2020年06月10日公開
2024年10月23日更新
全粒粉パンのおすすめレシピ!基本とアレンジパンの作り方!
全粒粉パンのおすすめレシピについて紹介します。全粒粉パンの基本の作り方と、アレンジレシピについて詳しく解説!初心者向けの簡単な手ごねレシピからホームベーカリーを使った作り方まで、全6種類の全粒粉パンレシピをまとめました。
全粒粉パンのレシピが知りたい!
夜中に焼き上がった自家製酵母の全粒粉パンで朝ごはん。酒粕酵母でチーズの風味がつく不思議。おいしい🤤#おうちごはん#朝ごはん pic.twitter.com/rxwDZZFPg0
— ついたち (@6lcldQKJTq6UNYZ) June 4, 2020
全粒粉は通常の小麦粉に比べ栄養価が高く、食物繊維も豊富です。糖質制限ができるため、健康を意識して全粒粉パンを選ぶ方も増えています。また、全粒粉パン独特の香ばしい風味を楽しめるところも、人気のひとつです。手ごねやホームベーカリーで、初心者でも簡単に作れる全粒粉パンの基本レシピ、アレンジレシピを紹介します。
全粒粉パンの基本の作り方
材料
- 全粒粉…250g
- ドライイースト…小さじ1と1/2
- はちみつ…大さじ2
- 塩…小さじ1/2
- 無調整豆乳…180g
- ぬるめの水…20g
作り方
- 全粒粉・ドライイースト・はちみつ・塩をボウルに入れます。
- 無調整豆乳とぬるめの水を合わせ、1のボウルに入れ、混ぜます。
- 混ぜ終わったら台の上に移動し、手でこねます。
- まとまりがでてきたら全粒粉パンの生地を大きめのボウルに入れます。
- ラップと布巾をかけ40分程一次発酵します。
- 全粒粉パンの生地を6分割し、丸めます。
- 10分休ませます。
- 全粒粉パンの生地を一度平らにし、もう一度丸めます。
- 全粒粉パンの生地にラップと布巾をかけ、20分程二次発酵します。
- 190度のオーブンで20分程焼いたら完成です。
バターやオイル不使用で、全粒粉100%パンのレシピです。全粒粉パンのふわふわな食感や香ばしい匂いがやみつきになります。このレシピは全粒粉100%ですので、糖質制限をしたい方にもおすすめです。
発酵時間は部屋の室温によって変わりますので、注意が必要です。発酵時間の確認や手ごねをしっかりと行うことで、生地の生焼けを防ぎます。全粒粉パンの生地の中心を指で押し、指痕がそのまま残れば発酵完了のサインです。また、基本の全粒粉パンを成形する際に、チーズを入れた全粒粉パンを一緒に作るのもおすすめです。
全粒粉パンの作り方のコツ
部屋の湿度に気をつける
毎朝用の米粉全粒粉パンです( ・ᴗ・ )⚐⚑
— VitaminH_MS (@MsVitaminh) June 2, 2020
春よ恋は全粒粉多めでも柔らかいし
そもそも米粉との相性が良くてモッチモチ pic.twitter.com/j5qYbBcN6r
全粒粉パン作りは発酵温度に気を遣ってしまいがちですが、部屋の湿度も重要です。部屋の湿度が低いと生地は乾燥してしまい、全粒粉パンが膨らまない・パサパサになるといったことが発生します。特に寒い時期は使う道具・材料・手の温度が低いため、生地もすぐに冷えてしまいます。
全粒粉パンにとって乾燥は大敵です。手ごねする時間を短くしたり、発酵させる際はお湯をはったボウルを一緒に入れるなどすると、湿度が保たれます。全粒粉パンを作るのに最適な状態は、気温28℃・湿度70%以上です。手ごねで美味しい全粒粉パンを作るためにも、部屋の湿度には気をつけましょう。
生地のコネ方のコツ
全粒粉パンの生地をこねる理由は、生地が膨らむために必要なグルテンを形成するためです。小麦粉に含まれるタンパク質に、水を加えてこねたりたたいたりした刺激によって、グルテンの膜が形成されます。生地をこねる前はグルテンがまだ繋がっていない状態ですので、生地がすぐに破れてしまいます。
まずはグルテンをつなげるために、台にこすりつけながら全粒粉パンの生地を伸ばしていきます。こすって戻すを何度か繰り返し、広がってきたら生地をカードでもう一度集めて、生地がまとまるまで続けます。生地を伸ばした際に、破れずに薄く広がったらグルテンが繋がってきたサインです。
全粒粉パンのアレンジレシピ
ホームベーカリーで楽々作る天然酵母の全粒粉パン
[材料]
- 種起こししたホシノ天然酵母…30g
- 全粒粉…125g
- 強力粉…125g
- 砂糖…12g
- 塩…4g
- バター…10g
- 水…150cc
- ナッツといちじく…それぞれ45gずつ
[作り方]
- ナッツといちじく以外をパンケースの中に入れます。
- いちじくはハサミでナッツと同じくらいの大きさに刻みます。
- ナッツといちじくを専用の場所に入れます。
- メニューを選び、スタートボタンを押したら7時間程で完成です。
