「中々」はどんな焼酎?気になる味や定価におすすめの飲み方も!

中々という焼酎を知っていますか?中々は宮崎県の黒木本店が造る麦焼酎で、雑味がないクリアな味が特徴です。焼酎好きの方なら麦焼酎といえばプレミア焼酎・百年の孤独を思い浮かべると思いますが、実は中々と百年の孤独は同じ原酒からできているのです。今回は、麦焼酎の中々について徹底調査します。中々はどんな焼酎なのか?味わいや飲んだ人の口コミ、気になる定価や販売価格と購入方法などを調べました。また、おすすめの飲み方と、同じ原酒で造られる陶眠中々について解説します。

「中々」はどんな焼酎?気になる味や定価におすすめの飲み方も!のイメージ

目次

  1. 1中々は焼酎好きを魅了する麦焼酎
  2. 2焼酎中々のおすすめの飲み方
  3. 3「陶眠中々」もおすすめの麦焼酎5-8
  4. 4中々の麦焼酎をぜひ試してみて

中々は焼酎好きを魅了する麦焼酎

中々は宮崎県の黒木本店が造る麦焼酎で、百年の孤独とともに人気のある銘柄のひとつです。黒木本店では自社で運営する「甦る大地の会」で原料の大麦も自家栽培しており、そのほかの原料も全て地元のものを使っています。ここでは、中々がどのような原料で造られるのか紹介します。

中々の麦の原酒は九州農業試験場で開発育成されたニシノホシという二条大麦を使っています。仕込みや割り水に使われる水には、尾鈴山水脈より流れている小丸川の伏流水の地下水を使い、発酵に使う酵母は自家培養した純粋酵母を数種類使い分けます。

仕込みは昔ながらの木桶仕込みで行い、純粋酵母と木桶に生息している乳酸菌などの目に見えない微生物により独得の複雑な味の醪ができます。これを減圧蒸留という手法で蒸留することにより、雑味が消えクリアな味の中々ができあがります。

製造は宮崎県にある黒木本店

麦焼酎の中々を造っているのは、南九州に位置する宮崎県高鍋町にある老舗焼酎酒蔵の黒木本店です。黒木本店は明治18年創業の長い歴史を誇る焼酎酒造会社で、焼酎造り一筋にこだわり引き継がれてきた焼酎酒蔵です。

黒木本店では「焼酎造りは土地に根ざした伝統文化」「人の目、人の手が焼酎を造る」が理念で、原料の大麦作りを栽培から収穫までを全てを自分たちの手で行います。また、合理化と効率化が進んでも手間暇を惜しまず、すべての焼酎造りの工程に人の手が入り、伝統のある焼酎造りを続けています。

プレミア焼酎「百年の孤独」の原酒

焼酎好きの方なら一度は耳にしたことのあるプレミア焼酎「百年の孤独」も黒木本店が造った焼酎で、この百年の孤独の原酒中々です。

百年の孤独は中々の原酒を、ウイスキーと同じようにホワイトオークの樽で熟成させて造られます。この樽で3年から5年熟成されたものをブレンドしプレミア焼酎・百年の孤独として販売しています。

百年の孤独はウイスキーのように色は薄い琥珀色をしており、樫樽のなかで育まれるオークやシガーの香りが特徴です。麦の香ばしい風味も非常に強く、優しくも複雑な味わいを楽しむことができます。

プレミア焼酎・百年の孤独は、熟成された原酒をブレンドして造るため生産本数が少なく高価ですが、希少なこともあり非常に入手しにくい焼酎です。そのため百年の孤独と同じ原酒を使った中々が注目をされ、入手しやすいことから人気がでました。

雑味がないスッキリとした味

中々は雑味がないスッキリとした味です。麦焼酎はクセがなく飲みやすい味が特徴で人気がありますが、中々も麦本来の豊かな風味とクリアな味わいが特徴です。

口に含むとキャラメルのようなほんのり甘い穀物の香りが広がり、のどの奥へと流したあとも麦の風味が残ります。後味もスッキリとしており、香ばしく柔らかな余韻が堪能できます。

中々を飲んだ人の口コミ

中々を飲んだ人の口コミを紹介します。「クセがなく匂いもスッキリしていてとても飲みやすい焼酎でした」これは普段は芋焼酎を飲んでいる方の口コミで、芋のような独特な香りがなく飲みやすいという感想でした。

「飲んだ瞬間に、麦の香ばしい良い香りが鼻に抜け、もう一口、もう一口と飲み進めてしまいます」これは麦の甘みと香ばしさの余韻がたまらなく、しつこさのない香りでついつい飲み過ぎてしまうという口コミです。

