プデチゲの人気レシピ！簡単な辛ラーメンでの作り方やアレンジも！

軍隊鍋とも呼ばれるプデチゲは、韓国では定番の鍋料理です。インスタントラーメン、ウインナーなどの加工肉を使用して手軽に作れます。ジャンクフードのような味は魅力的で、日本でも人気があります。本記事では、プデチゲの歴史や基本レシピを解説し、さらに、人気のアレンジレシピもまとめました。

朝鮮戦争で貧窮していた時代に生まれたのが、プデチゲです。プデチゲがどのように生まれたかという説には2つあります。1つ目は、米軍から流れてきたソーセージなどの加工肉を利用して、唐辛子を混ぜて鍋を作り、腹を満たしていたという説です。

2つ目は、米軍と韓国軍の兵士が共同生活の中で、互いの補給された食材を組み合わせて食べていたという説もあります。韓国語でプデとは軍隊や部隊を、チゲとは鍋を意味します。ゆえに、プデチゲは軍隊鍋または部隊鍋とも呼ばれます。

このような歴史から、他のチゲは1人用の鍋で食べますが、プデチゲは大鍋で作り、大勢で食べるという特徴があります。

【プデチゲの材料に欠かせないもの】

• インスタントラーメン
• ウインナーなどの加工肉

• 鍋
• キムチ
• 唐辛子粉
• だし汁
• 野菜
• 豆腐
• 肉

加工肉は、ウインナー、スパム、ランチョンミート、ハム、ベーコンなどを使います。基本的には、キムチチゲにインスタントラーメンと加工肉をを入れれば、プデチゲになります。

【基本的なプデチゲの作り方】

1. 唐辛子粉と調味料を混ぜて、チゲの素を作る。
2. スパム、ウインナー、野菜、キムチ、インスタントラーメンを鍋に並べる。
3. だし汁、チゲの素を入れて煮込む。

野菜は長ねぎ、きのこを使うことが多いですが、特に決まりはありません。豆腐や肉を入れないレシピもあります。プデチゲは、材料の自由度が高い料理です。お店や家庭によっても作り方に違いがあります。スパムやウインナーが入ったキムチチゲを楽しんでから、〆として、インスタントラーメンを加える場合もあります。

【材料】（3～4人分）

• 米のとぎ汁…500ml

• 豚肉…お好みで
• ウインナー…お好みで（多めが良い）
• スパム…お好みで
• 玉ねぎ…お好みで
• ズッキーニ…お好みで
• 青唐辛子…お好みで
• にんじん…お好みで
• 豆腐…お好みで
• 長ねぎ…お好みで
• 春菊…お好みで

• みりん…大さじ1
• しょうゆ…大さじ1
• こしょう…少々

• コチュジャン…大さじ3
• 唐辛子の粉…大さじ3
• みりん…大さじ2
• しょうゆ…大さじ2
• すりおろしにんにく…小さじ1

1. 豚肉を細かくみじん切りしたものに、Aを加えてよく混ぜておく。
2. 豚肉以外の具材を食べやすい大きさに切る。
3. チゲの素をよく混ぜておく。
4. 鍋の底に玉ねぎを敷いてから、長ねぎと春菊以外の具材を並べていく。
5. 真ん中に、1とチゲの素を2/3入れる。
6. 米のとぎ汁を材料がひたひたになる程度（500ml）注ぐ。
7. 中火で煮込む。
8. 味付けが薄い場合には、チゲの素を足して調整する。
9. 具材に火が通ったら、長ねぎと春菊を入れて1分ほど煮る。

本場韓国の本格的なプデチゲのレシピです。野菜などの具材は、冷蔵庫の残りものでも良いです。具材を自由に楽しめることがプデチゲの魅力でもあります。しかし、ウインナーは外せません。ウインナーを入れることでスープの旨味も増しますので、多めに入れることをおすすめします。

本場韓国のプデチゲレシピでは、インスタントラーメンは入っていません。インスタントラーメンは〆に加えてください。また、辛味が苦手な場合には、唐辛子の粉の量を調整してみてください。具材にマカロニ、チーズを加え、玉ねぎを多めすると甘みが増します。

【材料】（レシピ：1～2人分）

• ゴマ油…適量
• ニンニク…お好みで
• 豚バラ肉…お好みで
• 発酵させたキムチ…1kg

• あさり…お好みで
• 水…材料がひたひたになる程度
• ダシダ…小さじ1
• 生姜…お好みで
• 魚介や唐辛子の出汁…お好みで
• 豆もやし…お好みで
• エゴマの葉…お好みで
• 玉ねぎ…お好みで
• 長ねぎ…お好みで
• スパム…お好みで
• ソーセージ…お好みで
• 豆腐…お好みで
• インスタント麺…1袋

