ローズマリーは効果効能が高い!活用法や香りを活かしたレシピも紹介

ローズマリーの効果や効能を徹底解説!すっきりとした爽快な香りを持つローズマリーは、健康や美容に嬉しいさまざまな効能があるといわれています。効果的な活用法やハーブの香りを存分に楽しめるアレンジレシピもあわせて紹介します。

ローズマリーは効果効能が高い!活用法や香りを活かしたレシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1ローズマリーとは?
  2. 2ローズマリーの効果効能【健康編】
  3. 3ローズマリーの効果効能【美容・その他】
  4. 4ローズマリーの効果効能を得る活用法
  5. 5ローズマリーの効果効能や香りを活かしたレシピ
  6. 6ローズマリーの効果効能まとめ

ローズマリーとは?

アロマオイルやハーブとして人気のあるローズマリー。丈夫で育てやすいため自宅で栽培している方も多いのではないでしょうか?そんなローズマリーの持つ効果や効能がいま注目されています。本記事では健康や美肌に効果的とされるローズマリーの魅力について詳しく紹介します。

香りを利用した活用法やアレンジレシピなども取り上げているので「どのような使い方ができるの?」「おすすめのレシピは?」という疑問を持っている方は必見です。ハーブ好きの方もぜひチェックしてみてください。

植物としての特徴

ローズマリーは地中海を原産とするシソ科のハーブです。種類によって生え方が異なり、地面に這うようにして育つものや垂直に育つもの、そしてその中間の性質を持つものなどがあります。花の色も種類によってさまざまですが、主に紫色に近い水色や青色をしているのが特徴です。

ローズマリーという名前のほかには迷迭香(めいてつこう)やマネンロウという呼び名があり、葉を使う以外に花も可食部として用いられています。

由来・歴史

ローズマリーは古くから薬用として重宝されてきた歴史があります。17世紀に西洋で大流行したペスト除けや空気の浄化に利用された記録が残っており、イギリスでは病気の感染予防として用いられていたようです。

また中世ヨーロッパではローズマリーを漬けた水を手洗いに利用していたといわれています。ちなみにローズマリーという名前は聖母マリアを象徴する花という意味から由来しているようです。

スピリチュアルな効果

ローズマリーには宗教的および精神的な効果があるともいわれています。歴史にもローズマリーが大きく関わっていたように、古くは空気を清めるための浄化として用いられていました。

今でもローズマリーの精油の香りでメッセージを受け取るというヒーリングの力が信じられています。例えば精油の香りが苦手と感じる時はネガティブな感情になりがち、好きと感じる時は高次元のスピリットとつながる準備ができたと判断されます。なおローズマリーを持ち歩くと悪い気から自らを守ることが可能なようです。

ローズマリーは古くから、守護・浄化・ヒーリング・魔除け・若返りなど、様々な力と結びつけられてきました。 燃やすことでその場の浄化になったり、持ち歩けば悪い運気から守ってくれ、寝室に置けばいい夢を見ながら眠れると信じられていました。

ローズマリーの効果効能【健康編】

健康の効果効能①記憶力・集中力の向上

ローズマリーには体に嬉しい効果効能がたくさんあります。その1つが記憶力や集中力の向上です。ローズマリーの香りをかぐと脳が活性化されて頭がすっきりします。

勉強や仕事が煮詰まっている時はもちろん目覚めが悪い時にもローズマリーはおすすめです。古代ギリシャでは学生がローズマリーの枝を髪に刺して勉強に励んでいたという記録も残っています。

健康の効果効能②血流の改善

ローズマリーには血管神経系を丈夫にして血流を改善する効能もあります。血の巡りが良くなると脳が活性化されたり冷え性が改善されたりと嬉しいことが盛りだくさん。貧血の悩みがある方にもローズマリーの効果が期待できるようです。

