カルトッチョの意味と由来・語源！作り方やアクアパッツァとの違いなど

皆さんはイタリア料理のカルトッチョを知っていますか？カルトッチョとはイタリアの代表的な料理となっており、日本でも多くの人に愛されている料理となっています。

作り方が一見難しいと思う人も多いのですが、実はそこまで難しくありません。今回の記事ではカルトッチョの味や特徴はもちろん、カルトッチョの作り方や包み方、おすすめの食材についても紹介していきます。

また、同じイタリア料理としてアクアパッツァもありますが、カルトッチョとアクアパッツァの違いについても紹介していきます。

最初にカルトッチョについて紹介していきます。カルトッチョとはどんな料理なのか？カルトッチョの意味や名前の由来、魅力について見てみましょう。

カルトッチョとはイタリアの代表的な蒸し焼きオーブン料理となっています。カルトッチョは紙で食材を包みこんでオーブンで蒸し焼きにする調理法で、紙で包んで蒸し焼きにすることで食材の水分を保ったままふっくらと仕上げることができます。

焼き上がったカルトッチョの包み紙を開いた時にふわっと広がる香りを楽しみつつ、様々な野菜類や魚介を楽しむ料理となっています。

続いてはカルトッチョの意味と名前の由来について紹介していきます。カルトッチョとはイタリア語で紙包みのことを意味しています。最近ではアルミホイルなどを使い、包んで蒸し焼きにする料理もカルトッチョと呼ばれています。

カルトッチョ名前の由来はイタリア語のカルタから来ています。カルタとはイタリア語で紙のことを指しています。紙で包むからカルトッチョになったといわれています。

続いてはカルトッチョの魅力について紹介していきます。上記でも紹介したように、カルトッチョは紙で食材を包んで蒸し焼きにする料理となっており、食材の水分を保ったまま焼き上げることができるので、ふっくらと仕上げることができます。

また、カルトッチョはその芳醇な香りを楽しむのもおすすめです。紙で包んで蒸し焼きにしているので、紙を開いた時に広がる香りを楽しめるのも魅力の1つといえるでしょう。

カルトッチョの魅力について紹介してきましたが、続いてはカルトッチョに合うおすすめの食材について紹介していきます。

カルトッチョに使われている食材の定番は魚となっています。食材を紙で包んで仕上げることでふっくらとした食感にすることができるため、魚はタイやカサゴなどの白身魚がおすすめです。

白身魚を使うことでふっくらと仕上げた際にふわふわの魚肉と魚介の芳醇な香りを楽しむことができるので、家で作る際は白身魚を使って作ってみてはどうでしょうか？

メインとなる白身魚の他にカラフルな野菜を加えることでカルトッチョを豪華におしゃれにすることもできます。

おすすめの野菜はミニトマトやアスパラガス、パプリカなど、色が鮮やかな野菜がおすすめです。カラフルな野菜を加えるだけで一気に豪華なカルトッチョに仕上がるので記念日やお祝いの日に作ってみてはどうでしょうか？

また、贅沢をしたいディナーやおもてなしをする際には、豪華に貝やエビをプラスするのもおすすめです。貝はアサリなどがおすすめです。

通常では魚と野菜を使って作られているカルトッチョですが、贅沢をしたい場合は貝やエビを足すことで風味が増したり、見た目が豪華になったりするので、おもてなしをする際には貝などの食材をプラスしてみましょう。

メインは魚を使って作られることが多いカルトッチョですが、お肉を使って作ってもいいのでしょうか？結論からいうとお肉のカルトッチョもあります。

作り方は通常のカルトッチョと同じで、おすすめの肉はヒレ肉や仔羊肉などがおすすめです。カルトッチョで肉をオーブンで焼き上げることで、柔らかい肉に仕上げることができます。こちらもカラフルな野菜と一緒に蒸し焼きにするのがおすすめです。

