咀嚼が上手にできるようになる完了期にピッタリの一品です。ラスクがあまり厚くならないように、薄めにスライスしてあげてください。高野豆腐を嫌がって食べない子も、おやつにすれば喜んで食べてくれるかもしれません。

【材料】

• 高野豆腐：15g
• ツナ水煮缶：35g
• 人参：10g
• だし汁(和風)：100ml
• 醤油：少々：少々
• みりん：少々

1. 高野豆腐は水で戻して1cm角に切ります。
2. 人参はいちょう切りにします。
3. 鍋にだし汁、醤油、みりんを入れて加熱します。
4. 沸騰したら弱火にして、人参を入れます。
5. 人参がやわらかくなったら、1を加えます。
6. 味が染み込んだら、汁気を切ったツナ水煮を入れます。
7. ひと煮立ちしたら完成です。

人参とツナを加えて和風だしで煮た、離乳食の人気レシピです。人参の甘味とツナの旨味が染み出た煮汁を、高野豆腐がしっかり吸い込んでいます。ツナはノンオイルのタイプを使用してください。簡単に作れて冷めても美味しく食べられる、おすすめの一品です。

鉄分やカルシウムが豊富に含まれた、肉団子の離乳食人気レシピです。電子レンジを使用して、簡単に作ることができます。すりおろした高野豆腐がつなぎの役目をするので、まとまりやすいです。具材を混ぜ合わせる時は、ボウルの上にビニール袋を敷いておくと、洗い物が少なく楽になります。

また、キッチンタオルを下に敷くことで、蒸された状態になりレンジ加熱でもパサつかずしっとりとした仕上がりです。シリコンスチーマーがあれば、それも使用しても構いません。鉄分補給をしたい時におすすめのメニューです。

高野豆腐と人参を柔らかく煮こんで軟飯と混ぜ合わせた、離乳食の人気レシピです。お好みで椎茸や玉ねぎを加えても、美味しく仕上がります。軟飯に混ぜる前の状態で余った分は、冷蔵庫に保存し翌日まで使用することが可能です。高野豆腐を食べたがらない子でも、ご飯に混ぜると食べる場合があるので、ぜひ試してみてください。

高野豆腐を使った離乳食の人気レシピをまとめました。高野豆腐は栄養豊富な食品で、タンパク質やカルシウム、鉄などが含まれています。離乳食中期頃から食べ始めることができますが、アレルギーがないか確認してから与えましょう。

冷凍保存も可能ですので、高野豆腐をすりおろしてストックしておくのもおすすめです。紹介したレシピを参考に、さまざまな調理法で工夫して、離乳食に取り入れてみてください。