目黒のラーメン二郎のルール&タブーとは？おすすめメニューも紹介！

三田本店を除くラーメン二郎の中で、最も古参の店舗であるラーメン二郎目黒店。本記事では、この「メグジ」の相性で親しまれているラーメン二郎目黒店についてまとめてみました。並びや注文に関するルールやNG行為とされているタブーについて、更にはおすすめメニューについても紹介します。

ラーメン二郎のラーメンは、数有るラーメンの中でも唯一無二と言える存在です。一般的なラーメンとは一線を画すラーメン二郎のラーメンを「二郎は二郎であり、ラーメンではない」と表現する人もいるほどです。そのラーメン二郎のラーメンには数多くの魅力が詰まっています。

脂の混ざりあった脂肪分多めのスープに、ブタの煮汁をベースにした濃いめのタレ、そしてオーションで作られた低加水率の極太麺と、そのどれもが強力な味の個性と主張を持ち合わせています。これに二郎特有のトッピングを組み合わせることで、最強のラーメンが完成となるのです。

また、一部で「ラーメン二郎＝デカ盛り」といった誤った認識がされていますが、これも大きな間違いです。確かに二郎のラーメンはインパクトがありますが、これはあくまで二郎が持つ魅力の1つにしか過ぎないのです。

ラーメン二郎の本店は東京都港区三田にあります。目黒区の都立家政駅近くに「ラーメン次郎」の名で店舗を構えましたが、目黒区による呑川の河川改修工事により移転を余儀なくされます。

そのラーメン二郎が、現在の本店である東京都港区三田に店舗を移したのは、当時客として来ていた学生から情報提供がキッカケでした。三田には慶應義塾大の三田キャンパスが在るのですが、情報提供を受けた空き店舗は、この三田キャンパスの大学正門と最寄り駅を結ぶ導線上に位置していたのです。

この上ない絶好のロケーションを持つこの場所に、ラーメン二郎三田本店が移転したのは1970年代のことでした。この移転において看板を新調した際、ペンキ屋が誤って「次郎」ではなく「二郎」と書いてしまった為、以後「ラーメン次郎」は「ラーメン二郎」として営業を行っています。

ラーメン二郎目黒店は、数有る二郎の中でも最古参にあたる存在です。慶應義塾大学の出身者である店主は、三田本店の味に惚れ込み修行を決意。その後本店での修行を経て独立し、目黒区目黒の山手通り沿いに「ラーメン二郎目黒店」をOPENしました。以降現在に至るまで常に行列が絶えない人気店として絶大なる人気と支持を獲得し続けています。

このラーメン二郎目黒店ですが、ジロリアンの間では親しみを込めて「メグジ」と呼ばれているそうです。二郎系ラーメンに関する話題の中でこのメグジというワードが出たら、それはこのラーメン二郎目黒店を指しているのだと覚えておきましょう。

ラーメン二郎目黒店の外観的特徴ですが、他の二郎同様黄色の看板が目印です。ラーメン二郎目黒店の看板はテント地タイプの大きなモノですので、ひと目で其処が目黒店であると認識することができるでしょう。また、店舗の佇まいは「これぞ王道のラーメン店！といった印象を受ける外観です。

店内は赤いLカウンターだけの非常にシンプルな構成となっております。数有る二郎の中でも最挟と言われる程に狭い店内には、席数10席が用意されております。そもそも二郎ではゆっくりとラーメンを食べること自体がタブーですので、寛げる空間である必要もないのです。

ラーメン二郎目黒店は、他の二郎と比較して麺量が少ないことで知られています。ジロリアンの間で目黒二郎は「初心者向けの二郎」と言われているのは、他店と比べて比較的食べやすい麺量に抑えられているからなのです。他の二郎だと小でも300gを超すところが殆どですが、目黒は200g台と少なめで提供されています

そのラーメン二郎目黒店の麺量が、ここ最近で増えたという噂が一部にあるそうです。そこでこの噂の真相を調査してみたのですが、どうやら増えているのは間違いないものの、増えたのは麺ではなく野菜であったことが分かりました。恐らく麺は以前のままであると見て間違いないでしょう。

下記はラーメン二郎目黒店の店舗情報の一覧表です。こちらで来店経路などを予め確認しておくとよいでしょう。
 

ラーメン二郎目黒店には並び方にルールが定められています。ルールに沿って並ばないと他の利用者から冷たい目で見られるどころか、お店にも迷惑を掛けることになります。ゆえにラーメン二郎目黒店を訪れる際には、予めしっかりとルールを理解してから向かう様心掛けましょう。

ラーメン二郎目黒店の店先には矢印が書かれています。並びの際はこの矢印の方向に沿って並んでください。並ぶ際は基本U字で並ぶことになりますので、先客の動きをしっかりと見ておきましょう。

先頭から3〜6番目位になった段階で食券の購入となります。券売機で注文する商品の食券を購入してください。その後店員さんから小か大かを確認されるので、自分の購入したラーメンのサイズを正確に伝えましょう。あとは店内に入り席に着いて、食券をカウンターに置いたら完了です。

ここで行われる店員さんからの確認は、あくまでも麺のサイズに関する確認です。くれぐれもここで「野菜マシマシで！」と、トッピングのコールは行わない様にしましょう。もちろん間違えたからと言って「ルール違反するな！」と怒られることは一切ありませんが、気まずさと恥ずかしさに包まれることは覚悟してください。

ラーメン二郎には「注文ルールなどが複雑で近寄りがたい」というイメージが少なからずあります。が、これは大きな間違いです。別にコレといって複雑なルールがないことは、他のお客さんの注文を見ていれば直ぐに分かるでしょう。もちろんルールが分からないからといって、店員さんから怒られる訳でもありません。