健康の効果効能③消化の促進

血流が良くなって消化機能が高まると、消化不良などの胃の不調も改善されます。消化機能の低下で起こる便秘や肝機能の低下にも効果があるため、これらの悩みを持つ方は積極的にローズマリーを生活に取り入れるとよいでしょう。消化の促進は新陳代謝アップにもつながるのでダイエットをしている方にもおすすめです。

健康の効果効能④精神の高揚によりうつ症状の緩和

「気分が落ち込みやすい」という悩みはありませんか?ローズマリーの香りには精神を高揚させ、自律神経を整える効能があります。緊張や不安からくるストレスを和らげたり神経系を休めたりする働きもあるため、うつ症状の緩和にも効果的です。

また自律神経失調症や心身の疲労を回復させるハーブとしても重宝されています。「なかなか自信を持って行動できない」という時はローズマリーの香りをかぐと気分が落ち着きます。

精神を高揚させる働きがあります。無気力や憂うつによく効きます。自分に自信がなく、強い自我に欠ける人が、自信をもち、自己実現に向けて行動できる強さを与えてくれます。考えすぎをなくし、自分の能力に自信が持てるようになります。

健康の効果効能⑤痛みの緩和

ストレス緩和の働きがあるローズマリーには、緊張からくる頭痛や筋肉痛を和らげる効能を期待することができます。特に筋肉痛には精油を使ったケアがおすすめです。痛みが軽い場合はアロマオイルを作ってマッサージを、強い痛みには精油とタオルを使って冷湿布を行うと炎症がおさまり痛みも軽減します。

健康の効果効能⑥男性の薄毛対策

ストレス社会の現在では、男性だけでなく女性にも薄毛について悩む方が増えています。ローズマリーは料理やアロマに使うほか、頭皮や髪の毛につけてトリートメントとして利用することも可能です。使い方は冷ましたローズマリーティーを気になる部分につけて30分ほどおき、いつも通りシャンプーをするだけです。

ローズマリーの働きで頭皮の血行が促進され、抜け毛予防や育毛に効果が期待できます。手間もかからず気軽に挑戦できるため、日々のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?

肌への作用は、特に頭皮の不調改善に優れます。頭皮の血行を良くするので、抜け毛や育毛促進にいいと言われています。

ローズマリーの効果効能【美容・その他】

ローズマリーの嬉しい効能は健康だけにとどまりません。ここからは美容や生活の知恵として覚えておきたいローズマリーの効果効能を紹介します。気になるものがあればぜひ生活に取り入れてみてください。

肌の収れん作用

ローズマリーは、かつて若返りの水として重宝されていたほど高いアンチエイジング効果が期待できるハーブです。その美容効果の1つとされるのが肌の収れん作用。収れん作用とは肌を引き締める効果のことで、洗顔の後にローズマリーウォーターを使うと肌がギュッと締まって見た目が若返ります

美肌効果

ローズマリーには美白やシミ、シワ予防などの効能も期待できます。これはローズマリーに抗酸化作用があるためで、体のサビを防ぐことで紫外線などの外敵から肌を守ってくれるからです。

またローズマリーのハーブティーを飲むと、血流が良くなってむくみやセルライトが改善されるともいわれています。ローズマリーは更年期障害にも効果的なため、ホルモンバランスの乱れから起こるむくみにも効能が期待できます。

虫除け

ローズマリーの爽やかな香りを利用すれば防虫対策にもなります。方法は乾燥させたローズマリーをサシェにしてタンスやクローゼットに入れておくだけです。生の葉や精油を使って防虫スプレーを作ってもよいでしょう。ローズマリーを使った虫除けは、小さな子供やペットがいる場所でも気軽に使えるというメリットがあります。

花粉症対策

ローズマリーにはアレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑える働きがあります。そのためローズマリーティーを飲んだり香りをかいだりするだけで花粉症が和らぐようです。アレルギー症状でイライラしている時もローズマリーの香りは効果的です。

