おせんべいの作り方!意外と簡単?せんべい汁・ぬれせん・えびせん等も

おせんべいの基本的な作り方や主な原材料などの紹介と、家庭で簡単に作れる作り方やアレンジレシピについて解説していきます。おせんべいの手作りというとハードルが高そうですが、実は意外と簡単に作ることが可能です。

おせんべいの作り方!意外と簡単?せんべい汁・ぬれせん・えびせん等ものイメージ

目次

  1. 1せんべいの作り方を紹介!
  2. 2せんべいの主な原材料
  3. 3せんべいの基本的な作り方
  4. 4せんべいの簡単アレンジレシピ
  5. 5せんべいの作り方まとめ

せんべいの作り方を紹介!

「せんべいの手作りは大変」というイメージがあります。工場なら機械で簡単に作れますが、手作りとなると手間暇かけて作るイメージが強いです。ですが、実際の作り方は意外と簡単で、家でも簡単に作ることができます。

本記事では自宅で楽しめる簡単なせんべいの作り方を紹介します。オーソドックスな醤油せんべいの作り方以外にも「らくがきせんべい」や「ぬれせんべい」といったユニークなせんべいの作り方もリサーチしました。

せんべいの主な原材料

一口にせんべいといっても、その種類や原材料は実に非常にさまざまです。ここではせんべいの原材料についてチェックしていきましょう。

小麦粉

小麦粉を使用したせんべいは甘味煎餅とも呼ばれています。小麦粉以外に卵や糖などが使用されおり、他のせんべいと比べると甘めなのが特徴です。屋台で人気のソースせんべいやミルクせんべい、南部せんべいなどがこの類となっています。

ちなみに同じ甘味煎餅と呼ばれる中にも小麦粉を使用していないものがあります。瓦せんべいや炭酸せんべいがその代表的な例で、主に関西中心に作られています。

でんぷん

米や小麦粉から作るものが多い中、でんぷんを使用したものもあります。代表的な例がえびせんべいです。じゃがいものでんぷんに乾燥させたえびや魚などを焼いて作ります。その風味の豊かさやクリスピーな食感、口どけのよさから根強い人気を誇っています。

うるち米

もっともポピュラーな醤油煎餅をはじめに、多くのせんべいはうるち米から作られています。米を原料とするせんべいは、塩や醤油など塩辛い味付けのものが多くなっています。また関東地方を中心に作られているのも特徴と言えるでしょう。

必ずしもうるち米を使用するとは限らず、もち米を混ぜたものやもち米のみで作ったりすることもあります。ですがもち米のみを使用したものは、おかきやあられと分類されます。同じ米でも種類によって味や食感だけでなく、種類も異なることを覚えておきましょう。

せんべいの基本的な作り方

それでは本題であるせんべいの基本的な作り方を紹介します。基本的な作り方は時間はかかるものの、子供でも作れるような簡単なものです。併せてせんべいを食べるときのポイントも解説します。

せんべいの作り方

ポピュラーな醤油煎餅を家庭で作れる作り方を紹介します。せんべいの原料となるのは「上新粉と水」のみ。あとは味付けとして、「醤油、砂糖、片栗粉、ほんだし」を使用します。特に珍しい材料を用意することはありません。材料の次は、意外と簡単な作り方を見ていきましょう。

まず上新粉と水を合わせて手でこね、生地を作って30分程蒸らします。蒸しあがったらすりこぎを使って餅をつくように、生地をたたみ込みながらついていきます。耳たぶほどの柔らかさになったら、水にさらして触れるくらいまで冷ましましょう。

水から取り出して水分がなくなるまで練ります。おせんべいのように成形したら3~5日天日干して、生地を1時間以上50~60度で温めます。最後に生地を返しながら弱火で焼き、醤油ダレを塗ったら完成です。

食べる時のポイント

せんべいはそのまま食べたり、割って食べたりと人によって食べ方が違います。その為美味しく食べる方法も人によって異なるでしょう。強いて言えば外出先などで食べるときは一度割ってからの方が、クズをこぼさずに頂けるためおすすめです。

またせんべいが湿気ってしまった時には、ラップをせずにレンジで数秒加熱してみてください。加熱することで水分が飛び、完全にとはいきませんが食感を取り戻すことができると言われています。

せんべいの簡単アレンジレシピ

せんべいの作り方は意外と簡単だったでしょう?ですがそれよりも簡単な作り方は様々あります。また紹介した原材料以外を使用したせんべいも幅広く存在します。それらの作り方と併せて、せんべいを使ったアレンジレシピも紹介します。

えびの米粉せんべい

【材料】

  • 干しえび 大さじ3
  • A 白ごま 大さじ1
  • A 青海苔 小さじ1/2
  • A 米粉 110g
  • A 塩 一つまみ
  • 水 90cc
  • サラダ油 適量

【作り方】
  1. 干しエビをフードプロセッサーにかけて細かくします。
  2. Aと共にボウルに入れて水を少しずつ加えながら混ぜます。
  3. 表面が滑らかになりまとまったら、適当な大きさに成形します。
  4. 170度の油でじっくり色づくまで焼いたら完成です。

