いくらの賞味期限の目安はいつまで?いくらが腐った時の見分け方は?

いくらの賞味期限がおおよそどれ位なのか?を知っていますか?また、いくらの保存も冷蔵か冷凍のどちらが良いのか悩んでしまいます。そこで、いくらの種類別賞味期限の目安と腐るとどうなるかの見分け方法を紹介します。

いくらの賞味期限の目安はいつまで?いくらが腐った時の見分け方は?のイメージ

目次

  1. 1いくらの種類別の賞味期限とは?
  2. 2いくらが腐るとどうなる?見分け方は?
  3. 3いくらの保存方法と保存期間
  4. 4いくらは賞味期限前に早めに食べ切ろう!

いくらの種類別の賞味期限とは?

いくらは誕生日や特別な日などによくおもてなしして出される事の多い料理です。いくらといっても加工方法には様々なモノがあり、醤油漬け塩漬け等の加工が施されたモノも有名です。北海道に行くとそれらの加工が施された各種のいくらが販売されておりますので、目にしたことがあるという方も多いかと思います。

またいくらの他に筋子と呼ばれるモノもありますが、その違いを知っていますか?どちらも鮭の卵のことですが、筋子は卵巣膜に入ったままの状態で塩漬けにしたもので、いくらは卵巣膜を破ってバラバラにほぐしたものを言います。ちなみにいくらはロシア語で塩漬けした鮭の卵という意味になります。

いくらも筋子もそうですが、スーパーなどで売っている商品には賞味期限がついていますが、生のいくらをもらったり自家製で醤油漬けにしたいくらをもらったとき、賞味期限がわかりせん。そこで、種類別の保存方法を詳しく紹介します。

生いくら

生いくらは塩漬けされる前の筋子の状態であり、味付けしないまま一粒ずつバラになった状態で販売されています。一般的には生いくらは家で自分好みの醤油漬けなどで味付けをして食べることが多いですが、味付けするまでどのくらい賞味期限があるか調べました。
 

いくらの状態 賞味期限
生いくら(常温) 1日
生いくら(冷蔵) 2~3日程度
生いくら(冷凍) 数か月~半年程度

いくらの醤油漬け

いくらを食べるとき醤油漬けして食べることが多いです。スーパーなどでも瓶詰めで販売していたり、家では醤油にお酒やみりんを使いその家独自の配分で味付けしたりするでしょう。醤油やお酒の分量によって賞味期限が多少前後するのでできるだけはやめに食べることをおすすめします。
 

いくらの状態 賞味期限
いくらしょうゆ漬け(常温) 2日
いくらしょうゆ漬け(冷蔵) 2日~5日程度
いくらしょうゆ漬け(コストコ冷蔵) 3日
いくらしょうゆ漬け(冷凍) 1年程度
いくらしょうゆ漬け(佐藤水産冷凍) 60日

いくらの塩漬け

いくらの塩漬けは醤油漬けより味付けがさっぱりとしていて、いくら本来の風味が味わえます。作り方は簡単で塩水に漬け込むだけ。あまり漬け過ぎるといくらが固くなってしまうので注意してください。塩漬けも味付けを薄くした場合は早めに食べることを心がけてください。
 

いくらの状態 賞味期限
いくらの塩漬け(常温) 1~2日程度
いくらの塩漬け(冷蔵) 3~4日程度
いくらの塩漬け(冷凍) 1年程度
いくらの塩漬け(佐藤水産冷凍) 60日

その他のいくら

筋子は先ほど説明しましたが、卵巣膜に包まれたままの鮭の魚卵を塩漬けに加工したものです。いくらとは少し食感が違い、味付けも甘辛く濃いめにしたものが多く出回っています。おにぎりの具材としてもおいしい筋子の賞味期限も検証しました。
 

いくらの状態 賞味期限
筋子(常温) 1~2日程度
筋子(冷蔵) 3日~7日程度
筋子(冷凍) 3ヵ月~半年程度

いくらが腐るとどうなる?見分け方は?