香辛料としての効果

ローズマリーを香辛料として料理に用いる使い方もあります。中でも清涼感のある香りを利用した食材の臭み消しや風味づけがおすすめです。

特にラム肉や青魚などクセのある食材と相性が良く、ヨーロッパではローズマリーを食材にまぶしたオーブン料理がごく一般的に作られています。じゃがいもやカブ、カリフラワーといった淡白な野菜もローズマリーを使うと風味豊かに仕上がります。

ローズマリーの効果効能を得る活用法

ハーブや香辛料として幅広く利用できるローズマリーですが、使い方を誤ると思わぬ影響が出ることも。ここからはローズマリーの効果を効率よく取り入れる方法を紹介します。ぜひ生活に上手く取り入れて健康や美容などの効能を存分に活かしましょう。

ハーブティー

ハーブティーはすっきりとした香りで集中力を高める効能が期待できます。ローズマリーの葉はフレッシュ、ドライのどちらも利用できますが、香りが強いため何種類かのハーブをブレンドする方が飲みやすくなります。

初心者の方はレモングラスとペパーミントとローズマリーを2:1:0.5の割合でブレンドしたものがおすすめです。ティーポットにハーブを入れてお湯を注ぎ、蓋をして3分ほど蒸らせばハーブティーの出来上がりです。生の葉を使う際は蒸らしすぎると青臭さが出ることがあるので気をつけてください。

ローズマリーの葉を使って入れたハーブティーはツンと刺激的な香りで、頭がすっきりします。勉強の前やモーニングティーにおすすめです。

アロマオイル

筋肉痛や肩こりにはアロマオイルを使ったマッサージが効果的です。自分でマッサージオイルを作る場合は、キャリアオイル10mlにローズマリーオイル2滴とペパーミントオイル1滴を混ぜたものを使用します。それを手に取り痛みのある部分をマッサージしましょう。

ストレスが溜まっている時には精油をお風呂に入れてアロマバスにしてもよいでしょう。使い方はバスタブのお湯に精油を3~5滴入れてかき混ぜるだけです。湯気とともにアロマオイルの香りが立ち上り、心身ともにアロマテラピーの効果が得られます。

香辛料

香辛料としてローズマリーを使う際はグリルやムニエル、ソテーなどの料理が適しています。ドライの葉を料理に使う場合、食材に揉み込むようにしながら加えると香りが引き立ちます。

フレッシュの場合は枝を添えるだけですっきりとした香りが食材に移ります。葉だけを料理に使うなら、枝を持って逆方向に手を動せば簡単に葉のみを取り除くことができるでしょう。また茹で野菜にローズマリーを和えるとあっという間におしゃれな一品が出来上がります。煮物には不向きなので使わないように気をつけましょう。

アーユルベーダ

世界三大伝統医学の1つであるアーユルベーダは病気の予防や治療をはじめ、健康維持や若返りを目指すものです。発祥地であるインドでは現在も民間医学としてアーユルベーダが日常的に取り入れられ、睡眠や食事、瞑想などの緩和療法が行われています。

アロマテラピーにも大きな影響を与えたとされるアーユルベーダですが、ローズマリーもアーユルベーダに欠かすことができません。

中医

アーユルベーダと並ぶ世界三大伝統医学のもう1つが中国医学(中医学)です。中医学は中国を中心とする東アジアで発展した伝統医学で、さまざまな中国伝統医学がひとまとめになった医学体系を指します。

日本では漢方医学を中医学としてとらえることも多いですが、漢方医学は日本で発展したもので考え方や使用する生薬に違いがあります。中医アロマでローズマリーは消化を促進し、痛みの緩和に効果的な生薬としてとらえられています。

ローズマリーの効果効能や香りを活かしたレシピ

最後にローズマリーの香りを存分に楽しめるレシピを紹介します。肉や魚、野菜などあらゆる食材と相性の良いローズマリーですが、レシピに使うハーブの量を間違えると香りが強くなりすぎることも。ぜひ紹介するレシピを参考に効能を活用してみてください。