煎餅の中でも人気が高いえびせんべいの作り方です。米粉を使用することで、いつものせんべいよりもしっとりした食感が楽しめます。成形する際は直径5cm程度に伸ばしましょう。

ご飯せんべい

【材料】

  • ご飯 茶碗1杯分
  • 白だし 大さじ1
  • 青さ・ゴマ 適量

【作り方】
  1. ご飯にその他材料をすべて入れて混ぜます。
  2. 適量をクッキングシートで挟み、米粒を潰しながら綿棒で伸ばします。
  3. レンジ500wで3分加熱したら完成です。

ご飯が微妙に余ってしまうことありませんか?そういった時には、せんべいにしてしまいしょう!レンジで加熱するだけでカリカリに仕上がり、冷めた後もカリカリ感が消えません

野菜せんべい

【材料】

  • ご飯 90g
  • A 米粉 12g
  • A 塩 0.6g
  • さつま芋・かぼちゃ・人参 各15g
  • 油 小さじ1

【作り方】
  1. ご飯にAを加えて粒が残る程度に潰します。野菜は柔らかくなるまで茹でて潰します。
  2. 【1】を三等分してそれぞれに野菜を混ぜ、2等分します。
  3. 油を引いたラップに乗せ、油を塗ってラップをし、丸く平らにします。
  4. フライパンに押し付けながら軽く焼き色がつくまで両面焼いたら完成です。

野菜をそのまま練り込んで作る身体に優しいせんべいです。固すぎないので小さな子供のおやつにもぴったり。もう少しパリッとさせたい場合は、レンジで様子を見ながら加熱してください。

えび満月風えびせんべい

【材料】

  • シーフードミックス 120g
  • はんぺん 15g
  • 片栗粉・薄力粉 45g
  • あおさ 小さじ1程
  • 干しエビ・味塩 各適量
  • 揚げ油 適量

【作り方】
  1. シーフードミックスは塩水に30分程つけて解凍します。
  2. 水気を切ったらはんぺんと共にフードプロセッサーにかけ、ペースト状にします。
  3. 粉類を加えて再度フードプロセッサーにかけます。
  4. 青さを加えて混ぜ合わせたら絞り袋に入れて、クッキングシートに絞ります。
  5. 上に干しエビを乗せてクッキングシートで挟み、平らなものを乗せて伸ばします。
  6. ホットプレート150度前後で焼き、裏返したら表のクッキングシートを外します。
  7. 弱火にしてしばらく焼き、再度裏返し押さえつけながら焼きます。
  8. 中温の油で揚げたら完成です。

えびの風味と塩気が美味しい「えび満月」を再現したせんべいです。えび満月はでんぷんを使用している所、はんぺんや片栗粉で代用しています。本家に劣らず軽くてサクサクした食感が楽しめます。

ぬれせんべい

【材料】

  • A 上新粉 100g
  • A 熱湯 70cc
  • 醤油 適量
  • 水 適量

【作り方】
  1. ボウルにAを入れて混ぜ、耳たぶくらいの固さになるまで手で捏ねます。
  2. 水を加えて表面が滑らかになるまで捏ねて、8等分します。
  3. ラップで挟んで3~4mmの厚みに潰します。
  4. レンジ600wで1分30秒加熱し、ラップごと裏返して1分加熱します。
  5. オーブントースターで焼き目がつくまで約20分加熱します。
  6. 醤油にしっかりと漬けたら完成です。

千葉県銚子市発祥のぬれせんべいは、濃厚な醤油としっとりとした歯触りが人気です。通常天日干しする工程を、レンジで加熱することで時短しました。しっとりとした食感を再現するために、しっかり醤油に漬け込むのがポイントです。

チーズせんべい

【材料】

  • スライスチーズ 1枚

【作り方】
  1. クッキングシートにチーズを乗せます。
  2. レンジ500wで1分30秒加熱したら完成です。

SNSを中心に話題を呼んだチーズせんべいを知っていますか?チーズをレンジで90秒加熱するだけで簡単に作れてしまいます。濃厚なチーズの味とパリパリ感が楽しめるおつまみにぴったりなせんべいです。

アジの骨せんべいと頭せんべい

【材料】

  • アジの骨と頭 各適量
  • 塩 適量
  • 片栗粉 適量

【作り方】
  1. アジの頭は上側を割って開き、きれいに洗います。
  2. アジの骨はキッチンペーパーで血合いと水分をふき取ります。
  3. 全体に軽く塩を塗します。
  4. 片栗粉をビニール袋に入れてからアジの骨と頭を入れ、空気を含ませて振ります。
  5. 余分な粉をビニール袋の上で振り落とします。
  6. 160度の油で揚げはじめ、8分後に180度になるように調節します。
  7. こんがりきつね色になるまで揚げたら完成です。

せんべいといったら骨せんべいも欠かせません。頭も捨ててしまいがちですが、実は骨よりも美味しいせんべいができます。骨・頭せんべいはカルシウムたっぷりで子供のおやつにぴったり。お酒とも相性がいいので、おつまみにもおすすめです。