このレシピは、天然酵母コースがついているホームベーカリーで簡単に作ることができます。天然酵母はイーストに比べて発酵が緩やかで、奥深い風味と豊かな味わいが楽しめます。
くるみとモッツァレラチーズの全粒粉パン
[材料]
- 強力粉…150g
- ライ麦全粒粉…50g
- 砂糖…小さじ1(5g)
- 塩…小さじ1(5g)
- ドライイースト…小さじ1(4g)
- ぬるま湯…140〜150cc
- クルミ…80g
- モッツァレラチーズ…100g
[作り方]
- 容器に強力粉、ライ麦全粒粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、ぬるま湯を注ぎます。
- 粉類と水分をカードで混ぜます。
- 全粒粉パンの生地を容器の中心に寄せて、2倍になるまで発酵させます。
- 全粒粉パンの生地を広げて空焼きしたくるみを加え、生地とくるみを混ぜます。
- 粉をふった台に取り出して、全粒粉パンの生地を4等分に切り分けます。
- 切り分けた全粒粉パンの生地を直径10cmに広げます。
- 広げた全粒粉パンの生地にチーズをのせ、包み込みます。
- 天板に並べたら、ナイフで十字の切り込みを入れます。
- 15分程置いて、1.5倍になるまで待ちます。
- 220度のオーブンで20分焼いたら完成です。
タッパの容器で作れる簡単な全粒粉パンのレシピです。ザクザクしたくるみの食感と切り目から流れ出るチーズが、全粒粉パンの豊かな風味にぴったりです。粉類と水分を混ぜる際は、生地に凹凸がなくなるまで混ぜましょう。レシピに使用しているライ麦全粒粉は、全粒粉に変えても同じように作ることができます。
ホームベーカリーで作るご飯入り全粒粉パン
[材料]
- ご飯…200g
- 強力粉…100g
- 全粒粉…100g
- ドライイースト…3g
- 水…130ml
- 黒砂糖…15g
- 塩…5g
- バター…10g
[作り方]
- ドライイースト以外の材料をパンケースに入れます。
- ドライイーストを専用の場所に入れます。
- メニューを選び、スタートボタンを押したら4時間程で完成です。
ご飯が余ったら、全粒粉パンの生地にご飯を混ぜるとよいでしょう。ホームベーカリーに材料を入れるだけで作れる簡単レシピです。ご飯を入れた全粒粉パンは、ずっしりもっちりした食感になります。手ごねでは混ぜるのが難しそうなレシピでも、ホームベーカリーなら簡単に作ることができます。
炊飯器で作る全粒粉パン
「ホームベーカリーは持っていないが、手軽に全粒粉パンを手作りしてみたい」という方におすすめのレシピです。炊飯器の保温機能を使うことによって簡単に発酵させることができます。生地の手ごね作業は必要です。
アイルランドの全粒粉入りソーダパン
[材料]
- 薄力粉…150g
- 全粒粉…150g
- 打ち粉(薄力粉)…適量
- 砂糖…大さじ2
- 塩…少々
- 重曹(炭酸)…小さじ1
- 牛乳…175ml
- レモンのしぼり汁…大さじ1
- レーズン…(任意)
[作り方]
- オーブンを200℃に予熱しておきます。
- 牛乳にレモンのしぼり汁を入れてよく混ぜて、15分置きます。
- 粉・重曹・砂糖・塩をボウルで混ぜ合わせて、中心に注げるように穴をあけます。
- 3に2を加えて混ぜます。
- 生地がまとまり始めたらレーズンなどのドライフルーツをさっくり混ぜ入れます。
- 生地をボウルから取り出し、打ち粉をかけたトレイにのせて丸くまとめます。
- 生地の上にも打ち粉をかけて、十文字の切れ目を深めに入れます。
- オーブンで30分焼いたら完成です。
ソーダブレッドはアイルランドの定番主食です。生地はこねず、寝かせず、すぐに焼くという簡単な全粒粉パンレシピです。生地は混ぜすぎると固くなってしまいますので、混ぜすぎないようにすることがポイントです。レシピの牛乳を混ぜる際は少し残しておいて、まとめにくい場合に牛乳を足して調整します。
パンの上がサクサクで、裏を叩くと音がしっかり出たら生地が焼けたサインです。他のレシピと比べて甘みの少ない全粒粉パンですので、バターやジャムなどをつけて食べるのがおすすめです。
パウンド型全粒粉食パン
朝に食べるトーストやサンドイッチにも使える、パウンド型の全粒粉パンレシピです。バターをなじませるために、しっかりと手ごねすることがポイントになります。子供や高齢の方でも食べやすい全粒粉パンになっています。
全粒粉でいろんなパンを作ってみよう!
全粒粉パンの基本のレシピとアレンジレシピを紹介しました。全粒粉パンは食べ応えがあって糖質制限もできます。毎日食べる全粒粉パンを手作りできると、とても便利です。慣れてくれば、レシピの粉量や材料を自分好みの味にアレンジしていくことも可能です。オリジナルレシピの全粒粉パンを、ぜひ試してみてください。