ローズマリージャーマンポテト

  • じゃがいも4個
  • オリーブ油大さじ2
  • ガーリックパウダー小さじ1
  • タイム小さじ1
  • ローズマリー小さじ1
  • こしょう小さじ1/2
  • 塩小さじ1
  • ベーコン12枚
  • タイム(フレッシュ)少々
  • 粉チーズ少々
 
  1. オーブンは200℃に予熱しておきます。
  2. じゃがいもは半分に切ってスライサーで薄切りにします。ボウルにじゃがいも、オリーブ油、ガーリックパウダー、タイム、ローズマリー、こしょう、塩を加えて全体をよく混ぜ合わせます。
  3. まな板の上にベーコンの端同士を重ねて置き、2を少しずつ並べて端からきつめに巻いていきます。それを6個分作ってマフィン型にセットします。
  4. 200℃のオーブンで3を20分焼き、アルミホイルをかぶせてさらに30分焼きます。焼き上がったものにタイム(フレッシュ)と粉チーズを散らし、さらに200℃のオーブンで5~10分焼けばレシピの完成です。

ローズマリーチキン

  • 鶏もも肉2枚
  • ローズマリー小さじ1(A)
  • おろしニンニク小さじ1(A)
  • オリーブ油大さじ2(A)
  • 塩適宜(A)
  • 黒こしょう(パウダー)適宜(A)
  • ライム1/2個
  • 好みの野菜適宜
  • オリーブ油適宜
  • 塩適宜
  • 黒こしょう(あらびき)適宜
 
  1. 鶏もも肉は半分に切って(A)をまぶし、1時間ほど冷蔵庫で漬け込みます。
  2. 野菜は食べやすい大きさに切り、オリーブ油、塩、黒こしょう(あらびき)をまぶしておきます。
  3. 220℃のオーブンで1を15~18分焼き、2の野菜を加えてさらに3~4分焼きます。皿に鶏肉と付け合わせの野菜を盛り、くし切りにしたライムを添えればレシピの完成です。

ローズマリー香る秋刀魚のハーブ焼き

  • 秋刀魚2尾
  • 塩小さじ1/2
  • ローズマリー2枝
  • ニンニク1片
  • 薄力粉大さじ1
  • オリーブ油適量
  • バルサミコ酢大さじ1/2
  • ピンクペッパー(あれば)適宜
  • ローズマリー(飾り用)適宜
 
  1. 秋刀魚は頭を切り落とし、内臓を取り除いて水洗いします。水気を拭いて3枚におろしたものをバットに置き、両面に塩を振って10分ほど置いておきます。
  2. ローズマリーとニンニクはみじん切りにします。
  3. 1の水気をペーパータオルで拭き取り、両面に2をまぶしてから薄力粉を薄くふるいます。
  4. フライパンにオリーブ油を中火で熱し、3の秋刀魚を皮目から焼きます。8割ほど火が通ったら裏返し、余分な脂をペーパータオルで拭き取ってバルサミコ酢を加えます。秋刀魚に絡めるようにして皿に盛りつけ、ピンクペッパーと飾り用のローズマリーを添えたら完成です。

ローズマリーの効果効能まとめ

本記事ではローズマリーの効果や効能、活用レシピなどを紹介しました。健康や美容に効能があるローズマリーはハーブティーや料理、アロマテラピーなどさまざまな使い方が楽しめるハーブです。薄毛や痛みの緩和にも使えるため、悩みを持つ方は積極的に生活に取り入れるとよいでしょう。

ほんの少量を使うだけでも香りが引き立つので、ドライはもちろん自宅で栽培したフレッシュな葉をレシピに用いるのもおすすめです。ぜひローズマリーの爽快な香りを日々の生活に活用してみてください。

Thumbローズマリーの使い方と保存方法は?乾燥ハーブは料理にお茶におすすめ! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbネトルは効果効能に注目のハーブ!ハーブティーがおすすめ?副作用とは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbハーブティーのおすすめ人気ランキング12選!花粉症や疲れへの効果効能とは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