次にいくらが賞味期限を超えて腐ってしまった場合、どのような状態になるかを調べました。見分け方としては見た目、臭い、触感、味で判断することが多いです。市販で売られているいくらは必ず賞味期限が記載されているので確認してください。賞味期限は未開封の状態で美味しく食べられる期限のことです。

消費期限というのは、定められた方法で保存した場合安全に食べられる期限のことを言います。ということは、賞味期限が切れてもすぐ腐ることはないですが、消費期限が過ぎると腐る可能性はあります。どちらにしても期限をすぎたいくらを食べるときは自己責任で食べましょう。

見た目に異変がある

いくらは腐ると表面が白っぽくなります。水で洗って取れたとしても糸が引いていたり、少しベトベトしているのであれば食べるのはやめましょう。生筋子からいくらの醤油漬けなどを作る場合、いくらをぬるま湯につけて洗うと白っぽくなることがありますが、これは腐っているわけではありません。

また見た目が丸くなく身崩れを起こしていたり、いくらがつぶれて赤い汁気が出ているときは腐る可能性が高いので、勿体ないかもしれませんが捨てることをおすすめします。

未開封なのに袋が膨張している

市販で売られているいくらは基本的には小瓶や密閉されたプラスチックの箱に入れられています。しかし、コンビニエンスストアに売っているいくらおにぎりや手作りのいくらをジップロックなどの袋に入れてもらった場合、ガスが発生し袋が膨張することがあります。

そうなると中の細菌が繁殖している可能性が高いので食中毒を起こす危険があります。特に真夏の暑いときや湿気の多い時期は、常温で放置すると数時間でいくらが腐ってしまいます。冷蔵庫に保存することを心がけてください。

異臭がする

鼻をつまむ女性

いくらの痛み具合はまず臭いで判断してください。新鮮ないくらは醤油漬けにしたり調味料にお酒を加えるので殆ど生臭くなりません。しかし時間が経つにつれて少しずつ生臭くなります。臭いを嗅いだ時、生臭い以外の異臭がしたときは腐っている可能性が高いので注意してください。

変な味がする

人形が舌を出してまずそうな顔をしている

見た目も普通で臭いもしないけれど、賞味期限が過ぎているいくらは味で判断するしかありません。傷んでいるものは酸っぱい味がしたり苦い味がします。一粒食べただけでも味の違いはわかるので、無理せず食べないようにしましょう。

いくらの保存方法と保存期間

最後にいくらの保存方法を紹介します。高級食材なのでなるべく美味しく頂きたいところですが、美味しく食べるには腐らせずきちんとした保存方法を知ることが大切です。味付けによって変わりますが、保存期間の目安も一緒に知っておくと安心です。

冷蔵保存の場合

冷蔵庫で保存する時はなるべく空気に触れさせない方法で保存してください。ジップロックやタッパーでの保存、瓶で保存する時は煮沸消毒してからいくらを入れましょう。そして小分けにいれることで空気に触れることを避けるとより美味しく食べられます。日持ちさせるには生いくらより醤油漬けや塩漬けがおすすめです。

保存期間

生イクラは3日前後、醤油漬けや塩漬けにしたなら1週間前後が保存期間の目安です。市販の商品は表示されている期限を守ってください。味付けが薄い場合は目安より早い段階で食べきるのが良いでしょう。

冷凍保存の場合

いくらを長期保存したいときは、冷凍庫にすぐ保存することをおすすめします。冷蔵庫と同じように食べる量だけジップロックやタッパーに小分けにして、空気をなるべく入れないようにして保存してください。しかし市販の商品はいくらを一度解凍したものを味付けしているので、再解凍すると風味が落ちてしまいます。

保存期間

冷凍した時の保存期間の目安は数か月前後です。一度冷凍してしまえば1年くらい保存する人もいますが、冷凍庫に入れておくと冷凍焼けや他の食材の臭いがうつることもあるので、はやめに食べきりましょう。

解凍方法

冷凍したいくらは冷蔵庫でゆっくり解凍してください。どうしても急ぐ場合は流水で解凍します。自然解凍でも問題ないですが、時期や時間帯によって気温が変化することを考慮して解凍しましょう。

いくらは賞味期限前に早めに食べ切ろう!

いくらは軍艦巻きや丼ぶり、おにぎりやちらし寿司など、ごはんのお供としても定番となっています。贈答品などでもらった時は賞味期限が記載されているので、必ずその期限を守って美味しく食べてください。

そしていくらの醤油漬けなどを作った場合は、腐る事が無い様に適切な保存方法で小分けにしましょう。いくらは割と足が速いので腐る事も珍しくありません。冷蔵庫で長い間保存してしまったときは、必ず臭いを最初に確認して食べられるかどうか自分で判断してください。

プチっとした食感でいくらの風味を壊さず美味しく食べるなら、出来るだけ早めに食べきることをおすすめします。ぜひ家族で美味しくいくらを食べてください!

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