ラーメン二郎目黒店では、水はセルフサービスというルールになっています。店内に入ったら、席へ着席する前にお水を取りに行きましょう。水冷機は入店して直ぐのところにあるコーナーに設置されています。

また、ラーメン二郎目黒店の店頭には、清涼飲料水などの自動販売機が設置されています。こちらでドリンクを購入して店内に持ち込みするのもOKです。食事と共に飲むことで脂肪吸収を抑える働きを持つドリンクなども用意されているので、気になる人はこちらを購入しておくことをおすすめします。

トッピングは他の二郎と同じく「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4種類ですが、もし初めての二郎ということであれば、トッピングは一切なしで注文することをおすすめします。ラーメン二郎目黒店は量が少なめといっても、一般的なラーメン店と比較するとかなりボリュームがあるからです。

ラーメン二郎に限らずですが、食べきれない程の量を注文し、それを残してしまうのは重大なルール違反でありタブー行為です。このタブー行為を侵さぬ為にも、初見は様子見を行うのが良いでしょう。例えどの様な物であろうとも、食べ物を粗末にして許される理由にはならないのです。

ラーメン二郎目黒店における食後のルールですが、食べ終わったらカウンターにどんぶりとコップを上げて、テーブルを拭いてから席を後にしましょう。これは少しでもスムーズに店内を回転させるためのルールであり、狭い店内で1人でも多くの人にラーメンを提供する為に必要なルールなのです。

これらをルールと言ってしまうと、店が客側に強いているイメージを与えてしまうかもしれません。実際それが嫌で「二郎には行かない！」という人も少なからずいると言われています。ですが、これをルールではなく「協力」と捉えれば、悪いイメージも別の印象に変わるのではないでしょうか？

ラーメン二郎目黒店では、喋りながらラーメンを食べる行為がタブーとされています。これは目黒店を含め、全ての二郎がロット単位でラーメンの提供を行っているからです。

二郎にはひっきりなしに客が訪れるので、店員さんは注文を受ける前から麺を茹でます。しかし、食べる速度が遅い客が一人でもいると、次の客の麺を茹でるペースとタイミングにブレが生じ、結果としてロット乱しが発生してしまうのです。

店員さんは予め客が帰るタイミングを計算して、オーダーをこなしています。これが乱れることで茹でたラーメンが提供できず、最悪破棄せざるを得ない場合もあるのです。よって、このロット乱しに繋がるダラダラ食べはラーメン二郎におけるタブーとされているのです。

もちろん、このタブー認定については賛否両論があるでしょう。ただ、二郎ではこの行為をタブーとしている以上、これに従えない客は客ではないのです。

こうした行為がタブーであることを知らずに、店内でダラダラと食べる人には「追い出し」と呼ばれる行為が発動されます。これはその客に対し「残してもいいですよ」と声を掛けることで、暗に「お帰りください」というメッセージを伝えるのです。

一見すると横暴な行為にも聞こえますが、ルールはルールであり、マナーはマナーです。タブー行為を犯すことで、他のお客さんに迷惑が掛かる以上、店側としてはこの追い出しをせざるを得ない場合もあります。くれぐれもこの追い出しを喰らわない様に、店内では速やかにラーメンを食べる様に心掛けてください。

ラーメン二郎目黒店の小ラーメンです。小という名称だからと侮ってはいけません。先程も少し説明した通り、目黒店は他店と比べて麺量が少なめですが、それでも280g程度の麺量はあります。ラーメン二郎自体が初めてという方は、まずこの小ラーメンから注文することをおすすめします。

また、こちらも先程説明した通り、最近目黒店では野菜の量が増されているようです。よって、それほど食の太い人でなければ、NOトッピングでも確実に腹パン状態になることでしょう。

また、この小ラーメン最大のウリはその値段にあります。今やラーメン一杯が1,000円を超えることも珍しくない世の中ですが、この小ラーメンは何と一杯たったの500円で提供されているのです。500円でこれだけのラーメンを頂けるお店など、そうはないでしょう。この値段は全ラーメン二郎の中でも最安の価格設定となっています。

こちらは小ラーメンにブタをダブルで追加した「小ラーメン W豚入り」です。ブタ増しはシングルも用意されていますが、とことんまでラーメン二郎目黒店のブタを堪能したいという方には、このW豚入りがおすすめです。たっぷりのブタが入ってお値段も700円と、かなりお手頃な価格となっています。

最後は大ラーメンです。単純に麺の量が大きな大ラーメンは、小ラーメンの100円増しで提供されています。普段他の二郎で大ラーメンを食べている人であれば、難なく食べ切れるレベルと言ってもよいでしょう。

最後は目黒二郎の口コミについてまとめてみました。二郎の中でも安定した人気を誇る目黒二郎ですが、口コミ評価も概ね好評のようです。ただ、二郎の中でも特にロット乱しに厳しいと言われているだけあって、「接客で不快な思いをした」という書き込みをする人も中にはいるようです。

ただ、これは致し方ないところでしょう。次のお客にラーメンを提供するためにも、ロットごとに与えられた時間は限られている訳です。そもそも、目黒二郎でそれだけの時間が掛かる様であれば、二郎のラーメンには向いていないということになります。例え悪い口コミが流れても、ファンに応える為ならこれもやむなしといったところでしょう。

ラーメン二郎目黒店についてまとめてみました。何かと面倒なイメージを持たれがちなメグジですが、それはどの二郎でも同じことです。着丼したラーメンを一心不乱に頂けば、誰でも気持ちよく退店することができます。この記事で予習を済ませ、目黒店のラーメンを味わいに行きましょう！