らくがきせんべい

【材料】

  • たこせん 1枚
  • 色砂糖(ざらめ) 適量
  • かき氷シロップ 適量

【作り方】
  1. ゆでにかき氷シロップをつけてたこせんにお好みの絵を描きます。
  2. 上から好きな色の色砂糖をかけ、ざっと落としたら完成です。

お祭りの定番らくがきせんべいは家でも手軽に楽しめます。この作り方では色砂糖を使用していますが、グラニュー糖に食紅を混ぜたものでも代用可能です。砂糖をつけすぎるとかなり甘くなってしまうので、つけすぎには注意してください。

ナッツと卵白の固焼きせんべい

【材料】

  • 卵白 1個分
  • 粉糖 12g
  • ナッツ 12g
  • 薄力粉 33g

【作り方】
  1. 卵白を軽く泡立て、粉糖を振るい入れて混ぜ合わせます。
  2. ナッツを粗めに刻んで【1】に加えて混ぜ合わせます。
  3. 薄力粉を振るい入れてゴムベラで切るように混ぜ、粉気がなくなっても混ぜ続けます。
  4. 生地がツヤっとしたらクッキングシートに小さじ山盛り1杯分ずつに分けて乗せます。
  5. 150度に予熱したオーブンで約38分焼き、冷ましたら完成です。

ガリっとザクっとした食感の洋菓子風せんべいです。洋菓子のような材料ですが、食感は堅焼きせんべいそのもの。卵白やナッツが余ってしまった時にいかがでしょう?

せんべい汁

【材料】

  • せんべい 10枚
  • 長ネギ 1本
  • 鶏むね肉 120g
  • 鶏もも肉100g
  • 糸こんにゃく 100g
  • 板ふ 20g
  • ゴボウ 1/2本
  • 凍みどうふ 2枚
  • 人参 1/2本
  • 水 400cc
  • A 醤油 50cc
  • A 酒 25cc
  • A 白味噌 15g
  • A 塩 適量

【作り方】
  1. 長ネギは斜めに切り、糸こんにゃくは3~4cm長さに切ります。
  2. 人参・ゴボウはささがきにします。鶏肉は一口大に切ります。
  3. 凍みどうふは戻して短冊切りにし、板ふは戻して一口大に切ります。
  4. 鍋に鶏肉を入れて表面の色が変わるまで焼きます。
  5. 水・ごぼう・糸こんにゃくを入れて強火で煮て、あくがでたら取ります。
  6. 凍みどうふ・人参・板ふを入れて煮ます。火が通ったらAを加えます。
  7. 長ネギを加え、せんべいを入れたら完成です。

せんべいの作り方でなく、せんべいを使用したアレンジレシピも紹介しましょう。まずは有名な青森のご当地グルメせんべい汁です。いつもとは違うふにゃふにゃの食感がやみつきになります。

たこせん

【材料】

  • たこせん 1枚
  • 冷凍たこ焼き 3個
  • サラダオイル 小さじ1
  • 千切りキャベツ 50g
  • とろけるチーズ 25g
  • 卵 1個
  • ソース 大さじ1程
  • マヨネーズ 適量
  • A 青のり・鰹節・刻み紅生姜 各適宜

【作り方】
  1. たこ焼きはレンジで温めます。フライパンに油を引き、中火でキャベツを炒めます。
  2. チーズを加えて混ぜたら真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れて目玉焼きを焼きます。
  3. たこせんにソースをベタ塗りし、キャベツ→たこ焼き→目玉焼きの順に乗せます。
  4. マヨネーズをかけてAを散らし、たこせんを半分に折ったら完成です。

たこ風味のせんべいであるたこせんを使用した大阪名物の人気B級グルメたこせん(たません)です。たこ焼きや目玉焼きなどが入っている為、ボリューム満点パキッとしたせんべいと、たこ焼きのふわふわな食感がたまりません。

八戸せんべいサンド

【材料】

  • 南部せんべい 2枚
  • 卵 1個
  • 小ネギ 適量
  • A ソース・ケチャップ・マヨネーズ  各適量
  • スライスチーズ 1枚
  • 青海苔 適量

【作り方】
  1. フライパンに油を熱し、卵を割り入れて両面焼きの目玉焼きを焼きます。
  2. せんべい2枚にAを塗り広げ、小ネギを乗せます。
  3. 片方に目玉焼き・チーズを乗せ、青海苔を散らしてもう1枚で挟んだら完成です。

素朴な南部せんべいはこうしておかずを挟むのもおすすめです。出来立てのぱりぱり食感、時間が経った後の
ふやけた食感
、1つで2度の美味しさが楽しめます。他にもハムエッグや、焼きそばなどをお好みの具材を挟んでみてください。

せんべいの作り方まとめ

せんべいは家でも簡単に作れるということを紹介しました。オーソドックスなものは時間がかかりますが、手間はかかりません。他にもせんべいには様々な作り方やアレンジ方法があります。工場や専門店で作られるせんべいもいいですが、自分好みのせんべいを自宅で作ってみましょう!

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