そら豆の薄皮は食べられる?皮ごと食べれば栄養アップ!?

そら豆の薄皮は食べられるのか?食べ方についてまとめました。そら豆の特徴や美味しく食べるための調理ポイント、薄皮に含まれている栄養素についても解説します。そら豆の魅力をたっぷり紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

そら豆の薄皮は食べられる?皮ごと食べれば栄養アップ!?のイメージ

目次

  1. 1そら豆は薄皮ごと食べる方がよい?
  2. 2そら豆の知識
  3. 3そら豆の薄皮の栄養
  4. 4そら豆の薄皮は栄養で皮ごと食べるべき

そら豆は薄皮ごと食べる方がよい?

初夏になると出回るそら豆は、ふかふかのさやに包まれた大粒の豆です。さやから外したそら豆に切れ目を入れ、茹でて皮を剥いて食べる食べ方が一般的ではないでしょうか?しかし、そら豆の薄皮には旨味や栄養がたっぷり詰まっています。

そこで本記事では、薄皮やさやは食べられるのか?毒性はないのか?調理のポイントと共に紹介していきます。そら豆の薄皮に含まれている栄養素についても解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

そら豆の知識

そら豆の特徴

そら豆は、さやが空に向かって上に伸びることから名付けられました。そら豆のさやは非常に厚く、その長さは15cmほどととても大振りです。さやを開けるとふんわり白いワタが豆を守る様に入っていることから、そら豆のベットと例えられることもあります。

豆は3cmほどの大きさで、食べると甘く、ホクホクした食感です。初夏に出回るのでビールのお供に最適で、茹でたりさやごと焼いたりと、さまざまな食べ方で親しまれています。

そら豆の毒性

ホクホクと甘く美味しいそら豆ですが、稀に、中毒を発症することがあります。豆に含まれる成分によって引き起こされる中毒で、最悪の場合は死亡することもあります。ですが、そら豆中毒は北アフリカや中央アジアで多くみられる症状で、日本ではほとんどみられません。

遺伝的な要因や、食文化、品種の違いが関係あるといわれていますので、日本で食べる分には気にしすぎる必要はないでしょう

調理のポイント

そら豆を皮ごと美味しく食べるための調理のポイント、さやのむき方を紹介します。厚くふかふかのさやに守られているそら豆は、さやから外すことでどんどん鮮度が落ちていきます。そのため、豆はさやから取り出さず、調理直前までそのまま保存しておきましょう。

さやから外した状態で販売されていることがありますが、鮮度が落ちている可能性があるので注意してください。さやは爪を押し込み左右に広げると簡単に開きますが、固い場合は、両はしを捻ってさやを割る方法もあります。

さやから外した豆には、お歯黒と呼ばれる黒い筋がついています。この筋に包丁で切れ目を入れてから茹でると、火の通りが早く、塩味も染み込みやすくなります。切れ目を入れたら鍋に湯を沸かし、水1リットルに対して、塩大さじ1程度加えます。

2〜3分ほど茹でたらひとつ食べてみて、茹で上がっていたらざるにあげましょう。豆が小さいものや皮が柔らかい場合は、茹で時間を30秒ほど少なくしてください。

さやは食べられる?

スナップエンドウのようにさやごと食べられる豆もありますが、そら豆のさやは厚みがあって食用にはむきません。しかしそら豆を大量に食べるイタリアでは、さやも捨てずに料理に活用します

イタリアではさや以外にも、鮮度の良いそら豆を皮ごと生で食べる文化があります。ファーべと呼ばれる生食できる品種で、ペコリーノチーズと合わせてサラダのようにして食べられています。日本でもファーべは栽培されていますので、興味がある方は試してみてください。

そら豆の薄皮の栄養

食物繊維

そら豆の薄皮には食物繊維がたっぷり含まれているため、便秘解消効果が期待できます。薄皮に含まれている食物繊維は不溶性食物繊維で、水に溶けずに水分を吸収して腸内で大きく膨らみます。カサが増えることで腸内のぜん動運動を促し、便通をよくしてくれるのです。

薄皮を食べることで効率よく食物繊維が摂れますが、薄皮は固く、食べにくいと感じる人も多いでしょう。そら豆は鮮度が落ちるのが早く、時間が経つと薄皮もどんどん固くなってしまいます。皮ごと美味しく食べるには、なるべく採れたての鮮度が良い物を選びましょう。

ポリフェノール

ポリフェノールには抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病予防に効果的です。そら豆の薄皮にはポリフェノールが、なんと豆の11倍も多く含まれています。さらに皮には甘み成分も豆の1.5倍多く含まれています。美味しく栄養を摂りたい方は、皮付きのまま食べてみてください。

そら豆の薄皮は栄養で皮ごと食べるべき

そら豆の皮は食べられないと思っている方も多いようですが、実は美味しさも栄養もたっぷり含まれています。皮付きのまま食べるのに抵抗がある方は、ごま油でこんがり焼いたり、煮物にすると食べやすくなります。そら豆は鮮度が落ちやすいので、出来るだけさや付きを選び、なるべく早く食べるようにしましょう。

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