カルトッチョにおすすめの食材について紹介してきましたが、続いてはカルトッチョの基本的な作り方について紹介していきます。

最初に紹介するのは、カルトッチョをする上で欠かせない包む紙について見てみましょう。カルトッチョの作り方はいろいろな食材を紙で包みオーブンレンジで仕上げる料理となっています。

食材を包む紙はどの家庭にもあるクッキングシートなどでもいいですが、ない場合はアルミホイルなどで代用しましょう。

次はカルトッチョの作り方の手順について紹介していきます。手間がかかりそう、大変そうというイメージが強い人も多いのですが、作り方の手順を覚えればそこまで手間や時間はかからずに作ることが可能です。

まずは用意した食材の下準備をしましょう。白身魚に塩を振り、使う際に水気を拭き取り2本の切れ目を入れておきます。野菜は食べやすい大きさに切っておきましょう。クッキングペーパーを広げ、上半分の中央に魚を置いて、周りに野菜を置いていきます。塩コショウやワイン、オリーブオイルをかけていきます。

クッキングペーパーを折り込んで包んでいきます。この際食材に合わせて小さくなるように折り込んでいきましょう。その後、紙包みをバットに乗せオーブンで蒸し焼きにしたら完成です。

カルトッチョを作る際に一番難しいと感じるポイントは食材の包み方ではないでしょうか？カルトッチョを美味しく仕上げるためにも食材の包み方は非常に大切です。続いては食材の包み方のポイントについて紹介していきます。

クッキングペーパーの上半分に食材を乗せたら、まず紙を半分に折ります。その後、紙の一端を折り込み、そこから斜めに斜めに折り込んでいくことできれいに丸い形にすることが可能です。

しっかりと食材を包み込むことで中に香りと水分を閉じ込めることができるので、カルトッチョを作る時は食材の包み方をしっかり把握しておきましょう。

最後にカルトッチョと同じイタリアの代表的な料理のアクアパッツァとの違いについて紹介していきます。アクアパッツァの特徴や味、アクアパッツァに合うおすすめの食材についても紹介していきます。

最初にアクアパッツァについて紹介していきます。アクアパッツァもカルトッチョと同様イタリアの代表的な料理の1つとなっています。

アクアパッツァのアクアは「水」、パッツァには「奇妙な、狂った、暴れる」といった意味があり、油に水を入れて料理をする時に水が跳ねることから来ているとされています。カルトッチョと同様白身魚や野菜を使うイメージですが、厳密に使用する食材に決まりはありません。

カルトッチョとアクアパッツァの1番の大きな違いは紙で包むか包まないかにあります。アクアパッツァの作り方はフライパンを使って白身魚や野菜などの食材を炒めて、火が通ったら白ワインを入れてアサリなどの貝類を入れ、蓋をして蒸したら完成です。

紙で包みオーブンで蒸し焼きにするカルトッチョとは違い、フライパン1つで簡単に作ることができるのもアクアパッツァの魅力となっています。

最後にアクアパッツァに合う食材について紹介していきます。上記でも紹介したようにアクアパッツァには厳密に決められた食材はありません。

しかし、メインとなる食材はカルトッチョと同様にタイやスズキといった白身魚がおすすめです。また、カルトッチョは切り身を使うのが基本ですが、アクアパッツァは頭や尻尾を丸ごと使うことで、出汁をよりたくさん出すことができ、美味しくなります。

他の食材としては魚介の旨味をさらに引き出すムール貝などの貝類や、彩もよくなるトマトなどのカラフルな野菜もおすすめです。

カルトッチョの意味や名前の由来、カルトッチョの作り方や食材の包み方について紹介してきましたが、どうだったでしょうか？

イタリア料理の代表のカルトッチョですが、アクアパッツァとは異なり、紙で包み焼きにすることで食材をふっくらと仕上げることができる調理法となっています。

作り方も簡単でクッキングペーパーに食材を並べて包み込んでオーブンで焼き上げるだけと家でも作ることができるので、ぜひ家で贅沢なディナーをしたい時に作ってみてはどうでしょうか？