• 青唐辛子…お好みで
• 辛口唐辛子粉…お好みで
• 赤唐辛子…お好みで

• ゴマ…お好みで
• チーズ…お好みで
• トッポキ…お好みで

1. フライパンにゴマ油をひいて、ニンニクを入れて、豚バラ肉を炒める。
2. 豚バラ肉に火が通ったら、発酵させたキムチも炒める。
3. Aを加えて、その後、Bも加える。
4. 仕上げにCも加えて、煮込む。

辛味に強い人は、激辛のプデチゲレシピにも挑戦してみてください。青唐辛子は、薄く切ったものと切っていないものの両方を入れています。唐辛子の量はお好みで調整してください。食べる直前にスダチをかけると激辛プデチゲもさっぱりと爽やかな味になります。

【材料】（レシピ：1人分）

• 辛ラーメン…1袋
• 水…500cc
• 長ねぎ…1/4本
• にら…2束
• ウインナー…4本
• にんにく、しょうが…各1/2片
• コチュジャン…大さじ1/2
• みそ…大さじ1
• 白菜キムチ…100g
• ごま…お好みで

1. 長ねぎは1cm幅で斜めに、にらは4cm幅、ウインナーは食べやすい大きさに切る。
2. 鍋に水500ccを入れ、火にかける。
3. 辛ラーメンの薬味を入れる。
4. にんにく、しょうがをすりおろして加える。
5. 辛ラーメンのスープの素1/2袋、コチュジャン、みそを加えてなじませる。
6. 長ねぎ、ウインナー、キムチを加えて2分煮込む。
7. 麺を入れて、中火で4分煮込む。
8. にらを加えてさっと煮たら、ごまを加える。

市販の辛ラーメンを利用すると、簡単にプデチゲが作れます。チーズを加えると辛味がまろやかになり、辛味が苦手な人でも食べやすくなります。

【材料】（レシピ：4～5人分）

• 干ししいたけ…2個
• サラダ油…適量
• にんにく…1片
• 長ねぎ…1本
• 水…適量
• 昆布出汁または昆布茶…適量
• 大根…1/4本
• チキンスープの素…10g
• コチュジャン…小さじ1/2
• キムチ…お好みで

• ウインナー…お好みで
• さつまあげ…3枚
• 餅巾着…5個
• えのき…1袋
• にら…1/2束
• 豆腐…お好みで
• 白菜…お好みで
• 鶏肉…お好みで
• 豚肉…お好みで
• インスタントラーメン…2袋

1. 干ししいたけを戻しておく。
2. 大根はいちょう切り、にんにくは薄切り、他の材料は食べやすい大きさに切る。
3. 土鍋にサラダ油をしき、にんにく、長ねぎを入れて炒める。
4. 干ししいたけの戻し汁と干ししいたけも入れる。
5. 長ねぎとしいたけが浸る程度の水を加えて、蓋をして沸くまで待つ。
6. 昆布出汁または昆布茶を加えて、再び蓋をして沸くまで待つ。
7. 大根、チキンスープの素を入れて煮込む。
8. コチュジャンを加えて混ぜる。
9. 味付けが薄い時には、チキンスープの素を加える。
10. キムチを入れて混ぜる。
11. 味が整っていれば、＜A＞を加えて、煮込む。

子供でも食べられる辛くないプデチゲです。家族で食べる際、大人は取り皿にコチュジャンを追加して、辛味を調整してください。豆板醤も入れる場合には、長ねぎの後に入れて、炒めると香りが良くなります。子供でも食べられるように、豆板醤も少量にしてください。

市販のキムチ鍋の素を使用すれば、調味料を混ぜ合わせる手間が省けます。プデチゲの時短レシピです。最初に豚肉とウインナー、野菜を炒めることで、旨味が引き出されます。

韓国では、プデチゲのカレー味が人気です。意外な組み合わせですが、プデチゲとカレーは相性が良く、やみつきになる味です。普通のプデチゲでは物足りない人は、カレー味を試してみるとよいでしょう。

プデチゲがイタリアンに変化します。トマトを入れるだけではなく、トマトジュースも入っているので、スープにもしっかりとトマトの旨味が溶け出しています。トマトジュースとチーズでプデチゲの辛味もまろやかになります。辛味が苦手な人でも楽しめるレシピです。

インスタントラーメンやウインナー、野菜は家庭にストックされていることが多い食材です。冷蔵庫に残っている野菜を自由に選び、プデチゲを作ってみてはいかがでしょうか。市販の辛ラーメンやキムチ鍋の素を利用すれば、簡単にプデチゲが作れます。

辛味が苦手だからとプデチゲを敬遠せず、本記事で紹介したレシピを参考に、お気に入りのアレンジレシピを探してみてください。