「麦をローストされたような匂いです」この口コミは、穀物の香りがキャラメルの香りに似ていて、女性も楽しめそうな味わいという感想です。

中々の定価や購入方法

中々を造っている黒木本店では、オンラインショップがないので直接購入することができません。また、定価も掲示されていないため判りませんでした。

中々の定価は判りませんでしたが、ネットショップで取り扱われている価格を参考に紹介します。中々には容量720ml、900ml、1800mlの3種類が、それぞれ20度と25度が販売されています。定価が不明でネットショップ販売なので価格に開きがありますが購入するときの参考にしてください。

25度で720mlの場合1350円前後でプラス送料や1850円前後です。20度で900mlの場合1500円前後プラス送料が多く販売されています。20度で1800mlの場合2600円前後プラス送料が多く、25度で1800mlの場合2600円前後プラス送料や3300円前後で、20度と同じような価格帯で販売されています。

中々を購入する場合はネットショップがおすすめです。大手通販サイトや酒類を多く取り扱っている販売サイトで購入できます。また、中々と黒木本店で造っている他の焼酎とセットになったものも販売されており、色々と飲み比べできるのでおすすめです。

焼酎中々のおすすめの飲み方

では、味わい深い中々を飲んでみましょう。ここではストレートで飲む以外の中々のおすすめの飲み方を紹介します。

ロック

グラスにたっぷりの氷を入れて中々を注ぐと、スッキリとした軽い口当たり優しくキレのある味わいを楽しめる飲み方です。

ロックでの飲み方は、中々を注ぐと徐々に氷が溶け始め優しい口当たりになります。氷の冷却効果により中々が冷やされ、ほんのりとした甘みが際立ちスッキリとした後味と余韻を堪能できる飲み方です。

水割り

中々のアルコール度数にもよりますが、水割りだと飲みやすい強さに調整できるのでおすすめのです。もともと飲み口の柔らかな中々ですが、水割りで飲むことにより、さらにスッキリとした軽い味わいを楽しめる飲み方です。

お湯割りもおすすめで、飲みやすい強さに調整でき、お湯で温められると麦の香りと甘味が増し、さらに飲みやすくなります。

「陶眠中々」もおすすめの麦焼酎5-8

中々、プレミア焼酎・百年の孤独は同じ原酒から造られています。そのほかに黒木本店には、この原酒を使った陶眠中々という麦焼酎があります。ここでは、陶眠中々について紹介します。

中々との違い

陶眠中々も中々と同じ原酒で造られますが、中々との一番の違いは熟成期間にあります。陶眠中々は樽に貯蔵される前の原酒を割り水して、アルコール度数28%に仕上げた麦焼酎です。

中々の原酒を2年間熟成させた後、普通は瓶に詰められる焼酎を、陶眠中々は陶器に詰めています。名前の由来は、熟成させるために貯蔵しているものを冬眠と置き換え、漢字を陶眠に変えてつけたといわれています。

陶眠中々の味わいは、低温でじっくりと発酵させことにより、中々の特徴である口当たりの軽さに加え熟成させた深みのある風味が感じられます。麦の風味力強さを増し、甘さとコクがあり、しっかりと深みや重みを感じることができます。

陶眠中々の飲み方

陶眠中々のおすすめ飲み方は水割りです。陶眠中々はアルコール度数が28%ですので、ストレートで飲むには強い焼酎です。水割りは自分好みの強さに調整でき、滑らかな口当たりに変わります。また、麦の甘さと香ばしさ強く感じることができ、余韻が長く広がります。

お湯割りもおすすめで、麦の風味が甘くより強く楽しめ、深みのある味わいになります。口の中にカカオやコーヒーのようなほんのりビターな香りも感じつつ、優しい余韻がしっかり続く風味豊かな味わいを楽しめます。

中々の麦焼酎をぜひ試してみて

今回は、麦焼酎・中々について紹介しました。中々は宮崎県の黒木本店が造る麦焼酎で、麦焼酎の人気の火付け役となったプレミア焼酎・百年の孤独と同じ原酒を使って造られています。

特に黒木本店では焼酎の原料造りにこだわっており、大麦、仕込みや割り水に使う水、麹、酵母まで全て自社で行います。さらに昔ながらの木桶を使った伝統製法を守り、減圧蒸留という低い温度で蒸留することによりクリアな味の中々を造りだしています。

百年の孤独は手に入れることが困難な焼酎ですが、中々は比較的手に入りやすく、黒木本店のこだわりの焼酎造りが詰まった味わいを堪能できる一品です。リサーチ不足で定価は判りませんでしたが、ネットショップの定価価格を参考にして、ぜひ麦焼酎・中々を試してみてください。

Thumb麦焼酎の飲み方別おすすめ銘柄16選!初心者必見の麦焼酎と定番の割り方! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb麦焼酎おすすめランキング!人気の飲み方から銘柄の選び方まで紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb焼酎の度数は日本酒より強い?アルコール度数に20度と25度がある理由は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